名探偵コナン第220話のネタバレ!偽りだらけの依頼人(前編)

シーズン6

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第220話「偽りだらけの依頼人(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第220話
    ■ 事件ファイル名:
    偽りだらけの依頼人(前編)
    ■ 放送日:
    2001年1月15日
    ■ 放送曜日:
    月曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ 恋はスリル、ショック、サスペンス(愛内里菜)
    EDテーマ スタート・イン・マイ・ライフ(倉木麻衣)
    ■ BACK:
    ⇒ 第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」
    ■ NEXT:
    第221話「偽りだらけの依頼人(後編)」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

榎本 梓
CV:榎本充希子
喫茶ポアロのウェイトレス。

横溝 参悟
CV:大塚明夫
静岡県警捜査一課の刑事。小五郎のことを尊敬している。人に話しかける時に顔を近づけすぎる癖がある。

池波 静華(いけなみ しずか)
CV:勝生真沙子
42歳。依頼人。

柴田 四朗(しばた しろう)
静華の尋ね人。

吉川 竹造(よしかわ たけぞう)
CV:大山高男
47歳。四朗の友人。

柴田 恭子(しばた きょうこ)
CV:松岡洋子
38歳。四朗の妻。

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あらすじ

ある日、毛利探偵事務所に和服姿の美女がやってきました。その女性・池波静華は、知人の勧めで小五郎を訪ねてきたといいます。

依頼は中学時代に同じ剣道部だった柴田四郎を捜して欲しいというもので、静華は当時の剣道大会の写真を小五郎に渡します。

本来、その学校の生徒は卒業名簿に住所が載るはずですが、尋ね人の柴田は卒業前に引っ越してしまったらしく、彼のところだけ空欄になっているそうです。

静華の美しさに心を惹かれた小五郎は、大喜びで依頼を引き受けることにしました。ところが、小五郎は柴田のことではなく、静華について根掘り葉掘り質問を始めました。

編み物が好きだという静華は、よくセーターを編んだりしているそうです。しかし料理は苦手なようで、昨日も包丁で指を3ヵ所も切ってしまったといいます。

 

「ま、まあ、いいじゃないすか。少々欠点があった方が魅力的で」

「そうそう。お母さんもね?」

 

二人の間に割って入った蘭は、裁縫は得意だが料理が苦手な母・英理の話を持ち出しました。すると小五郎は、ムスッとした表情で蘭を睨みつけます。

静華は、自分の場合は欠点だらけなため、今でも独り身を続けていると打ち明けました。彼女が独身だと知った小五郎は驚き、そして目を輝かせました。

 

「いやァ、こんな美しい貴婦人が目に留まらないなんて、あなたの周りの男共の目は節穴なんじゃ」

「本当に素敵な人!うちのお母さんと一緒で、放っておく誰かさんの気が知れないです」

 

その時、突然静華が咳き込んでしまいました。静華は口元を押さえて咳をしながら埃アレルギーだと打ち明けます。

恐らく、先ほどまでコナンと蘭が事務所の掃除をしていたため埃が舞っていたのです。

そこで小五郎たちは、事務所の下にある喫茶ポアロに移動することにしました。

 

梓にテーブル席へ案内された後、落ち着きを取り戻した静華は、柴田から写真を返して欲しいがために彼の捜索をお願いした、と説明します。

その写真は、中学3年の夏の大会で準優勝した時に1枚だけ撮って貰ったものだといいます。ところが、柴田から借りた本にその写真を挟んだまま返してしまったというのです。

手掛かりは、柴田が静華のことを『レイコ』と呼んでいた、ということだけ。柴田は、小説の中に登場するレイコという女性が静華によく似ていると言っていたそうです。

あまりにも少なすぎる手掛かりに小五郎は頭を抱えます。そこで静華は、風の噂で聞いた工藤新一に知恵を借りてはどうか、と提案しました。

この時、新一の噂が広がっていると知ったコナンは焦りの色を浮かべました。下手をすれば、黒ずくめの男たちの耳に入る恐れがあるからです。

そこでコナンは、写真を見て気づいたことを小五郎に知らせることにしました。

静華が持参した写真の柴田は、優勝カップを手にしています。中学2年生で優勝するほど強かったのなら、今もどこかの大会に参加している可能性が考えられます。

さっそく小五郎は事務所に戻って電話で確認してみることに。すると、静岡大会一般の部に柴田が出場していることが判明。柴田は、いつも上位に顔を出す常連だというのです。

そして現在、柴田は静岡で高校の体育教師をやっていて、妻と二人でマンションに住んでいるようです。

小五郎は、さっそくレンタカーを借りに行くため事務所を後にしました。

こうして目的の人物は見つかったのですが、コナンは偽りだらけの依頼人・静華を不審に感じていました。

(口から出るそのほとんどが嘘っぱちだ。一体どういうつもりで?まさか、正体を隠している…)

 

その夜、静岡県にやってきた小五郎たちは、柴田の自宅マンションを訪ねました。が、呼び鈴を鳴らしても応答せず、どうやら柴田は留守にしているようです。

玄関の前でどうしたものかと考えていると、柴田の友人・吉川竹造がやってきました。

吉川はこれから柴田と麻雀をする約束をしていたらしく、留守のはずがないと言って呼び鈴を鳴らします。

やはり柴田が出てくる様子はなく、痺れを切らせた吉川はドアを開けて中へ入って行きます。すると、室内からはテレビの音が聞こえてきます。

小五郎たちも吉川の後に続いて中へ入ると、キッチンの食卓には食べかけの料理と朝刊が置いたままになっていました。お味噌汁はすでに冷え切っていて、ごはんも固くなっています。

その料理を見た静華は、『せっかく美味しそうなグジなのに…』と小さな声で呟きました。この『グジ』とは甘鯛のことで、福井県や京都府における地方名です。

そこへ帰宅した四朗の妻・柴田恭子は、勝手に家の中に入っている小五郎たちに気づいて警察に通報しようとします。

その直後、吉川が大声で柴田を呼ぶ声が聞こえてきました。

コナンたちがリビングに駆けつけると、頭から血を流した柴田が息絶えていて、なぜか静華が求めていた写真を握りしめていました。

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ネタバレ

横溝刑事たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

検死官は、死亡推定時刻を今日の明け方から朝にかけて、と断定しました。そこで横溝刑事は、柴田の妻・恭子のアリバイを確認します。

恭子は、ゴルフの約束をしていた友人が朝5時頃に車で迎えに来ることになっていたので、柴田の朝食の支度を済ませて5時前には家を出たと証言します。

昨夜、柴田は吉川たちと麻雀をして午前3時に帰宅し、恭子が出かける時は寝ていたといいます。

麻雀をしていたのは柴田の部屋の4階下にある吉川の自宅で、吉川は確かに3時頃まで一緒にいたと証言しました。

 

食卓の上に置かれていた朝刊は、毎朝6時頃に玄関のドアのポストに入れられるといいます。となると、柴田は朝起きて朝刊をとり、朝食を食べている最中に訪ねてきた何者かによって撲殺された、ということになります。

小五郎は、自分たちが室内に入った時、台所のテレビがつけっぱなしになっていたと報告します。

 

「ええ~、テレビが!?我々が来た時には消えていましたよ!!」

「あぁ、うるさいから私がポチッと…。どうせ朝飯食いながらテレビを見ていただけだと思ったもんで」

 

恭子は、柴田が朝8時から放送される『剣勇伝説』という時代劇を毎週欠かさず見ていたことを打ち明けます。

その時、リビングを調べていたコナンは、LDソフトが棚にたくさん並べてあるのに、肝心のプレーヤーがないことに気づきました。

そのことで恭子が口を開きかけた時、それを遮るように吉川は早く家に帰らせろ、と言い出しました。

 

その後、恭子の友人が朝5時きっかりに恭子を迎えに行き、送り届けたのは午後7時過ぎだと証言しました。

そして新聞販売店に確認したところ、柴田宅に配達したのは朝6時頃だと判明。

今朝の時代劇が台所のビデオで録りっぱなしになっていたことと放送時間を踏まえると、犯行時刻は朝8時から45分の間と考えられます。

つまり、恭子に犯行は不可能ということです。

 

一方、家で寝ていたという吉川は、一人暮らしのため証人はいません。柴田を起こすため留守電にメッセージを入れたと訴えますが、それはアリバイにはなりません。

 

「待てよ!俺ばっかり疑ってるが、こいつらどうなんだよ!なんか刑事さんと顔見知りみたいだがよ」

「ははは。この方は殺人なんかする人じゃありませんよ。私の尊敬する毛利小五郎探偵なんですから!」

 

そこで静華は、古い友人である柴田に写真を返してもらうために小五郎とここへ訪れたと打ち明けます。しかし、静華が目当てにしていたその写真は、殺害された柴田が握り締めていました。

写真を手にした横溝刑事は、柴田が残したダイイングメッセージだと考えます。静華に疑いが向けられたことで、小五郎は慌てて事情を説明するのですが──。

 

その時、コナンはうつ伏せに倒れている遺体の下に何かが挟まっていることに気づきました。

横溝刑事が取り出してみると、それは静華が30年前に柴田に借りて写真を栞替わりに挟んで読んでいた小説『雷神の門』でした。

吉川は一昨日、柴田の自宅で時代劇のビデオを観ていた時、妙な電話がかかってきたと告白します。その電話を受けた柴田は、突然棚から一冊の本を手に取り、ページをめくってニヤニヤ笑いだしたというのです。

 

その後、鑑識の調べで廊下に血痕が付着していることが判明。本当の殺害現場は廊下だと考えられます。

コナンは、『雷神の門』を読んだことがあると話す鑑識課員に、その小説内に『レイコ』という登場人物がいるかどうか尋ねました。

「ははは。そんなハイカラな名前の女は出てこないよ」

先ほど静華は、柴田から『レイコ』と呼ばれていて、それは小説の中に登場するレイコという女性が静華によく似ていたために柴田がそう呼ぶようになったと言っていました。

(まただ。また一つ増えた。この女の嘘が……。でも、なんだっていうんだ。この嘘に一体何の意味があるんだ)

まとめ

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第221話「偽りだらけの依頼人(後編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第220話「偽りだらけの依頼人(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

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