名探偵コナン第880話のネタバレ!探偵団と幽霊館

シーズン22

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第880話「探偵団と幽霊館」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第880話|事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第880話
    ■ 事件ファイル名:
    探偵団と幽霊館
    ■ 放送日:
    2017年11月11日
    ■ 放送曜日:
    土曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ Lie,Lie,Lie,(大黒摩季)
    EDテーマ 渡月橋~君想ふ~(倉木麻衣)
    ■ BACK:
    ⇒ 第879話「試着室の死角(後編)」
    ■ NEXT:
    第881話「さざ波の魔法使い(前編)」


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名探偵コナン第880話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

太田黒 信輝(おおたぐろ のぶてる)
CV:大林隆介
78歳。屋敷の主人。

太田黒 智恵子(おおたぐろ ちえこ)
CV:大澤洋子
72歳。信輝の妻。

吉本 三郎(よしもと さぶろう)
CV:楠見尚己
45歳。使用人。

吉本 ハナ(よしもと はな)
CV:坂本千夏
42歳。使用人。

雨宮 秀人(あめみや ひでと)
CV:野島裕史
27歳。信輝の甥。

花形造園の従業員
CV:尾花かんじ

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名探偵コナン第880話|あらすじ

コナン、元太、光彦、歩美は、キャンプにやってきた。

灯台を見に行くと、突然雨が降り出し、道が川のようになってしまった。

コナンたちは、近くにある大きな洋館で雨宿りさせてもらうことにした。



コナンたちは、この屋敷の使用人である吉本三郎と吉本ハナにタオルを借り、それで体を拭きながら事情を説明する。

三郎「雨が止むまではいてもいいが、上がったら帰るんだぞ。この家にいてもいいことはないからな

三郎の話によると、最近この屋敷では不思議なことが起こるという。

なんでも、家主の太田黒信輝は、幽霊が出ると言っているようなのだ。

光彦「いまどき幽霊なんて言われても・・

三郎「ワシも信じている訳ではないが、旦那様はいい加減なことを言うような方ではないんでなァ・・

信輝が言うには、幽霊は黄色がかった白い色をしているという。

コナンたちが三郎にタオルを返した直後、2階の壁に黄色い光りが走った。

元太「おい!今、黄色いの見えなかったか?

歩美「見えたよ!すぐに消えたけど・・

光彦「ま、まさか、本当に・・



その後、2階の窓から降り続ける雨を見ていたコナンたちは、居候の雨宮秀人に部屋へ招かれた。

元太「なんか理科室みてェだな

光彦「いろんな機械がいっぱいありますね

雨宮は、大学で化学の研究をしていて、この部屋の他にも庭の離れも実験室として使わせてもらっているという。


光彦は、雨宮に幽霊のことを尋ねる。

雨宮「僕は信じていないが、叔父は本当にいると思っているようなんだ

コナン「この家、かなり古いですよね

信輝がこの屋敷を購入したのは社長を退任した5年前で、建てられたのは50年以上前だという。

そして、信輝が幽霊が出ると言い出したのは、半月ほど前からだった。

2ヵ月前に信輝の妻である太田黒智恵子が亡くなり、信輝は智恵子が幽霊になって訪ねてくると話しているようだ。

元々足が悪かったという智恵子は、車椅子に乗っていた。

2ヵ月前、いつものようにスケッチをしに海岸へ出かけた智恵子は、崖下に転落して亡くなってしまった。

雨宮「いつも行っている場所だったのに、なんであの日に限って落ちたのかわからないんだ・・

歩美「おばさん、可哀想・・

光彦「おじさんも相当ショックだったんですね。だから幽霊が出るなんて



その後、雨が止む気配はなく、コナンたちは信輝、雨宮とテーブルを囲み、夕食をご馳走になることにした。

歩美「このシチューすごく美味しいです

信輝「そうか。気に入ったのなら、どんどんおかわりしなさい

元太「おかわりー!

コナンは、訪ねてくるという智恵子の幽霊について信輝に尋ねる。

信輝「本当に来るんだよ。暗くなるとやってきて、10時くらいに帰っていく

光彦「どんな風に見えるんですか?奥さん

信輝「見た目は黄色っぽい光のようなんだが、やがて聞こえてくるんだ。智恵子の声が。今夜辺り、事故の時の話を・・

その時、ハナが持っていたトレイが手から離れ、音を立てて床に落ちる。

ハナ「す、すみません!

三郎「何やってるんだ!申し訳ありません、旦那様・・

ハナは、何度も謝りながら落としたトレイを片付ける。



夕食の時間が終わると、信輝は部屋へ戻って行った。

雨宮は、これから庭の実験室へ行くという。

雨宮は、部屋の薬品戸棚の前でビーカーを割ってしまったので、あとで掃除機をかけておいて欲しいとハナに頼み、去って行った。



その後、コナンたちは貸し与えられた部屋に移動した。

歩美「今頃、奥さんの幽霊と話してるのかな?

光彦「誰かに騙されてるのかもしれませんよ

歩美「でも、幽霊に会うの嬉しそうだったよ

元太「どうする?コナン・・

コナン「なにが?

光彦「なにがって。誰かに騙されてるんだとしたら、僕たち少年探偵団としては、見過ごすわけにはいきませんよ!

こうしてコナンたちは、幽霊について調べることになった。



部屋を出たコナンたちが階段の下に来ると、2階の廊下にあった車椅子がひとりでに動き出した。

コナンたちは、2階の信輝の部屋の前へやってきた。

部屋からは、信輝の声と女性の声が聞こえてくる。

その時、誰も触っていないはずのドアが勝手に開いた。

ドアの隙間から中の様子を覗くと、真っ暗な部屋の中で黄色い光が動いていた。



コナンたちは三郎とハナの元へ行き、本当に幽霊が出たと伝える。

光彦「車椅子がスーッと動いて・・

歩美「女の人の声が聞こえてきて・・

元太「触ってないのにドアが勝手に開いてよォ!

三郎「すると、旦那様の仰った通りということか

その時、ハナは三郎に向けて怒鳴り声を上げた。

ハナ「いい加減にしてください!この子たちはともかく、あなたまで幽霊だのなんだの

掃除機を手にしたハナは、動揺した様子で部屋を出て行った。

それに続くように部屋を出たコナンは、ハナが2階の雨宮の部屋に入っていくところを確認した。



コナンたちは、1階の部屋へ戻ってきた。

幽霊に怯える光彦は、シーツに包まって身を震わせる。

歩美は、ソファーの上で体を丸めて小さくなる。

元太「光彦。やっぱお前、傘借りてこいよ

光彦「イヤですよ!なんで僕が!!

コナン「なぁ、幽霊が本物だったとしても、ここの奥さんなんだろ?そんな悪さしねェと思うぜ


コナンは、光彦たちを部屋に残し、2階へ向かった。

先ほど勝手に動いた車椅子を調べると、ブレーキをかけてもタイヤが動くことに気づいた。

つぎに、車椅子の後ろにある壁を確認する。

そこは他の壁とは違って、薄い板が張ってあるだけだった。

コナン(そういうことか・・)


その後、コナンは雨宮の部屋を訪れ、薬品戸棚の中から劇薬が消えていることに気づいた。

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名探偵コナン第880話|ネタバレ

午後9時55分。

元太、光彦、歩美は再び食堂へ行き、信輝、雨宮とテーブルを囲んでジュースをいただく。

光彦「どうもすみません。食事をご馳走になったうえにジュースまで

雨宮「子供が遠慮なんてするもんじゃないよ。それにこの家ではいつも今ぐらいの時間にお茶にしているんだ

信輝は、ハナが用意した紅茶を一口含んだ。

その直後、信輝は口元を手で押さえ、紅茶を吐き出した。

その後も信輝は苦しそうに咳き込む。

雨宮「叔父さん!大丈夫ですか?三郎さん、すぐに救急車を

コナン「その必要はないよ

しばらく姿を見せなかったコナンが戻ってきた。

信輝「いやぁ、参った。ハナさん、一体なんだね、この紅茶は・・

雨宮「叔父さん?大丈夫なんですか?

コナン「美味しくないのも無理ないよ。その紅茶には塩が入ってるからね

コナンは、ハナが雨宮の部屋から劇薬の瓶を持ち出したことに気づき、キッチンに隠してあったその瓶の中身を塩と入れ替えておいたと告白する。

雨宮「劇薬を持ち出したって?じゃあ、その劇薬を紅茶に入れるつもりだったのか?

ハナは、幽霊によって2ヵ月前の事故の真相が明らかになるのではないかと怯えていたのだ。

三郎「事故の真相?

ハナ「私は・・、私は・・、亡くなるなんて、思わなかったんです。ただ、ちょっとだけ嫌がらせになればいいと・・


以前からハナは、智恵子の部屋からネックレスやブローチなど、高価なものを盗んでいた。

そのことを智恵子に気づかれ、今後は盗らないで欲しいと念を押された。

ハナは、少しばかり嫌がらせをしてやろうと考え、智恵子の車椅子のブレーキを緩めておいた。

しかし、スケッチをしに海岸へ向かった智恵子は、ブレーキがきかない車椅子に乗っていたためそのまま転落死。


ハナ「乗り降りに手間取っていい気味だ。ただ、そう思っただけなんです・・

ハナは、そのことを智恵子の幽霊が信輝に話すのではないかと思った。

だが、相手が幽霊では手の出しようがない。

そこでハナは、信輝を標的にすることにした。

コナン「僕が劇薬と入れ替えた塩が太田黒さんの紅茶に入っていたのが証拠だよ


三郎「申し訳ありません、旦那様!

三郎は、信輝に謝罪し、その場で泣き崩れた。


コナン「でも、そんな心配いらなかったのに。幽霊なんて本当はいないんだから。ね?秀人さん

光彦「でも、車椅子がひとりでに動きましたよ!

この屋敷は、建てられてから50年も経っているため、あちこち傷んでいてもおかしくない。

どこかから入り込んだ風が壁の隙間から吹き出し、ブレーキのきかない車椅子を押し出したのだ。

元太「でもよ、おじさんの部屋のドアが勝手に開いたぞ?

そのドアも古くてラッチが弱っていたため、僅かな振動でも開いてしまうのだ。

歩美「じゃあ、あの部屋に浮かんでいた黄色い幽霊は?

コナン「俺たちがここに来た時のことを覚えてるか?

土砂降りの雨の中、温室を見つけた元太たちはその中に忍び込もうとした。

しかし、ちょうど車で通りかかった花形造園の従業員に、半年前に建てた温室に悪戯するなと注意されてしまった。


温室が建てられたのは半月前。

幽霊が出るようになったのも半月前。


コナン「ところで、この辺で光るものといったらなーんだ?

歩美「光るもの?

光彦「灯台ですか?

コナン「そう。幽霊の正体は灯台の光だよ

今まではこの屋敷に直接当たることはなかった光りが、温室ができて窓のガラスに反射するようになったことで、屋敷の壁を照らすようになったのだ。

壁の隙間から差し込んだ光が、信輝の本棚のガラスに当たって幽霊に見えたという訳だ。

コナン「さっき温室の持ち主に電話したら、いつも夜10時にガラスを閉めるんだって。だから幽霊も10時になると消えちゃうんだ。ついでに、こんな雨の日でも、中が蒸れないように窓を開けることってよくあるそうだよ


歩美「でも、部屋から女の人の声がしてたよ!

コナン「そうそう。塩と入れ替えた劇薬だけど、別の瓶に入れて元の棚に戻しておいたよ。だって、戸棚に鍵がかかってなかったからね

ハナが鍵を開けたのなら、バレないようにまた閉めておくはずだ。

つまり、棚の鍵は最初から開いていたということになる。

コナン「でも、劇薬があるのに鍵をかけてないなんて、専門家の秀人さんにしてはおかしいよね?

雨宮「確かに、不注意だったね

コナン「で、声のことに戻るけど。幽霊が灯台の光なんだから、声だって何か理由があるはず。そう思ってさっき太田黒さんの部屋を調べたんだ。見つけたよ?

コナンは、信輝の部屋の本棚の後ろで見つけたスピーカー、マイク、無線ユニットをみんなに見せる。

コナン「たぶん、奥さんの声はここから流れていたんだ。この家でこういうものを作れるのは、秀人さんしかいないよね?

元太「でも、声を流したっていってもよォ・・

光彦「録音した奥さんの声を使ったってことですか?

恐らく、雨宮は自分の声を女性っぽく加工して流していたのだ。

雨宮は、智恵子の幽霊が訪ねてくると思い込んでいる信輝なら、勘違いしてくれると思ったのだ。



2ヵ月前、事故現場に駆け付けた雨宮は、車椅子のブレーキが左右ともに緩んでいたことに気づいていた。

そして、智恵子の霊が出るようになってからのハナの様子を見て、雨宮は事故とハナの関係を察した。

そこで、ハナをもっと追いつめれば、自分の思うような行動をとるのではないかと考えた。

幽霊の声を演じたのも、事故の真相が語られるかもしれないと思い込ませるため。

そして、鍵を外した棚の前にわざとビーカーを落として割り、ハナを掃除に呼んだ。

コナン「ハナさんがどうするか十分予測したうえでね。全て狙い通り、ハナさんは薬を持ち出し、太田黒さんを毒殺しようとした

雨宮「君は僕が叔父の命を狙ったというのか?なんの理由があってそんな・・

コナン「理由はこれだよ。部屋のくずカゴから持ってきちゃった。これって督促状って言うんだよね?秀人さん、あちこちからお金を借りてるみたいだね

動機はお金だった。

借金を抱えた雨宮は、信輝の遺産が欲しかったのだ。

コナン「ねぇ、だったらどうして正直に太田黒さんに相談しなかったの?

雨宮「叔父は・・、そうしたことに人一倍厳しい人間なんだよ・・

信輝「秀人。じゃあ、この子の話は本当なんだね?

雨宮「えぇ。警察を呼んでください・・

名探偵コナン第880話|エピローグ

その後、事情を聞いて駆けつけた警察により、雨宮とハナは連行されていった。


雨も上がり、コナンたちは屋敷を後にした。

光彦「ただの雨宿りのつもりが、大変な夜になっちゃいましたね

元太「なーんか俺、腹減っちゃったな


温室の前を通りかかった時、花形造園の従業員が窓を閉めようとしているところだった。

コナンは、信輝が嬉しそうに智恵子の幽霊と話していたことを思い出した。

コナン「おじさん!

コナンは、従業員の男性に駆け寄り、声をかける。

コナン「そのガラス、今日だけはもう少し開けておいてくれませんか?

従業員「え?

コナン「お願いします!


そしてコナンたちは、博士と哀が待つキャンプ場へと歩き出した。

まとめ

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第881話「さざ波の魔法使い(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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