名探偵コナン第981話 坊っちゃん亭へようこそ(前編)のあらすじ!登場人物も

シーズン25少年探偵団

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第981話「坊っちゃん亭へようこそ(前編)」の登場人物やあらすじについてご紹介させていただきます。

事件ファイル概要

事件ファイル
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登場人物

主要キャラ

江戸川 コナン
CV:高山みなみ

毛利 小五郎
CV:小山力也

小嶋 元太
CV:高木渉

円谷 光彦
CV:大谷育江

吉田 歩美
CV:岩居由希子

灰原 哀
CV:林原めぐみ

警察

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。

ゲスト

赤沢 善一(あかざわ ぜんいち)
CV:掛川裕彦
60歳。坊っちゃん亭経営者。赤シャツ。

古賀 潮(こが うしお)
CV:兼政郁人
36歳。坊っちゃん亭接客係主任。うらなり。

島 六助(しま ろくすけ)
CV:杉田智和
22歳。坊っちゃん。

清原 うに(きよはら うに)
CV:峰あつ子
71歳。キヨ。

堀田 泉(ほった いずみ)
CV:山本格
32歳。山嵐。

遠山 千秋(とおやま ちあき)
CV:名塚佳織
24歳。マドンナ。

吉川 剛三(よしかわ ごうぞう)
CV:東龍一
43歳。野だいこ。

田沼 豊夫(たぬま とよお)
CV:町田政則
58歳。狸。

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あらすじ

傷ついたネコ

コナン、元太、光彦、歩美、哀は、偶然通りかかった公園で傷ついたネコを発見。その痛々しい傷は明らかに暴力を受けてできたもので、ネコの爪には血痕と黄色とピンク色の繊維が付着していました。

哀はネコを抱えて動物病院に駆け込み、獣医師に治療を求めました。診断の結果、ある程度の時間が経過すればちゃんと傷は癒えるとのことで、コナンたちはほっと安堵の胸を撫でおろしました。

パトカーを追いかけて…

動物病院を出たコナンたちは、どうやって犯人を捜すか相談を始めました。すると、サイレンを鳴らす一台の覆面パトカーがコナンたちの目の前を通過していきました。

コナンたちは慌ててパトカーを追いかけ、たどり着いたのは料亭『坊っちゃん亭』でした。そこには目暮警部や高木刑事、さらに小五郎までもが集まっており、どうやらこの料亭で殺人事件が発生したようです。

その時、光彦は遺体の上着がネコの爪に残っていた繊維と非常によく似ていることに気づきました。となると、殺害された被害者はネコを虐待した犯人なのでしょうか。

料亭で起きた事件

今回、遺体となって発見された坊っちゃん亭の接客係主任・古賀潮は、刃物で腹部を刺されて料亭の入口にある三四郎池に遺棄されていました。

遺体の状態から、殺害されたのは昨夜午前0時頃で、凶器は包丁のような刃物と思われますが、未だ発見されていません。そして遺体の第一発見者は、敷地内に自宅を所有する坊っちゃん亭の経営者・赤沢善一でした。

コナンは、例のネコが昨夜たまたま現場に居合わせ、口封じのために犯人から暴行を受けた可能性があると推理します。それを聞いて犯人への怒りを募らせた元太たちは、本腰を入れて犯人捜しを行うことにしました。

高木刑事の話によると、現場が深夜の敷地内ということで、外部犯の線は考え難いようです。となると、坊っちゃん亭で働く者の犯行の可能性が高くなります。

坊っちゃん亭

その後、坊っちゃん亭の従業員が集められたのですが、あまりにも異様な光景に一同は目を点にして固まってしまいました。

この料亭は、夏目漱石による日本の小説『坊つちゃん』を再現しているらしく、建物の構造だけでなく従業員までも小説に登場するキャラクターに成りすましているのです。

<坊つちゃんのストーリー>
主人公の坊っちゃんは、婆やのキヨを東京に残し、四国の学校に教師としてやってきました。ところが、校長先生の狸はいい加減で、生徒たちまで坊っちゃんの寝床にバッタを入れるなど意地悪をする始末。そんな中、うらなり君という同僚の婚約者・マドンナを教頭の赤シャツが横取りしたと知り、正義感溢れる坊っちゃんは遂に許せず、同僚の山嵐と二人で赤シャツと腰ぎんちゃくの野だいこをこてんぱんにするという痛快なお話です。

従業員の島六助は坊っちゃん役、清原うにはキヨ役、田沼豊夫は校長の狸役、遠山千秋はマドンナ役、堀田泉は山嵐役、経営者の赤沢善一は赤シャツ役、吉川剛三は野だいこ役、そして今回遺体となって発見された古賀はうらなり役でした。

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複雑な人間関係

このあと、古賀と赤沢が千秋を奪い合う恋敵の関係にあったという証言が得られ、目暮警部はさっそく赤沢に事情聴取を行いました。しかし赤沢は、接客係全員を束ねる主任の古賀を大事にしており、殺害するはずがないと容疑を否認。

──が、小五郎は追及の手を緩めることはせず、古賀を呼びつけて千秋から手を引くように求めたが、聞き入れてもらえなかったため思わず殺してしまったのではないか、と問います。すると赤沢は『小説と現実を一緒にするな』と一喝し、逃げるように去って行きました。

これまでの会話を立ち聞きしていた千秋は、古賀と赤沢が自分のことで揉めていたのは本当のことなのか目暮警部に尋ねます。どうやら千秋は二人から寄せられる好意に気づいていなかったようです。

異なる実像

聞き込みから戻った千葉刑事は、被害者の古賀の評判が最悪だったことを打ち明けました。小説に登場するうらなりは心優しい善人ですが、それを演じる古賀は全く逆の人物だったのです。それだけでなく他の従業員も、演じているキャラクターと実像が異なっているようです。

卑劣な悪党である赤シャツを演じる赤沢は従業員想いの好人物で、坊っちゃん役の島は正義感ゼロの捻くれ者、山嵐はなよなよした泣き虫、華奢なマドンナ役の千秋は学生時代にレスリングの選手をしており、古賀は仕事に厳しく接客係主任としていつも部下を怒鳴りつけていました。

つまり、殺害する動機は赤沢だけでなく島たちにもあるということです。

聞き込み調査

従業員の昨夜の行動を確認した結果、島、堀田、吉川の三人にはアリバイがないことが判明しました。そこでコナンたちは、さっそく三人に聞き込み調査を行うことに。

吉川は、妻の残した借金を返すために必死に働いていたが、やりたくもない野だいこ役をやらされた挙げ句、古賀に散々罵られていたと証言。

島は、母親を見返すために料亭で働き続けたが、古賀に無理難題を吹っ掛けられて嫌気が差していたと証言。

そして堀田は、マドンナをやらせて欲しいと古賀に何度もお願いしたが、相手にしてもらえなかったと号泣しました。

どうやら従業員はみんな外見でスカウトされたらしく、無理矢理小説の役を演じさせられていたようです。──が、千秋だけは働かせてもらえてるだけで満足だったといいます。

千秋の妹は小説の坊つちゃんが大好きで、いつか坊っちゃん亭で働きたいと言っていました。しかし、半年前にくも膜下出血で亡くなってしまい、千秋は妹の願いを叶えるために坊っちゃん亭で雇ってもらうことにしたそうです。

赤沢は、古賀がみんなに恨まれていたことを知っていたと告白しました。しかし、店を切り盛りするためには嫌われ役の人間も必要で、それをわかっている古賀が敢えて憎まれ役に徹していたといいます。つまり、赤沢にとって古賀は商売上の大切なパートナーだったというわけです。

明くる日

翌日、坊っちゃん亭の内庭で容疑者の一人・赤沢が遺体となって発見されました。

赤沢が首を吊っていた木の下には『なりゆきで殺めた彼に死んでわびます』という文字が残されており、さらに赤沢の自宅の仏壇から古賀の血液が付着した包丁が発見されました。

目暮警部は、逃げきれないと考えた末に命を絶ったと推理します。──が、もし自殺だとしたら、なぜ赤沢は凶器をわざわざ仏壇に供えたのでしょうか。そしてなぜ遺書を紙に書かなかったのでしょうか。

コナンは、何者かが遺書を偽装し、隠しておいた凶器を仕掛けて赤沢を古賀殺しの犯人に仕立てようとした可能性が高いと考えました。

それを聞いた歩美は、ネコなら誰が犯人なのかわかるかもしれないと発言。そこでコナンたちは、ネコが入院している動物病院へと向かうことに。

獣医師から命に別状はないと聞かされていましたが、全身打撲に加えて足の骨が二本も折れていました。ネコの足に巻かれた包帯を見たコナンはハッとし、ネコを見つけた公園へと急行しました。

坊っちゃん亭から公園まではかなりの距離があり、足を二本折っているネコが自力で移動するのは不可能です。つまり、ネコが暴行されたのは坊っちゃん亭ではなく公園の近くということです。

その後、公園を隅々調べたコナンたちは、ベンチの傍で血痕を発見しました。さらにその傍らにはネコの毛が付着した木の棒が落ちています。

コナンは、一昨日の夜の現場がこの公園に間違いないと確信したのですが──。

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まとめ

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こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第981話「坊っちゃん亭へようこそ(前編)」の登場人物やあらすじについてご紹介させていただきました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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