名探偵コナン第315話のネタバレと感想!陽のあたる場所

シーズン8

小五郎の飲み仲間で日本画家の老人がスランプに陥り、その焦りから神聖なる竹林で自殺を図った!?

自殺ではなく他殺を疑うコナンは調査を始めますが、関係者はみんなアリバイがあって犯行は不可能。

となると、やはり老人は自殺なのでしょうか?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第315話「陽のあたる場所」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第315話のあらすじ

神聖な場所

小五郎には日本画家の早河静山(はやかわ せいざん)という飲み仲間がいるのですが、ある日、その静山の弟子である黒木次郎(くろき じろう)から電話がかかってきました。

黒木の話によると、70歳になった静山は高齢のため創作のイメージが湧かず、その焦りから指が震えるようになり、アトリエで自殺未遂を図るまでに至ったそうです。

それを聞いた小五郎は静山を励ますため、翌日、コナンと蘭を連れて静山の別荘を訪ねました。

そこで合流した黒木とともに静山がいる竹林に向かうと、静山は竹林をスケッチしていました。

小五郎の顔を見た静山は顔をほころばせ、その穏やかな様子から自殺を考えているようには思えないのですが、黒木曰く、情けない姿を見せまいと芝居をしているそうです。

その時、ウグイスが「ケッキョ、ケッキョ」と鳴きました。これはウグイスが警戒して鳴く谷渡りだと説明した静山は、

この竹林はウグイスにとって侵してはならない神聖な場所だ。

と言って、小五郎たちを連れて早々に退散することにしました。

スランプは本当だった

別荘に戻ると、静山は庭の掃除をしていた家政婦の山本典子(やまもと のりこ)に、客人に美味いものを頼むと伝えました。

そこに典子の息子・健一が絵を見せにやってくると、静山は態度を一変させて「子供は絶対にここに連れてくるなと言ってあるはずだ!」と激昂します。

典子はいつも健一の面倒を見てくれている母が熱を出してしまったので今日だけ許して欲しいと頼みますが、静山は「帰れ」と冷たく言い放つと、足早に家の中に入って行ってしまいました。

その夜、コナンたちは夕食をご馳走になり、客間に飾ってある美しい絵に見入っていると、静山は「最近描き上げた富士山です」と説明します。

コナンはこのように立派な絵を描く静山の弟子である黒木がどのような絵を描くのか気になって質問すると、黒木は白黒を基本とする静山の絵とは違ってカラフルな彩色画を描いていると答えました。

そこで小五郎は静山が審査員を務めるコンクールに応募してみてはどうかと黒木に提案します。すると静山は「黒木の技量はコンテスト応募以前です」と冷たく言い放ちました。

重苦しい雰囲気の中、小五郎は静山が本当にスランプに陥っているのか確かめるため、蘭をスケッチして欲しいと頼みます。

静山はペンを持って描き始めたのですが、手が震え出すとスケッチをぐちゃぐちゃにして顔を伏せてしまいました。

どうやら静山がスランプに陥っているのは確かなようです。

気分を変えるため、黒木は明日、釣りに行こうと静山を誘います。しかし静山は乗り気になれないらしく、先に休むと言って客間を出て行ってしまいました。

事件発生

翌朝、コナンたちが竹林で黒木を待っていると、ウグイスの谷渡りの鳴き声が聞こえました。

そこに典子が現れ、これから病院に行くと言って足早に去って行きました。

しばらくして黒木がやってきたのですが、静山がまだ起きてこないらしく、先に行っていて欲しいと言われたコナンたちは一先ず港に向かうことに。

しかし、そのあと港に姿を見せたのは黒木だけで、静山は家でのんびりしたいと言って不参加を決めたようです。

黒木は通話中の携帯を小五郎の耳に当て、「すまんが今日は遠慮させてもらうよ」という静山の声を小五郎に聞かせると、静山に挨拶を済ませて電話を切りました。

こうしてコナンたちは黒木とともに船に乗って釣りに出掛けました。

ところが午後1時、黒木の携帯に典子から連絡が入り「静山が書置きを残して居なくなった」と知らされました。

コナンたちは急ぎ港に戻りますが、別荘に向かう途中の竹林で静山の遺体が発見され、すでに警察が現場検証を行っていました。

静山は竹にロープを結んで岩から飛び降りて首を吊ったと思われ、死亡推定時刻は11時から13時の間と判断されたのですが、コナンは周りの竹が切り倒されていることに違和感を覚え、他殺の可能性もあると考えました。

しかし、黒木には朝からコナンたちと釣りに出掛けていたというアリバイがあり、典子も11時に母親の付き添いで市民病院にいたことが確認されています。

となると、やはり静山は自殺なのでしょうか?

画像引用:名探偵コナン公式サイト

このあと、静山のアトリエにやってきたコナンは、昨日の夕食後に静山が描いたと思われる蘭のスケッチを何枚も発見しました。

さらに、タケノコの成長が記録されている「筍日記」を読んで事件の真相を突き止めました。

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名探偵コナン第315話のネタバレ

コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

犯人はこの人!

犯人は弟子の黒木次郎です。

証拠はのこぎりで竹を切った時のおが屑が黒木の足袋についていたことでした。

犯行の動機

動機は自分の絵を静山の名ではなく自分の名前で、陽のあたる場所に出したかったからでした。

実は、ここ数年の静山の作品はすべて黒木が描いていました。

昨日、静山は富士山の絵を「最近描き上げた」と言っていましたが、これも黒木が描き上げたものです。

黒木は明日締切のコンテストに応募する絵を用意していたのですが、静山にとって黒木が一本立ちすることなどとんでもない話で、許すはずがありませんでした。

そのため、黒木は静山がスランプだとウソをついて小五郎を呼び出し、自殺しても不思議ではないと信じ込ませ、静山を自殺に見せかけて殺害したのです。

トリック

港で黒木と合流した時、小五郎は静山と電話で話しましたが、これはあらかじめ静山の声を録音し、編集したテープを留守電にセットしておくだけで簡単に聞かせることができます。

そして、黒木には小五郎たちと一緒に海の上にいたというアリバイがありますが、急速に成長するタケノコを利用すれば、現場にいなくても静山を殺害することは可能です。

筍日記に書かれていたのですが、タケノコは今朝のように雨が降ったあと晴れ上がり、気温が上昇すると一気に伸びるそうです。

つまり、黒木はこれを利用して静山を自殺に見せかけて殺害したということです。

黒木は今朝早くに睡眠薬で眠らせた静山を竹林に運びました。今朝、コナンたちが聞いたウグイスの谷渡りは黒木を警戒してのものだったのです。

そして、黒木は選んでおいた筍の前に静山を座らせ、首にロープを巻き、静山の周りの竹を切り倒しました。

竹を切り倒したのは、ロープを結んだタケノコに太陽の光がたっぷり当たるようにするためです。

太陽の光を浴びたタケノコはぐんぐん伸び、ついには静山を吊り上げました。

こうして黒木が釣りをしている間に静山は亡くなったというわけです。

エピローグ

数日後、探偵事務所では小五郎が蘭をスケッチしていました。

まるで子供の落書きのような絵を見てガッカリする蘭に、小五郎は「シュールレアリスムだ」と説明します。

しかし、納得できない蘭はぶつぶつ文句を言い始め、小五郎も負けじと言い返します。

コナンは2人の口論を止める気にもなれず、ただただ呆れるのでした。

名探偵コナン第315話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第315話
事件ファイル名 陽のあたる場所
放送日 2003年4月14日(月)
OPテーマ 風のららら(倉木麻衣)
EDテーマ 明日を夢見て(ZARD)
BACK 第314話「壊れた柵の展望台」
NEXT 第316話「汚れた仮面ヒーロー(前編)」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
早河 静山
CV:依田英助
70歳。日本画家
黒木 次郎
CV:田中一成
28歳。静山の弟子
山本 典子
CV:神代知衣
35歳。早河家の家政婦
山本 健一
CV:嶋方淳子
典子の息子
大松巡査長
CV:岡和男

名探偵コナン第315話の感想

一人立ちを許してくれない師匠を推奨するわけではありませんが、これまで育ててくれた恩師を殺害してしまうとは、なんて悲しい事件なんでしょう。

しかし、足袋に竹のおが屑がついているのに気づかない犯人のドジっぷりには笑ってしまいました(笑)

今回のお話でタケノコのすごさを知りましたが、3日で人間の身長を追い越す植物なんてタケノコ以外にあるんでしょうか。

雨のあとの晴れた日は一気に伸びるそうですが、そんなに急成長するなら1日中観察しても飽きないかもしれませんね。

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第315話「陽のあたる場所」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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