名探偵コナン第881話のネタバレ!さざ波の魔法使い(前編)
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
名探偵コナン第881話|事件ファイル概要
-
■ 話数:
第881話
■ 事件ファイル名:
さざ波の魔法使い(前編)
■ 放送日:
2017年11月11日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Lie,Lie,Lie(大黒摩季)
EDテーマ 渡月橋~君想ふ~(倉木麻衣)
■ BACK:
⇒ 第880話「探偵団と幽霊館」
■ NEXT:
⇒ 第882話「さざ波の魔法使い(後編)」
名探偵コナン第881話|登場人物
・江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。
・鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。
・世良 真純
CV:日髙のり子
蘭のクラスに転校してきた。新一と同じ高校生探偵。
・工藤 新一(幼少時代)
CV:高山みなみ
・工藤 有希子
CV:島本須美
新一の母。人気女優だったが、結婚と同時に引退した。
・赤井 秀一
CV:池田秀一
黒の組織から「シルバー・ブレット」として警戒されているFBI捜査官。現在は沖矢昴として工藤邸に住んでいる。
・羽田 秀吉
CV:森川智之
「太閤名人」の異名を持つプロ棋士。
・赤井 メアリー
CV:田中敦子
赤井務武の妻で、秀一、秀吉、真純の母。旧姓は世良。
・刑事
CV:一条和矢
・店員
CV:新祐樹
名探偵コナン第881話|あらすじ
コナン、蘭、園子、世良は、指を使った数の数え方が国によって違うということを話していた。
世良「でも知らなかったよ。ドイツやフランスがこういう数の数え方をするなんて」
蘭「あっ!それって新一もよくやってたよ。お母さんの癖がうつったって言ってたけど」
コナン(カッコつけてフランス人の真似してたからな、母さん・・)
コナンは、ヨーロッパの中でもイギリスは日本と同じ数え方をすると伝える。
世良「やっぱりそうか!そうだよな?」
この世良の発言により、コナンはこれまでの世良の行動を思い起こす。
赤女の事件の時、野球のバットを見た世良は「随分細いバットだ」と言っていた。
あれは、イギリスで盛んなスポーツ、クリケットのバットのことだった可能性がある。
クリケットのバットは、野球のバットよりも平たくて太い。
食事の時、アメリカのマナーだとナイフで切った後、フォークを右手に持ち替えて食べる。
しかし、世良はフォークを持ち替えないで左手で食べていた。
フォークを持ち替えないのは、日本やイギリス。
コナンがサッカー上手だということに関して、世良は「フットボールの腕前が高い」と言っていた。
アメリカでは、サッカーのことをフットボールとは言わない。
以上のことから、コナンは世良の留学先がイギリスだったと推理する。
コナン(でも、なんで世良はイギリスに行ってたことを隠して・・)
コナンは、10年前の記憶が次々と蘇ってきた・・。
10年前。
アメリカへ行っていた赤井秀一は一時帰国し、弟の羽田秀吉、妹の世良真純、母親のメアリーと海水浴に来ていた。
この時、秀一と秀吉の再会は7年ぶり。
そして、秀一と幼い真純は初対面だった。
秀吉「ほら、お前も挨拶しろよ。会うの初めてだろ?」
秀吉の後ろに隠れていた真純は、ほんの少しだけ顔を出し、眉を下げる。
真純「はじめまして・・。真純だよ」
秀一「ん?誰だ、そのガキ」
秀吉「忘れちゃったの?妹だよ。メールで写真送っただろ?」
秀一「あぁ、俺が渡米する前、母さんの腹が膨らんでたな」
秀一は、先ほどホテルでメアリーと喧嘩になり、右目の下に痣ができていた。
そこへ、メアリーがやってきた。
メアリー「アメリカで勉強したいって言うから留学させたのに、実は父の事件の真相を探りに行ってたですって?しかも、大学を卒業したらFBIに入るだなんて、まるで死神に魅入られた幼稚な子供のよう」
秀一「グリーンカードもアメリカ国籍もとった。あとは3年の職務経験を積み、筆記試験と体力テストをパスするだけ。問題ないさ。ま、右側通行に慣れなくて、運転免許をとるのには手間取ったよ。元居た国もここも左側通行だったからな」
今回、メアリーが子どもたちを海水浴に連れてきたのは、秀一を日本に戻すためだった。
メアリー「ま、この平和な景色を眺めながら頭を冷やして思い出しなさい。主人が死ぬ前、この安全な国に私たちを送った時に言った言葉を」
「いいか、この先私はいないものと思え。どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまったようだ」
秀一「母さんこそ忘れてるんじゃないのか・・。父の遺体はまだ発見されていないってことを」
その後、秀一が秀吉と違って全く笑わないことを気にした真純は、秀一を笑わせるため色々なことを試みる。
秀一が眠るパラソルの上によじ登り、突然顔を出して「ばあっ!」と言ってみる。
秀一「秀吉・・、何させてんだ。危ないだろ」
真純(ダメだぁ・・、笑わない)
秀吉「ごめん、真純がパラソルの上に乗りたいって言うから」
つぎに真純は、体育の先生に教わったバク転を秀一に披露する。
しかし、秀一の口から出たのは欠伸の一つ。
真純(これもダメかぁ・・)
真純は、鼻と口にフライドポテトを詰め、その顔を秀一に見せる。
秀一「食べ物で遊ぶな・・」
真純(え・・、これでもダメ・・)
メアリー「こら!何やってるの、真純。女の子なのにもう・・。鼻の下にチップスの塩がついちゃってるじゃない」
真純「ごめんなさい・・」
メアリーは、真純の顔を丁寧にハンカチで拭う。
その時、メアリーは「イギリスじゃ、そういうジョークが流行ってるの?」と声をかけられた。
そこには、水着姿の工藤有希子が立っていた。
有希子「イギリスの方ですよね?ジャガイモを拍子木切りにして油で揚げて塩をふったものを日本じゃフライドポテト。アメリカじゃフレンチフライズ。それをチップスって言うのは、フィッシュ・アンド・チップスの国、イギリスかなって」
メアリーは、疑うように有希子に鋭い視線を向ける。
有希子は、息子の新一と友人の蘭を見なかったか尋ねる。
しかし、メアリーは考えることもせず、知らないと答えた。
有希子は、新一たちがいないとわかると、他の場所へ捜しに行ってしまった。
秀一「フン。とんだ安全な国だな。今のような一般人にも言葉遣いだけで母国がバレてしまう。この世に安全な国なんてないんだよ、母さん・・」
そこへ、「バレバレだよ」と今度は幼い声が聞こえてくる。
そこには、緑の海水パンツをはいた新一が立っていた。
新一「お兄さんの正体がピエロだってことはな!」
秀一「ピエロ?」
新一「だってお兄さん、話聞いてたら色んな国をいっぱい回ってるんでしょ?そんな人は僕が知る限り、サーカスの人しかいない!それにお兄さんの左手を見てピーンと来たよ。その左手の手首の甲の方についた痣を見てね!それは、アコーディオンって楽器を使う人にできる痣。空気を出し入れしながらボタンを押すから、ベルトで擦れてそこに痣ができるって父さんが言ってたし」
新一の推理を聞いた秀一は、腹を抱えて笑い出した。
真純(えっ?笑った・・)
秀一「いやぁ、すまない。確かに俺は3つの国を渡っているが、サーカスの団員ではない」
新一「え?そうなの?」
秀一「でないと、旅行好きの人は全てサーカスの団員になってしまうだろ?このアコーディオンの痣に気づいたのは良かったが、これは酒場で客にリクエストされた曲を伴奏する時にできた痣。バイトにしてはいい金になる。それで?君は何者なんだい?」
新一「僕は・・、僕は工藤新一。シャーロック・ホームズの弟子だ!」
秀一「ほう」
真純(ホームズの弟子?)
そこへ、新一を捜していた蘭が現れた。
蘭「新一!お母さんが探してたよ!またホームズごっこしてたんでしょ?」
新一「ごっこじゃねェよ。名探偵になるための修行だ」
蘭「でもほどほどにしとかないと、そのうち酷い目に遭うよ!さっきのお兄さんたち、すっごく怒ってたし」
その時、"新一が先ほど怒らせた"という男たちが現れた。
新一は、先ほど男たちが大騒ぎして店に金を払わずに帰ろうとしていたところ、ほとんど食べ終わった焼きそばに自分たちでハエを入れていたことを暴露したのだ。
逆恨みした男は、新一の頭をぐりぐりと押し付ける。
すると、横になっていたはずの秀一が素早くフィンガージャブを繰り出した。
男の目の前で手を止めた秀一は、ゆっくりと口を開いた。
秀一「悪いが、このボウヤは俺のツレでね。ボウヤに話があるのなら、俺を通してからにしてくれ。まぁ、両目をえぐられた後でいいなら、いくらでも話を聞くぞ」
秀一の迫力に怯んだ男たちは、逃げるように去って行った。
蘭「すごーい!今の技って何?」
秀一「フィンガージャブ。日本でいう目つぶしだ。ジークンドーの技の一つだよ」
真純(フィンガージャブ・・、ジークンドー・・、かっこいい~!!)
秀一は、妹の真純の友達になってやって欲しいと新一と蘭に頼んだ。
その直後、車がガードレールを突き破り、崖から海へと突っ込んで行った・・。
名探偵コナン第881話|ネタバレ
客たちが騒めく中、秀一は海に潜り込み、転落した車へ泳いで向かう。
そして、運転席から男性を救出しようとするが、シートベルトを締めていなかった男性の首の骨は折れていた。
秀一は、後部座席に積んでいたバッグの中に、値札がついたままの大量のブランド品の腕時計が入っていることに気づいた。
さらに、助手席側のサイドウィンドウが開いていて、もう一人同乗者がいたと推理する。
秀一は、バッグを提げて男性を肩に担ぎ、海から上がった。
新一「ねぇ、その人助かるの?」
秀一「その可能性はもうない」
秀一は、新一に"あること"を頼んだ。
それは、車が落ちた後でTシャツや水着、ビーチサンダルを買いに来たずぶ濡れの客がいないか海の家で聞いてきて欲しいというものだった。
秀一は、もう一人の同乗者が海水浴客に紛れ込んだ可能性が高いと考えていたのだ。
新一が海の家へ向かった後、秀一の元へ蘭と真純がやってきた。
秀一「君はここへあのボウヤと2人で来たのかい?」
蘭「ううん、新一のお母さんと一緒だよ!」
秀一「じゃあ、そのお母さんに警察に電話するように言ってくれないか?車が海に落ちて大変だって」
蘭「いいよ!」
蘭は、「新一のおかあさーん」と言いながら走って行った。
残った真純は、自分も何か手伝いたいと申し出る。
秀一「そうだな。駐車場のおじさんに、濡れた服や水着を着たまま外へ出ようとしている客がいたら、引き留めるように言ってくれ。もしかしたら、悪いヤツの仲間かもしれないからって。頼めるか?」
真純「うんっ!!」
新一は、海の家の店員にずぶ濡れの状態で服を買いに来た人がいなかったか聞いていた。
店員は2、3人いたが、顔まではわからないと答える。
その時、ちょうど海の家にいた秀吉は、その3人の客の顔を覚えていると発言した。
コナン「ほ、本当?」
秀吉「僕、将棋をやっててさ。覚えるの得意だから!」
その後、警察が到着して捜査が始まった。
秀一は、車が転落した時の状況を刑事に説明し、もう1人同乗者がいた可能性があると伝える。
刑事「その根拠は?」
秀一「助手席側のサイドウィンドウだけ全開になっていたから、そう思っただけです」
転落した車は右ハンドル。
乗っていたのが1人なら、助手席側の窓だけ開けるのは不自然だ。
恐らく同乗者は、海水で車内がいっぱいになる前にウィンドウを開けて車外へ脱出し、海水浴客に紛れ込んだのだ。
刑事「だが、わざわざ窓から出なくてもドアを開ければ・・」
秀一「水圧ですよ。車が水没した直後なら車内にまだ空気があり、水圧でドアを開けることができなかった。だからサイドウィンドウを開け、そこからの脱出を選んだってところでしょう」
刑事「じゃあ、そいつはこのツレを見捨てて一人で逃げたって訳か?」
事故の時、運転していた男はシートベルトをしていなかった。
そのため、車がガードレールに激突した反動で、頭部をフロントガラスに強打し、頸椎骨折で即死。
同乗者は、水没した直後に声をかけても反応がないので助からないと判断し、自分だけ車から脱出した。
刑事「だったらなんで海水浴客のフリを・・。事故に遭った被害者なら、堂々としてれば」
秀一「恐らくそれは、身を隠さねばならない理由がその人物にあったから・・」
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アニメ名探偵コナンは、2024年10月18日時点で、第1話から第1053話まで配信されています。
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