目暮警部からの依頼(名探偵コナン911話)のネタバレ!トリックも

シーズン23

こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第911話「目暮警部からの依頼」のネタバレを紹介しています。

今回、目暮警部が小五郎に依頼したのは、3週間前に起きた殺人事件の偽装工作を暴いて欲しいというものでした。

その問題となる国文学者の霊岸雄高が刺殺された事件では、すでに容疑者の舞浜竜二が逮捕、送検されているのですが、起訴を目前にして舞浜が『事件当時、自分は笹五町で強盗に入っていた』と供述したのです。

舞浜の供述をもとに警察が調査を進めると、笹五町の家に押し入った賊が飲み食いした食べ物の歯形と舞浜の歯形が一致し、舞浜が隠した50万円も発見されました。つまり、霊岸の殺害時刻に舞浜が強盗に入っていたのは間違いないということです。

小五郎と目暮警部は、舞浜が強盗に入ったのは遺産相続の資格を失わないようにするため、そして殺人容疑から逃れるための工作だと考えました。しかし問題なのは、一人の人間が同じ時刻にどうやって別々の場所で殺害と強盗の2つの犯行を成し遂げることができたのか、です。

その問題が解決できない以上、物証のある強盗容疑で起訴できても、霊岸殺害の容疑では起訴に追い込むことができません。

ここでコナンは、舞浜が強盗に押し入って1時間以上も現場に居座り続けたことを不審に感じました。そして強盗被害に遭った天山日出の証言を目暮警部から詳しく聞いたコナンは、舞浜の巧妙なトリックを見破りました。

それではコナンの推理をもとに、今回の事件のトリックを暴いていきたいと思います!

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ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って目暮警部に推理を披露しました。

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事件の概要

舞浜が笹五町の日出の家に押し入ったのは夜7時頃。そして霊岸が四葉台の自宅で刺殺されたのは夜8時頃です。

舞浜によって目隠しされていた日出は、8時から始まるテレビ番組の音と消防車のサイレンの音を耳にしたあと、舞浜に金の隠し場所を教えて再び気絶させられたと証言しています。つまり、舞浜は7時から8時過ぎまで笹五町にいたということです。

笹五町から四葉台までは車で1時間ほどかかるため、舞浜に霊岸を殺害することは不可能とされていました。しかし、霊岸を殺害したのは舞浜に間違いありません。

舞浜は一体どんなトリックを使ったのでしょうか?

トリック

当夜7時に日出の家に押し入った舞浜は日出を気絶させ、急いで四葉台へと向かいました。この時、意識を失っている日出も車に同乗させました。

そして霊岸を殺害し、その近くで小火を起こして消防署に通報しました。それと同時に、笹五町の消防署にも偽りの火災通報を入れました。

そのあと、近づく消防車のサイレンが聞こえてくる中、舞浜は車内でテレビをつけ、日出を気絶から覚めさせて夜8時から始まるテレビ番組の音を聞かせました。そして金の在り処を聞き出したあと、再び日出を気絶させました。

夜9時、日出を笹五町の家に連れ帰り、もとの場所に横たえて居座り強盗の痕跡づくりをしました。

つまり、舞浜が日出の視覚を封じたのは、時刻を誤認させるためでなく、テレビの音やサイレンを聞いたのが笹五町の自宅の中だと思わせ、実は四葉台に停めた車の中だと気づかせないためです。

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事件解決

巧妙なトリックで捜査を撹乱した舞浜ですが、工作の痕跡を残すというミスを犯していました。それは、日出が小火の焼け焦げた臭いを感じ、自宅の風呂の沸き上がりを知らせる音を聞くことができなかったと証言したことでした。

さらに舞浜の車から『日出が車内にいた』という痕跡が見つかり、それは舞浜にとって言い逃れの出来ない決定的な証拠となったのでした。

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エピローグ

小五郎が目を覚ますと、ちょうど目暮警部が帰ろうとしているところでした。

事件が解決したと知らない小五郎は、慌てて目暮警部を引き留め、『舞浜にはそっくりな双子の兄弟がいて、そいつに強盗をやらせている間に…』と妙ちくりんな推理を始めました。

呆れた目暮警部は大きくため息をつき、やはり頼るのは今回だけにしよう、と心の中で呟き、静かにドアを閉めて去って行きました。

小五郎は慌てて目暮警部を追いかけて行き、それを止めようとして突き飛ばされたコナンはソファーに肘をかけて深く息を吐いたのでした。

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第911話「目暮警部からの依頼」のネタバレを紹介させていただきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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