名探偵コナン第438話のネタバレと感想！お魚メールの追跡

シーズン11

5歳の少年から4通のメールが届いたのですが、内容の意味が分からず小五郎たちに助けを求める梓。一体、少年は何を伝えようとしているのでしょうか？

Next Conan’s HINTは「三匹の魚」です！少年から送られてきたお魚メールをよく読むと真相がわかるかも！？

それでは、アニメ「名探偵コナン」第438話「お魚メールの追跡」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第438話のあらすじ

ウェイトレスの悩み事

コナン、小五郎、蘭は探偵事務所の下にある喫茶ポアロを訪れ、ウェイトレスの梓から相談を受けていました。

2カ月ほど前から長部満（おさべみつる）という5歳の男の子が父親と2人でポアロに来るようになったのですが、母親が実家に戻ったまま帰ってこないらしく、父親の携帯を使って梓にちょくちょくメールを送ってくるようになりました。

メールの内容は「きゅうりを残さず食べた」や「1人でお風呂に入った」など本当に他愛もないことで迷惑ではないのですが、梓が悩んでいる原因は今日送られてきた4通のメールでした。

送られてきた4通のメール

1通目：9時7分
ぼくきょうはぱぱとおでかけしてるんだ。いすとぼうしをかってもらったよ。みんなかぶってるからぼくもかぶっちゃお。

2通目：10時16分
あせでぬるぬるきもちわるいからくつぬいじゃった。おなかすいた。れすとらんのかんばんみえるよ。おねえちゃんのおみせのはんばーぐたべたいな。

3通目：11時54分
くろいめがねのおじさんやあおいふくのおばさんがこっちみてるけどこわくないよ。ぼくなかないもん。

4通目：15時2分
ぼくもおさかなさんみたいにあみにかかってしんじゃうのかな。

梓は「どこにいるの？」や「何してるの？」と返信しましたが、どのメールにも答えになるようなことは書かれておらず、満がメールの受け取り方を知らないのかもしれないと説明します。

梓からのメールを見ることができないということは父親が傍に居ないということであり、満が1人ぼっちで居る可能性は十分高いと考えられます。

さらに、送られてきたメールの間隔がだんだん長くなっていることから、満が疲れてきていると推測できます。

満が居るのは釣り場？

コナンは1通目と2通目のメールの内容から、満が釣りに出かけた可能性が高いと推理しました。

汗で足が蒸れると言っていることからゴム長靴を履いていると想像できるし、イスと帽子を買ってもらって、さらに周りの人たちもみんな帽子を被っているとなると、釣り場にいる可能性が非常に高いですよね。

続いてコナンは、満が周りの人が帽子を被っていることやレストランの看板、サングラスの男と青い服の女の人といった上の方の景色ばかり伝えてくることから、満が1人で車の中にいる可能性が高いと推理しました。

つまり、車で釣り場についたあと父親は何かの理由でその場からいなくなり、長い間車の中で待たされることになった満は梓にメールを出して退屈を凌いでいたがやがて疲れてきたというわけです。

またもやお魚メールが届いた

このあと、梓は満と父親がポアロにあるレジャー雑誌を見ながら「ここにしよう」とページの隅に折り目をつけていたことを思い出しました。

すぐに雑誌を確認すると中洗、久更津、枯前崎の3カ所に折り目がついていましたが、小五郎がその3カ所の宿に連絡を入れるも手掛かりは全く掴めませんでした。

その時、満から「おさかなさんいっぴきだとおもったらさんびきだったよ。いいなあ。おさかなさん」という新たなメールが届き、それを見たコナンは満がどこにいるのかを突き止めました。

さて、満くんは一体どこの釣り場にいるのでしょうか？以下、ネタバレになります。

名探偵コナン第438話のネタバレ

満の居場所

車のシートに座って上を見ている満は「おさかなさんいっぴきだとおもったらさんびきだったよ。いいなあ。おさかなさん」と言っていました。

空に浮かんでいるお魚さんが1匹だと思ったら3匹仲良く泳いでいて、それを見て「いいなあ」と言ったのは、母親が実家に帰ってしまい寂しい思いをしていた満がその魚たちに自分を重ね合わせたためです。

空を泳ぐ魚から連想できるのは鯉のぼりです。鯉のぼりって風がないとだらんと垂れて死んでいるみたいですが、風が吹いているとまるで空を泳いでいるように見えますよね。

「1匹だと思ったら3匹いた」ということは、最初は風が吹いていなかったがその後吹き始めたということです。

満と父親がポアロのレジャー雑誌に折り目をつけたのは中洗、久更津、枯前崎で、その3カ所の今日の天気をまとめてみると、

中洗は、風があるが曇っていて釣り日和。

久更津は、小雨が降っているが風はない。

枯前崎は、晴れているが風が吹き始めた。

と、なります。

つまり、満はあとから風が吹き始めた枯前崎に居るということです！

ヒントはお魚メール

コナンたちが枯前崎に到着する頃には日が落ち始めていました。

最初のメールからすでに6時間が経過しており、天気のいい日の車内でずっとジッとしていたとなると、熱中症や脱水症状を起こしている可能性が高く、早く見つけ出さなければ命にかかわるかもしれません。

展望台から枯前崎の町を見渡すコナンたちですが、この時期の風物ということもあって鯉のぼりを飾っている家は多く、満の居る場所を特定することは極めて困難でした。

その時、コナンは4通目のメールに「ぼくもおさかなさんみたいにあみにかかってしんじゃうのかな」と書かれていたことを思い出し、町の中で一際目立つゴルフの練習場に注目しました。

コナンからの報告で、満が鯉のぼりとゴルフ場のネットがちょうど重なっているところを見た可能性が高いと知った小五郎は、その条件に該当する市営駐車場へと急行しました。

小五郎、蘭、梓が手分けして駐車場に停められた車を1台1台チェックする中、コナンはレストランの看板と鯉のぼり、ゴルフ練習場のネットが見える場所へ移動し、満が乗っている車を探し当てました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

サブストーリー

満は後部座席でぐったりしていましたが、梓の顔を見るなり笑顔になりました。

梓に言われて満がドアのロックを解除すると、梓はすぐに満を抱き上げ外へ連れ出しました。

ドアのカギはすべてロックされていて、満は「車から出るな」と父親に言われていたようです。

元気そうな満を見て一同が安堵の胸を撫でおろすと、満の父親が慌てた様子でやってきました。

実は今朝、父親は釣り人同士のケンカの仲裁に入った際、突き飛ばされて頭を強く打って気を失ってしまい、そのまま病院に搬送されてしまいました。

梓から事情を聞いた父親は満をギュッと抱きしめ、長い時間待たせた代わりにとびきりのプレゼントがあると伝えました。

顔を上げた満はプレゼントの正体を知って目に涙を浮かべました。そこに立っていたのは正真正銘、満の母親でした。

母親は結核で3カ月入院していたのですが、満に心配をかけないように実家に帰ったことにしていたそうです。

そして母親の退院が決まったこの日、すぐに会わせてやりたいと思った父親は釣りに行こうと騙して満を連れてきたのでした。

エピローグ

このあと、蘭は仲良く泳ぐ3匹の鯉のぼりを見て「うちも早く3匹に戻りたいなぁ‥」と呟きました。

それを聞いた小五郎は英理との生活を想像してあからさまに嫌そうな顔をし、コナンは

じゃ、俺は吹き流しでいいや。

と心の中で呟くのでした。

名探偵コナン第438話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第438話
事件ファイル名	お魚メールの追跡
放送日	2006年5月15日（月）
OPテーマ	100もの扉（愛内里菜＆三枝夕夏）
EDテーマ	もう君だけを離したりはしない（上木彩矢）
BACK	第437話「上戸彩と新一 4年前の約束」
NEXT	第439話「そして誰もいなくなればいい」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
毛利　小五郎 CV：神谷明	毛利探偵事務所の主人
毛利　蘭 CV：山崎和佳奈	新一（コナン）の幼馴染
榎本　梓 CV：榎本充希子	喫茶ポアロのウェイトレス
長部　満 CV：鉄炮塚葉子	5歳。ポアロの客
中洗の女将 CV：真山亜子
久更津の番頭 CV：田口昴
枯前崎の主人 CV：天田益男
満の父親 CV：河口博	ポアロの客
満の母 CV：伊藤美紀
釣り人 CV：後藤史彦
釣り人 CV：三戸耕三