名探偵コナン第1028話のネタバレと感想!ケーキを愛する女のバラード

シーズン26少年探偵団, カオス回

杯戸町のはずれにある洋館へ探検に出かけた元太、光彦、歩美は、散乱する瓦礫の下で人の右手を発見!?

ポタポタと落ちている血痕をたどっていくと、その先には有名洋菓子店があったのですが、社長が殺害されるという事件が発生。

さて、コナンたち少年探偵団はどのようにして事件を解決するのでしょうか。楽しみですね!

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1023話「ケーキを愛する女のバラード」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第1023話のあらすじ

瓦礫の中に手が!?

元太、光彦、歩美は「洋菓子のパラダイス」の新工場建設予定地となっている古びた洋館の中を探検していました。

できあがった工場でどんなケーキが作られるのか、そんな話をしながら進んでいると、破壊されたコンクリートの瓦礫の中から右手が出ていることに気づきました。

その直後、手がピクリと動いたため、3人は悲鳴をあげてそのまま気を失ってしまいました。

画像引用:江戸川コナン公式Twitter

手の主を追いかけて

しばらくして、元太たちを捜していたコナンが洋館に到着。

コナンはコンクリートの瓦礫の前で気絶している3人を起こし、何があったか詳しく話を聞くことに。

「瓦礫の下から出ていた手が突然動き出して、赤い服を着た女の人が中から出てきた」と説明を受けたコナンは周囲を確認し、地面に付着した血痕が出口の方へと続いていることに気づきました。

コナンたちがその血痕をたどって「洋菓子のパラダイス」の店舗にやってくると、店内では赤いコートを着た女性がケーキを食べていました。

この時、コナンは一週間前と同じ女の人が、同じ席で、同じケーキを食べていることに気づきました。

彼女の服には洋館の瓦礫と同じ色の汚れがついていて、タイツの足首部分には血が滲んでいます。

以上のことから、洋館のコンクリートの下敷きになっていたのはこの女性だと考えられるのですが・・。

事件発生

コナンたちがしばらく様子をうかがっていると、どうやら女性は怒っているらしく、ぷんぷんした態度で店を出て「洋菓子のパラダイス」の本社工場に入って行きました。

女性を追ってきたコナンたちは入り口でガードマンに止められてしまったので、コナンの提案で勝手口からこっそり中に入ることにしました。

画像引用:江戸川コナン公式Twitter

──が、その直後、女性の悲鳴が響き渡りました。

この時、工場の裏手にある社長室では、「洋菓子のパラダイス」の社長・小川明(おがわ あきら)があんこにまみれて亡くなっていました。

今回の事件の凶器はあんこのようです。まさか、あまーくて美味しいあんこが凶器になるとは・・。

捜査開始

しばらくして、目暮警部や高木刑事たち警察が到着したので、コナンたち少年探偵団も社長室に向かいました。

警察の調べで、被害者はシンクに溜めたあんこに頭を押しつけられたことによる窒息死と判明。

保護者としてコナンたちを迎えに来た小五郎の話によると、被害者は洋菓子工場の社長でありながら、最近は和菓子作りに凝っていたそうです。

第一発見者は被害者の弟で副社長の小川浩(おがわ ひろし)と、社長秘書の伊東弥生(いとう やよい)です。

死亡推定時刻が昼の12時頃ということを踏まえて2人に話を聞いてみると、弥生と浩は以下のように証言しました。

弥生
社長と駆け落ちするために新工場建設予定の洋館で待ち合わせをしていたが、社長は現れず、自棄になって暴れたためにコンクリートが崩れ、少年探偵団の声が聞こえるまで瓦礫の下敷きになっていた。

マンションに帰って、妻と一緒に昨日の残りのスキヤキで牛丼を食べていた。

このあと、駆けつけた浩の妻・小川花子(おがわ はなこ)は、「正午は浩と牛丼を食べていた」と証言し、浩と自分のアリバイを証明しました。

しかし、2人の様子に違和感を覚えたコナンは、浩と花子が互いに互いを犯人だと思い、ウソの証言をして守り合っていると推理。

実は、浩が最初に現場に入った時、遺体の傍に花子のハンカチが置いてありました。

てっきり花子が犯人だと思い込んだ浩は、ハンカチをこっそり持ち出し、すぐに花子に電話をかけて2人の話を一致させてアリバイを作ろうとしたのです。

そして、浩がアリバイを作ろうとしていることに気づいた花子は浩が犯人だと思い込み、浩を守るために口裏を合わせることにしたというわけです。

少年探偵団、出動!

大変な事件が起きてしまったということで、元太、光彦、歩美は監視役としてコナンを現場に残し、聞き込み調査に出かけることにしました。

その結果、明は「洋菓子のパラダイス」で新しく和菓子を作って売ろうとしていたのですが、浩と花子の猛反対により、対立していたことが明らかになりました。

そして最近、明は対立していた浩と花子を説得して、洋館に和菓子工場を建てる計画をしていたそうです。

つまり、初めは和菓子作りに反対していた副社長夫婦ですが、明の要望を聞き入れ、賛成するに至ったというわけですね~。

それから、弥生は先ほど「少年探偵団の驚く声で目が覚めた」と言っていましたが、元太たちはそれが逆だということに気づきました。

確かにあの時、元太たちは驚いた声を出しました。しかし、それは弥生が突然瓦礫の中からむくりと起き上がったからです。

それを聞いたコナンはあることに気づき、元太たちからさらに詳しく話を聞いて事件の真相を見破りました。

そして、元太たちと協力して事件を解決することにし、浩が1人になったところで「奥さんは犯人じゃないよ」と伝えて協力を求めました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

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名探偵コナン第1023話のネタバレ

次のターゲットは副社長夫妻

このあと、浩、花子、弥生は今後のことを話し合うため、副社長室に集まりました。

そこで弥生は二人分のケーキとお茶を用意すると、先方に連絡することがあると言って部屋を出て行きました。

しばらくして弥生は副社長室に戻り、テーブルに突っ伏した状態でピクリとも動かない浩と花子を見て、ニヤリと笑みを浮かべました。

もう犯人が誰かわかりましたね。副社長夫妻は殺害されてしまったのでしょうか。

眠りの小五郎の推理ショー

このあと、弥生はケーキ作りを見学していた少年探偵団のもとへ向かい、犯行時刻に廃墟でコンクリートの下敷きになっていたというアリバイを証明してくれたお礼を伝えました。

そこで光彦と歩美は、弥生がアリバイを作るために自分たち少年探偵団を利用したと指摘します。

そこにコナンと小五郎が現れると、コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めることにしました。

小五郎
この事件は、ケーキを愛する女の悲しいバラードです。

弥生
ケーキを愛する女の悲しいバラード?何言ってんの、このオヤジ。大体このオヤジどっから声出してんの?

弥生さんのこのセリフ「どっから声出してんの?」には思わず笑ってしまいました(笑)

事件の真相

一週間前、弥生は杯戸町の「洋菓子のパラダイス」のケーキ店で、少年探偵団の洋館を探検する計画を知りました。

そして今日の午前中、弥生は例の洋館に行き、長い糸とベニヤ板を使い、瓦礫が自動的に崩れてくる仕掛けをセットしました。(仕掛けの痕跡はコナンが廃墟で見つけています)

洋館から洋菓子のパラダイスの間の道には、少年探偵団が追跡してこられるようにあらかじめ血痕を作っておき、会社に戻ってタイミングを見て花子に話しかけ、洋館に向かうように仕向けました。

こうして赤い外車で洋館に向かった花子は、糸の仕掛けに引っ掛かって瓦礫の下敷きになりました。

そこにやってきた少年探偵団の笑い声で目を覚ますと、彼らには気づかず、恐怖のあまり慌ててその場を去りました。(その時間に坂を下っていく赤い外車をコナンが目撃しています)

そのまま事件発生まで会社に戻らなかったことを考えると、花子は一度帰宅し、シャワーを浴びていたと思われます。

その頃、弥生は何食わぬ顔で社長室に向かい、隙を突いて明を殺害し、あらかじめ盗んでおいた花子のハンカチを残してその場を去りました。

そして、弥生は花子と似た服を着て、足首を血で滲ませて、ケーキを食べながら少年探偵団が追跡してくるのを待ちました。

こうして少年探偵団はケーキを愛する悲しい女のアリバイ作りに利用されたというわけです。

さらに、互いに互いを犯人だと思っている副社長夫婦のウソの証言により、弥生のアリバイは完全に成立しました。

証拠と動機

今回の事件に証拠は何もありません。しかし、副社長夫婦の証言があるとすれば話は別です。

弥生は副社長夫婦に毒を盛り、殺害して口を封じようとしました。

しかし、コナンから事情を聞き、浩と花子はケーキを食べずに毒でやられたフリをしていただけだったので、彼らの証言が決定的な証拠となりました。

小五郎
こうしてケーキを愛する女のバラードは、愛するケーキに裏切られ、終わった。

動機は、弥生の愛する洋菓子のパラダイスで和菓子を作ると言い出した社長のことが許せなかったからでした。

副社長夫妻を殺害しようとしたのは、初めは反対していたのに、最終的に社長の提案を受け入れたからです。

弥生
私の憧れた洋菓子のパラダイスは、文字通りの洋菓子のパラダイスでならなければならなかったのよ!!

そう動機を話す弥生の目の前には目暮警部や少年探偵団がいるのですが、彼女にはすべてケーキにしか見えない様子・・。どんだけ洋菓子好きなの(笑)

ちなみに、目暮警部はマリトッツォ。高木刑事はシュークリーム。コナンはショートケーキ。歩美はチョコレートケーキ。小五郎はアップルパイ。光彦はチーズケーキ。元太はモンブランになっていました。

エピローグ

その後、古びた洋館はケーキ工場ではなく、和菓子工場が建設されることになりました。

崩されていく洋館を見て、元太、光彦、歩美、コナンはそれぞれ和菓子の名前を言い合いました。

大福、どらやき、きんつば、甘納豆、芋ようかん、水ようかん、蒸しようかん。

さよなら、ようかん(洋館)。

名探偵コナン第1023話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第1023話
事件ファイル名 ケーキを愛する女のバラード
放送日 2021年11月27日(土)
OPテーマ YURA YURA(WANDS)
EDテーマ ベロニカ(倉木麻衣)
BACK 第1027話「カーテンの向こう側」
NEXT 第1029話「警察学校編 Wild Police Story CASE.松田陣平」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人
小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一員。ムードメーカー
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
小川 明 35歳。「洋菓子のパラダイス」社長
小川 浩
CV:花輪英司
29歳。「洋菓子のパラダイス」副社長
小川 花子
CV:藤井ゆきよ
28歳。浩の妻
伊東 弥生
CV:日笠陽子
31歳。社長秘書

名探偵コナン第1023話の感想

今回の事件はカオス回と噂されていましたが、確かにいろいろぶっ飛んでいましたね~。

被害者はあんこにまみれて死亡するし、小五郎は眠っているはずなのに犯人とワルツ踊りながら推理していたし、犯人はみんなの顔が洋菓子に見えてしまうという禁断症状が出てしまうし。

久しぶりのコメディ回で、つっこみどころ満載で楽しかったし、ケーキ食べたくなりました。

次回は警察学校編ということで、かなりの温度差がありそうですね(笑)

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第1023話「ケーキを愛する女のバラード」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も来てくださいね!

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