名探偵コナン42話ネタバレや動画!カラオケボックス殺人事件
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ
・動画
事件ファイル概要
-
■ 話数:
第42話
■ 事件ファイル名:
カラオケボックス殺人事件
■ 放送日:
1996年12月16日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Feel Your Heart(VELVET GARDEN)
EDテーマ 迷宮のラヴァーズ(heath)
■ BACK:
⇒ 第41話「優勝旗切り裂き事件」
■ NEXT:
⇒ 第43話「江戸川コナン誘拐事件」
登場人物
・江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。
・毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
小五郎の娘。高校2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。
・鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。
・阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。
・目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。
・高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。
・木村 達也(きむら たつや)
CV:井上智之
21歳。「レックス」ボーカル。
・山田 克己(やまだかつみ)
CV:小林正寛
21歳。「レックス」ドラム。
・芝崎 美江子(しばざき みえこ)
CV:松熊明子
20歳。「レックス」ギター。
・寺原 麻理(てらはら まり)
CV:高乃麗
23歳。「レックス」マネージャー。
・隅井 豪(すみい ごう)
CV:松尾銀三
28歳。カラオケボックス店長。達也の昔のバンドリーダー。
あらすじ
コナンと蘭は、園子に誘われて人気バンド「レックス」の打ち上げに参加することになった。
カラオケボックスの一室で行われた打ち上げには、レックスのボーカルの木村達也、ドラムの山田克己、ギターの芝崎美江子、マネージャーの寺原麻理が集まった。
そこで蘭と園子はカラオケを熱唱し、美江子から賛辞を贈られた。
そんな折、木村は深酔いしすぎたのか、メンバーにつらく当たる。
麻理「ちょっと達也、飲みすぎよ!言ったでしょ、この後トーク番組があるって!」
達也「うるせェ!ドブス、引っ込んでろ!」
山田「おいおい達也、そういう言い方はないだろ。麻理はマネージャーとして当然のことをしているだけなんだから・・」
達也「そういうお前はうちのドラマーとして当然のことをしてんのかよ?美江子、お前もそうだぞ。なんだ今日の演奏は。お前の下手くそなギターには、もううんざりだ!」
そこへ、カラオケボックス店長の隅井豪が注文された料理を運んできた。
隅井は、達也の昔のバンドリーダーだった。
その時、「赤鼻のトナカイ」が流れ出した。
達也は、麻理のためにリクエストした曲だと話す。
達也「中学の時までサンタを信じてたっていうアンタにな、お似合いの曲だ。そうだろ?いつも気取ってる美人マネージャーさんよ」
麻理はマイクを手に取り、達也に言われた通り「赤鼻のトナカイ」を歌った。
コナンは、達也の冷酷さに苛立ち、一言言おうと立ち上がった。
しかし、達也の表情はどこか寂し気で、そして悲しそうに俯いていた。
麻理が歌い終わり、次に美江子がマイクをとった。
美江子は、歌いながら涙を流す。
コナン「ねぇ、なんであのお姉ちゃん泣きながら歌ってるの?」
達也「さよならするからだ。美江子にも、このバンドにもな」
達也は、ツアーが終わり次第レックスを抜けることが決まっていると話す。
その時、達也のヒット曲「ブラッディ・ビーナス」が流れ出した。
達也「おっと。俺の曲じゃねェか!誰がリクエストしたんだ?」
達也は、ステージに立ち、羽織っていた上着を脱ぎ捨て、歌い始めた。
麻理は、達也の次の仕事場へ連絡を入れると言い、部屋を出て行った。
その後、歌い終えた達也は席へ戻り、山田からおにぎりを投げ渡された。
達也は、おにぎりを右手でキャッチし、それを口へ運んだ。
園子「あの、本当にやめちゃうんですか?レックス・・」
達也「心配すんな。ソロデビューするだけだよ。もう新曲もできてんだぜ」
園子「あの・・、曲名は?」
達也「曲名か?曲名はなァ・・」
その時突然、達也は喉元を押さえて苦しみ出し、床へ倒れ込んでしまった。
コナンが達也の脈を確認すると、すでに息絶えていた・・。
コナンは、達也の手から青酸カリの臭いがすることに気づいた。
コナン(誰かが仕組んだんだ。俺の目の前で、一体誰が・・)
その後、目暮警部率いる警察が到着し、捜査が始まった。
まず最初に疑われたのは、料理を運んできた隅井だった。
隅井は昔、達也とバンドを組んでいたが、達也だけプロへ引き抜かれ、今や人気のボーカル。
それを妬んだ犯行と思われた。
しかし、料理については全員が食べていたことがわかり、隅井は容疑から外された。
そして検査報告によって、達也の衣服、及びマイクから毒物が検出され、おにぎりを食べる前に毒物が手についたことが判明した。
目暮「つまり犯人は、マイクに毒物を塗り、その後それを握った彼の手に間接的に毒物を付着させた。それができるのは、彼が歌う直前に歌っていた芝崎美江子さん、あなただ」
目暮警部は、美江子が別れの歌を泣きながら歌っていたことから、達也との間に何かあったのではないかと疑う。
美江子「達也に捨てられたんじゃないわ!私が勝手に彼にフラれただけよ。達也に想いを打ち明けた時・・」
達也「悪いな、美江子。俺には好きな人がいるんだ。今はどっか行っちまったが、俺待ってんだ。その人が戻って来るのを・・。ずっと、ずーっとな」
美江子「だから、私とは付き合えないって、そう言ったのよ」
フラれた腹いせに殺害したと疑う目暮警部だが、美江子は殺していないと訴える。
コナン「ねぇ、達也さんって歌う前にいつも上着脱ぐの?」
蘭「ブラッディ・ビーナスの出だしはいつもよ」
コナンは、達也の衣服のどこに毒物が付着していたのか確認する。
すると、毒は左肘の部分に付着しており、脱ぎ捨てた上着にはついていなかった。
その後、高木刑事が達也の事務所のロッカーに入っていたものを持ってきた。
そこにはファンレターや写真、楽譜などがあったが、目暮警部は手掛かりになりそうなものはないと判断する。
コナンは、1枚の写真に目を留めた。
同じくその写真を見た隅井は、懐かしいと言って昔の話を始める。
隅井「それは達也がプロに引き抜かれる前に俺とバンドをやってた時の写真さ。しかし、今も音楽の世界にいるのは達也と"こいつ"の2人だけになっちまったけどな」
コナン「え?このバンドから抜けたのって、達也さんだけなんじゃないの?」
隅井「ほら、この子だよ。随分変わってしまったけどね。ちょっと変わりすぎだよな、これは」
コナンは、写真の裏の文字を見て、"あること"に気づいた。
コナン(そうだったのか。でもそれが本当なら、なんて・・、なんて悲しい事件なんだ・・)
ネタバレ
その後、目暮警部は警視庁で関係者の事情聴取をしていた。
その時、目暮警部に一本の電話が入った。
目暮警部は、すぐさま関係者を連れて現場のカラオケボックスへ戻る。
蘭「どうかしたんですか?」
目暮「戻って来たんだ、彼が。蘭くんのよーく知っている名探偵、工藤新一がな」
蘭・園子「えぇ~!?」
全員が現場の一室へ集まると、「赤鼻のトナカイ」が流れていた。
そして、スピーカーから新一の声が聞こえてくる。
屋上に控えていたコナンは、カメラを通してカラオケルームの様子を確認し、蝶ネクタイ型変声機で新一の声を使って推理を始める。
新一「ようこそ、みなさん。わざわざお集まりいただいて恐縮です」
園子「あー!きっとこのカメラで覗いてんのよ、工藤新一は」
蘭「園子、ちょっと代わって。どこにいんのよ、新一!」
目暮「しかしなんだね、さっきから鳴っているこの曲は」
新一「赤鼻のトナカイですよ、目暮警部。クリスマスになると街中で聞かれるクリスマスソング。そして犯人の達也さんに対する憎悪を掻き立てる曲でもあった」
つまり、犯人は「赤鼻のトナカイ」を歌った人物。
マネージャーの寺原麻理だ。
麻理「冗談はやめてよ。私は達也が倒れた時、電話をかけに出てこの部屋にはいなかったのよ?」
「ブラッディ・ビーナス」を達也に歌わせさえすれば、離れていても毒を盛ることは可能だ。
新一「さ、歌ってもらいましょうか。僕が用意したマイクで一曲。もちろん毒は塗ってありませんけど」
麻理「わかったわよ。歌うわよ、それであなたの気が済むのなら」
新一「ん?待ってください、どうして上着を脱がないんですか?この曲を歌う時、達也さんはいつも上着を脱いでいたじゃないですか。では、最初から」
麻理は、新一に言われた通り、上着を放り投げて歌い始めた。
蘭「うわぁ、上手い!」
隅井「当り前さ。彼女は昔、俺のバンドでツインボーカルを組んでいたんだからな」
そして、麻理は見事な歌声で一曲歌い終えた。
麻理「どう?これで満足?」
新一「では、僕が用意した料理を食べてみて下さい。あの時、達也さんが食べたように。もし食べられれば、の話ですが」
麻理「やめておくわ。だってそうでしょ?私は達也が倒れた時、彼に触ったのよ?彼の手や服にも毒物がついてたんだから、その時私の手にもついてしまったかもしれないじゃない!」
新一は、目暮警部に麻理が脱ぎ捨てた上着を調べるように頼んだ。
麻理「私は達也に触った後にそれを着たのよ?どこに毒物がついてたって、なんの証拠にも・・」
新一「いいえ、僕が探しているのは毒なんかじゃありません」
目暮警部は、上着のポケットからライターを発見した。
それは、現場から消えた達也のライター。
つまり、その上着は麻理のものではなく、証拠隠滅のために麻理がすり替えた達也の上着だったのだ。
麻理はあらかじめ、達也の上着の内側の左肘の部分に毒を塗っておいた。
すると、達也がそれを着た時、下に着ている服の肘の部分に毒が付着する。
あとは達也に「ブラッディ・ビーナス」を歌わせるだけ。
達也は、振り付け通り上着を脱ぎ捨て、右手で左肘を触って毒物が付着する。
その後、達也がその手で料理を食べれば毒殺できるという訳だ。
美江子「でも、どうして彼女が?」
新一「動機は、テーブルの上にある写真の中にありますよ」
それは達也が昔、隅井のバンドにいた頃の写真だ。
目暮「これが何だと言うのかね?別に、彼ら以外は写っとらんし」
新一「写ってますよ、警部。彼女も、達也さんと一緒に写真の中央に」
目暮「こ、これが?」
新一「そうです。その写真の彼女こそが殺人の動機なのです」
麻理は、達也のために整形したことを打ち明けた。
麻理「好きだったのよ。バンドにいた頃から達也のことが。だから彼がプロに引き抜かれる時、」
達也「麻理、マネージャーでいいからお前も来いよ!」
麻理「彼がそう言ってくれて、本当に嬉しかったわ。もしかして彼も私のこと・・、そう思ったから整形したのに、達也に相応しい女になるために。私が整形した途端、彼の態度は豹変したわ。いつも私のことをブス、ブスってバカにして。あの時だって赤鼻のトナカイなんて歌わせて!」
山田「達也が彼女にリクエストした曲にはそんな意味が・・」
麻理「最初から彼は私をバカにするためにマネージャーにしたのよ。だから許せなかった。彼を愛していたから、許せなかったのよ!」
新一「違いますよ、麻理さん。達也さんは、あなたのことをずっと前から愛していたんですよ」
麻理「バカなこと言わないで!あなたに何が・・」
隅井「麻理!彼の言っていることは本当だよ」
隅井は、写真の裏に書かれた文字を麻理に見せる。
それは、達也がずっと好きだった麻理に向けて書いたラブソング「素顔の君に伝えたい」だった。
麻理「こんなの嘘よ・・」
隅井「嘘なんかじゃないさ。それは今度達也が出すはずだった新曲の歌詞だ。あいつ、いつもお前のこと言ってたぜ」
達也「麻理はどうして人目を気にするんだ!なんで俺のためなんかで顔を変えたんだ!」
隅井「素直じゃなかったからな、あいつ・・。きっと早く元のお前に戻って欲しかったんだよ」
麻理「そんなこと・・、達也・・、達也ー!」
麻理の瞳からは、次々と涙が溢れる。
素直になれなかった青年と、素顔を隠した女性のすれ違いが生んだ、悲しい結末。
麻理の鳴き声と涙の中で、写真だけが悲しく笑っていた・・。
エピローグ
その夜。
雪が降る中、蘭は新一の自宅前で待っていた。
コナンは、阿笠博士とともにその様子を見守っていた。
博士「ったく、工藤新一の名前を出したりするからじゃぞ。君が家に帰ってくると思い、もう3時間もあのままじゃ。なんとかしてやりたいが、今のわしじゃあどうすることもできんのぉ」
コナン(蘭・・)
その時、工藤邸の灯りが点いた。
蘭は、慌てて家の中へ入り、新一を探す。
蘭「新一?どこにいるのよ、いたら返事してよ」
しかし、照明は消され、再び暗闇に包まれてしまった。
その時、階段の手すりに手を置いていた蘭の手に、誰かの手が重ねられた。
蘭「新一?」
新一「あぁ、俺だ。やっと戻って来たぜ。バーロー、泣いてんじゃねェよ。そんなに俺に会いたかったのか?」
蘭「誰があんたなんか!」
新一「俺は、蘭に会えて嬉しかったぜ」
蘭「え?新一・・」
新一「お前の間抜け面が見れてよ!」
蘭「どういう意味よ、それ!」
新一「おっと、もう行かねェと。まだ例の事件が片付いてないんだ。じゃあな、蘭!」
重ねられた手が離れた後、しばらくして家の灯りが点いた。
新一がいたと思われる場所には、可愛らしいプレゼントが置かれていた。
「クリスマスプレゼントだ。ありがたく受け取りな!新一」
蘭が包みを開くと、中には真っ赤な手袋が入っていた。
蘭は、手袋を抱きしめ、微笑んだ。
コナン(これでもう、余計な心配すんじゃねェぞ、蘭)
動画
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※第1話から第897話まで
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まとめ
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。
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・登場人物
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・ネタバレ
・エピローグ
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