名探偵コナン第1008話のネタバレと感想!復讐者(後編)

シーズン26

消えた容疑者の手掛かりが一向に掴めず捜査は難航していましたが、コナンくんは一体どのようにして真相を暴くのでしょうか?

事件を解く手掛かりは、容疑者・甲本が崖から落ちたところを見ていた夫婦の証言から得られるようです。

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1008話「復讐者(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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復讐者(前編)のおさらい

喫茶店を経営する春山淳平が刃物で惨殺され、投資コンサルタントの夏川洋二も同じ手口で殺害されました。

実は10年前、殺害された春山と夏川、そして不動産業経営者の秋葉都、金融業を営む冬木隆三郎の4人は甲本高士という人物から大金を騙し取ったことがあり、余命幾許もないと知った甲本が自分を騙した4人に復讐をしていたのです。

画像引用:江戸川コナン公式Twitter

そんな中、甲本は誤って崖から落ち、命を落としたものと思われたのですが、その2日後に秋葉が同じ手口で殺害されました。

秋葉の死亡推定時刻は昨夜11時頃で、遺体の傍に落ちていた「T.K」とイニシャルの入ったライターから甲本の指紋が検出されました。

つまり、甲本は崖から落ちながら生きていて、復讐殺人の続きを再開したということです。

甲本からの電話で10年前の復讐を果たすと殺人予告を受けた冬木は警察に助けを求めますが、この時、コナンはなぜ甲本が冬木にだけ電話をかけてきたのか疑問を抱きました。

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名探偵コナン第1008話のあらすじ

甲本が死亡!?

目暮警部たち警察は連続殺人を阻止するために全力で甲本の捜索を行いましたが、その翌日、甲本は郊外の造成地で遺体となって発見されました。

連絡を受けて米花警察署に駆けつけた小五郎とコナンは高木刑事から詳しい話を聞くことに。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

死因は頭部を強打したことによる脳挫傷で、他にも体中に打撲や骨折が多数見られ、かなり高い場所からの転落死と思われます。

そして死亡推定時刻は一昨日の昼と割り出されたのですが、これは四季川渓谷で甲本が転落したのと同じ時刻です。

となると、甲本は転落した際に死亡していたことになるのですが、なぜ離れた造成地で発見されたのでしょうか?

それに一昨日の昼に亡くなっていたのなら、昨夜11時に秋葉を殺害することは不可能です。

つまり、秋葉を殺害した犯人は甲本ではなく別の人物ということになります。

小五郎の推理

小五郎は、恨めしい4人への復讐を始めた甲本が途中で亡くなってしまい、その意思を受け継いだXが復讐を代行しているのではないかと推理しました。

Xは甲本自身による復讐として完結させるため、あえて同じ手口で秋葉を殺害して甲本の所持品を現場に残し、甲本を装って冬木に電話をかけました。

そして、甲本が転落した渓谷に同行していたXは、崖から転落して亡くなってしまった甲本の遺体を素早く回収し、発見されないように造成地に隠したのです。

ここで問題となるのは協力者Xと甲本の関係ですが、殺人という凶悪犯罪を代行していることから、Xは甲本に強い恩義を感じている者と考えられます。

目撃者の証言

その夜、探偵事務所にやってきた目暮警部と高木刑事は、冬木のもとにXから連絡が入り、命を奪わない代わりに金を寄越せと要求してきたことを小五郎に知らせました。

恩返しで甲本の意思を継いだはずのXが金を要求してきたことから、目暮警部は初めから金目的だったと考えているようです。

しかし小五郎は「金を払えば見逃してもらえる」と油断させて実は冬木を襲うつもりだと主張し、罠にかかったと思わせてXを捕らえてはどうかと提案しました。

そして翌日、コナンと小五郎は冬木の会社の事務所の前でXが現れるのを待っていました。

画像引用:江戸川コナン公式Twitter

おじさん、襲ってくるのを待ってるだけなんて名探偵っぽくないよね。

そう言って小五郎を挑発したコナンはXの手掛かりを得るため、四季川渓谷で甲本が転落する現場を目撃した上田夫妻の自宅を訪ねました。

上田夫妻は、崖から下を見た時には川で釣りをしている人がいたが、みんなで川まで下りていった時はその人も甲本もいなくなっていたと証言しました。

コナンが釣りをしていた人物の特徴を尋ねると、偶然通りかかった下田夫妻が「四季川総合病院で働いている乙坂さんだよ」と教えてくれました。

このあと、コナンは四季川総合病院に向かい、職員の乙坂仁一(おとさか じんいち)に直接話を聞くことにしました。

乙坂は甲本が転落した日は午後からの勤務だったため釣りに出掛けていたと説明しますが、人が落ちるところは見ていないと証言しました。

コナンは乙坂に「四季川渓谷に来て欲しい」と伝えて病院をあとにし、小五郎や目暮警部と合流して先に四季川渓谷へと向かったのですが──。

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名探偵コナン第1008話のネタバレ

四季川渓谷に乙坂が到着すると、コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

画像引用:江戸川公式Twitter

Xの正体

Xの正体は病院職員の乙坂仁一です。

3日前、乙坂が川で釣りをしていた時、いきなり目の前に甲本が落ちてきました。

大怪我をしていたがまだ息のあった甲本を乙坂は川から救い出し、救急車を呼ぶより自分の車で運ぶ方が早いと思い、勤めている四季川総合病院へと急いで向かいました。

その途中、甲本は4人への復讐殺人を重ねてきたことを語り、全うできなかった悔しさを残しながら息絶えました。

こうして甲本の復讐計画を知った乙坂は、それを利用して冬木から金を脅し取ることを思いつきました。

乙坂は甲本の遺体を埋めて隠し、3人目を殺害することによって恐怖におののいた冬木が確実に金を払うだろうという考えから秋葉を殺害し、甲本による復讐の一環に見せかけて冬木に脅しの電話を入れました。

しかし隠していた甲本の遺体が発見され、甲本になりすますことができなくなりました。そこで乙坂は復讐の代行者だと明かし、露骨な金の要求に出たというわけです。

証拠と動機

四季川渓谷から病院への途中にあるコンビニの防犯カメラの映像を確認したところ、乙坂は車を駐車場に停めて後部座席へ移り、10分以上も駐車していました。

甲本が崖から落ちたのは昼頃で、午後から勤務がある乙坂には造成地に行ってから病院に出勤するのは時間的に不可能です。

つまり、隠しに行ったのは勤務を終えてからで、出勤した時は甲本の遺体は車に積んだままだったということです。

車内で甲本の毛髪や血痕が見つかれば死体遺棄を立証することができると聞き、言い逃れができないと観念した乙坂は罪を認めました。

そして動機は復讐の代行などではなく、借金を返済するために金が必要だったからでした。

エピローグ

日が暮れかかった頃、四季川渓谷の駐車場で目を覚ました小五郎は、

乙坂なんとかって誰だ?知らねェのにそいつが犯人だと見抜くとは、もはや・・。

と言って壊れたように大笑いし、コナンもそれに合わせてケラケラ笑うのでした。

名探偵コナン第1008話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第1008話
事件ファイル名 復讐者(後編)
放送日 2021年6月12日(土)
OPテーマ ZEROからハジメテ(倉木麻衣)
EDテーマ Reboot(宮川愛李)
BACK 第1007話「復讐者(前編)」
NEXT 第1009話「落とし物は事件のにおい」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
春山 淳平 37歳。喫茶店経営者
夏川 洋二 40歳。投資コンサルタント
秋葉 都 42歳。不動産業経営者
冬木 隆三郎
CV:五島慎
40歳。金融業経営者
甲本 高士
CV:今村直樹
40歳。
上田(夫)
CV:蓮池龍三
四季川渓谷に来ていた観光客
上田(妻)
CV:河村梨恵
四季川渓谷に来ていた観光客
下田(夫)
CV:高桑満
四季川渓谷に来ていた観光客
下田(妻)
CV:平ますみ
四季川渓谷に来ていた観光客
乙坂 仁一
CV:志村貴博
25歳。病院職員

名探偵コナン第1008話の感想

犯人の行いを推奨するわけではありませんが、今回の被害者には同情する気になりませんでした。

復讐はよくないことですが、そもそも悪いことをしなければ復讐なんてされなかったわけですし・・。

それにしても、今回は「容疑者X」がいることを見事的中させた小五郎はお手柄ですね!めずらしく。

犯人の名前もわからず事件を解決してしまったことで小五郎は壊れてしまいましたが、それにつっこみを入れないコナンくんももう壊れてきてる?(笑)

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第1008話「復讐者(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も来てくださいね!

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