名探偵コナン第206話のネタバレ!本庁の刑事恋物語3(後編)

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第206話「本庁の刑事恋物語3(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

佐藤 美和子
CV:湯屋敦子
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。捜査一課のマドンナ。車は赤のRX-7に乗っており、運転技術が非常に高い。

白鳥 任三郎
CV:井上和彦
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

鹿野 修二(かの しゅうじ)
CV:納谷六郎
49歳。イタリア料理店経営。

猿渡 秀朗(さるわたり ひでろう)
50歳。高校教師。

猪俣 満雄(いのまた みつお)
50歳。金融会社社長。

神鳥 蝶子(かんどり ちょうこ)
49歳。ブティックオーナー。

佐藤 正義(さとう まさよし)
警視庁捜査一課強行犯三係の警視正。佐藤刑事の父。18年前殉職。

放火犯
CV:大友龍三郎

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(前編)のストーリー

都内で発生している連続放火事件の犯人を目撃した歩美の証言で、コナンたち少年探偵団は佐藤刑事と高木刑事とともに捜査を開始しました。

その日は事故で殉職した佐藤刑事の父・佐藤正義警視正の命日でもあり、事故現場の交差点に高校時代の仲間が集まっていました。

目暮警部からの指示で品川駅へ向かった高木刑事と白鳥警部は、そこで放火犯らしき男を捕えました。

この時、高木刑事は白鳥警部の目を盗んで佐藤刑事に電話をかけ、『18年前の愁思郎事件の犯人がわかった』と伝えました。

ところがその直後、高木刑事は背後から何者かに頭を殴打され、意識を失ってしまいました。

高木刑事の身に何かあったと察したコナンは、先ほど会った佐藤警視正の友人たちの居場所を教えて欲しいと佐藤刑事に頼みます。

コナンは、高木刑事を襲った犯人と愁思郎事件の犯人が同一人物で、さらにその犯人が友人たち4人の中にいる可能性が高いと考えていたのです──。(前編へ)

あらすじ

このあと佐藤刑事とコナンたちは、佐藤警視正の友人たちが集まっている居酒屋『七曲』にやってきました。

店に入って行ったコナンと佐藤刑事を待つ間、車に残った光彦たちはこれまでに放火された場所を確認することにしました。

1件目は池袋駅付近、2件目は浅草橋駅付近、3件目は田端駅付近、4件目は下北沢駅付近、5件目は四谷駅付近と、すべて駅の傍で犯行が行われていました。

地図を広げた哀が1件目から順に線でつないでみると、元太はおたま、光彦は柄杓、歩美は北斗七星に見えると発言。

 

その一方で、コナンは店主から40分くらい前に4人揃って帰ったと聞き、4人が何を話していたのか教えて欲しいと頼みます。

店主の話によると、4人は目出度いことが重なったと言って盛り上がっていたようです。

猪俣は、創業以来赤字知らずの自分の会社が15周年を迎えたこと。

鹿野は、明日が50回目の誕生日。3年間イタリアで修業したおかげで、自分の店は繁盛しているようです。

神鳥は、娘が嫁入りしたと言って大喜び。

猿渡は、息子夫婦に今朝、2人目の男の子が生まれたようです。

しかし猿渡は、今日は佐藤刑事の父の命日だから、と複雑な顔をしていたといいます。

 

店主は、愁思郎事件の犯人も酷い奴だと呟きました。

銀行で5億5千万円も奪ったうえに、止めに入った警備員をコートの裏に隠し持っていた猟銃で殴り殺し、さらに刑事まで殺害したのです。

佐藤刑事の父が事故で亡くなったと思っていたコナンは、店主の話を聞いて驚きました。

佐藤刑事は、犯人がトラックの前で刑事を突き飛ばしたという目撃証言があったことを打ち明けました。

その時、店に入って来た哀は、放火犯が次に姿を現すのは品川だとコナンに伝えます。

哀は、犯人が地図上に大きな『火』の文字を描くため、書き順通りに犯行現場を選んでいたと推理したのです。

 

このあと、コナンたちは店を出て車に戻りましたが、なぜか元太たちの姿が見当たりません。

そこに白鳥警部が現れ、佐藤刑事は子供たちを見なかったか尋ねます。

その直後、コナンのDBバッジに歩美から連絡が入りました。

先日歩美が目撃した放火犯と同一人物が居酒屋の前を通りかかったため、現在その放火犯を尾行しているというのです。
 

「今僕たちがいるのは品川6丁目の倉庫街!」

「おい、見ろよ!あいつ新聞紙に何かかけてるぞ!!」

 
高木刑事に何か変わった様子がなかったかとコナンに聞かれた白鳥警部は、彼がプラットホームの品川の駅名板を見上げていたことを思い出しました。

それを知ったコナンは、愁思郎の本当の意味とカンオの正体を見破りました。

(間違いない!犯人はあの4人の中にいる。そして恐らく高木刑事を襲ったのも……)

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ネタバレ

放火犯を監視していた光彦たちは、忽ち燃え上がる炎を前にただ茫然と立ち尽くしていました。

その時、放火犯は光彦たちに気づき、コートの裏に隠し持っていたナイフを取り出し舌舐めずりしました。

 

一方、愁思郎事件の真相をコナンから聞いた佐藤刑事は、ある場所へと車を走らせていました。

やってきたのは鹿野が経営するイタリア料理店でした。

18年前の愁思郎事件の犯人は、鹿野修二だったのです。

警察手帳に残された『カンオ』をローマ字すると『KANO』。つまり、鹿野のことです。

佐藤警視正が犯人を鹿野に特定したのは、猟銃で警備員を殴殺した防犯カメラの映像を見た時でした。

佐藤警視正は生前、鹿野は変わったバッティングフォームだが、チーム一の好打者だと言っていました。

愁思郎事件は3年前に時効を迎えています。しかし、それは犯人が15年間国内にいた場合に成立するものです。

鹿野は3年間イタリアで生活していたため、時効まではまだ5分ほど時間があります。

 

その頃、ようやく目を覚ました高木刑事は、自分の左手が倉庫の窓の鉄格子に手錠で繋がれていることに気づきました。

さらに、その建物からは火の手が上がっています。

高木刑事は拳銃を取り出し、手錠の鎖を撃ち抜くことにしました。

 

一方、放火犯に捕まってしまった歩美は、泣き叫んで助けを求めます。

そこに哀がやってきました。
 

「ねえ!お尻の幽霊って何だと思う?」

 
哀が放火犯の気を引いている隙に、コナンはキック力増強シューズでバケツを蹴り飛ばしました。

バケツは見事に放火犯のお尻にヒットし、放火犯は哀の問いに『バケツ』と答えて気絶してしまいました。
 

「ピンポ~ン♪」

(ははは。またくだらねェもん蹴っちまったぜ……)

 
その後、放火犯は白鳥警部によって逮捕されました。

無事に脱出した光彦たちは、倉庫が炎に包まれていく様子を眺めていました。

白鳥警部の話によると、倉庫は来週取り壊される予定で、中が空になっていたことが救いだったといいます。

 

午前0時を迎え、鹿野と向かい合って座っていた佐藤刑事は席を立ちました。

すると鹿野は、『殺すつもりはなかった』と小さな声で呟きました。

鹿野は、警備員をただ振り払おうとしただけだったが、当たりどころが悪くて殺してしまったと告白しました。

佐藤警視正が事故に遭ったのは、鹿野を警察に連れて行く途中のことでした。

雨の中、先のことを考えて怖くなった鹿野は、ふらりとトラックの前に飛び出しました。

轢かれそうになる直前、鹿野は佐藤警視正に突き飛ばされ、自分の代わりに佐藤警視正がトラックにはねられてしまいました。
 

「あいつは俺に立ち直るチャンスをくれたんだ……」

「でも、強盗したお金で立ち直ったって」

「いや!!あの金には手をつけていない!うちの仏壇の下に隠してあるんだ。時効が明けたら返すつもりだったんだよ」

 
佐藤刑事は、これまで通話中にしておいた電話を通して、千葉刑事に逮捕令状をとるように命じます。

鹿野の家から押収した金と強盗に遭った金のナンバーが一致すれば決定的な証拠となります。

先ほどの会話を録音したテープと証拠を検察に送って今日中に起訴することができれば、時効成立前の鹿野に罪を償わせることができます。

実は鹿野がイタリアから帰国した日、午後9時に到着予定だった飛行機は台風のため遅れ、午前0時4分に到着していました。

つまり、時効が成立する日は鹿野の計算から1日ズレていたというわけです。

佐藤警視正が何度も呟いた『愁思郎』は、交差点で逃げる鹿野に『自首しろ』と言っていたのです。
 

「さあ、あとは高木くんの居場所!どこにいるの?」

「品川6丁目のボロ倉庫の中だよ。あとで通報するつもりだったのに……」

 

 

佐藤刑事が倉庫に駆けつけると、建物は炎が渦巻き消防隊員が懸命に消火活動を行っているところでした。

高木刑事のことを思い出した佐藤刑事は、涙ながらに『高木のバカ野郎ー!』と叫びました。

すると、佐藤刑事の背後で『はい』と声が聞こえました。

振り返ると、そこには頭から血を流してボロボロになった高木刑事の姿が……。
 

「す、すみません。鉄格子引っ張ったら抜けちゃったんで窓から出たんです。そのあとウロウロしてたら野次馬と間違えられちゃって」

 
そう言って笑った高木刑事はその場に倒れ込み、佐藤刑事は慌てて彼を抱き留めました。

高木刑事が拳銃を所持していることを確認した佐藤刑事は、なぜ手錠の鎖を切らなかったのか尋ねます。

その問いに答えたのは高木刑事ではなく、コナンたち少年探偵団でした。
 

「傷つけたくなかったんだよ、その手錠」

「それ、佐藤刑事のお父さんの形見なんでしょ?」

「だからだぜ、きっと」

「かっこつけすぎですよ」

「早死にするタイプね」

 
佐藤刑事は、眠っている高木刑事の顔を見て『バカね…』と呟きました。

エピローグ

あのあと佐藤刑事は約束通り、事件の真相を突き止めた高木刑事の願いを聞くことにしました。
 

「あの、それじゃあ今度、ふ、二人で遊びにでもなんて……」

「あら、そんなんでいいの?だったら次の土曜の午後6時、武道館の正面入り口で待ってて」

 

そして約束の土曜日、少し遅れてやってきた佐藤刑事は、高木刑事の腕に抱きついて『デートデート♪』と嬉しそうに微笑みます。

その直後、佐藤刑事の目が鋭く光り、なんと無線で目暮警部に報告を始めました。
 

「こちら佐藤。マル被の妹、視界に捉えました」

「よーし、そのまま監視を続けろ。刑事だと気づかれるなよ」

「あの、佐藤さん…。これってまさか……」

「うふ♪ほら、行くわよ、高木くん!」

 
佐藤刑事は高木刑事の腕を引っ張り、対象の追跡を始めたのでした。

(佐藤さ~ん!!泣)

まとめ

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第205話「本庁の刑事恋物語3(前編)」
■ NEXT:
第207話「見事すぎた名推理」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第206話「本庁の刑事恋物語3(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
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