名探偵コナン第303話のネタバレ!戻ってきた被害者

シーズン7

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第303話「戻ってきた被害者」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第303話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第303話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第303話
■ 事件ファイル名:
戻ってきた被害者
■ 放送日:
2002年12月9日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ I can’t stop my love for you(愛内里菜)
EDテーマ Overture(稲葉浩志)
■ BACK:
⇒ 第302話「悪意と聖者の行進(後編)」
■ NEXT:
⇒ 第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」

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名探偵コナン第303話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

細野 早苗(ほその さなえ)
28歳。マンションの住人。

徳永 和弘(とくなが かずひろ)
39歳。細野の隣人。

日野 正照(ひの まさてる)
40歳。リサイクルショップ店長。

広瀬 利通(ひろせ としみち)
50歳。リサイクルショップ配達係。

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名探偵コナン第303話|あらすじ

コナンたち少年探偵団は、連続空き巣事件の犯人を捕まえるため、曙町へ出かけることになった。
絶対捕まえようね!」と意気込む歩美。

バスを待つ間、リサイクルショップを見て、前に誰が使ったかわからないものだから気味が悪いと言う元太。
それに相対し光彦は、限りある資源を大切にしようという素晴らしい仕組みだと称えた。
そうこうしているうちに曙町行きのバスがやってきた。

曙町へ着き、人通りのない静かな住宅街を調査する少年探偵団。
その時、近くのマンションから女性の悲鳴が聞こえてきた。
駆けつけ部屋へ入ると、女性が震えながらソファーを指差した。
そこで少年探偵団は、ソファーに近づきシートの中を覗くと、死亡しているおばあさんがいた。

目暮率いる警察が到着し、捜査が開始された。
おばあさんの死因は、後頭部を鈍器で殴られたことによる脳挫傷。
死亡推定時刻は、昨日の午後2時から3時の間で身元を特定できるものは所持していなかった、と高木が説明する。
第一発見者で部屋の住人の細野早苗に詳しく状況を説明するよう目暮は求めた。
ソファーは昨日の夕方、米花町で購入した。
そして今朝の10時頃に届けてもらった。
しかしよく見るとシートが少しズレていたので、直そうとしたら中におばあさんの遺体があった、というわけだ。
細野は被害者のおばあさんに見覚えはなく、昨日の午後は一人で映画を見に言っていたと話す。

部屋の外に出て目暮は高木に話をした。
考えられる線は二つ。
細野が被害者を殺害し、配達されてきたソファーに遺体がつめこまれていたように見せかけた。
もう一つは、供述通り遺体のつめられたソファーが配達されてきた。
その話を聞いていた少年探偵団。
駆けつけた時、細野は本当に驚き青い顔をし、お芝居しているようには見えなかった、と話す歩美。
元太と光彦はそれに同調し頷く。
全ての可能性を考えるのが警察の仕事だと言う目暮に歩美は納得がいかないようだ。
そこでコナンは目暮に尋ねた。
ソファーの中におばあさんの靴も一緒に入っていたが、どうして靴を履いたままじゃなかったのか。
殺害された時、被害者は靴を履いていなかった。
つまり部屋の中で殺害されたということだ。
もし細野が犯人だとすれば、犯行現場はこの部屋の中。
隣近所に聞き込み調査をするよう高木に指示する目暮だが、そこへ警察官が男性を連れてきた。
男性の名前は徳永和弘、細野の隣に住んでいるマンションの住人だ。
目暮は、細野の部屋から遺体が発見された事情を説明し、昨日の午後2時から3時の間部屋にいたか尋ねる。
徳永は仕事は夕方からなので、部屋にいたと答えた。
その時に隣から妙な音や声が聞こえなかったか尋ねると、徳永は少し間を置き、何か言い争いをしているような声が聞こえた、と言う。
しかしよく聞こえず、詳しいことはわからないみたいだ。
始終見ていた少年探偵団。
歩美と光彦は、今の話は信じられない、と落ち込む。
細野が映画を見に行っていたというアリバイは嘘かもしれないと疑う目暮に、高木は子供たちの言うことが気になるので、リサイクルショップに聞き込みに行きたいと話した。

高木はリサイクルショップで店長の日野正照に話を聞いてみた。
ソファーは昨日客から買い取り、すぐに店頭に並べた。
細野は荷下ろしの最中に来店し、手入れに2、3日かかると話したが、急いでいるからそのままで良いと購入した。
細野が購入した後は、閉店時間まで店内に置いてあり、それから翌日の配達分としてトラックに積み込んだ。
そのトラックは鍵付きの倉庫に止めてあり、外部の者が近づくことは不可能だ。
ということは、買い取ってきた時点でおばあさんは中に入っていたということになる。
だとすると、ソファーの前の持ち主が犯人ということになる、と少年探偵団は考えた。

誰から買い取ったのか、配達係の広瀬利通に話を聞いてみると、実はソファーは客から買い取ったものではないことが判明した。
広瀬は、昨日の午後4時頃、市内の何件かを買い取りに回り、その帰り道にゴミ捨て場に置いてあるソファーを発見。
まだまだ使えるのに見捨てちゃ物がかわいそう、と拾ってきてしまったようだ。
物を大切にしたいという広瀬の気持ちはわかる、と肩をたたく日野。
しかしゴミ捨て場から拾ってきたとなると、犯人の目星がつかなくなってしまったということにる。
がっかりする高木と元太、光彦。
そこでコナンは高木に、犯人がわざわざ遠くから遺体を運んできたとは思えないことを伝え、広瀬にソファーを拾った場所を確認すると、なんと曙町だった。

高木と少年探偵団は、広瀬が言った曙町のゴミ捨て場にやってきた。
再び振り出しに戻ってしまったことになる。
つまりおばあさんは昨日の午後4時頃、曙町のゴミ捨て場を出発し、リサイクルショップを経由して、今朝10時に再び元の場所の近くへ戻ってきてしまった。
犯人は恐らくこの近くに住んでいるはずだが、どうやって見つければいいのか悩む高木。
コナンもどうして犯人はゴミ捨て場のソファーの中に遺体を、と考え込んだ。
そこで元太と光彦が「そんなの決まってんじゃん!」と言葉を発した。
犯人は、まさか捨てられているソファーを持っていく人なんていないと思ったのだと光彦は言う。

その時、細野の住むマンションの住人たちが徳永の噂話をしながら階段を降りてきた。
いつも気真面目そうな顔をしている徳永が、今朝近所のファミレスでビールを飲み、一人でにこにこ笑っていたと話していた。
よっぽど嬉しいことでもあったのだろうか。

続けて目暮が階段を降りてきた。
そして映画館の人間が細野のことを覚えており、細野のアリバイの裏がとれたことを教えてくれた。
徳永が証言した、細野の部屋から言い争うような声は勘違いだったのだろう、ということになった。

目暮の報告を受け、高木はソファーの出所を辿り、振り出しに戻ってきてしまったことを伝える。

被害者が曙町のゴミ捨て場でソファーに入れられたのは間違いない。
目撃者を探すため、再び捜査を開始しようと足を進めた目暮と高木。
しかし「わかりましたよ!犯人が!」と光彦は、二人を引きとめた。

言い争う声を聞いたという証言は勘違いではない。
犯人は徳永だ・・。

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名探偵コナン第303話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第303話|謎解き

【謎解き①】
少年探偵団が曙町へやってきた当初の目的は、連続空き巣事件の犯人を捕まえるため。

名探偵コナン第303話|ネタバレ

少年探偵団と高木は、今朝徳永が来店したというファミレスにやってきた。
元太が店員に確認すると、マンションの住人が噂していた通り、徳永は超ご機嫌だったという。

殺人犯が遺体を隠す目的は、遺体が発見されたら困るからだ。
発見されれば被害者の身元が割り出され、徹底的に周辺人物があらわれ、いつかは自分のところへと捜査の手が及ぶ。
そうさせないために隠すのだ。
しかし本当に隠したいのなら、山の中に埋めるとか海に静めるとかする方が確実なのに、今回の犯人はどうしてそうしなかったのか。
答えは一つ!犯人の徳永も海とか山に隠しに行きたかった。
しかし行けない事情があった。
それは夕方から仕事があり、遠くに隠しに行く時間がなかったのだ。
そのため徳永はとりあえず遺体をゴミ捨て場のソファーの中に隠し、仕事から帰ったらどこかに処分しに行くつもりだった。

ところが仕事から戻ってみると、それより先にリサイクルショップのトラックがソファーを持って行ってしまった。
仕事から帰ってきた徳永は、いつの間にか消えているソファーにビックリしたはず。
そしてビックリした後で、喜びが込み上げてきた。
誰かが勝手に遺体を処分してくれて、自分で処分しに行く手間が省けた。
嬉しくてたまらず徳永はファミレスで一人祝杯をあげた。

ところが、マンションに帰ってきてみると、とんでもないことになっていた。
どこかに消えたはずの遺体が隣の部屋から発見されたというのだから。
しかし警察が第一発見者である細野に疑いをかけているらしいと悟り、隣から言い争いをしていた声が聞こえた、と嘘をつくことにした。
それは勘違いなどではなく、細野に罪を被せようとしてついた嘘だ。
以上が光彦の推理。
元太と歩美は、全てつじつまが合うと光彦を褒めた。

しかしコナンには疑問に思うことがあった。
仕事に出かけなければいけなかったとしても、犯人はどうしてわざわざ遺体を移動させる必要があるのか。
それに続いて高木も、そのまま帰ってくるまで自分の部屋に置いておけば誰にも見つからない、と頷く。

そこで光彦は、そもそも今日曙町へ何をしたのか尋ねた。
コナンが【謎解き①】を答えると、再び光彦は推理を話し始めた。

徳永は、空き巣に入られることを恐れた。
もし空き巣に入られ、死んでいるおばあさんを見られたら警察に通報されるかもしれない。
だから部屋の中に置いておけなかったのだ。

またしても光彦を褒める元太と歩美だが、コナンと高木はその推理は無理だと言う。
空き巣に入られる可能性より、遺体を隠すところを誰かに目撃される可能性の方が高い。
それに遺体を隠したソファーが消えていると知った時、喜ぶよりも警察に発見されたと思い不安になるのが普通だ。
仕事だって一日くらい休むこともある。
つまり、徳永を犯人だとする推理は光彦の思い込みであって、「事件ってのはそんな単純じゃねぇんだ。
もう一度初めから考えてみようぜ
」とコナンは光彦に声をかけた。
しかし光彦は、「コナンくん!この際言わせてもらいますけど、思い込みを持ってるのはどっちですか?」と声を上げた。
そして高木へ向け、入るかどうかわからない空き巣に怯える人もいるかもしれない。
遺体が消えてラッキーって思う人もいるかもしれない。
仕事を休んだことのない人がいきなり休んだら周りに疑われるかもしれないと不安になり、いつも通り仕事に出かけるような気の小さい人だっているかもしれない、と言葉を発した。

そこでマンションの管理人に確認してみると、徳永は隣町で小さな居酒屋を経営している。
経営はかなり苦しいみたいだが、一日も休まず営業しており、気真面目で小心者、と光彦のにらんだ通りの人物だということがわかった。
そして開店前の支度があるため、徳永は毎日午後3時には出かけている。

しかしいくら気が小さくても、入るかわからない空き巣に怯えるだろうか、と呟く高木。

そこへ空き巣の注意を呼びかけ、巡回している曙警察のパトカーが通りかかった。
高木はパトカーを止め、警察官に尋ねると、昨日この辺りを2時50分頃に巡回したことがわかった。

高木は徳永を呼び出し、推理を話した。
徳永は被害者を殺害し、気が動転している時にパトカーからのアナウンスを耳にした。
そこで怯えた徳永は、近のゴミ捨て場にあったソファーの中に遺体を隠した。
そうですね?徳永さん・・

徳永はゆっくりと話し始めた。
あのおばあさんから借金をしており、借金の返済を一週間だけ延ばして欲しいと頼んだ。
しかしおばあさんは、マンションまで怒鳴りこんできて、期限までに返さないと徳永の店を取り上げる、と言った。
だからついカッとなって、と徳永は罪を認め謝罪した。

光彦を褒める元太と歩美、そしてにこにこな光彦。

光彦、今回は先入観を持たなかったお前のお手柄だな」とコナンは光彦を称えた。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第303話「戻ってきた被害者」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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