名探偵コナン第271話のネタバレと感想！隠して急いで省略（前編）

シーズン7

コナン、蘭、園子、ジョディがビル内の喫茶店でお茶を飲んでいると、店の前のエスカレーターで殺人事件が発生！

犯人の手掛かりは被害者が残した「□〇×△」という記号のダイイングメッセージだけなのですが、一体これらの記号は何を意味しているのでしょうか？

それでは、アニメ「名探偵コナン」第271話「隠して急いで省略（前編）」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第271話のあらすじ

キュートなマーク

英語の授業中、蘭は黒いニット帽の男のことを考えてぼーっとしていました。

前に会っているはずなのにどこで会ったか思い出せず、考えれば考えるほど新一が遊園地で姿を消した時のような胸騒ぎを感じていました。

その時、蘭の目の前に現れたジョディは蘭が上の空で話を聞いていないことを見抜いた上で、黒板に書いた「×」の意味を答えるように命じます。

バツ印？あ、いえ、エックスかな？

蘭がそう答えるとクラス中でどっと笑いがおこり、隣の席の園子は大きなため息をつきました。

そうこうしているうちに授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響き、ジョディは「レディなら知ってて損しないキュートなマークで～す」と蘭に伝え、教室を出て行きました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

事件発生

蘭はあれからずっと「×」の意味について考えていたのですが答えが出ず、帰り道、思い切ってコナンに相談してみることに。

無理無理、こんなガキんちょに聞いたってわかりゃしないわよ。

そう園子に言われてムッとするコナンですが、母親の有希子からの手紙に「新ちゃんへ×××」と書かれていたことを思い出すも、その意味まではわかりませんでした。

その時、コナンたちは偶然通りかかったジョディに声を掛けられ、みんなでビル内の喫茶店に入ることに。

そこでジョディは帝丹高校の女子生徒が通学途中の電車やバスの中でチカンに遭っていることを打ち明け、蘭と園子にも注意を促します。

この時、後ろの席では来生範久（きすぎのりひさ）という男が誰かと電話で話していて、何やら物騒な会話にコナンは嫌な予感を覚えました。

その直後、突然停電になり、すぐに復旧したかと思えば女性の悲鳴がビル内に響き渡りました。

喫茶店のすぐ前のエスカレーターに人だかりができていて、コナンが駆けつけてみると上りのエスカレーターの降り口で男が封筒を抱えながら血まみれの状態で蹲っていました。

ジョディが警察と救急車の手配をするように蘭と園子に指示している間、コナンは男が抱えている封筒に血で「〇×△」と書かれていることに気づきました。

名探偵コナン第271話のネタバレ

捜査開始

このあと、目暮警部や高木刑事たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

包丁で腹を刺されて殺害されたのは中条勝則（ちゅうじょうかつのり）で、所持していた名刺から興信所の所長であることが判明しました。

そして、停電していた時間は15秒足らずで、ビルの管理業者が電気系統の点検中にミスしたことが原因だということもわかりました。

となると、犯人は偶然できた闇に乗じて中条を刺して逃げ、中条は息絶える前に「〇×△」のダイイングメッセージを残したことになります。

鑑識が中条の携帯の着信履歴を確認したところ、事件が起きた頃に来生と通話していたことが明らかになり、目暮警部は来生に事情聴取を行うことにしました。

来生は、このビルの8階から12階にある商事会社で総務部長を務めていて、横領事件の調査を中条に依頼していたことを打ち明けました。

そして、犯人を突き止めたと中条から連絡があったので、社内で会うのを避けて待ち合わせ場所を喫茶店にしたのですが、約束の時間になっても中条が現れないので電話をかけたそうです。

中条が抱えていた封筒が空になっていることから、高木刑事は横領犯と殺人犯が同一人物の可能性が高いと推理します。

来生は中条から中間報告として疑わしい社員をリストアップした書類を渡されていたのですが、そこには58人の名前がずらりと並んでいて、この中から犯人を特定するのはかなり困難と思われます。

手掛かりは今のところ「〇×△」のみで、一体このダイイングメッセージは何を意味しているのでしょうか？

新たな記号

目撃者の証言によると、エスカレーターの前でコートを着た人物が中条と封筒を取り合っている最中に停電し、灯りがついたら中条だけエスカレーターのところに移動して蹲っていて、コートを着た人物が中条に駆け寄り封筒から書類を抜き取って上の方へ逃げて行ったといいます。

となると、中条が封筒に「〇×△」と書いたのはエスカレーターの乗り口あたりということになります。

つまり、中条は犯人に盗られまいと封筒を抱え込んだが横領の書類は抜き取られてしまい、そのまま息絶えてエスカレーターで降り口まで運ばれたということです。

先ほどからダイイングメッセージについて考えていた蘭は、ジョディが授業で言っていた「×」なのではないかと指摘します。

すると園子とジョディは「絶対にない」と言って大笑いし、高木刑事は照れながら「女性が手紙の最後に書くアレですよね」と発言。

蘭が自分だけ仲間外れにされているような気がしてしょんぼりすると、その直後、コナンは封筒の端にも血文字が書いてあった形跡があることに気づきました。

コナンの指示で問題のエスカレーターを動かしてみると、踏板に血で「□」と書かれていました。

この「□」が封筒の端の血の跡とピッタリ一致することから、中条はダイイングメッセージとして「□〇×△」と残していたことがわかりました。

しかし、これらの記号が何を意味するのかさっぱりわかりません。

このあと、犯人が身につけていたと思われるコート、手袋、帽子があまり利用されていない5階のトイレで発見されました。

千葉刑事が容疑者58人のアリバイを確認したところ、犯行当時、仮眠をとったり一人で食事に出ていた社員が多く、確実にアリバイが証明できるのは27人だけでした。

残るは31人となったのですが、この中から犯人を見つけるのは唯一の手掛かりである「□〇×△」というダイイングメッセージを解読するしか方法はなく、目暮警部たちは頭を抱えたのですが──。

第272話「隠して急いで省略（後編）」に続きます！

名探偵コナン第271話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第271話
事件ファイル名	隠して急いで省略（前編）
放送日	2002年3月11日（月）
OPテーマ	I can’t stop my love for you（愛内里菜）
EDテーマ	夢みたあとで（GARNET CROW）
BACK	第270話「犯罪の忘れ形見（後編）」
NEXT	第272話「隠して急いで省略（後編）」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
毛利　蘭 CV：山崎和佳奈	新一（コナン）の幼馴染み
鈴木　園子 CV：松井菜桜子	蘭の親友。鈴木財閥のお嬢様
ジョディ・サンテミリオン CV：一城みゆ希	帝丹高校の英語教師
目暮　十三 CV：茶風林	警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木　渉 CV：高木渉	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
千葉　和伸 CV：千葉一伸	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
来生　範久 CV：藤城裕士	50歳。商事会社総務部長
中条　勝則 CV：仲野裕	43歳。興信所所長
鑑識 CV：：稲田徹
女性 CV：宮下富三子