名探偵コナン第577話のネタバレと感想!ホタルが灯した真実

シーズン15少年探偵団

川原にホタル狩りにやってきたコナンたち少年探偵団と博士はまたまた事件に遭遇してしまいます。

Next Conan’s HINTは「ドリンク瓶」でしたが、一体どんな事件が起きて、コナンくんはどのようにして解決するのでしょうか?楽しみですね!

それでは、アニメ「名探偵コナン」第577話「ホタルが灯した真実」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第577話のあらすじ

ホタル狩り

ある日の夜、コナン、元太、光彦、歩美、哀、博士は村の川のほとりでホタル狩りが始まるのを待っていました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

その隣では、博士の友人で宮司の小和田道武(おわだ みちたけ)がホタルを運んでくる村長の息子・中嶺徳郎(なかみね とくろう)と電話で話していて、コナンは電話越しにホタルの歌を耳にしました。

ホタルはこの村の観光の切り札となっているのですが、その期待通り、川辺には大勢の客が集まっていました。

以前は洞窟の中に本殿があることで珍しいと評判になった神社が観光客を集めていたのですが、近頃は客の足が遠のき、すっかり寂れてしまいました。

そこで小和田は観光客を集めるためにホタルの養殖を提案しました。しかし、ホタルを養殖するための資金集めに難航し、ここまでたどり着いたのは青年団のリーダーである中嶺の協力があったからだといいます。

実は、中嶺は協力する代わりに小和田の娘の葵(あおい)を嫁に欲しいと要求していたのですが、村長の息子という立場を利用して暴力を振るったり女癖が悪いと噂される中嶺に良い印象を持てず、葵は中嶺との結婚を拒否していました。

ホタル狩りとは
夏の夜に飛び回る蛍たちを見て、その幻想的な光景を楽しむこと。日本の夏の風物詩。

幻想的な世界

しばらくして、垂水修一郎(たるみ しゅういちろう)が運転するトラックが橋の下に到着しました。

中嶺はトラックの中から指示を出し、運転席を降りた垂水が荷台に積まれていた木箱を開けると、中からホタルたちが一斉に飛び出しました。

都会と違って辺りが暗いため川や林を飛び回るホタルの光はまるで夜空に浮かぶ星のようで、その幻想的な光景にコナンたちは目を奪われました。

客たちがホタル観賞に夢中になる中、小和田は客の中に地元の刑事の鳴滝壮市(なるたき そういち)が居ることに気づき、声を掛けました。

鳴滝は「マユに見せてやりたかった」と悲しそうに呟き、ホタルの光で照らされた哀の顔をジッと見た後、静かにその場を去って行きました。

実は、鳴滝は昨年土石流に襲われ、家族を失っていました。恐らく、亡くなったかわいい孫のマユに哀を重ねて見ていたのだと思われます。

事件発生

このあと、小和田が垂水に中嶺の居場所を尋ねると、垂水は呼んでみると言って中嶺の携帯に電話をかけました。

すると突然、垂水は動揺し始め、「そこに居るのは誰だ!」と大きな声を出しました。電話を切った垂水は、中嶺が苦しそうな声で「烏帽子岩だ、助けて」と言っていたことを打ち明けました。

垂水はすぐにトラックで烏帽子岩(えぼしいわ)に向かおうとしますが、トラックのドアを開けた途端に動揺し、コナンと小和田とともに博士の車に乗り込みました。

山道を通って上流にある烏帽子岩に到着すると、垂水は真っ先に車を降りて岩の前に停まっていた一台の車に駆け寄りました。

すると、その車内では中嶺が絶命していました。

コナンは中嶺の口からアーモンドの臭いがすることに気づき、青酸系の毒を飲まされた可能性が高いと推理しました。

一同が中嶺の足元に転がっている栄養ドリンクのビンに見入っていると、車内からホタルが飛び出してきました。

捜査開始

コナンたちは小和田の自宅に集まり、鳴滝刑事を交えて事件のあらましを整理することにしました。

事件のあらまし
ホタルを運んできた中嶺がなぜか姿を消し、垂水が携帯に電話を入れてみると「烏帽子岩」とだけ声を残してもだえ苦しみ、傍に誰かいる気配があった。急いでコナンたちが烏帽子岩に駆けつけると、中嶺が自分の車の中で息絶えていた。

鳴滝刑事は、右足にケガを負っていた中嶺が車を運転できるはずもなく、誰かの運転で烏帽子岩まで行き、そこで毒入りのドリンクを飲まされて殺害されたと考えます。

小和田の話によると、中嶺は資金集めの際に強引に寄付を迫ったことが原因で、村一番の名家の息子・柏達馬(かしわ たつま)に恨まれていたようです。

実は、名家として知られる柏の家は、柏の父が残した借金で破産寸前となっていました。そのため、柏は資金援助を断らざるを得ませんでした。

しかし、中嶺が話を大きくしたことで柏の母親の耳にも入り、借財のことを知らない母親は「なぜ村おこしに協力しないのか」と激怒。その結果、柏はやむを得ず寄付をすることになったというわけです。

翌日

翌日、所轄の応援が到着し、本格的な捜査が始まりました。

問題の栄養ドリンクは中嶺のお気に入りで、足元に落ちていたビンは中まで綺麗に洗ってあったことがわかりました。

警察が捜査を進める中、コナンたち少年探偵団と博士、葵は洞窟の中の神社に行ってみることにしたのですが、小和田からの連絡で葵が呼び戻され、コナンたちだけで向かうことになりました。

その途中、社務所のマイクがオンになっているようで、ところどころに設置されたスピーカーから鳴滝、小和田、葵の話し声が聞こえてきました。

鳴滝は、ホタルが放されてから中嶺の遺体が発見されるまでの間に葵と柏の姿を見た者がいないことから、2人のどちらかの犯行だと疑っているようです。

一行が本殿に到着した直後、コナンは元太のズボンのポケットに懐中電灯が入っていることに気づきました。元太は「返すの忘れちまった」と慌て出し、昨日ホタルを運んできたトラックの中にあったものを勝手に持ち出したと説明しました。

コナンは元太の発言をヒントにハッと閃き、その懐中電灯を確認して事件の真相を見破りました。以下、ネタバレになります。

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名探偵コナン第577話のネタバレ

コナンは博士とともに小和田邸に戻り、蝶ネクタイ型変声機で博士の声を使って推理ショーを始めました。

犯人はこの人!

中嶺を毒入りドリンクで殺害した犯人は垂水修一郎です。

犯行の動機はホタルの資金の使い込みだけでなく、中嶺の父親の会社の金も横領していたことがバレそうになったからでした。

事件の真相

垂水は、電話中に中嶺が「烏帽子岩」と言って苦しんでいたと証言していましたが、これは垂水の一人芝居で、中嶺はその時すでに絶命していました。

では、中嶺はいつ殺害されたのでしょうか?それは、垂水が川原でホタルを放す前です。

昨夜、ホタルを輸送中の中嶺から小和田に電話がありましたが、その電話からホタルの歌のメロディーが聞こえていました。

そのメロディーは烏帽子岩に行く途中にある駄菓子屋から流れていたものなので、あの時、中嶺は垂水の運転するトラックで烏帽子岩に向かう途中だったということがわかります。

中嶺が烏帽子岩に向かった理由は、垂水から「葵が会いたがっている。しかしそのことを父親に知られたくない。だからアリバイを作ってこっそり烏帽子岩に来てくれ」と持ち掛けられたからです。

まんまと騙された中嶺は垂水に烏帽子岩まで送ってもらい、あらかじめ運んでおいた自分の車に乗り込み葵を待ちました。

そんな中嶺に、垂水は毒入りのドリンクを渡しました。そして葵を待つ間にそのドリンクを飲んだ中嶺は息絶えてしまったというわけです。

偽装工作

前述したように、垂水は烏帽子岩で中嶺を降ろしたあと一人で川原に来ました。

ホタルを放す時、トラックの中から指示を出す中嶺の声が聞こえていましたが、これは懐中電灯を使った簡単なトリックでした。

元太がトラックの中から勝手に持ち出したと言っていた懐中電灯は、実は懐中電灯型のボイスレコーダーで、垂水はあらかじめ録音しておいた中嶺の声を使って会話をしているフリをしていたのです。

そして、垂水がトラックで烏帽子岩に向かおうとした時、車内を見て妙にうろたえていました。それは、車内にあるはずの懐中電灯型ボイスレコーダーがなくなっていたからです。

次に、コナンたちが烏帽子岩に駆けつけ中嶺の車に近づいた時、車内からホタルが飛び出してきましたよね。

川原でホタルを放す前に烏帽子岩に行ったのなら、どうして中嶺の車の中でホタルが飛んでいたんでしょうか?

実は、垂水はみんなより一足早く中嶺の車にたどり着き、この時、毒入りだったビンとホタルを入れた空のビンをすり替えていたんです。ビンがよく洗ってあったのはホタルを入れておくためだったんですね。

こうすることによって、中嶺が川原でホタルを放したあとで烏帽子岩に来たとみんなに思わせることができ、同時に垂水のアリバイも完成するというわけです。

サブストーリー

言い逃れができないと観念した垂水は隠し持っていたナイフを振り回し、鳴滝の腕を切りつけました。さらに、葵に向かけてナイフを振りかざし、彼女を庇った柏の背も切りつけました。

コナンは腕時計型麻酔銃を撃ち込もうとしますが、垂水は素早い動きで外へ飛び出し、雨の中、傘を差して立っていた哀を人質にして洞窟の神社へ駆けていきました。

2人を追いかけてコナンたち少年探偵団と鳴滝が洞窟の中に入った直後、ひどい雨のせいで土石流が起こり、洞窟の入口が土砂で塞がれてしまいました。

鳴海は哀を救うために垂水の説得を試みますが、垂水は聞く耳持たずでどんどん洞窟の奥へ進んでいきます。その直後、垂水が雨でぬかるんだ地面で足を滑らせ、哀はその隙を突いて垂水の腹部に蹴りを入れて腕の中から逃げ出しました。

──が、激怒する垂水はすぐに体制を立て直し哀にナイフを振りかざしました。鳴海が哀を庇うのと同時に、コナンはキック力増強シューズでサッカーボールを蹴り、鳴海の顔面に命中させて吹っ飛ばしました。

垂水が意識を失った後、鳴海は哀が孫のマユではないと知りながらも、涙を流して哀の無事を喜んだのでした。

エピローグ

こうして事件は解決し、コナンたち少年探偵団と博士は「めでたしめでたし」と言い、川原でゆっくりホタル観賞をすることにしました。

歩美は、仲睦まじく対岸を歩く葵と柏の姿を目にし、「あっちもめでたしみたいだね」と微笑んだのでした。

名探偵コナン第577話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第577話
事件ファイル名 ホタルが灯した真実
放送日 2010年6月19日(土)
OPテーマ As the Dew(GARNET CROW)
EDテーマ Hello Mr.my yesterday(Hundred Percent Free)
BACK 第576話「黒きドレスのアリバイ(後編)」
NEXT 第578話「危機呼ぶ赤い前兆」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一員。ムードメーカー
灰原 哀
CV:林原めぐみ
元黒の組織の一員。毒薬を飲んで幼児化
阿笠 博士
CV:緒方賢一
発明家。コナンの正体を知っている
小和田 道武
CV:山野井仁
47歳。宮司。博士の友人
小和田 葵
CV:田口宏子
22歳。道武の娘
柏 達馬
CV:日野聡
26歳。旧家の長男
達馬の母
CV:佐久間なつみ
中嶺 徳郎
CV:梅津秀行
28歳。村長の息子
垂水 修一郎
CV:陶山章央
26歳。中嶺の仲間
鳴滝 壮市
CV:大林隆介
59歳。刑事

名探偵コナン第577話の感想

2人も切りつけた挙句、哀ちゃんを人質にするなんて悪逆極まりない!!哀ちゃんが傷つかずにすんで本当に良かったです。

そういえば、今は懐中電灯型のボイスレコーダーなんてアイテムもあるんですね。勝手に人のモノを取るのは良くないけど、今回はボイスレコーダーを盗み出した元太くんはお手柄でした。

でも、なんでボイスレコーダーを懐中電灯型にしたんでしょう。使い道に困りそうだけど、実は博士が開発したとか?(笑)

中嶺さんが亡くなってしまったのは残念ですが、葵さんと柏さんがうまくいけばいいな~と思います。そして、いつか小和田さんに結婚を認めて貰えるといいですね!

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第577話「ホタルが灯した真実」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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