名探偵コナン第890話のネタバレ！新任教師の骸骨事件（後編）

シーズン23

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

事件ファイル概要

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登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・小嶋　元太
CV：高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

・円谷　光彦
CV：大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

・吉田　歩美
CV：岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

・灰原　哀
CV：林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

・白鳥　任三郎
CV：井上和彦
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。

・小林　澄子
CV：加藤有生子
帝丹小学校１年Ｂ組の担任の先生。

・若狭　留美（わかさ　るみ）
CV：平野文
３７歳。１年Ｂ組の副担任の先生。

・犯人
CV：石川英郎、武虎、こぶしのぶゆき

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（前編）のストーリー

コナンたちの１年Ｂ組に、時期外れの副担任・若狭留美がやってきました。

そのドジで怖がりな若狭に頼まれ、コナンたちは一緒に古い倉庫まで石灰を探しに行きました。

しかし、倉庫の地下室で白骨遺体を発見。遺体は、10年くらい前に亡くなったものでした。

通報を受けて駆けつけた白鳥警部は、現場の状況から事件性はないと判断し、すぐに引き上げていきました。

自習の時間、コナンたちは遺体が握っていたハチマキに書かれた暗号の解読に取り掛かります。

スキュタレー暗号だと考えるコナンですが、棒にハチマキを巻き付けても文字になりません。

そこでコナンは、歩美が倉庫で拾った古い時間割表に注目します。

そして、これがただの時間割表ではなく、暗号の解読表だと気づいたのですが──。（前編へ）

あらすじ

さっそくコナンは、解読表をヒントに暗号の解読を始めました。

しかし、浮かび上がったのは『すまほめう、そねあれた。えぶえむあ』という呪文のような言葉で、ますます謎が深まってしまいました。
 
 
下校時間になり、コナンたちは帰り支度を始めます。

その時、スマホを確認した光彦は、ネットニュースに帝丹小学校で骸骨が発見された記事が上がっていることに気づきました。

その記事には、ハチマキの暗号の写真までもが載せられています。

そこにやってきた若狭は、他のクラスの先生から石灰を取って来て欲しいと頼まれたことを打ち明け、再び古い倉庫まで一緒に来て欲しいとコナンたちに頼みます。
 
 
「ごめんね、またまた付き合わせちゃって」

「若狭先生、ほんと怖がりさんだね」

「まあ、さっきまで骸骨がありましたし」
 
 
こうして古い倉庫へやってきたコナンたちは、ライトを照らして中に入ります。

すると、先ほど片付いていた倉庫内が、何か探し物をしたかのように荒らされていました。

哀は、警察が引き上げたあとで誰かが来たと考えます。

白骨遺体のことがネットニュースで配信されたのは２時間前。コナンは、何者かがニュースを見て、この倉庫に何かを探しに来たと推理します。

光彦は、その探し物を見つけるためには暗号を解く必要があると考えます。

暗号を解く前に、何者かが潜んでいないか確認するため、コナンたちは倉庫の地下室を調べることにしました。

地下室は荒らされた形跡がなく、誰かが隠れている様子もありませんでした。

コナンが地下室を調べている間、扉を持ち上げていた若狭と歩美がお喋りを始めました。
 
 
「今日はもう最悪～。早くうちに帰ってお酒飲んでぐっすり眠りたいわ」

「若狭先生、お酒飲むの？」

「ええ、飲むわよ。好きなのはウイスキ～♪それを一杯飲めば、エビス顔で寝られるのよ～」
 
 
この会話を聞いたコナンは、『ウイスキー』と『エビス』という単語をヒントに、暗号の解き方に気づきました。

そして、この暗号が10年前の強盗事件に関係していると確信しました。

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ネタバレ

哀は、倉庫の入り口で人の気配を感じ、勢いよく振り返ります。しかし、そこには誰もいませんでした。

コナンは、白骨遺体を警察が回収して引き上げた後、何かを探して倉庫を荒らしたのは、10年前に近所の資産家を殺害し、２億円相当の金塊を強奪した強盗団だと推理します。

そして、ハチマキに書かれていた暗号は『わけまえは、よういした。すぐにこい』だと伝えます。

時間割の解読表は、『あいうえお』ではなく『いろは』の表記だったのです。

白骨遺体は、この倉庫を集合場所にしていたボスで、金塊を金に換えて仲間の取り分を用意していました。

その暗号を10年後の今になってネットで見た仲間は、『分け前を用意したボスが事故死したのなら、まだこの倉庫に金がある』と考え、探しにきたのです。

その証拠に、コナンは地下室にあったライン引きの中で、大量の札束を発見しました。

若狭は、すぐに警察に通報しようと提案します。しかしコナンは、警察が本格的に動くと、強盗団はここに近寄らないと考えます。

そこでコナンは、『踊る人形』の話でホームズがやったように、強盗団を一網打尽にする作戦を立てました。
 
 
倉庫を出たコナンたちは、大きな声で話し始めました。

「結局、石灰ありませんでしたね」

「あったのはゴールテープに書かれた暗号ぐらいで」

「でもその文字って、やけに真新しいわね～」

「どうせ読めやしねェんだから捨てちまえよ、そんなもん」

歩美は持っていたゴールテープを放り投げ、みんなでその場を立ち去りました。
 
 
 
その夜、コナンたち少年探偵団と若狭、そして白鳥警部は倉庫裏に身を潜め、強盗団が現れるのを待っていました。

コナンは、先ほど歩美が落としたゴールテープに『今夜０時、地下室で待つ。10年ぶりに会おう』という暗号を書いておきました。

もし強盗犯たちがその暗号を読んだとすると、ボスがまだ生きていると思い、必ずこの倉庫に現れるはずです。

その時、ガチャリと音を立てて倉庫の扉が開かれました。続いて、地下室へ繋がる重たい扉が持ち上げられた音が聞こえてきました。

こっそり倉庫内に入った白鳥警部は、地下室にいる男２人の姿を確認し、警察だと名乗り出ました。

「10年前の強盗殺人容疑で署までご同行願いましょうか」

その時、コナンは強盗団が全部で４人だったはずだと思い出しました。

地下室には２人しかいません。ということは──、

白鳥警部は、背後から現れた強盗犯の１人に鉄バットで頭を殴られ、その拍子に階段を転げ落ちてしまいました。

地下室にいた強盗犯２人は、ライン引きに隠されていた札束を持って階段を上ってきました。そして、コナンたちに地下室へ行くよう命じます。

それに従い、コナンたちは渋々階段を降りて行きます。

「どうしたのよ、あんな奴ら、いつもの麻酔銃とボールでやっつけちゃいなさいよ」

「この暗がりじゃ、麻酔銃がちゃんと当たるかどうかわかんねェし、ボール射出ベルトはここの閉じ込められた時のために温存しておいた方がいい」

哀にそう答えたコナンは、白鳥警部の脈を確認し、脳震とうを起こして気を失っているだけだと歩美たちに伝えます。

その時、階段の上にいた若狭は足を滑らせ、扉を持ち上げていた男に倒れ掛かってしまいました。その反動で、扉は完全に閉ざされてしまいました。

コナンたちは若狭を心配し、下から扉を押し上げます。しかし、扉はびくともしません。

強盗犯２人は、倒れた男に駆け寄ります。すると、男はなぜか気を失っていました。

「覚悟は、できているか？」

その声で強盗犯２人が振り返ると、そこにはグラウンド整備に使うトンボを手にした若狭がメガネを光らせて立っていました。

「この世を離れる覚悟だよ！」

エピローグ

その後、コナンたちが力を合わせて扉を持ち上げると、倉庫内でトンボを振り回してキャーキャー言っている若狭の姿がありました。
 
 
「先生！若狭先生！！」

「大丈夫かよ？」

「あれ？強盗団は？」
 
 
コナンは、床に倒れて気絶している強盗犯３人の姿を確認しました。

歩美は、１人で３人もやっつけた若狭を称賛します。

「夢中で…、トンボを振り回してたから…。ラッキ～♪」
 
 
 
翌日。

若狭が子供たちを引き連れて強盗団を捕まえに行ったことが小林先生にバレ、若狭はこっぴどく叱られました。

「でも、刑事さんにも来ていただいてましたので、大丈夫かな～と」

「だったらどうして…、どうして私を誘ってくれなかったんですか！私は少年探偵団の顧問なんですよ？」

「そ、そうなんですか」

激怒している小林先生を前に、若狭は目を点にします。

「しかも来た刑事さんって、白鳥さんだったそうじゃないですか！私に一言言ってくれたら…」

それを聞いていた元太、光彦、歩美はにんまりと笑い、コナンと哀はいつものように呆れ顔でジッと小林先生を見つめるのでした。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。