名探偵コナン第184話のネタバレ!呪いの仮面は冷たく笑う

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第184話「呪いの仮面は冷たく笑う」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第184話
    ■ 事件ファイル名:
    呪いの仮面は冷たく笑う
    ■ 放送日:
    2000年3月13日
    ■ 放送曜日:
    月曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ ミステリアス・アイズ(ガーネットクロウ)
    EDテーマ シークレット・オブ・マイ・ハート(倉木麻衣)
    ■ BACK:
    第183話「危険なレシピ」
    ■ NEXT:
    第185話「殺された名探偵(前編)」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

トメさん
CV:中嶋聡彦
鑑識課員。

蘇芳 紅子(すおう べにこ)
CV:谷育子
63歳。歌手。紅プロモーション社長。

片桐 正紀(かたぎり まさのり)
CV:野島昭生
45歳。写真家。

松平 守(まつだいら まもる)
CV:石井康嗣
24歳。プロ野球選手。

長良 ハルカ(ながら はるか)
CV:浅川悠
25歳。タロット占い師。

下笠 穂奈美(しもがさ ほなみ)
CV:飯島京子
21歳。蘇芳家メイド。

下笠 美菜穂(しもがさ みなほ)
CV:長沢美樹
21歳。蘇芳家メイド。

稲葉 和代(いなば かずよ)
CV:松岡洋子
40歳。紅子の秘書。

藍川 冬矢(あいかわ とうや)
CV:緑川光
26歳。ロックシンガー。

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あらすじ

小五郎は、来週開催される『交通事故で家族を亡くした子供たちのチャリティーショー』へのゲスト出演を依頼されました。

小五郎を指名したのは、主催者の蘇芳紅子という有名な歌手です。最近では、紅プロモーションという芸能事務所の仕事が忙しいようで、ほとんどステージに立つことはなくなりました。

その紅子からパーティーに招待された小五郎は、コナンと蘭を車に乗せて紅子の屋敷へ向かっていました。

途中、道を塞ぐように木が倒れており、小五郎は慌てて急ブレーキをかけます。

事故には至りませんでしたが、その倒木には『蘇芳紅子のチャリティーに協力するな、後悔するぞ。呪いの仮面の使者』と書かれた紙が貼られていました。
 
 
その後、小五郎たちが屋敷に到着すると、同じチャリティーショーに出演する写真家の片桐正紀、プロ野球選手の松平守、タロット占い氏の長良ハルカがやってきました。

ハルカは、この屋敷に不吉な影を感じ、何か大きな災いが起こると予言しました。

屋敷の入り口は2つあり、蘇芳家メイドの穂奈美と美奈穂は、小五郎たちは東側、片桐、松平、ハルカは西側から入るように伝えます。

この屋敷は内部で西と東に分かれているため、宿泊する側の入り口から入るのがしきたりになっているといいます。

美奈穂たちは、しきたりを守らなければ災いを招くことになると忠告します。この屋敷は『呪いの仮面の棲む屋敷』だというのです。

コナンたちは、しきたり通りに東側の入り口から屋敷へ入りました。

仮面を集めるのが好きだという紅子の屋敷は、壁中にたくさんの仮面が飾られていました。

小五郎は穂奈美に荷物を預け、東と西が繋がる仮面の間で片桐たちと合流しました。

しばらくそこで待っていると、紅子と秘書の稲葉和代がやってきました。

この仮面の間の壁には、スペインの彫刻家のショブルー・ゴンザレスが死ぬ直前に作ったと云われる200枚の仮面が飾られていました。

ショブルーは、有り余る才能を持ちながら、それを妬んだ兄弟子の罠にはまり、地位も名誉も財産も奪われてしまった悲劇の彫刻家です。

ひどい人間不信に陥ったショブルーは、何かに取り憑かれたように仮面を作り続け、200枚作り終えた直後に自ら命を経ちました。

遺体の周りを埋め尽くした仮面は返り血を浴び、まるで仮面が生き血を啜ったかのように見えたそうです。

その後、ショブルーの名誉は回復され、仮面も色々な人の手に渡りましたが、その所有者には不幸な最期を遂げる者が多くでました。

イギリスのある銀行の頭取は、仮面の1枚を手に入れた翌日、乗馬中に落馬して死亡。フランスの宝石商は、強盗に襲われ命を落としました。

そして何時しかその仮面は、所有者の生き血を啜る呪いの仮面と呼ばれ、恐れられるようになったのです。

松平は、そんな仮面を200枚も持っていて大丈夫かと心配します。しかし紅子は、霊媒師に呪いを封印していたため案ずることはないと笑って見せました。

小五郎は、屋敷に来る途中で見つけた警告文が書かれた紙を紅子に見せます。すると、片桐、松平、ハルカにも同じ内容の手紙が届いていたことが判明。

そこに現れたロックシンガーの藍川冬矢も、事務所に妙な手紙が届いていたと打ち明けました。

小五郎がその手紙を開封すると、『今宵、呪いの仮面が生き血を啜る。呪いの仮面の使者』と書かれていました。
 
 
 
その後、みんなは東側の一階にある食堂に集まり、食事をすることになりました。

片桐は、交通事故遺児救済チャリティーを始めたきっかけを紅子に尋ねます。

紅子は、20年前に自分の付き人をしていた女性が轢き逃げ事故を起こしたことを打ち明けます。

それ以来、交通事故というものに無関心ではいられなくなったというのです。

その付き人は自殺したようで、冬矢はその人が自分の母親だったと告白しました。

父親を早くに亡くしていた冬矢は、紅子が援助してくれたおかげで今の自分があると感謝を伝えます。

すると片桐は、20年前に妻が交通事故で亡くなったことを告白しました。
 
 
 
その後、小五郎は西側三階にある紅子の部屋に呼ばれ、紅子から調査を依頼されました。

その内容は、片桐の妻が亡くなった交通事故を詳しく調べて欲しいというものでした。

報酬は200万円と聞き、小五郎は二つ返事で承諾。
 
 
 
午後11時半。穂奈美と美奈穂は、この屋敷では12時に仮面の間に鍵をかけるしきたりなっているとみんなに伝えます。

鍵をかけると屋敷の東側と西側の行き来ができなくなるため、その前に部屋へ戻って欲しいというのです。

コナンが鍵をかける訳を尋ねると、美奈穂たちは夜中を過ぎると悪戯好きのショブルーの仮面が勝手に遊び歩くため、鍵をかけて閉じ込める必要があると答えます。
 
 
そして12時。仮面の間に鍵がかけられました。

コナンたちが東側二階の客室で休んでいると突然、部屋の電話が鳴り出しました。

電話の相手は変声機で声を変え、呪いの仮面の使者だと名乗りました。

そして『呪いの仮面は血に飢えている。生贄は誰だ?』と言って一方的に電話を切りました。

憤怒した小五郎は、コナンと蘭に穂奈美を起こして仮面の間の鍵を持ってきてもらうように命じます。

コナンは、蘭と別れて玄関の扉を調べ、鍵がかかっていることを確認します。

先ほどかかってきたのは内線電話でした。それはつまり、呪いの仮面の使者と名乗る人物がこの屋敷の中にいるということです。
 
 
穂奈美によって仮面の間が開かれ、コナンたちは中へ入ります。

すると、壁を埋め尽くすほど飾られていた仮面が1枚残らず消えていました。

その直後、紅子の寝室から呻き声とガシャンという物音が聞こえてきました。

紅子の寝室には西側の階段からしか行けないため、穂奈美は美奈穂を起こして鍵を開けさせます。

そこに騒ぎを聞きつけて冬矢が現れ、仮面がなくなっていることに気づいて呆然と立ち尽くします。

それから片桐、ハルカも集まり、みんなで三階へ向かいます。

しかし、紅子の寝室には鍵がかかっているため、小五郎は扉の上にある磨りガラスを割って部屋の中を確認しました。

すると、部屋中にショブルーの仮面が散乱し、ベッドには血まみれの紅子が横たわっていました…。

コナンは、小五郎が割った窓から部屋へ入り、紅子の様子を確認します。紅子は、喉をナイフで一突きされ、すでに息絶えていました。

コナンが扉の鍵を開けた後、小五郎も遺体を確認します。状況から見て、明らかに自殺とは考えられません。

コナンは、仮面の下で『我が呪い、ここに成就せり。呪いの仮面の使者』という犯行声明が書かれた紙を発見しました。

現場は完全な密室状態で、美奈穂と穂奈美は紅子が仮面に呪い殺されたと怯えます。
 
 
 
その後、目暮警部たち警察が駆けつけ、事件の捜査が始まりました。

小五郎は、紅子の呻き声のあとにガシャーンという大きな音を聞いたと証言します。恐らくその音は、犯人が仮面をバラ撒いた音だと思われます。

そしてコナンは、紅子の寝室の扉にはドアロックと南京錠の2つの鍵がかけられていたと証言します。

秘書の和代の話によると、霊媒師に仮面の呪いを封じてもらった際、いくつかのしきたりを守るように言い渡され、そのうちの一つが、寝室の扉には2つ鍵をつけることでした。

紅子は、最近不眠症で睡眠薬を使用していたそうです。そのため、遺体に抵抗した形跡がないことも頷けます。

隣りにも寝室はありますが、そこへ繋がるドアは何年も前から封鎖されていて、釘で打ち付けてあるため開けることは不可能です。

ドアの上には欄間の格子がありますが、そのすき間は5、6センチ。腕1本通すこともできません。

となると、犯人は一体どのようにして寝室に出入りしたのでしょうか…。

唯一開閉できるドアは内側から鍵がかかっていました。隣りの寝室へのドアは釘で封鎖され、その上の欄間の隙間は腕1本通らない狭さ。

窓は2つともはめ殺しで何の異常もありません。そして、睡眠薬で眠っていた紅子自身が鍵を開けることも不可能。

つまみを捻る鍵をかけるだけなら糸を使ってできますが、問題は南京錠です。これをかけるには、まずドアを閉めてドアと戸枠の金具の位置を合わせ、そのうえで南京錠の心棒を2つの金具に差し込まなければなりません。

以上の作業をドアの外で行うのは、まず不可能です。

コナンは、犯人がこれだけの手間をかけて密室を作ったのに、自殺に見せかける偽装工作をしなかったことが気になりました。

犯行直前にコナンたちの部屋へ電話をかけ、まるで自分の犯行をアピールしているようです。
 
 
その後、凶器のナイフがベッドのヘッドボードに突き刺さった状態で発見されました。そのナイフは、仮面の間に飾られていたものです。

しかし妙なことに、ナイフの柄の部分までべったりと血がついています。犯行時にナイフの柄を握っていれば、そこには血がつかないはずなのです。

さらに、室内に散乱していた仮面にも返り血を浴びたものが何枚かありましたが、そのうちの1枚はべっとりと血が付着していて、至近距離で返り血を浴びたと考えられました。
 
 
屋敷の周囲を調べていた小林刑事は、犯人が出入りした痕跡はなかったと目暮警部に報告しました。

となると、小五郎たちを除いて屋敷にいた片桐、松平、ハルカ、冬矢、和代、美奈穂、穂奈美の7名が容疑者となります。

三階の紅子の寝室には西側の階段を使わなければ来ることができません。そして事件当時、仮面の間の東西の扉に鍵がかかっていたことを小五郎が確認しています。

それはつまり、屋敷の東側と西側の行き来ができなかったということです。

そうなると、犯人は屋敷の西側にいた人物。片桐、松平、ハルカ、和代、美奈穂の5人に絞られました。
 
 
目暮警部は、犯行時刻の午前2時半のアリバイを全員に確認します。

穂奈美は、蘭が呼びに来るまで一階の自室でぐっすり寝ていたと証言。

そして蘭とともに食堂の隣りの厨房へ行き、壁にかけられていた仮面の間の鍵を持って小五郎と合流しました。

鍵を開けて仮面の間に入った小五郎たちは、ショブルーの仮面が紛失しているのを発見。その時、三階から呻き声と大きな物音が聞こえてきました。

そして内線電話で美奈穂を起こしているところに冬矢がやってきました。

冬矢は、一階の自室で寝ていたが、蘭たちが穂奈美を起こしに来たことに気づいたと証言。

その時は大したことないと思ったが、そのあと騒がしくなったため二階の仮面の間へ様子を見に行ったといいます。

美奈穂は、穂奈美に内線で起こされ、鍵を持って仮面の間に行ったと証言。

片桐、松平、ハルカは、自室で寝ていたが、外が騒がしくなったので廊下へ出てみると、ちょうど美奈穂が階段を上がってきたところだったと証言。

遺体発見時に唯一姿を見せなかった和代は、ワインを飲み過ぎたためぐっすり眠り込んでしまい、騒ぎに気づかなかったと証言しました。
 
 
小五郎は、片桐の妻が亡くなった20年前の交通事故の調査を紅子から依頼されたことを打ち明けます。

しかし、紅子と今日会ったばかりでこれまで面識がなかった片桐は、なぜ紅子が自分の妻の事故のことを依頼したのか疑問を抱きます。

コナンは、冬矢の母親が交通事故を起こしたのも20年前だったことを指摘します。すると片桐は、その事故の被害者が妻だったと打ち明けました。

しかし、この事故が今回の事件と直接関係しているかは今のところわかっていません。
 
 
コナンは、先ほどのアリバイ証言で1人だけ妙なことを口走った人物がいたことに気づきました。

ハルカは、現場の状況から犯人がかなりの返り血を浴びたと考え、髪や体を拭う時間があった人物こそが犯人だと発言します。

返り血を拭う時間があったのは、遺体発見時に姿を見せなかった和代だけです。

疑われた和代は『インチキ占い師』と言ってハルカに掴みかかり、ハルカのネックレスが千切れて水晶玉が床に散らばりました。

それを見ていたコナンはハッと閃き、犯行に使用したトリック、そして犯人の正体を見破りました──。

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ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めました。

紅子を密室で殺害した犯人は、藍川冬矢です。

犯行時、屋敷の東側にいた冬矢は、紅子の寝室がある西側へ行くことはできません。冬矢はそれを証明するために、犯行直前にわざわざ小五郎の部屋へ内線電話をかけました。

今回の事件で謎だったのは、犯人が密室にしておきながら自殺に見せかける偽装を全くしなかったことです。それは偽装をしなかったのではなく、できなかったのです。

なぜなら、冬矢は寝室へ入ることなく紅子を殺害したからです。そして密室殺人の謎を解くカギは、ショブルーの仮面でした。
 
 
みんなが寝静まった頃、冬矢は厨房にある鍵を使って仮面の間に入り、ショブルーの仮面とナイフを盗み出し、再びドアに鍵をかけて厨房に戻しました。

そして、紅子の寝室の隣にある部屋に仮面とナイフを運び、仕掛けを施しました。

まず、ナイフの柄の尻の輪にゴム紐を通し、ドアの上の欄間からナイフを紅子の寝室の中へ落としました。

次に、全ての仮面の両目にゴム紐を通して数珠繋ぎにし、1枚ずつ寝室の中へ落とします。この時、その全ての仮面の口元には、ナイフにつけたゴム紐を通しておきました。

そして200枚全ての仮面を室内に入れ終えた後、ゴム紐を手繰り寄せました。すると、仮面は1枚1枚綺麗に重なっていきます。

仮面1枚の厚さは15ミリ。200枚全て重ねると3メートルになります。そして、ベッドに寝た被害者の首の位置は、欄間からおそよ3メートル半です。

力いっぱいゴム紐を引っ張ると、重なった仮面は真っ直ぐ棒状になり、先頭の仮面がナイフを銜えた状態になります。

ナイフの先端から被害者の喉元まではほんの10センチ。ものさしか何かで仮面を押し出せば、ナイフが紅子の喉に突き刺さるというわけです。

こうして冬矢は寝室に一歩も入ることなく紅子を殺害したのです。

仮面の1枚が大量に返り血を浴びていたのは、それが先頭の仮面だったからです。

そして最後の仕上げに、仮面の目とナイフの輪に通したゴム紐を切断しました。

すると、仮面は音を立てて部屋中に散乱し、ナイフはベッドのヘッドボードに突き刺さりました。

以上で密室殺人の完成です。
 
 
冬矢が犯人だという決定的な証拠は、アリバイ証言の時に冬矢が口走った『あの一言』です。

冬矢は、一階の自室で寝ていたが、蘭たちが穂奈美を起こしに来たことに気づいたと証言していました。

事件の時、穂奈美を起こしに行ったのは蘭だけです。だとすると『蘭たち』と言った冬矢は、蘭の他に一体誰のことを指しているのでしょう。

確かに小五郎は、蘭とコナンに穂奈美を呼んでくるように指示しました。しかしコナンは、蘭と別れて屋敷の戸締りのチェックをしていました。

冬矢は、三階で小五郎のその声を聞いていたため、2人揃って穂奈美を起こしに行ったと思い込んでしまったのです。
 
 
 
冬矢は、紅子を殺害した罪を認めました。

動機は、紅子自身が起こした轢き逃げの罪を冬矢の母親になすり付け、自殺に見せかけて殺害したためでした。

冬矢がそのことを知ったのは、今から2カ月前のことでした。

母親の遺品整理をしていた冬矢は、母親の日記の表紙の裏で手紙を発見しました。

そこには、20年前の轢き逃げ事故の真相が全て書かれていました。

事故が起きたのは10月31日の夜。この日、冬矢の母親には確かなアリバイがありました。

その日は冬矢の誕生日で、母親はずっと冬矢と一緒にいたのです。

紅子は、晩餐の時の片桐の話を聞いてもしやと思い、小五郎に調査を依頼したわけです。

これまで15年間、チャリティーを続けてきた紅子ですが、実際は収益を着服し、私腹を肥やしていたのです。

「蘇芳紅子は、慈善家の仮面をかぶった悪魔だ!そんな女を恩人として何年も慕っていたのかと思うと、俺は…、俺は…」

冬矢はそう話した後、静かに涙を流しました。

エピローグ

その後、目暮警部は冬矢を連行していきました。
 
 
「もしかしたら、藍川さんも仮面の呪いに取り憑かれていたのかもしれないわね」

「呪いなんてただの迷信だよ」
 
 
心配する蘭を鼻で笑った小五郎は、階段で足を踏み外して転がり落ちて行きました。

「うひゃ~!こりゃ呪いだー!呪いだあァ」

(そりゃ呪いじゃなくて、オッチャンがトロいんだよ)

まとめ

■ BACK:
第183話「危険なレシピ」
■ NEXT:
第185話「殺された名探偵(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第184話「呪いの仮面は冷たく笑う」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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