名探偵コナン第1010話のネタバレと感想！笑顔を消したアイドル

シーズン26カオス回

毛利探偵事務所にやってきた巡査から推理の依頼をされた小五郎。

人気アイドルに似た女性が食い逃げ事件を起こしたそうなのですが、本当にアイドルが犯人なのでしょうか。

そして、小五郎は巡査が納得できる推理を披露することができるのでしょうか。

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1010話「笑顔を消したアイドル」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第1010話のあらすじ

巡査の依頼

毛利探偵事務所で小五郎がビールを片手に鼻歌を歌い、ソファーでコナンが居眠りをしていると、今日から米花町4丁目の交番勤務になったという巡査・山里太志（やまさとふとし）がやってきました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

山里は小五郎に推理して欲しいと依頼し、さっそく事件の詳細を話し始めました。

3カ月前、山里が勤務していた杯戸町の交番にラーメン店で食い逃げ事件が発生したと通報があり、山里はすぐに店に駆けつけました。

すると、通報した10分後に食い逃げした金髪の女が姉に付き添われて謝りに来たとのことで、あっさり事件は解決しました。

そして今日、米花町の交番にファミレスで食い逃げ事件が発生したと通報があり、山里はすぐに店に駆けつけました。

すると、到着するほんの数秒前に食い逃げした金髪の娘が母親に付き添われて謝りに来たとのことで、またまたあっさりと事件は解決してしまいました。

3カ月前も今日も同じような事件なのですが、唯一違うことは、ファミレスのホールスタッフが「食い逃げした女と謝りに来た女は全然別人のような気がする」と主張し、店でパフェを食べた女はアイドルグループ「DDPP」の加倉井加代子（かくらいかよこ）にそっくりだったと証言したことです。

この加倉井加代子というアイドルは「DDPP」の中で爆発的に人気が出て、握手会では加代子の前にだけ行列ができるそうです。

しかし、そのせいで他のメンバーからよく思われておらず、プレゼントの量を妬まれ足を引っかけられたり、みんなから無視されたり、化粧室でたわしを投げつけられたりと、イジメを受けていました。

そしてこれらの一連の出来事で加代子の表情から笑顔が消え、救急車で緊急搬送されるに至りました。

山里の推理

現在、加代子は芸能活動を休止して地方の病院で静養してますが、病院を抜け出してファミレスで食い逃げ事件を起こすことは可能です。

それに、杯戸町のラーメン店で食い逃げ事件が発生したのは加代子が病院に搬送された日の夜です。

山里は米花町のファミレスのホールスタッフの証言を聞き、ラーメン店で食い逃げした金髪にサングラスの女も加代子だったのではないかと推理しました。

以上のように自分の推理を披露し終えた山里は小五郎が眠っていることに気づき、眠りの小五郎の推理ショーが見られると期待に胸をふくらませました。

画像引用：江戸川コナン公式Twitter

しかし、小五郎はビールを飲みすぎて居眠りしているだけで推理する気はゼロ。実際のところ、山里の話などほとんど聞いていませんでした（笑）

蘭の証言

このあと蘭が帰宅し、「さっき米花公園で加倉井加代子を見た」と発言したことで、コナンと山里は声をあげて驚きました。

蘭は学校から帰ってくる途中、園子と世良と一緒に米花公園を歩いていると、映画のロケをするみたいだったので誰が出るのか気になり、周りを探してみるといかにも付き人という感じの女性が前に立っているボックス車を発見しました。

その付き人の目を盗んでこっそり裏に回り込み車内を覗いてみると、加倉井加代子が笑顔の練習をしていて、女性マネージャーに叱られて泣いていました。

その話を聞いた山里は「マネージャの年齢は？付き人の年齢は？」としつこく蘭に追求します。

そして、マネージャーが40歳、付き人が20歳だと答えを聞いた山里はがっくりと肩を下げて落ち込み、蘭は「山里＝変な人」と感じて足早に事務所を出て自宅に行ってしまいました。

山里が落ち込んだ理由は食い逃げした犯人が加代子で、その事実を隠すために女性マネージャーが母親に、付き人の女性が娘に変装して代金を払いに行ったのではないかと考えたからです。

頼みの綱の蘭がいなくなったことで山里の相手をできるのは居眠り中の小五郎とコナンだけとなったのですが、コナンは推理をするほどのことでもないと感じ、このまま成り行きを見守ることにしました。

名探偵コナン第1010話のネタバレ

それからしばらく、コナンは小五郎の足元に隠れながら蝶ネクタイ型変声機を使って山里を適当にあしらっていたのですが、山里からしつこく「ご推理を～！」と頼まれ、仕方なく眠りの小五郎の推理ショーを披露することにしました。

画像引用：江戸川コナン公式Twitter

食い逃げ事件の真相

先ほど山里は、心を病んだ加代子がプレッシャーに耐え兼ね、金髪にサングラスの女に変装して撮影現場を抜け出してファミレスに向かい、パフェを食い逃げしたと推理しました。

蘭の証言によると、米花公園でボックス車に近づいた時、外で待っていた付き人はスニーカーを履いていて、加代子は赤い靴を履いていたそうです。

となると、母親と一緒に店に謝りに来た金髪の女が娘に変装した付き人だったとしたらスニーカーを履いていたはずです。

しかし、山里がファミレスの前で見た金髪の女性は赤い靴を履いていました。

つまり、ファミレスに謝りに行った母と娘は女性マネージャーと加倉井加代子本人であり、加代子は心を病んでなどいなかったということです。

そして、3カ月前の杯戸町のラーメン店で食い逃げ事件を起こしたのも加代子で、謝罪に来たのも女性マネージャーと加代子本人です。

あの日、「DDPP」のメンバーの妬みを受けて救急車で病院に運ばれた加代子は空腹で目覚め、自分のバッグから変装道具を出して病室を抜け出し、ラーメン店に向かったのです。

しかし、母と姉に扮した女性マネージャーの「財布を忘れて気が動転していた」という言葉は真実で、加代子には食い逃げするつもりなどありませんでした。

生まれ変わるために

食い逃げ事件の真相が明らかになり、財布を持たずに飲食店に入った加代子が「天然キャラ」であることがわかりました。

それを聞いた山里はショックを受けますが、小五郎に「君はアイドルを侮っている」と言われて目を覚ましました。

蘭が見た車内での出来事は、もしかすると笑顔の練習ではなく、笑顔を消す練習だったのかもしれません。

山里が知る加代子は笑顔が素晴らしく、「DDPP」の妬みにも負けない強さを持っています。

そして何より、加代子には演技力があります。

加代子と一緒に来た女性マネージャーがラーメン店で姉に見え、ファミレスで母親に見えたのは、加代子が妹役と娘役を見事に演じたからです。

それに、ホールスタッフも「食い逃げした女と謝りに来た女が全然別人のように見えた」と証言しています。

これは加代子が演じたからにほかならず、確かな演技力を持っているという証拠です。

つまり、加代子はただ笑顔が可愛いだけのアイドルではなく、演技派アイドルに生まれ変わろうとしているのです。

小五郎（コナン）の推理を聞いた山里は真実を受け入れ、「素晴らしいご推理です！」と小五郎を賞賛したのでした。

エピローグ

その後、山里は小五郎に感謝を伝え、探偵事務所をあとにしました。

はあー。やっと帰ったよ･･。

コナンは山里が出て行った途端にどっと疲れが押し寄せ、居眠りし続ける小五郎の隣に腰を下ろして大きく息を吐きだしました。

その頃、米花公園では映画のロケが行われていました。

山里が通りかかると、花畑の中心で加代子が夕陽に向かって叫ぶシーンの撮影が行われていて、その見事な演技に山里は帽子をとって敬礼したのでした。

この時、山里の額には「加代子LOVE」というハチマキが巻かれていました。

名探偵コナン第1010話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第1010話
事件ファイル名	笑顔を消したアイドル
放送日	2021年6月26日（土）
OPテーマ	ZEROからハジメテ（倉木麻衣）
EDテーマ	Reboot（宮川愛李）
BACK	第1009話「落とし物は事件のにおい」
NEXT	第1011話「山菜狩りとクローバー（前編）」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
毛利　小五郎 CV：小山力也	毛利探偵事務所の主人
毛利　蘭 CV：山崎和佳奈	新一（コナン）の幼馴染み
山里　太志 CV：岸尾だいすけ	28歳。巡査
加倉井　加代子 CV：佐藤聡美	20歳。アイドル
マネージャー CV：新井里美	加代子のマネージャー
ホールスタッフ CV：深田愛衣	ファミレスの女性店員
映画監督 CV：内野孝聡