名探偵コナン第71話のネタバレ!ストーカー殺人事件

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第71話「ストーカー殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第71話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第71話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

西谷(にしたに)
CV:伊藤美紀
ファミリーレストラン勤務。

永井 達也(ながい たつや)
26歳。

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名探偵コナン第71話|あらすじ

朝早くにハイキングへ出かけた小五郎、コナン、蘭。
寝不足の小五郎は、途中の自動販売機で"ガッツマン“を購入した。
すると、なんと"ガッツマン“が二本出てきた。
ラッキー、ついてるなぁ」と喜ぶ小五郎だが、蘭は「一本は最初からあったんじゃない?」と飲むのをやめるように言う。
キャップを開けた跡もなく、不審な点や臭いがないことから、慌て者が何本も購入して取り忘れたのだろうと考えた小五郎は、躊躇うことなく"ガッツマン“を飲んだ。
その時、近くで犬の鳴き声と女性の悲鳴が聞こえた。

小五郎たちが駆けつけると、犬の散歩中だと思われる女性が震えており、その視線の先には男性が倒れ苦しんでいる。
その傍らに"ガッツマン“の空瓶が落ちていることから、恐らくそれを飲んだのだろう。
男性は間もなく息を引き取った。

目暮率いる警察が到着し、捜査が始まった。

死亡したのは、永井達也、26歳。
住所は緑台3丁目で、現場から二駅先だ。
遺体をまじまじと眺める警官は、永井の顔をどこかで見たことがあるようだ。

コナンは、永井の肩に緑色のペンキがついていることに気づいた。

そこで鑑識官からの報告で、被害者の飲んだ"ガッツマン“には、有機リン酸系化合物、いわゆる毒物が混入されていたことが判明した。
有機リン酸系化合物は、軽度なら吐き気やよだれが溢れ出るくらいで済むが、重症だと呼吸困難に陥り肺水腫を起こす。

小五郎は、不特定の相手を狙った無差別殺人事件だと判断し、"ガッツマン“が売っている自動販売機へ目暮を案内した。

犯人は、毒を入れた"ガッツマン“を自動販売機の取り出し口の少し脇の方にあらかじめ置いておいた。
そこへ永井が通りかかり、"ガッツマン“を購入した。
ところが永井は、自分が買った"ガッツマン“ではなく、毒入りの方の"ガッツマン“を取ってしまった。
そして歩きながら飲んでいるうちに毒がまわって倒れた。

犯人が毒入りの"ガッツマン“を自動販売機に置いたという証拠があるのか尋ねる目暮。

そこで小五郎は、先ほど購入した時の"ガッツマン“を見せ、購入したものとは別にもう一本取り出し口にあったことを説明した。

コナンは、鑑識官の持っている"ガッツマン“にシールが貼ってあることに気づいた。
そのシールは、プレゼント応募用のシールで、3日前くらいに締め切られたはずだ。
小五郎の持っている2つの瓶には、そのシールが貼られていない。

そこで先ほど永井の顔に見覚えがあると言っていた警官が「思い出しました、警部!」と声を上げた。
3週間ほど前、この先のアパートに住んでいる若い女性から、気味の悪い男にずっと付け回されて苦しんでいる、と訴えがあった。
その時アパートの前をうろついていたのが永井だった。
永井は、彼女のことが好きで後をつけていたらしいが、彼女に特に何かしたというわけではないので厳重注意して帰したらしい。
永井は仕事はしておらず、司法試験を目指して勉強中だったようだ。

その女性のアパートが現場から近いということは、永井が今朝もそこへ向かおうとしていたか、女性を尾行していた可能性があるとコナンは考えた。

しかし厳重注意したその後、女性は何も言ってこなかったので、もう付け回されることもなくなったんだと思っていた、と警官は話した。

とりあえず、その女性に話を聞いてみることにし、目暮たちは女性の住むアパートを訪れた。
その女性は西谷といい、永井が毒入りの清涼飲料水を飲み死亡したことを話すと、ひどく驚いていた。

目暮は、事件が起こった時間、どこにいたか西谷に尋ね、西谷はちょうどアパートへ帰ってきた頃だと答えた。
西谷は、坏戸町のファミリーレストランに勤めており、店が閉まるのは4時で、それから掃除をして、店を出たのは5時。
そして米花駅まで電車に乗り、駅からアパートまでは歩いてきたという。
話をしている間、西谷が手をこすり合わせて何か白い粉のようなものを落とすという不自然な行動がコナンは気になった。

目暮は地図を広げ、米花駅からアパートまで、どの道を通ってきたか西谷に尋ねた。
すると、例の自動販売機の前も、永井が倒れていた道も通っていることがわかった。
つまり永井は、西谷を尾行していたと考えられる。

警官が注意してから、永井は全く姿を見せなくなったので、すっかり安心していたという西谷は驚いている。

コナンは、本当に永井の尾行に気づいていなかったんだろうか、と西谷を疑う。
錠を付け足してある窓のドア、そして防犯スプレーまで用意してある。
これらは単に、永井のストーカーに怯えていた頃の後遺症なんだろうか。

探偵事務所へ戻ってきた小五郎たちの元へ目暮が訪ねてきた。
永井の飲んだと思われる"ガッツマン“には、永井の指紋しか検出されなかった。
つまり、犯人があらかじめ用意していた可能性が高いということだ。

犯人が"ガッツマン“を購入した場所の特定はできていないが、もし例の自動販売機から買ったのだとしたら、瓶の日付やシールからみて、7日前から昨日の昼までに買ったと考えられる。
その理由として、昨日の昼過ぎに、業者がシールの貼られていない新しい日付の瓶に全て入れ替えていたことが挙げられる。

そして先ほど、永井の母が静岡から上京し、永井のマンションの部屋を見せてもらうと、1冊のアルバムが見つかった。
そのアルバムには、盗み撮りしたと思われる西谷の写真がたくさん貼られていた。

目暮は、探偵事務所へ来る前に西谷に話を聞いてきたが、写真を撮られていたことは全く知らなかったようで、心底驚いていた様子だったと話す。

コナンは、写真に写っているアパートが今のアパートと違うことと、店も今の勤め先であるファミリーレストランではないことを指摘した。

西谷は、米花町に来る前は横浜に住んでおり、そこで将来自分で店を開くのを夢見て洋菓子店に勤めていたそうだ。
そして永井から逃れるため、米花町へ越してきた。
ところがストーカーの後遺症で夜に眠るのが怖くなり、夜から朝まで働けるファミリーレストランに勤めを変えた。

一方永井は、鉄工所を経営する父親の仕送りで生活費を稼ぐ必要がなかった。
そのため、いつでも西谷を付け回すことができた。
「まったく、ひどい男に好かれちまったもんですな」と呟く小五郎。
しかし目暮は「その彼女なんだが・・、本当に永井さんの尾行に気づいてなかったんだろうか」と疑問を浮かべる。

例えば西谷は、永井が自分を尾行しているのを知ったうえで、自動販売機で"ガッツマン“を買い、取り出す時に毒入りの"ガッツマン“を置いた。
それを同じように"ガッツマン“を買った永井が間違えて取ったとしたら・・、と考える目暮。

そこでコナンは、冷蔵庫から瓶の清涼飲料水を取り出し、キャップを回して目暮に見せた。
一番下のリングがきれてるでしょ。これじゃあ毒を入れてキャップをしても、すぐにおかしいってわかって誰も飲まないよ」と。
それを聞いた目暮と小五郎は、どうにもわからなくなってきた、と頭を抱えた。

永井は昨夜の10時頃にマンションを出ているが、その時小さめのバッグを手にしていたことを他の住人が目撃していた。
しかし、今朝倒れていた時は手ぶらだった。
事件とは関係ないかもしれないが気になると話す目暮。

翌日、コナンは、元太、光彦、歩美とプールへ来ていた。
休憩所で、"ガッツマン“を飲みながら昨日の事件のことを考えているコナンの隣で、歩美がペットボトルのコーラを飲んでいる。
歩美は「もう飲めない!」と机の上にコーラを置くと、プールへ走っていった。
そこで元太と光彦がじーっとコーラを眺めている。
お前ら、歩美の残したコーラを狙ってんだな」と言うコナンに対し、元太と光彦は顔を赤くして「いやだなコナン君、なぁ~に言ってんですか」とプールへ走っていった。
ったく、ガキのくせに色気づきやがって)とコナンは心の中で呟き、元太と光彦を見送った。
その直後に「そうか、わかったぞ!」と閃いた。

しかし、方法はわかったが証拠がない。

そこでコナンは、昨日の自動販売機へやってきた。
そこには昨日の警官が聞き込みをしていた。
自動販売機の硬貨の指紋は調べたが、永井の指紋は検出されなかった。
しかし逆に、指紋をきれいに拭き取ったような100円玉と10円玉が1枚ずつ見つかったらしい。
ここがコンビニだったらなぁ、偶然ビデオに映ってたなんてこともあるんだけどね」と呟く警官。

そこでコナンは警官に、永井の持っていたものを尋ねた。
永井の所持品は、財布、免許証、タバコ、部屋の鍵、ライターだった。
ライターは蓋をあけるタイプのもので、普通のより少し大きめだったようだ。

そこへ犬の散歩をしている男性が通りかかった。
犬を繋いでいるリードに緑色のペンキがついていたため、コナンは「おじさん!そのペンキどこでついたの?」と声をかけた。

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名探偵コナン第71話|謎解き

【謎解き①】
永井の遺体の傍らに落ちていた"ガッツマン“の瓶には、プレゼント応募用のシールが貼ってあった。

【謎解き②】
最初に西谷のアパートを訪れた時、西谷は盛んに両手の指先についた何かをこすり落としていた。

名探偵コナン第71話|ネタバレ

コナンは、蝶ネクタイ型変声機を使い、電話で目暮と小五郎を西谷のアパートへ呼び出した。

西谷のアパートへやってきた目暮と小五郎。
目暮警部がお呼びになったんじゃあ・・」と小五郎。
しかし目暮は「なーにを言っとるんだ、呼んだのは君だろ」と言っている。
その様子を見ていた西谷は「私そろそろ仕事なんですけど」と言葉を発する。

そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

西谷さん、今夜のお勤めは休んでもらいます。なぜなら永井さんに毒を飲ませて殺害した犯人は、あなただからです

あの朝、西谷は永井が尾行しているのを知ったうえで自動販売機で"ガッツマン“を買った。
それを"ガッツマンA“とする。
西谷はそれを取らずに、前もって用意しておいた"ガッツマンB“を、さも今自動販売機から取り出したように永井に見せ、その場でキャップを開けて歩きながら飲んだ。
そして、キャップをした"ガッツマン“を塀の上に置いた。
ただしそれは、今飲んだ"ガッツマンB“ではなく、さらにもう一本用意しておいた"ガッツマンC“だった。

ストーカーには、好きな相手のものを収集するという妙な癖がある。
当然の如く、永井は"ガッツマンC“を手に取った。
すると、その瓶にはまだかなりの量が残っていた。
西谷に片思いしていた永井は、毒が入っているとも知らずにそれを喜んで飲んだ。

西谷が自動販売機にわざわざ"ガッツマン“を残したのは、無差別殺人に見せるため。
ガッツマンA“を買った時の硬貨や、毒の入っていた"ガッツマンC“の空き瓶に指紋がついていなかったのは、恐らく米花駅のトイレで両手の指に接着剤をつけて指紋を消したためだ。

その証拠は【謎解き②】で、あれは接着剤のカスだったのだ。
今の季節に手袋をはめるのは不自然だし、ハンカチで瓶を持ったりすれば永井に不審がられてしまう。
そこで西谷は接着剤を使った。

推理するのは勝手ですけど、証拠がないんじゃないですか」と西谷。

そこでコナンは目暮に、永井が盗み撮りした写真を渡した。

西谷が永井に盗み撮りされていたことに気づかなかったのも無理はない。
鉄工所の技術者だった父親に似て手先が器用だった永井は、ライターにカメラを埋め込んだ特殊な手製のカメラを使っていたのだ。

写真には、西谷が塀の上に"ガッツマン“を置いている姿が写っている。
そしてその"ガッツマン“には、プレゼント応募用のシールが貼られている。
それは【謎解き①】で永井が手にして飲んだもので、西谷があらかじめ"ガッツマン“を用意していたという証拠でもある。

目暮が前に話したように、あの自動販売機の"ガッツマン“は全て前日の昼過ぎにシールの貼られていない新しい日付のものに入れ替えてあった。
つまり・・」と小五郎が言葉を続けようとしたが、それを西谷が「そうです、私があの人を殺しました。そうしなければ私が殺されると思ったんです」と遮った。

一週間前、西谷が駅の階段を降りようとしたら、誰かに背中を押され階段を転げ落ちた。
階段の上には永井がおり、「よくも警察に喋ったな。必ずお前を殺してやる」と永井の目が言っていた。
だから殺される前に殺すしかないと思った、と西谷は話した。

永井が西谷を殺そうとしていたのは事実だ。
永井のバッグが、ペンキ塗りたての街灯が立っているこのアパートのすぐ近くの物陰に隠してあった。
そのバッグの中には、ナイフやガムテープ、工具が入っている。
永井は、西谷が帰宅したら隠してあったそのバッグをとってきて、西谷の隙を狙い、工具で窓に穴をあけて中に侵入し、ナイフで殺すつもりだったのだ。

正当防衛は認められないが、西谷の行為はかなり情状酌量されるはずだ。
西谷さん、一日も早く罪を償って、もう一度自分の洋菓子店を開くという素晴らしい夢に向かって歩んでください。あなたはまだ若いんですから」と小五郎は話した。

西谷は、「ありがとうございます」と静かに頭を下げた。

名探偵コナン第71話|エピローグ

探偵事務所で"ガッツマン“を飲み、今回のストーカー事件には色々と考えさせられたな、と呟く小五郎。

小五郎のところにも、誰かに尾行されたり、無言電話に悩まされたり、と時々相談に来る人もいるもんね、とコナンが話す。

この手の犯罪は立証が難しく、警察はなかなか動いてくれない。
警察が動いてくれたとしても、今回の男のように自分の一方的な想いが受け入れられないとわかった途端に犯罪者に変貌する奴もいるからな、と小五郎。

それを聞いていた蘭は「ほんと、私も気をつけなきゃ」と不安げな様子だ。

そこで小五郎が「安心しろ!おめェのようなじゃじゃ馬に夢中になる奴なんていねェよ」と言葉にした瞬間、小五郎の飲んでいた"ガッツマン“の瓶が、蘭によって真っ二つにされた。

ひいぃぃぃ~・・と小五郎、コナンは青ざめる。

コナン(敵にしたくねェやつ~・・)

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第71話「ストーカー殺人事件」:
・事件ファイル概要
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・エピローグ

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