名探偵コナン第254話のネタバレと感想!本庁の刑事恋物語4(後編)

シーズン6

お見合い相手の白鳥警部から「日が沈むまでに事件を解決して高木刑事が迎えに来なければ自分の妻になる」という条件を出され、あっさり承諾した佐藤刑事。

しかし、肝心の高木刑事は現在コンビニ強盗事件の捜査中で、目撃者のバラバラな証言に惑わされて容疑者を特定できずにいました・・。

果たして、高木刑事は事件を解決して佐藤刑事を救い出すことができるのでしょうか!?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第254話「本庁の刑事恋物語4(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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本庁の刑事恋物語4(前編)のおさらい

画像引用:名探偵コナン公式サイト

コナン、蘭、園子は交通課の由美から佐藤刑事が顔も知らない男とお見合いするという話を聞きました。

興味津々のコナンたちは、たまたま会った新出医師の車で日本料理店「水都楼(みなとろう)」まで送ってもらったのですが、そこで佐藤刑事のお見合い相手が白鳥警部だと知って驚きました。

由美の話では「美和子大ピンチ!見合い会場の水都楼から事件にかこつけて彼女を奪還せよ!」というメールを高木刑事に送信し、彼が佐藤刑事を連れ出す算段になっているといいます。

しかし、肝心の高木刑事はコンビニ強盗事件に遭遇し、犯人を追って公園のトイレに追い詰めたのですが、容疑者は3人もいて、目撃者たちの証言がバラバラで1人に絞れずにいました。

そんな中、高木刑事が事件の捜査中だと知らない佐藤刑事は、白鳥警部から出された条件をあっさり承諾してしまいました。

その条件とは、日が暮れるまでに高木刑事が駆けつけてきたら潔く身を引くが、怖気づいて迎えに来なかった時は佐藤刑事に自分の妻になってもらうというものでした。

事件の捜査が難航していると知ったコナンは、蝶ネクタイ型変声機で新一の声を使って高木刑事に連絡を入れ、由美からのメールを見るように伝え、事件を急ぎ解決するために協力させて欲しいと申し出たのですが──。

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名探偵コナン第254話のあらすじ

事件のあらまし

佐藤刑事が白鳥警部の条件を飲んだと知った高木刑事は焦りを浮かべ、強盗事件のあらましを新一(コナン)に伝えました。

コンビニに押し入った犯人はヘルメット、コート、手袋を身につけていて、刃物を突き付けて「金を出せ」と貼った字を見せただけなので正体はわかりません。

そのあと、犯人がコート類を捨てて公園の共用トイレに逃げ込んだのは間違いありませんが、高木刑事の呼びかけに応じて個室トイレから出てきた人物は3人もいました。

1人目はフリーターの座間弘(ざま ひろし)で、身長は180センチくらい、青いセーターを着て耳にピアスをしていました。

2人目はOLの越水映子(こしみず えいこ)で、身長は160センチくらい、黒い服を着て腕時計を2つつけていました。

3人目は塾講師の紙枝保男(かみえだ やすお)で、身長は170センチ前後、緑色のセーターを着てメガネをかけていました。

聞き込み捜査を行った結果、目撃者が3人も見つかったのですが、それぞれ全く異なった犯人像を証言しているため、容疑者を1人に絞ることができずにいました。

公園前で強盗犯にぶつかったという老人は「青い服を着た女性」と証言し、店の窓越しに見たという女子高校生は「身長180センチ以上の緑色の服を着た男」と証言。そして、店の外で逃走中の犯人に遭遇したという喫茶店のマスターは「身長170センチ前後の黒い服を着ていた人物」と証言しています。

さて、一体どの目撃者の証言が正しくて、誰が犯人なのでしょうか?

目撃証言の真相

このあと、再び喫茶店を訪れた高木刑事は、新一の指示でマスターを外へ連れ出しました。すると、マスターのメガネのレンズが見る見るうちに黒くなってサングラスに変わりました。

これは調光レンズといって、屋外に出て紫外線を受けると15秒ほどで変色する特徴があります。となると、マスターは変色したレンズで強盗犯を目撃していたことになります。

次に、新一は女子高校生が犯人を目撃した店の前に高木刑事を向かわせ、犯人が逃走した時、地下鉄の出口からバス停まで続くその道が混雑していた可能性があると説明しました。

となると、犯人は急いで逃げるために人混みを避けようとしたはずで、縁石の上を歩いていた可能性は十分考えられます。

残るは犯人とぶつかったという老人ですが、コナンがそれを説明しようとした時、帰りが遅いことを心配した蘭が捜しに来てしまい、焦ったコナンは高木刑事にもう一度老人に話を聞くように指示して慌てて電話を切りました。

高木刑事は頼みの綱を失って急に不安に陥りますが、冷静になってもう一度老人の話を思い返し、ぶつかった時、ヘルメットを被ってコートを着ていたはずの犯人を女性だと言った老人の目撃証言の真相を見抜いたのですが──。

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名探偵コナン第254話のネタバレ

容疑者3人を乗せた警察車両に戻った高木刑事は、急ぎ事件を解決するため犯人に推理を突きつけることにしました。

目撃証言から犯人を特定

店の外で逃走中の犯人に遭遇したという喫茶店のマスターは「身長170センチ前後の黒い服を着ていた人物」と証言していましたが、これはマスターが変色した調光レンズのサングラスで強盗犯を見たから服が黒く見えたのです。

次に、店の窓越しに見たという女子高生は「身長180センチ以上の緑色の服を着た男」と証言していましたが、強盗犯が人混みを避けて縁石の上を走っていたため背が高く見えたのです。

マスターと女子高校生の証言から黒い服と180センチ以上という特徴を除くと、犯人は170センチ前後で緑の服を着ていたことになりますね!

残るは青い服の女だと証言した老人ですが、昔の人は藍色も水色も緑色もひっくるめて青と呼んでいました。そして、女だと言ったのは犯人が腕時計の文字盤を手首の内側になるようにつけていたからです。

以上のことから、犯人は身長170センチ前後で緑の服を着ていた塾講師の紙枝保男ということがわかりました。

犯人は捕まえたけど・・

こうしてコンビニ強盗犯・紙枝が確保されたのですが、日没まで残り10分を切っており、高木刑事は慌てて佐藤刑事に連絡を入れました。

案の定、佐藤刑事は激怒していて、高木刑事は項垂れながらも何故自分を信じて大事な賭けに応じたのか質問してみました。

あ、あなたならきっと迎えに来てくれると思ったからよ。悪い?

自分を選んでくれたと知り、高木刑事が顔を真っ赤にして喜びを感じていると、突然越水の悲鳴が聞こえ、車内から紙枝が逃げ出しました。

慌てて追いかける千葉刑事に続いて高木刑事も追跡を始めると、事情を察した佐藤刑事は迷うことなく通話終了ボタンを押し、白鳥警部の妻になる覚悟を決めました。

そして、高木刑事は紙枝を川原に追い詰め、16時56分に無事逮捕しました。

紙枝は顔を伏せて涙し、しつこく付きまとってくる女に渡す手切れ金が必要だったと動機を打ち明けます。

そこに遅れてやってきた千葉刑事が犯人確保を喜びますが、高木刑事は「本当の星には逃げられちゃったよ」と悲しそうな顔で佐藤刑事を思い浮かべました。

すると、事情を知った千葉刑事は、

あんた刑事だろ?刑事なら刑事らしく、時効ギリギリまで星を追い続けろよ!!

と激怒し、高木刑事を急ぎ水都楼へ向かわせました。

小さな救世主

画像引用:名探偵コナン公式サイト

その頃、水都楼では白鳥警部が婚約の誓いとして佐藤刑事と口づけを交わそうとしていました。

その時、「佐藤美和子警部補!休暇中のところ申し訳ありませんが事件です!応援に来ていただけませんか」と声が聞こえ、障子に高木刑事の影が映りました。

佐藤刑事が障子を開けると、そこにいたのは新出医師とコナンだけで、高木刑事の姿は見当たりません。

実は、障子に映っていたのは新出医師で、コナンが高木刑事の声を使って話していたんです。

咄嗟に蝶ネクタイ型変声機を隠したコナンは、高木刑事が走って行ったと伝えて佐藤刑事を玄関に向かわせました。

エピローグ

高木刑事が水都楼に到着する頃にはすっかり日が落ちていて、救世主・コナンのおかげで白鳥警部と佐藤刑事の結婚が阻止されたことを知らない高木刑事はすっかり落ち込んでいました。

店の前で悲しみに暮れていると目の前で一台の車が停まり、「事件なんでしょ?」と佐藤刑事が窓からひょっこり顔を出しました。

車に乗り込み佐藤刑事とともに去って行く高木刑事を見送ったコナンは、

ついつい肩入れしたくなっちまうんだよな。この手のことに奥手で不器用な2人を見てると、まるで誰かと誰かみてェだからな。

と、自分(新一)と蘭の姿を思い浮かべました。

そんな中、一人寂しく水都楼から出てきた白鳥警部は、それはもう深~いため息を吐いたのでした。

名探偵コナン第254話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第254話
事件ファイル名 本庁の刑事恋物語4(後編)
放送日 2001年10月22日(月)
OPテーマ destiny(松橋未樹)
EDテーマ 青い青いこの地球に(上原あずみ)
BACK 第253話「本庁の刑事恋物語4(前編)」
NEXT 第255話「松江玉造連句14番勝負(前編)」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵。コナンの本当の姿
鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭の親友。鈴木財閥のお嬢様
白鳥 任三郎
CV:井上和彦
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
佐藤 美和子
CV:湯屋敦子
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
宮本 由美
CV:杉本ゆう
警視庁交通部交通課の警部補
新出 智明
CV:堀秀行
25歳。医者
美和子の母
CV:秋元千賀子
鴨井 五十吉
CV:長克巳
白鳥家の執事
座間 弘
CV:蓮池龍三
21歳。フリーター
越水 映子
CV:速見圭
28歳。OL
紙枝 保男
CV:川津泰彦
32歳。塾講師
喫茶店のマスター
CV:木村雅史
犯人を目撃した人物
仲居
CV:宮下富三子
水都楼の仲居さん

名探偵コナン第254話の感想

私の祖母も緑のことを青と言うので、老人が本当は「緑の服」と証言してるんじゃないかな~と思ってました。

昔の日本ではすべての色が黒、白、赤、青に分類されていて、寒色系とされる緑は青に分類されていたそうです。

と、今回の事件ではバラバラな目撃証言で困惑しましたが、無事に犯人が捕まって良かったです。

そして、佐藤刑事が白鳥警部の奥さんにならなくて本当に良かったと思います。白鳥警部には申し訳ないけど、高木刑事と幸せになって欲しいんです!!

今後、本庁の刑事恋物語がどう発展していくのか楽しみですね!

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第254話「本庁の刑事恋物語4(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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