名探偵コナン第752話のネタバレ!招き三毛猫の事件(後編)

シーズン19

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第752話「招き三毛猫の事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

佐藤 美和子
CV:湯屋敦子
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。捜査一課のマドンナ。車は赤のRX-7に乗っており、運転技術が非常に高い。

大尉(たいい)
CV:藤田彩
野良の三毛猫。

益子 貞司(ますこ ていし)
CV:星野充昭和
54歳。会社社長。

舎川 睦実(しゃがわ むつみ)
CV:森ひろ子
61歳。主婦。

露口 降代(つゆぐち ふるよ)
CV:野村須磨子
41歳。スナックのママ。

麻生 茉莉(あそう まり)
CV:能登麻美子
28歳。益子の会社の元社員。

漆屋 倫平(うるしや りんぺい)
CV:宗矢樹頼
53歳。小説家。

隣の住人
CV:竹内良太

マンションの管理人
CV:田原正治

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(前編)のストーリー

三毛猫・大尉の飼い主をめぐる騒動の末、本当の飼い主は会社社長の益子貞司だと判明しました。

それから1週間後、益子から探偵事務所にメールが届き、コナンたちは大尉に会わせてもらおうと益子の自宅マンションを訪ねました。

益子の部屋の前にやってくると、隣の住人と管理人が話をしていました。

どうやら、隣の住人が益子の部屋で妙な音を聞いたらしく、管理人に鍵を開けて欲しいと頼んでいるようです。

管理人は合鍵を使ってドアを開けました。しかし、ドアロックがかかっていて中に入ることができません。

その時、ドアの隙間から大尉が飛び出してきました。

大尉の足には血がついていて、コナンは益子に何かあったのだと考えるのですが──。(前編へ)

あらすじ

ドアの隙間から呼びかけても益子が応答する様子はなく、コナンは救急車の手配を哀に頼みます。

そして歩美から毛糸、元太から絆創膏、光彦からクリップを借りたコナンは、それらを使ってドアロックを解除しました。

さっそく中へ入ってみると、寝室で益子が頭から血を流して倒れていました…。

 

その後、佐藤刑事と高木刑事が駆けつけ、捜査が始まりました。

ベッドの上にはイスが倒れていて、そのベッド横のサイドテーブルには血痕が付着しています。

さらに、サイドテーブルの横に新しい蛍光灯の箱が置かれていて、床には割れた蛍光灯の破片が散らばっています。

現場の様子から、佐藤刑事は事故だと判断します。

ベッドの上にイスを立てて蛍光灯を取り替えようとし、バランスを崩してサイドテーブルに頭をぶつけたというのです。
 

「私もたまにやるけど、ベッドの上って安定しなくて危ないのよね」

「そんなことやらないで下さいよ~。佐藤さんのベッドのマットレス、高級品でフカフカなんですから」

「なんで知ってるんですか?佐藤刑事のベッドのこと」

「寝たことあんのかよ?」

「歩美も佐藤刑事んちにお泊りしたーい!」

 
元太たちに指摘され、佐藤刑事と高木刑事は顔を真っ赤にしました。

そこで灰原は、そんな与太話より益子の容態を教えろと睨みを利かせます。

落ち着きを取り戻した高木刑事は、手術は終えたが意識不明の重体だと説明しました。

室内を調査していたコナンは、これは事故ではないと指摘します。

ベッドの上にイスを立てるなら、普通は布団をめくるはずです。

さらに、益子はスリッパの片方をはいたまま倒れていました。

普通、ベッドやイスの上に乗るならスリッパを脱ぐはずです。

そこで佐藤刑事は、益子を突き飛ばして重傷を負わせた何者かが事故に見せかける偽装工作をしたと推理します。

隣の住人が不審な音を聞いてからマンションの管理人が来るまで1時間近くかかったため、トリックを仕掛ける時間は十分にあったはずです。

しかし、玄関の鍵は2つともリビングの棚に置いてあり、ドアロックもかかっていました。

 

その時、元太たちは1階のエントランスで呼び鈴を鳴らした人物の映像が部屋のインターホンに録画されていることに気づきました。

コナンは、テーブルの上の包装紙と猫のキャリーバッグを見て、益子が誰かに大尉をプレゼントしようとしていたと考えます。

しかし、テープやハサミはあるのに、肝心なものがないことに疑問を抱きました。

 

その後、佐藤刑事たちはインターホンに映っていた3人を特定し、現場に呼び出しました。

 

最初に訪れたスナックのママ・露口降代は、益子に会ってリビングで紅茶を頂いたと証言。

滞在時間は10分程度で、探していたレコードを益子が見つけてくれたので、それを受け取りに来たといいます。

 

次に訪れたのは、益子の会社の元社員・麻生茉莉です。

茉莉は、先客がいたらしく玄関口で話しただけで部屋の中には入っていないと証言。

茉莉は、ミスをして益子の会社をクビになったことを打ち明けます。

しかし、益子から新しい仕事先を世話してもらい、今日はそのお礼も兼ねて挨拶に来たといいます。

 

最後に訪れた小説家の漆屋倫平は、玄関まで来たが、部屋の呼び鈴を鳴らしても益子が応答しなかったため諦めて帰ったと証言。

1階のエントランスのインターフォンを押した時は開けてくれたというのです。

漆屋は、益子とは大学時代からの付き合いで、同じ年にデビューした作家仲間だと打ち明けます。

しかし、益子の小説はさっぱり売れず、彼は早々に諦めて会社を起業したようです。

今日訪れたのは、小説のアイデアを2人で練るためだったといいます。

 

その時、絆創膏をポケットから出そうとした元太は、誤ってペットボトルの蓋とハンカチを落としてしまいました。

漆屋はやれやれといった様子でペットボトルの蓋を拾い、元太に手渡しました。

 

インターフォンを鳴らしたのは降代、茉莉、漆屋の順ですが、隣の住人が不審な音を聞いた時間があやふやなため、犯人を特定することは不可能です。

佐藤刑事は、益子の意識が戻るのを待つ他ないと判断します。

しかし哀は、その必要はないと発言。

その視線の先には、ニヤリと不敵な笑みを浮かべて悪戯っ子の顔をしているコナンの姿がありました。

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ネタバレ

その後、高木刑事から事故ではないと報告を受けた目暮警部が駆けつけました。

ちょうどコナンたちも戻り、買ってきたラッピング用のリボンを見せます。

普通、包装紙で包んだプレゼントにリボンを結んだら、余った端をハサミで切って長さを揃えます。

ところが、ハサミは用意されていたのにごみ箱の中にはリボンの切れ端はありませんでした。

となると、偶然長さが同じだったと考えられます。
 

「しかし、一体それが何だというんだね?」

「寝ぼけてるの?現場から消えたってことは、犯人が何かに使ったに決まってるじゃない!」

 
哀は、目暮警部の問い対して鋭い指摘をしました。目暮警部は、目を点にして驚きます。

 

コナンは、実験と称して目暮警部たちを玄関に連れて行きました。

まず、ドアロックとドアの隙間にリボンを引っ掛けるように通し、リボンの両端を持ったままドアを閉めます。

そして、外からリボンの両端を同時に引っ張れば、ドアロックをかけることができます。

次にドアロックがかかった状態でドアを開け、リボンを引き抜いてリボンの真ん中に結び目を作ります。

その結び目が引っかかるように鍵のつまみの隙間にリボンを通し、リボンの端を外に出してドアを閉めます。

そして、外からリボンを斜め上に引っ張ると、つまみが回転して鍵がかかります。
 

「すごーい!」

「本当にリボンで鍵が!」

 
しかし、ドアロックの時と違い、リボンの結び目が引っかかってリボンを外へ引き抜くことができません。

コナンたちが部屋に入った時、リボンなど残っていませんでした。
 

「じゃあ、このリボンで鍵をかける方法は無理だね」

「うん、リボンが残っちゃうもん。誰かが部屋の内側からこのリボンを引き抜いて、どこかに持ってってくれたらいいのにな」

 
そこでコナンは、歩美に玄関で大尉を放すよう伝え、元太に外からリボンを動かすように指示しました。

すると、大尉は揺れ動くリボンに興味を示し、リボンを銜えて走って行きました。

慌てて高木刑事が追いかけると、大尉は本棚の裏側に入り込みました。

そこには実験で使ったリボンと、もう1つ結び目のついた別のリボンがありました。

 

しかし問題は、誰がこのトリックを使ったかです。

そこでコナンは、先ほど感じた漆屋の不自然な行動について説明することにしました。

元太がハンカチとペットボトルの蓋を落とした時、漆屋はなぜか蓋だけを拾っていました。

コナンが試しにハンカチとペットボトルの蓋を落としてみると、大尉は蓋を銜えて再び本棚の裏へ行ってしまいました。

大尉は、ペットボトルの蓋が大好きだったのです。

大尉がそれを銜えて宝物の隠し場所へ持って行ってしまうと、トリックに使ったリボンが見つかってしまいます。

つまり、漆屋はそれを恐れ、慌てて蓋を拾ってしまったというわけです。

 

コナンが最初に漆屋を疑ったのは、誰かが1階のエントランスを開けてくれたという彼の証言でした。

もしも開けたのが犯人だとすると、その時はまだ部屋の中にいたことになります。

これから玄関口でトリックを使って密室を作らなければならないのに、誰かを部屋の前に呼び寄せるなど考えられないからです。

 

漆屋は、益子を突き飛ばして大怪我させたことを認めました。

今日ここへ来た本当の理由は、益子からお金を借りるためでした。

実は、益子から『いい贈り物を用意したので明日来てくれ』と言われていました。

その贈り物のことが気になり、居ても立っても居られなくなった漆屋は、約束の明日ではなく今日訪ねることにしました。

しかし渡されたのは、慌てて包んだような包装紙の中に入っていたキャリーバッグと三毛猫でした。

さらに、益子は勿体ぶるように『今日はまだ渡せない』と言い出しました。
 

「そもそもあの猫は私が拾ってきた野良猫だというのに!」

「じゃあ最初はおじさんが飼ってたの?」

 
漆屋は、子猫だった大尉を半年ほど飼っていたことを打ち明けました。

益子に譲ることになったのは、彼の妻がペットロスで落ち込んでいたため。

猫を譲って以来、益子の会社は右肩上がりになり、それとは反対に漆屋の小説はぱったり売れなくなってしまいました。

漆屋は、大尉を世話するのが捗々しくない自分ではなく、成功している益子で本当に良かったと思っていました。

ところが今回、益子は漆屋に大尉を押し付けようとしました。

漆屋は、自分が猫を世話する余裕もないことを知っているはずの益子が、突然そんなことを言い出したのは自分をバカにするためだと思い込んでしまいました。
 

「でも!タイちゃんはスゴい猫なんだよ?」

「三毛猫のオスは希少種で、滅多に生まれなくて」

「すっげェ高ェんだぞ!」

 
光彦たちは、大尉が百万円から二千万円の価値がある猫だと説明します。

しかしコナンは、益子が漆屋に猫を返そうとした理由はお金のためじゃなく、大尉が幸運を呼ぶ招き猫だったからだと推理しました。

エピローグ

数日後、益子は無事に退院しました。

そして大尉はというと、結局ポアロの梓が飼うことになりました。

下校中のコナンたちが大尉のことを話していると、大尉そっくりの猫が歩いてきました。
 

「タイちゃん、またノラ猫さんになっちゃったの?」

「でも、なんか小っちゃくねェか?」

「柄はそっくりですけど…」

 
そこへ飼い主の女性が現れ、猫を抱えて去って行きました。

その女性は、遠くで待っていた睦実に『キャリーバッグの蓋開けちゃダメじゃない!』と注意します。

睦実は、窮屈そうだったから開けてしまったと謝罪しました。

睦実の猫も無事に見つかったようで、コナンたちはホッと胸を撫でおろしたのでした。

まとめ

■ BACK:
第751話「招き三毛猫の事件(前編)」
■ NEXT:
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第752話「招き三毛猫の事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
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