名探偵コナン第279話のネタバレと感想!迷宮のフーリガン(前編)

シーズン7少年探偵団

東京スピリッツVSノワール東京の試合観戦にやってきたコナンたち少年探偵団ですが、その帰り道にまたもや事件に遭遇してしまいます。

さて、一体どんな事件が起きて、どのようにして少年探偵団は解決するのでしょうか?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第279話「迷宮のフーリガン(前編)」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第279話のあらすじ

フーリガンを名乗る男

コナン、元太、光彦、歩美、哀、博士は東都スタジアムで東京スピリッツ対ノワール東京の試合を観戦しました。

ノワール東京は主力選手がケガをしている上に、センターフォワードの比護選手がビッグ大阪に移籍して決定力不足なため、初めから引き分け狙いで引き気味に守りを固めています。

こうして0対0が続き、延長に入るかと思われたのですが、ヒデとナオキの黄金のツートップの活躍により、東京スピリッツが勝利を収めました。

その帰り道、コナンたちがノワール東京を話題にしながら歩いていると、ひょんなことから比護選手の話が持ち上がりました。

先日、ビッグ大阪とノワール東京の試合が行われた時、比護選手は味方チームのサポーターからもブーイングを受けていたらしく、それについて哀は「裏切り者に居場所なんてないんだから当然でしょ」と言及します。

コナンたちが家電量販店の前を通りかかると、表のテレビでは比護選手が出場するビッグ大阪の試合のテレビ中継が放送されており、比護選手は今日も味方サポーターからブーイングを受けています。

すると、コナンたちの後ろでテレビを見ていた赤野角武(あかの かどたけ)は「地獄に落ちた裏切り者は二度と這い上がれない」と言い、大笑いしながら去って行きました。

赤野はノワール東京の熱狂的なサポーターなのですが、フーリガンを気取ってブラックリストに載るような悪名高い男で、試合中に酔ってフィールドに発煙筒を投げ込んだり、客席で大喧嘩して捕まったこともあり、スタジアムによっては赤野の入場を断るところもあるそうです。

フーリガンとは
サッカーの試合にかこつけて大暴れするヨーロッパの質の悪いサポーターのこと。

赤野は「東京フーリガン」というホームページを開いていて、「今日はこんなサポーターにヤキをいれた」とわざわざ日記に書いて公開しているくらいなので、スタジアムから締め出されるのも無理はありません。

秘密は女を女にする

画像引用:名探偵コナン公式サイト

コナンはホームページという単語にハッとし、アメリカの映画女優であるクリス・ヴィンヤードについてどこまで調べが進んでいるのか博士に確認しました。

コナンに依頼された日、博士はチャットに潜り込んでファンに探りを入れましたが、大女優である母親のシャロン・ヴィンヤードと違って娘のクリスのプライベートは謎に包まれていて、どういう人物なのか詳細がわかりませんでした。

唯一わかったのは、一年前のシャロンの葬儀の日にマスコミの前に姿を現したクリスが記者の質問に答えることなく、母親の棺を背にして口元に笑みを浮かべながら「A secret makes a woman woman..」(秘密は女を女にする)と言ったことだけでした。

ちなみに、アメリカのニュース映像には葬儀の参列者の中に日本の有名女優の姿も映っていたそうですが、クリスの言葉が印象的すぎて、それが誰だったか誰も覚えていないそうです。

日本の有名女優といえば新一の母・有希子さんですよね。帽子で顔は隠れていましたが、髪の毛のカール具合から見ても間違いないと思います。

事件発生

このあと、コナンたちが駅に到着して帰りの電車に乗り込むと、車内はスピリッツやノワールのサポーターで混雑していました。

人と揉み合うような窮屈さに元太がブツブツ文句を言っていると、どこからともなく赤野の怒鳴り声が聞こえてきました。

どうやら同じ車両に乗っているらしく、スピリッツのサポーターにあれこれ文句を言っています。

しばらくして電車が杯戸駅に到着すると、コナンは雑音の中で赤野の悲鳴を聞きました。

次々とホームに降り立つ乗客たちを掻き分けてコナンが赤野に近づくと、赤野は刃物で刺されて倒れていました。

コナンは急いで駅長のもとに向かい、改札から出ようとしているスピリッツとノワールのサポーターの切符を全てチェックし、午後5時前に購入した切符を持っている人だけを足止めして欲しいと頼みました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

と、今回の被害者は東京フーリガンこと赤野角武さんです。いろいろ問題を起こしている人なので、彼を恨んでいる人も多いんでしょうね~。

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名探偵コナン第279話のネタバレ

捜査開始

このあと、目暮警部や高木刑事たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

凶器は現場に落ちていた刃渡り15センチのナイフで、柄と鞘には変わった模様が入っています。

特殊なナイフのため販売ルートから持ち主が割り出されると思われたのですが、外国製であることがわかり、すぐに特定することは不可能とのことでした。

そして殺害時、多数の乗客が乗り合わせていたにもかかわらず目撃情報はなく、目暮警部は犯人がすでに逃走したものと考えます。

そこに先ほどコナンが出した条件に合う乗客を3人連れて駅長がやってきました。

容疑者の条件とは?

電車の中で人を刺して殺害するなど急な思い付きでできるはずがありません。

となると、犯人は乗客がたくさん降りる杯戸駅に電車が着く前に赤野を刺して客に混ざって逃げようと計画していたと考えるのが自然ですよね。

多くの乗客がサポーターのため、犯人もサポーターの格好をしていたはず。そう考えたコナンは「サポーターの格好をしている客を改札から出さないで欲しい」と駅長に頼みました。

しかし、実際にサポーターの格好をして改札を出ようとした客は50人ほどいたそうです。

そこからさらに容疑者を絞るため、コナンは車内で赤野を刺すためにはずっと赤野のあとをつけて同じ車両に乗る必要があるということに注目しました。

試合後にサポーターで混雑する駅の切符売り場で切符を購入していたら赤野を見失ってしまうかもしれないので、犯人はきっと前もって切符を購入していたはず!!

そう考えたコナンは「午後5時前に購入した切符を持っている人だけ」と条件に付け加えたのです。

その結果、5時以前の刻印の入った切符を持って改札を出ようとした客は3人だけで、その3人が容疑者として足止めされたというわけです。

ちなみに、改札を出る前にサポーターの格好を着替えたり、改札を出ずに反対のホームの電車に乗り換える可能性も考えられますが、トイレは改札の外にあるためホームで着替えるしかなく、そのようなことをしていたら他の客に不審がられるのがオチです。

それに、反対のホームにはサポーターがいないので目立って顔を覚えられる可能性があるし、電車を待つ間に警察に足止めされる可能性もあります。

つまり、一番安全なのは大勢のサポーターと一緒に改札を出てトイレで着替えて逃げる方法ということです。

容疑者の証言

以上のようにコナンの説明を受けて納得した目暮警部は、さっそく改札で足止めされた3人に話を聞いてみることにしました。

1人目は吉良蓮絵(きら はすえ)という女性で、ノワール東京のサポーターです。観戦していた席はスピリッツとノワールが入り混じる正面スタンドで、試合終了後に傍にいたスピリッツのサポーターと口喧嘩になり、駅に行くのが遅れて5時前の電車に乗れなかったと証言。

2人目は船戸三昭(ふなと みつあき)という男性で、東京スピリッツのサポーターです。試合終了間際に会社から電話が入り、ウイング2人のゴールを見損なった挙句、駅に行くのが遅くなったと証言。

3人目は大葉悦敏(おおば えつとし)という男性で、ノワール東京のサポーターです。ヒデがディフェンダーを次々とかわしながら迫ってきて、ナオキのゴールが決まった瞬間に目の前が真っ暗になり、試合が終わったあともショックで席を立てなかったと証言。

3人ともどの車両に乗ったか覚えていないと言いますが、蓮絵の右肘には左手の指輪の跡、大場の右腕には腕時計の跡、船戸の両方の手のひらにはカバンの取っ手の跡が残っています。これは長い時間、同じポーズをとっていたという証拠です。

吊革につかまらずに同じポーズをとっていられるのは満員電車の中だけなので、3人とも被害者である赤野と同じ満員の車両に乗っていたということがわかりました。

しかし、同じ車両に乗っていたというだけでは決め手にならず、コナンは決定的な証拠となる別の何かを探し始めたのですが──。

第280話「迷宮のフーリガン(後編)」に続きます!

名探偵コナン第279話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第279話
事件ファイル名 迷宮のフーリガン(前編)
放送日 2002年5月27日(月)
OPテーマ I can’t stop my love for you(愛内里菜)
EDテーマ 夢みたあとで(GARNET CROW)
BACK 第278話「英語教師VS西の名探偵(後編)」
NEXT 第280話「迷宮のフーリガン(後編)」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一員。ムードメーカー
灰原 哀
CV:林原めぐみ
元黒の組織の一員。毒薬を飲んで幼児化
阿笠 博士
CV:緒方賢一
発明家。コナンの正体を知っている
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
クリス・ヴィンヤード
CV:小山茉美
アメリカの映画女優
赤野 角武
CV:菅原淳一
48歳。ノワール東京のサポーター
吉良 蓮絵
CV:浅野まゆみ
24歳。ノワール東京のサポーター
船戸 三昭
CV:斎藤志郎
33歳。東京スピリッツのサポーター
大葉 悦敏
CV:宮本充
29歳。ノワール東京のサポーター
TVのナレーション
CV:千葉一伸
駅長
CV:川津泰彦
乗客
CV:蓮池龍三

名探偵コナン第279話の感想

いくら熱狂的なサポーターでも、他の人に迷惑かけるようなことしてはイケマセン。下手をしたらチームや選手の迷惑にもなりかねない。

今回の被害者はさんざん選手やサポーターの悪口を言ったり、サポーターに喧嘩吹っ掛けたりしていたので、かなり多くの人から恨まれてそう。

その中でも容疑者を3人に絞ったコナンくんは素晴らしいですね。高木刑事に「なんでそんなに頭がキレるんだい?」と聞かれて博士のせいにしてましたけど、突然すぎてパニックになる博士が可愛い(笑)

次回の後編では犯人の正体が明らかになるそうなので楽しみですね~。ちなみに、変な証言をしているあの人が犯人のようです。

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第279話「迷宮のフーリガン(前編)」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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