名探偵コナン第280話のネタバレと感想!迷宮のフーリガン(後編)

シーズン7少年探偵団

サッカーの試合を観戦しに来たコナンたち少年探偵団は、帰りの電車の中で殺人事件に遭遇してしまいました。

犯人は見てもいないサッカーの試合をさも観戦していたかのようにウソをついている似非サポーターということですが、一体誰がウソの証言をしているのでしょうか?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第280話「迷宮のフーリガン(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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迷宮のフーリガン(前編)のおさらい

コナン、元太、光彦、歩美、哀、博士は東京スピリッツ対ノワール東京のサッカーの試合を観戦するために東都スタジアムにやってきました。

試合は0対0が続いて延長に入るかと思われたのですが、ヒデとナオキの黄金のツートップの活躍により、東京スピリッツが勝利を収めました。

帰りの電車はスピリッツとノワールのサポーターで超混雑。そんな人と揉み合うような車内で、コナンはノワール東京の熱狂的なサポーターである赤野角武(あかの かどたけ)の悲鳴を聞きました。

その後、電車が杯戸駅に到着し、乗客たちは次々とホームに降り立ったのですが、ガラガラになった車内には何者かに刺殺された赤野の遺体が残されていました。

コナンは電車を降りた乗客の中に犯人がいると考え、駅長に「午後5時以前に購入した切符を持っているサポーターを改札で足止めして欲しい」と頼みました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

その結果、コナンの出した条件に合う人物は吉良蓮絵(きら はすえ)、船戸三昭(ふなと みつあき)、大葉悦敏(おおば えつとし)の3人だと判明し、駆けつけた警察によって事情聴取が行われました。

3人はそれぞれアリバイを主張しますが、証明できたのは容疑者3人が赤野と同じ満員の車両に乗っていたということだけでした。

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名探偵コナン第280話のあらすじ

移籍した本当の理由

このあと、コナンはトイレに行ったきり戻ってこない哀を心配して捜しに行くことにしました。

すると、哀は駅のテレビに張り付くようにして、ノワール東京から移籍した比護選手の試合を見ています。

先日、ビッグ大阪とノワール東京の試合が行われた時、比護選手はノワール東京のサポーターからだけでなく、ビッグ大阪のサポーターからもブーイングを受けていました。

現在放映されている試合を見ても、相変わらず味方チームのサポーターからのブーイングがすさまじく、比護選手が裏切り者として扱われていることがよくわかります。

哀はノワール東京から出て行った比護選手と自分を重ね合わせ、裏切り者は許されないという現実を目の当たりにし、悲痛な面持ちを浮かべました。

そこでコナンは「お前と一緒で比護さんにもチームを離れる理由があったんだ」と、比護選手が移籍した本当の理由を教えました。

比護選手には去年までノワールでサブのディフェンダーをしていた遠藤陸央(えんどう りくお)という腹違いの兄がいるのですが、名字が違っているし、2人とも秘密にしていたので世間には知られていません。

コナンがそれを知ったのは2年前で、ノワールに入ったばかりの比護と遠藤が2人で中学3年の新一の試合を見に来た時でした。

その時、比護は「お前も俺たち兄弟と一緒にノワール東京で頂点を目指さないか」と言っていました。

ところが、今年になってノワール東京は突然遠藤に戦力外通告を言い渡しました。つまり、J2でもあまりパッとしなかった遠藤をチームに入れたのは比護を釣るためのエサだったということです。

そのことに気づいた比護は2人でJ1を制する夢を叶えるため、引退した遠藤をトレーナーとして拾ってくれたビッグ大阪に移籍したというわけです。

と、新一時代の話が出てきましたが、ヒデだけじゃなく比護選手にも会ってたとは驚きですね!簡単にプロ選手に会える新一が羨ましい。

博士の推理ショー

このあと、コナンはテレビ中継をヒントに犯人のウソを見破り、急いでホームにいる目暮警部たちのもとへ戻りました。

すると、容疑者3人は任意同行を拒否し、事情聴取を後日にして欲しいと訴えています。

そこでコナンは蝶ネクタイ型変声機で博士の声を使い、推理ショーを始めることにしました。

そんなに時間を置いてしまったらせっかくの証拠が消えてしまう。それともこの殺人現場から早く立ち去りたいわけでもあるのかのう?

画像引用:名探偵コナン公式サイト

いつもの展開なのに、突然始まった推理ショーにパニックになる博士がおもしろすぎ(笑)

犯人は似非サポーター

今日の試合は東京のチーム同士が戦う注目の東京ダービーで、観客も超満員でした。

殺害する標的である赤野と一緒に観客席で試合を見ていたりしたら、試合後の混雑で赤野を見失ってしまうかもしれません。

だから犯人はスタジアムのトイレの中で試合のラジオを聞き、試合終了とともに急いで出口に向かい、そこで赤野を待ち伏せたのです。

つまり、犯人は見てもいないサッカーの試合をさも観戦していたかのようにウソをついている似非サポーターということです。

では、一体誰がウソをついているのでしょうか?まずは3人の証言を整理してみましょう。

蓮絵はスピリッツとノワールが入り混じる正面スタンドで観戦していたが、ナオキの見事すぎるシュートにムカついて、近くにいたスピリッツのサポーターと口喧嘩になってしまったと証言。

大葉はゴール後ろのノワールの応援席で、ヒデがディフェンダーをかわしながら迫ってきて、ゴール前でナオキにパスを出すところをしっかり見ていたと証言。

船戸はゴール後ろのスピリッツの応援席で観戦していたが、会社から電話が入ったためゴールシーンを見られず、周りのサポーターの歓声でヒデとナオキがゴールを決めたことを知ったと証言。

ここで注目するのは、今日の東京ダービーがスピリッツの主催ゲームだということです。

通常、Jリーグでは正面スタンドから見て左側のゴールの後ろにホームチームの応援席、右側にアウェイの応援席を置くことになっています。

となると、今日の試合の東京スピリッツの応援席は左側、ノワール東京は右側だったはずです。

正面スタンドで観戦していたコナンたちは、ヒデがディフェンダーをかわして右から左へ攻めるところをしっかり見ていました。

つまり、正面スタンドから見てノワールのゴールは左側にあったということです。

さて、誰がウソをついているのかわかりましたか?以下、ネタバレになります。

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名探偵コナン第280話のネタバレ

犯人はこの人!

赤野を殺害した犯人は大葉悦敏です!

前述したように、正面スタンドから見て左側が東京スピリッツ、右側がノワール東京の応援席になっていました。

そしてヒデは右から左にボールを運び、ヒデからパスを受けたナオキが左側のゴールにシュートを決めました。

となると、右側にあるノワールの応援席で試合を見ていた大葉が「ヒデが次々とディフェンダーをかわして迫ってきた」と言うのは不自然ですよね。

つまり、大場は応援席で試合を見ておらず、ラジオの実況を聞いて「ヒデが迫ってきた」と勝手に想像したということです。

それに、大場は裏切り者と呼ばれている比護選手のユニフォームを着ているので、もしノワールの応援席にいればサポーターたちに袋叩きにされていたはずです。

大葉が犯人だという決定的な証拠は、左側の二の腕にナイフの鞘の珍しい模様がくっきりと残っていたことでした。

満員電車の中でカバンからごそごそナイフを出していたら目立って怪しまれてしまいます。

そのため、大場はナイフを握ったまま腕を組み、周りからナイフが見えないようにしていつでもナイフが抜ける体制をとっていたのですが、長時間同じポーズをしていたため、跡が残ってしまったんですね~。

犯行の動機

犯行の動機は弟の敵討ちです。

1年前、ノワール東京の試合を見に行っていた弟がスタジアムの階段で転んだと言って傷だらけで帰って来ました。

その夜、弟は急に頭を押さえて倒れ、意識不明になり、3日後に息を引き取りました。死因は頭蓋骨陥没による脳内出血でした。

大葉は弟がアクセスしていた「東京フーリガン」という赤野のホームページを見て、赤野がわざと弟を階段から突き落としたことを知りました。

そして、真相を確かめようと赤野に会いに行った時、赤野はニヤつきながら「お前まだ生きてたのか」と言いました。

大葉は弟の仇をとるため、弟の遺品である比護選手のユニフォームをまとって今回の犯行に及んだのでした。

エピローグ

こうして事件は解決したのですが、先ほどから哀の姿が見えません。

反対側のホームで哀の姿を見つけたコナンは、彼女が「裏切り者に居場所はない」と言っていたことを思い出し、階段を駆け上がって反対ホームに急行しました。

しかしそこに哀の姿はなく、たった今発車した電車に彼女が乗って行ってしまったと思い込んだコナンは「灰原!!」と何度も叫びました。

その直後、「なによ大声出して」と、哀がひょっこり姿を現しました。哀は光彦が落としたラジオを探して、清掃員に声をかけていただけだったのです。

てっきり哀が逃げ出したと思っていたため、コナンは拍子抜けしてためていた息を吐き出しました。

あなた、運命から逃げるなって言ったじゃない。守ってくれるんでしょ?

不安と恐怖が入り混じる感情の中で覚悟を決めた哀。そんな彼女に、コナンは強く頷いてみせました。

そして、比護選手がゴールを決め、スタジアムが打って変わって比護コールになったことを打ち明けました。

どうやら、比護選手に対するブーイングは調子の出ない彼に対する叱咤激励だったようです。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

だからってそれが何だっていうのよ、バカバカしい。サッカー小僧のあなたと一緒にしないでくれる?

と、冷たく言い放つ哀ですが、その顔には笑みが浮かんでいたのでした。

ツンデレ哀ちゃんが可愛すぎる!

名探偵コナン第280話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第280話
事件ファイル名 迷宮のフーリガン(後編)
放送日 2002年6月3日(月)
OPテーマ I can’t stop my love for you(愛内里菜)
EDテーマ 夢みたあとで(GARNET CROW)
BACK 第279話「迷宮のフーリガン(前編)」
NEXT 第281話「小さな目撃者たち」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一員。ムードメーカー
灰原 哀
CV:林原めぐみ
元黒の組織の一員。毒薬を飲んで幼児化
阿笠 博士
CV:緒方賢一
発明家。コナンの正体を知っている
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
赤野 角武 48歳。ノワール東京のサポーター
吉良 蓮絵
CV:浅野まゆみ
24歳。ノワール東京のサポーター
船戸 三昭
CV:斎藤志郎
33歳。東京スピリッツのサポーター
大葉 悦敏
CV:宮本充
29歳。ノワール東京のサポーター
TVのナレーション
CV:千葉一伸
駅長
CV:川津泰彦

名探偵コナン第280話の感想

殺人は許されないことですが、被害者に同情できない事件でした。ブログに書いた「ザマーミロ」が自分に返ってきたということです。

哀ちゃんと比護選手の物語は今後も登場するので、ファンになる経緯を知ることができた今回のお話は重要な回といえますね!

私も哀ちゃんと同じで、ヒデより比護さんの方が好きだな~。笑顔が可愛いし、サッカーうまいし、笑顔が可愛いし(2回目)

今回は少年探偵団の活躍が見られませんでしたが、可愛いツンデレ哀ちゃんが見れたので満足です。今後も哀ちゃんの登場回が楽しみです!!

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第280話「迷宮のフーリガン(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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