名探偵コナン第213話のネタバレ!きのこと熊と探偵団(後編)

シーズン5少年探偵団

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第213話「きのこと熊と探偵団(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

八坂 清(やさか きよし)
CV:秋元羊介
41歳。ハンター。

雑賀 又三郎(さいか またさぶろう)
CV:藤本譲
67歳。ハンター。

根来 友也(ねごろ ともや)
CV:菅原正志
28歳。ハンター。

旅館の従業員
CV:菅原淳一

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(前編)のストーリー

コナン、元太、光彦、歩美、哀は、阿笠博士に連れられて山へ松茸狩りにやってきました。

ところが、松茸を夢中になって探していた元太が誤って狩猟区に入ってしまいました。

コナンと歩美、哀と光彦の二手に別れて元太を捜すことになったのですが、哀たちは狩猟区内でハンターの射殺体を発見。

そして、殺害現場を目撃されたと思い込んだ犯人が哀たちに向けて猟銃を発砲しました。

一方、元太と合流したコナンたちは、3人のハンターとともに哀と光彦を捜すことにしました。

哀は、コナンたちが自分を捜していることに気づきました。

しかし、コナンたちと一緒にいるハンターの中には、自分たちを襲った犯人の姿がありました。

今出て行けば殺されるかもしれないと考えた哀は、コナンたちに居場所を教えるため、ポテトチップスを落としながら狩猟区を彷徨うことにしました。(前編へ)

あらすじ

光彦は、コナンたちに居場所を知らせるために最後の1枚となってしまったポテトチップスを地面に落としました。

そして哀は、先ほどハンターに狙われた際に足首を捻ってしまい、それが悪化して歩けなくなってしまいました。

光彦は咄嗟にリュックに忍ばせていたタオルとハサミを取り出し、それで包帯を作って哀の足首に巻きつけました。

 

「へえ、すごいじゃない!」

「実は、前にキャンプで僕が捻挫した時にコナンくんが……、コナンくんが、僕にこうやってくれたんです」

 

そう言って光彦は顔を伏せ、自分なんてコナンの足元にも及ばない、と弱々しく笑いました。

落ち込む光彦を見て哀は微笑み、今のあなたは私にとって最高のレスキュー隊だ、と感謝を述べました。

光彦は照れ臭そうにしながらも立ち止まっているのは危険だと考え、哀を抱えて子熊とともに歩き出しました。

 

一方、コナンたちは、旅館従業員からの連絡で狩猟区域で男性の射殺体が発見されたことを知りました。

遺体は枝や落ち葉で隠されていたらしく、その傍には子熊の射殺体も埋められていたといいます。

コナンは、その犯人が3人のハンターの中にいると睨み、殺人現場を見られて哀たちの口封じをしようとしていると推理しました。

恐らく犯人は、コナンたちと一緒に捜すフリをして、哀と光彦を見つけ次第、熊と間違えて誤射してしまったと言って2人を殺害するつもりなのです。

しかし、手掛かりは少なく、犯人を突き止めるのはほぼ不可能。

コナンは、目撃者である哀と光彦が自分たちにだけわかる方法で犯人を教えてくれるはずだと信じることにしました。

その時、歩美はきのこが一カ所に纏めて置いてあることに気づきました。

テングダケ、マツタケ、シイタケは木の枝に刺さっていて、その周りにはシメジ3本とハツタケ1本が落ちています。

コナンは、光彦たちが残した暗号だと察し、さっそく解読を始めます。

 

「フン、くっだらねェ。心配しなくても良さそうだぜ。あいつらきのこ狩りに夢中みてェだし」

 

そう言ってコナンがきのこを放り投げると、ハンターたちは先へと進んでいきました。

その直後、ハンターたちの背後でコナンは麻酔銃を構えました。

コナンは暗号を解き、光彦と哀を突け狙っている犯人を特定したのです。

しかし、コナンは構えた麻酔銃を下ろし、ハンターたちに呼びかけました。

 

「なあ、もうくだらねェ鬼ごっこはやめにしようぜ、殺人犯さん」

 

哀たちが残したきのこは全部で7つ。これは、コナンたち7人のことです。

バラバラに落ちているシメジ3本はコナン、元太、歩美。大きいハツタケは博士。

そして、枝に刺さっているテングダケ、マツタケ、シイタケの3つは、背中に猟銃を背負っているハンター3人というわけです。

今回、コナンたちが山に来たのはマツタケを捜すため。つまり、光彦たちは犯人がマツタケだと言っているのです。

そして、枝に刺さったマツタケの傘が左側にあるということは、猟銃を左肩に背負っているということです。

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ネタバレ

犯人は、雑賀又三郎です。

 

殺人現場に偶然、光彦と哀が足を踏み入れ、遺体を発見しました。

殺人現場を見られたと思った雑賀は2人に向けて銃を発砲。

そして哀たちは思いました。このままでは口封じのために殺される、と。

しかし、雑賀が哀たちを撃ったのは殺すためではなかったのです。

本当の理由は──、

 

その直後、茂みから巨大な熊・十兵衛が現れました。

根来は咄嗟に猟銃を構えますが、それに気づいた十兵衛は根来の手から凶器を払い落としました。

次に十兵衛が狙いを定めたのは、なんと、元太でした。

怯えて後退りする元太を追いつめるように、十兵衛はゆっくりと元太に向かって歩を進めます。

その時、雑賀は空砲を放ち、十兵衛の注意を自分に惹き付けました。

 

「十兵衛!ワシがわからぬか。さあ、怒りを鎮めて森の奥へ帰るんじゃ。冬ごもりの支度が残っておろう」

 

雑賀は十兵衛の前で両腕を広げ、森の奥へ帰るように何度も呼びかけます。

しかし、十兵衛は我を忘れたかのように暴れ出し、雑賀に襲い掛かろうとします。

その時、コナンは茂みに身を潜めている哀に向けて叫びました。

 

「灰原!子熊だ、子熊を放せ!傍にいる子熊はたぶん十兵衛の子だ。抱えてんなら放してやれ!!」

 

哀が子熊を放すと、子熊は迷うことなく十兵衛の元へ駆けて行きました。

その無事な姿を確認した十兵衛は、怒りを鎮めて子熊に頬擦りしました。

 

──雑賀が発砲したのは、哀たちと十兵衛を助けるためだったのです。

殺害されたハンターは、十兵衛を撃ち殺そうとしていました。

それを阻止するため、雑賀はそのハンターを射殺しました。

しかし、不運にも哀と光彦がやってきてしまい、十兵衛が気づく前に2人を銃で威嚇し、その場から離れるように仕向けたのです。

 

コナンの推理を聞いていた根来は、わけがわからないといった様子で首を傾げます。

 

「俺たちは猟をしに山に入ってんだぜ。なのに何で熊を撃とうとして殺されなきゃいけねェんだよ」

 

雑賀は、十兵衛の左目を潰したのは自分だと打ち明けました。

それは今から20年前、春熊猟のため雪の深い山に入った時のことでした。

雑賀は不覚にも足を滑らせ、数十メートルも転げ落ちて両足の骨を折ってしまいました。

声も出せず身動きも取れないその状況下で、雑賀の目の前に十兵衛が現れました。

喰われる、と観念して目を閉じた時、生暖かい妙なものが顔に当たるのを感じました。

恐る恐る目を開けてみると、十兵衛が顔の傷口を何度も何度も舐めていたのです。

一通り舐め終えた十兵衛は、驚くことに雑賀を温めるようにして隣で寝始めました。

足の痛みを忘れてその心地よさに浸っていると、一発の銃声がとどろきました。

十兵衛は左目を失い、雑賀のもとから去って行きました。

十兵衛の足跡を追ってきた猟師が、雑賀が熊に喰われると思って撃ったのです。

つまり、十兵衛が雑賀を見つけたおかげで雑賀は凍死する前に助け出されたというわけです。

その後、雑賀は毎日のように山に入り、十兵衛を見つけては人の目が届かない山奥へと追い返すようになりました。

 

「運悪く見つかって狩られるならそれも定め。仕方なしと目をつぶるが、十兵衛に銃口を向けたあの男は常軌を逸しておった!」

 

殺害されたハンターは、子熊を囮に使って十兵衛を誘き出していたのです。

雑賀は、必死に子熊を木から下ろそうとしている十兵衛に銃口を向けるそのハンターが許せなかった、と小さな声で話しました。

 

それから1時間後、コナンたちは山を捜索していた警察と合流し、雑賀は連行されて行きました。

十兵衛がいる山に、寂しげな視線を送りながら──。

エピローグ

暮れ初む頃、コナンたちは博士の車に乗って山を後にしました。

少年探偵団の面々は珍しく疲労の色が浮かんでおり、最初に口を開いたのは哀でした。

 

「あの老人は、私たち人間よりあの熊の方が心配だったってわけね」

「仕方ありませんよ。あのおじいさんにとって十兵衛は二十年来の友人みたいな…」

「あら、そうかしら。動物愛護もここまでくると迷惑って感じだけど」

 

光彦は、この哀の言葉に少なからずショックを受けました。

 

「でも良かったじゃない。熊さんの親子、助かって。冬ごもりのいい塒、見つかるといいね♪」

「ええ、そうですね!!」

 

歩美の発言で、光彦の顔に笑顔が戻りました。

2人は、どんどん遠ざかっていく山を見て嬉しそうに笑いました。

その2人の様子を見ていた哀は、満足気に微笑んだのでした。

まとめ

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第214話「レトロルームの謎事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第213話「きのこと熊と探偵団(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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