名探偵コナン第442話のネタバレ!鉄骨に阻まれた男
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ
名探偵コナン第442話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ
名探偵コナン第442話|事件ファイル概要
◯ 事件ファイル
■ 話数:
第442話
■ 事件ファイル名:
鉄骨に阻まれた男
■ 放送日:
2006年6月12日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 100もの扉(愛内里菜&三枝夕夏)
EDテーマ もう君だけを離したりはしない(上木彩矢)
■ BACK:
⇒ 第441話「最期のアーン」
■ NEXT:
⇒ 第443話「ため息潮干狩り(前編)」
名探偵コナン第442話|登場人物
・江戸川 コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。
・円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。
・吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。
・高木 渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。
・真中 大二郎(まなか だいじろう)
27歳。絵描き。
・銀林(ぎんばやし)
真中の叔父。
名探偵コナン第442話|あらすじ
コナン、光彦、元太、歩美は、米花駅周辺にいた。
元太は、駅近くにある定食屋のショーウィンドウにある鰻重のフードモデルを眺めている。
光彦が「早く行きましょうよ」と声をかけ、元太は振り返る。
すると、定食屋の真向かいにある建設現場から鉄骨が落下してきた。
真下にいた男性は咄嗟に鉄骨を避ける。
コナンたちは、急いで男性の元へ駆け寄った。
男性は、鉄骨を避けたものの、地面に頭を打ったようで気絶していた。
光彦は救急車を手配し、男性は近くの病院に運ばれた。
病院へ駆けつけた高木の話によると、鉄骨が落下した原因はクレーンの操作ミスということだ。
男性は、足を骨折しているようだが、幸い頭や脳波には異常がないとのこと。
ただ、意識が戻らないので身元がわからない。
そこで、高木は元太の抱えていた男性のバッグの中を確認することにした。
バッグの中には、輪が作られたロープや軍手、財布、封筒が入っていた。
封筒の中は、「生きていくことに疲れたよ、もう」とワープロで打たれた、まるで遺書のような紙が入っていた。
軍手やロープ、遺書が入っていたことから、首を吊って自殺しようと考えていたのか。
財布の中の免許証から、男性の名前は真中大二郎、27歳だと判明した。
真中が意識を取り戻したので、高木は事情を聞くことにした。
しかし、真中は自分が誰なのかわからないと言い、どうやら記憶喪失になっているようだ。
光彦は、真中の記憶が戻れば自殺してしまうかもしれないと考える。
いつ記憶が戻るかわからない今、張り付いて見張ってないと危険だということだ。
そこで、光彦、元太、歩美は、真中の悩んでいる問題を調べ、解決しようと考える。
しかし、コナンは真中の記憶喪失は嘘なんじゃないかと疑う。
人は嘘をつくとき、瞬きが多くなったり目が泳いだりする。
病室で高木が事情を聞いた時、真中の目は泳いでいた。
そして、コナンにはまだ不可解な点がある。
鉄骨が落下してきた時、真中は米花町を南に向かっていた。
その先は住宅街だ。
自殺を図るなら、普通は人気のない山の中に向かうはずだ。
コナンたちは、真中の住んでいるアパートへやってきた。
大家の話によると、真中は絵描きだが全然有名ではないようだ。
生真面目なため、絵を1枚仕上げるのに半年もかけるそうだ。
そのため、部屋代も払えずお金に困っていたという。
そこへ、借金取りが真中を訪ねてやってきた。
大家が、真中は不在だということを伝えると、借金取りは帰っていった。
真中が抱えている問題は借金のことのようだ。
真中に家族はいないが大金持ちの叔父がいる。
叔父は、米花南町に屋敷を構えている銀林という人物だ。
しかし、真中が銀林に何度頼みに行っても1円も貸してくれないそうだ。
大家は、唯一の血縁者である真中にお金を貸してあげてもいいのに、と話す。
大家の話を聞いたコナンは(そうか、そういうことだったのか!)と謎が解けた。
アパートからの帰り道、光彦が突然「わかりましたよ!」と言った。
それは、鉄骨が落下した時、なぜ真中があそこを歩いていたかということだ。
真中は、米花南町にある叔父の銀林の屋敷へ行こうとしていたと推理する光彦。
ここまでは、コナンも同じ考えだ。
目的はもちろん、何度頼んでもお金を貸してくれなかった当てつけだ。
真中は、銀林の屋敷で自殺するつもりだったのだと話す光彦。
しかし、コナンの考えは違っていた。
光彦の推理では、説明がつかないことがあるのだ。
コナンは、真中の元へ走り出した。
病室には、真中を監視していた高木が眠そうにしている。
コナンは、真中に声をかける。
コナン「痛む?足・・」
真中「麻酔が切れるとやっぱりね」
コナン「でも良かったよね、骨折したのが足で。もし手だったら治るまで描けないもん」
真中「そうだよね」
真中は、自分が絵描きだとわかっているようだ。
やはり、記憶喪失は嘘だったのだ。
高木にあれこれ話を聞かれたらボロが出るので、咄嗟に記憶喪失のフリをしたのだろう。
コナンは、病院の屋上へやってきた。
そこで、自分が推理した内容を整理してみる。
鉄骨が落下した時、真中が銀林の屋敷へ行こうとしていたのは恐らく光彦の推理通りだ。
しかし、それは自殺するためではなく、自殺に見せかけて銀林を殺害するため。
そして、軍手は自分の指紋を残さないためのものだ。
年寄りのような遺書の内容もそう考えれば納得できる。
恐らく、真中の狙いは遺産だ。
銀林が亡くなれば、唯一人の血縁者である真中に遺産が転がり込む。
コナンは、真中の企てをどう証明するか悩んでいた。
そこへ、光彦がやってきた。
コナンは、光彦に尋ねる。
コナン「例えばここに犯罪計画があるとする。人の命に関わる犯罪だ」
光彦は真剣な顔になり頷く。
コナン「しかし、まだ何も起きちゃいない。起きるのはこれからだ。だから証拠もない。そんな犯人をどうやって追い詰める?」
光彦「追い詰める必要なんてありません」
コナン「え?」
光彦「まだ何も起きていないなら、これからも起こさせなければいいだけです」
コナン「・・その通りだよな」
元太と歩美も屋上へやってきた。
コナンの提案で、銀林に真中への援助を頼みに行くことにした。
名探偵コナン第442話|謎解き&ネタバレ
名探偵コナン第442話|謎解き
【謎解き①】
銀林の会社で、子供からのお礼状のハガキを見つけた。
名探偵コナン第442話|ネタバレ
銀林の屋敷へやってきたコナン、光彦、元太、歩美。
コナンたちは、銀林に真中が自殺しようとしていたことを伝える。
借金さえなくなれば、真中は自殺することはないと話す元太。
しかし、銀林は1円も援助する気はないと強く言う。
真中は、大学を卒業して銀行へ就職した。
行く行くは自分の会社を継がせようとしていた銀林は、そのことを喜んだと話す。
ところが、真中は半年で銀行を辞めてしまった。
昔からの夢だった絵描きになるためだ。
銀林「私の思いを踏みにじった身勝手な奴にどうして援助など」
歩美「でも・・」
真中が金を貸して欲しいと最後に銀林を訪ねてきたのは先月だった。
銀林は、絵描きをやめれば金を貸すと言ったが、真中は断ったという。
コナンは、真中が銀林を殺害しようと企てた理由は、お金のことだけではないのかもしれないと考える。
銀林が真中のことを理解しようとしないことへの恨みもあったのだろう。
銀林は、会社へ行く時間だと言い、席を立った。
銀林「あいつは夢にしがみついたんだ。ならば、しがみついたまま飢え死にだろうと自殺だろうとすればいいんだ」
そう言った銀林の目が泳いだのをコナンは見逃さなかった。
そして、銀林は車で出て行った。
コナンは、銀林を追いかけて走り出した。
銀林の会社に着いたコナンは、銀林の部屋の扉に耳をつけ、中の会話をこっそり聞くことに。
秘書「よろしいんですか、大二郎さんの病院に行かなくても」
銀林「放っておけばいいんだ、あんな奴」
秘書「またそのような心にもないことを」
コナン(やっぱり嘘なのか・・)
秘書「放っておけないから作品展がある度、密かに私を使いにやり作品を買っておあげに・・」
銀林「黙れ!」
それを聞いたコナンは、部屋の中へ入った。
今までずっと密かに絵を買ってあげていたという銀林。
コナンは、それでは真中を応援していることが伝わらないと話す。
伝わらないから真中は銀林のことをひどく憎んでいるとも伝える。
秘書もコナンに同調する。
しかし、銀林は真中の絵を買ったのは応援するためではなく燃やすためだと話す。
買ってきた絵は、屋敷にも会社にも一枚もない。
銀林「私の思いを踏みにじった見せしめに、残らず灰にしてやったんだよ」
銀林の目がまた泳いだことを確認したコナン。
コナン「やっぱり血が繋がってるからだねぇ」
銀林「どういう意味だ?」
コナン「そっくりだもの、おじさんと真中さん。嘘つくとき目が泳ぐんだよね」
銀林は、コナンをつまみ出そうと追いかける。
コナンが走って逃げ回っていると、机の上に置かれていた書類が落ちてしまった。
コナンは、慌てて書類を拾おうと手を伸ばす。
すると、書類の間から1枚のハガキが出てきた。
【謎解き①】
コナン「嘘をついても必ず何か証拠は残るんだ。見つけたよ、証拠を」
コナンは、銀林に病院へ行き、真中に本当のことを伝えるように説得した。
その頃。
光彦は、病室で真中の監視をしていた高木を外へ呼び出した。
一人になった真中は、窓の外を見る。
すると、借金取りが病院に入ってくるところが見えた。
病室の前で光彦、元太、歩美が高木に事情を説明していると、借金取りが現れた。
真中の病室に入ろうとする借金取りを高木がとめるが、強引に病室へ入ってしまう。
しかし、そこには真中の姿はなかった。
借金取りの声に驚いて記憶が戻ったと考える高木。
記憶が戻れば、真中は自殺してしまうと考えていた高木と光彦たちは、真中を捜すため走り出した。
誰もいなくなった病室で、真中はベッドの下からこっそりと出た。
銀林を説得していたコナンに、光彦から真中がいなくなった旨の連絡が入った。
それを聞いた銀林は、秘書に車を出すように指示した。
移動する車の中で銀林は話す。
銀林「私も絵描きを目指していたんだよ。しかし食っていけず、結局その夢を捨てた」
コナン(そういうことか・・)
秘書「ならば、誰よりも大二郎さんの生活の苦しさをわかっているはず。進んで援助するのが本当では?」
銀林「逆だ・・」
コナン(わかっているからこそ、この人はあえて真中さんを突き放してきたんだ)
銀林は「死ぬな、大二郎」と呟いた。
光彦たちは、陸橋にいる真中を発見し、真中の元へやってきた。
しかし、真中は「来るなー!飛び込むぞ!」と叫び、橋から身を投げようとする。
そこへ、借金取りもやってきてしまった。
すると、銀林の車が到着した。
車から降りた銀林は「死ぬ死ぬ情けない奴め!」と言った。
真中「どうしてここへ?」
銀林「お前が絵描きになると言い出した時、私は反対したはずだ。絵では食っていけないと。なのにお前は耳を貸さず夢に生きることを選んだ。バカな奴だ」
真中「あんたみたいな俗物に僕の思いがわかるか!」
銀林「案の定お前は私を頼ってくるようになった。しかしな、大二郎。困れば誰かを頼ればいい、そんな甘えた姿勢では夢を貫き通すことはできないんだ!」
真中「え?」
銀林「だから私はあえて心を鬼にした。どんなに頼ってこられようと一切援助しなかった」
真中「都合のいいこと言うな!」
コナン「でも、やっぱり放っておけなくてコッソリ援助してたんだよね?」
真中「え?」
コナン「真中さんの絵を買ってあげてたんだ」
真中「僕の絵を?」
コナン「買っては小学校に送ってたんだって」
コナンは、銀林の会社で見つけたハガキを真中に渡す。
ハガキの写真には、飾られた絵を眺めている子供たちの姿が写っていた。
そのハガキは、生徒からのお礼状として送られたものだ。
ハガキには「きれいな絵、いつもありがとう!」と書かれていた。
銀林「美しい絵は子供たちの心を必ず豊かに育む。そう信じて送り続けてきた」
真中「僕の絵を買ってくれてた・・。裏でずっと援助してくれてた・・。どうして話してくれなかったんだ」
銀林「援助したんじゃない!いい絵だから買ったら・・、たまたまそれがお前の描いた絵だったんだ」
銀林の目は泳いでいる。
銀林は、借金取りに200万円を手渡しした。
借金取りは驚き「どうも」とお金を受け取った。
銀林「これも援助ではない。子供たちが楽しみにしている次の絵の前払いだ」
真中「叔父さん・・。ごめん。実は僕・・」
銀林「何も言わなくていい。二度と自殺など考えるなよ」
震えて涙する真中を銀林は抱きしめる。
真中は、ずっと銀林に謝り続けていた・・。
光彦「命に関わる犯罪、起こさせずに済んだようですね」
コナン「らしいな」
(エピローグ)
後日。
定食屋のショーウィンドウにある鰻重のフードモデルを眺める元太。
元太「食ってみてェな、これ」
歩美「また覗いてるー」
光彦「降ってきますよ元太くん、また鉄骨が」
コナンは呑気にあくびをしている。
すると、
元太「危ねェ!!」
コナンは鉄骨が降ってきたのかと驚き、転倒した。
元太「危ねェ、涎でシャツ汚すとこだったぜェ」
歩美「コナンくん?」
光彦「何してるんですか?」
コナン(へへ・・、何してるんでしょうねェ・・)
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。
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・あらすじ
・登場人物
・謎解き
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