赤い女の惨劇(コナン754話~756話)のネタバレ!事件の結末は?

シーズン19

こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第754話~756話「赤い女の惨劇」の犯人やトリックなどのネタバレを紹介しています。

事件の概要をざっくりまとめると、

赤女に纏わる怪奇現象の謎を解くため、コナン、蘭、園子、世良の4人は山奥にある貸別荘にやってきました。

ところが、別荘の客である薄谷昌家が遺体となって発見され、河名澄香が赤女に包丁で切りつけられるという事件が発生!

コナンと世良は上原刑事とともに捜査を進め、薄谷を殺害し、数々の怪奇現象を引き起こした犯人を突き止めました。

そして、今回の事件の裏に隠されたもう一つの事件の真相をも見破ったのですが──。

それでは、コナンと世良の推理をもとに第754話~756話のネタバレを詳しくまとめていきたいと思います!

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ネタバレ

コナンと世良は上原刑事とともにリビングに戻り、そこで待機していたみんなに事件の真相を伝えることにしました。

犯人はこの人!

蘭がお風呂の湯加減を見た時には何も異常がなく、掃除を終えてお風呂に入ろうとしたら湯船に大量のトマトが浮かんでいて、その湯船の底に薄谷の遺体が沈んでいましたよね。

つまり、薄谷は蘭たちが掃除をしている間に殺害されたということです。

当時、珠美はキッチンで夕食の支度をしていて、任田は1キロ先の店に買い出しに出かけていて、澄香は2階の部屋の掃除をしていました。

一見、この3人には犯行が不可能のように見えますが、蘭たちがお風呂の湯加減をチェックした時にすでに薄谷の遺体が湯船の底に沈んでいたとしたら、可能な人が1人だけいますよね。

犯人は、河名澄香です!

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トリック

次に、澄香が使った2つのトリックを見ていきましょう!

アリバイトリック

まず1つ目は、アリバイトリックです。

澄香のアリバイが成立したのは、2階から掃除機の音や掃除機が壁にぶつかる音が聞こえていたという蘭と園子の証言があったからですよね。

しかし、この”掃除機が壁にぶつかる音”は、任田の護身用のバットと扇風機を使うだけで簡単に出すことができます。

まず、厚紙を貼り付けたバットを柱に吊るします。そして、首振り設定にした扇風機の風を柱越しにバットに当てます。

そうすると、バットは風を受ける度に浮き上がり、戻る時に柱に当たって”コンコン”という音を定期的に出すことができます。

その証拠に、バットの先には何かが貼ってあったような痕跡が残っているし、任田の部屋の柱にはバットを吊るせるフックもついていました。

澄香はこのトリックを使って『犯行時刻に2階の部屋を掃除していた』と蘭たちに思い込ませ、偽りのアリバイを成立させたのでした。

湯船に浮かんだトマト

2つ目のトリックは、湯船に大量のトマトを浮かべたトリックです。

蘭がお風呂の湯加減を見た時、特に異常はありませんでしたよね。実はこの時、バスソルトで緑色になったお湯の底には、薄谷の遺体とトマトが沈んでいたんです。

トマトは水に浮く野菜だと思われがちですが、それはまだ熟し切っていないトマトの場合です。完全に熟して糖度が増すと、その分重くなって水に沈むことがわかっています。

次に、沈んだトマトを浮かび上がらせる方法ですが、これには”バスソルト”を使います。バスソルトを溶かしてお湯の塩分濃度を上げ、糖度の高いトマトより比重を重くすれば、湯船にトマトが浮かび上がるという寸法です。

澄香は、前もってトマトが浮きそうで浮かないギリギリの量だけバスソルトを入れておきました。そして蘭たちとお風呂に入る時、さらにバスソルトを入れてトマトを浮き上がらせたというわけです。

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犯行の一部始終

澄香は、2階の掃除をしているかのように偽装し、風呂場の掃除をしていた薄谷に忍び寄り、背後からダンベルで殴って気絶させ、湯船で溺死させました。

そのあと、遺体が浮かないように薄谷の体にダンベルを乗せ、大量のトマトを湯船に放り込んでバスソルトをトマトが浮かないギリギリの濃度まで入れて蓋をしました。

そして、蘭たちに湯加減を見させて湯船に何も浮いていないことを確認させ、掃除を終えた後で真っ先に自分が風呂場に入り、バスソルトを加えてトマトを浮かび上がらせました。

その証拠に、湯船の底から遺体を引き上げた世良と同じく、澄香の袖口にも塩の結晶が付着していました。それは、最初にバスソルトをお湯の中に入れてかき混ぜた時についたものです。

犯行の動機

赤女の事件から3年後、アウトドア部でこの貸別荘に来た際、赤女を捜して森に入った聡子が行方不明となり、それから数日後に赤いコートを着た聡子の遺体が底なし沼で発見されました。

実は、聡子はみんなとはぐれたフリをし、赤女に成りすましてみんなを驚かすつもりだったのです。そしてこの時、聡子のイタズラに協力していたのが薄谷でした。

その事実を知った澄香は、赤いリンゴや赤いバラ、赤いペンキで赤女の存在を匂わせ、薄谷を怖がらせることにしました。しかし、薄谷が動じる様子はなく、今度は赤女の格好をして薄谷を脅かすことにしました。

その結果、震え上がった薄谷は『約束の場所に聡子がいなくて、怖くなって言い出せなくなった』と口を滑らせました。

あの時、薄谷が正直にイタズラのことを話してくれていたら、聡子は死なずに済んだのに・・。

そう思った澄香は薄谷のことが許せなくなり、この貸別荘で殺害することを決めたのでした。

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赤女の正体

前述したように、薄谷を殺害した犯人は澄香だと判明しました。となると、澄香を切りつけた犯人は一体誰なのでしょうか?

ここで注目するのは、事件に深く関わっているのに、その生死が語られていない女がいるということです。

コナンと世良の推理によって澄香が罪を認めた直後、リビングの窓ガラスが割られ、そこから赤女が室内に侵入してきました。そして赤女は素早く澄香の背後に回り込み、勢い良く包丁を振りかざしました。

その時、どこからともなく大和警部が現れ、赤女が振り下ろした包丁を杖で受け止めました。続いて姿を見せた諸伏警部は、懐中電灯で赤女の顔を照らし出しました。

赤女の正体は香川志信といって、15年前の赤女事件で殺害された男性の愛人でした。不倫とはいえ、愛していた人を目の前で惨殺されたショックと怒りで、15年間ずっと赤女に復讐する機会を狙っていたのです。

澄香を襲ったのは、赤いコートを着ていた澄香を赤女と勘違いしたためです。となると、赤いコートを着た聡子が沼に落ちたのも、志信に赤女だと勘違いされて追いかけまわされたせいだと考えられます。

実は、コナンと世良は15年前の報告書に書き間違えがあったと聞き、澄香を襲った犯人が志信だと確信していました。

当初は『警察官を包丁で切りつけて逃走した』と書かれていましたが、それが『警察官に包丁を投げつけて逃げた』の間違いだったとなると、包丁は別荘に残されたままだったということになります。

その包丁が3年後に沼の傍で見つかり、赤女自身も逃げた直後に沼に落ちたということは、包丁を持ち去ることができたのは現場で殺人を目撃していた愛人の志信しかいませんからね~。

こうして事件は見事に解決したわけですが、赤女に扮する志信の登場シーンは本当に恐ろしかったです。「図書館殺人事件」「青の古城探索事件」に次ぐトラウマ回でした(泣)

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エピローグ

事件後、スマホがないことに気づいた世良は、コナンに電話をかけて音を鳴らしてみて欲しいと頼みました。

コナンが着信音を頼りにスマホを捜すと、キッチンの食器棚の下に落ちていました。電話を切ってスマホを拾ったコナンは、画面に世良と少女のツーショット写真が表示されていることに気づきました。

その直後、世良はコナンの手からスマホを取り上げ、兄と電話で話しながらその場を後にしました。残されたコナンはどこか腑に落ちず、世良の後ろ姿を怪訝な目で見つめていました。

(着信をあの画面にするには、写真を表示したまま放置しなきゃならない。ってことは、わざわざ俺に見せた?何のために・・)

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第754話~756話「赤い女の惨劇」の犯人やトリックなどのネタバレを紹介させていただきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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