名探偵コナン第30話のネタバレ!アリバイ証言殺人事件
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ
名探偵コナン第30話|事件ファイル概要
-
■ 話数:
第30話
■ 事件ファイル名:
アリバイ証言殺人事件
■ 放送日:
1996年8月26日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 胸がドキドキ(ザ・ハイロウズ)
EDテーマ 迷宮のラヴァーズ(heath)
■ BACK:
⇒ 第29話「コンピューター殺人事件」
■ NEXT:
⇒ 第31話「テレビ局殺人事件」
名探偵コナン第30話|登場人物
・江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。
・毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。
・目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。
・巽 壮平(たつみ そうへい)
CV:石塚運昇
48歳。弁護士。
・巽 和美(たつみ かずみ)
CV:藤井佳代子
27歳。壮平の妻。
・広瀬 俊三(ひろせ しゅんぞう)
CV:手塚秀彰
30歳。設計技師。
・警官
CV:高木渉
・ホテル従業員
CV:千葉一伸
名探偵コナン第30話|あらすじ
小五郎は、弁護士の巽壮平から依頼を受けた。
巽は、いくつもの大企業を顧問する売れっ子弁護士だ。
小五郎は、コナンと蘭を連れて、巽の事務所がある高級ホテルを訪れた。
ロビーで小五郎たちを出迎えた巽は、事務所となっている客室へ案内する。
腕時計を見て時間を確認した巽は、"ゆっくりして行けばいい"と小五郎たちに伝え、電話でルームサービスを頼んだ。
コナンは、巽の裏腹な行動に違和感を抱く。
そして、巽がトイレへ入った直後、部屋の電話が鳴った。
巽「すみませんが、どなたか電話に出てもらえませんか」
コナンは、巽に言われた通り、受話器を取った。
電話をかけてきたのは、巽の妻の和美だった。
コナンは、電話越しにオルゴール音を耳にした。
そして、トイレから出てきた巽に受話器を渡す。
巽は、「今来客中だ。話なら後で」と素っ気なく言い、電話を切った。
その後、コナンと蘭は事務所を出てロビーへ向かう。
小五郎は、巽から妻の不倫調査を依頼された。
1時間後、小五郎はコナンと蘭の待つロビーへやってきた。
蘭「時間かかったのね・・。大変な仕事?」
小五郎は、不倫調査を依頼されたことを打ち明ける。
小五郎「あの先生、もう一度奥さんを信じてみようかなとか、見かけによらず優柔不断でな。意外と時間がかかっちまった」
小五郎は、ホテルのレストランで食事しようと提案する。
蘭「やったー!と言いたいとこだけど・・、お父さん!ここ地下の駐車場!レストランは上よ!」
話しながらエスカレーターに乗っていた小五郎たちは、気づけば地下まで下りてきてしまっていた。
コナンは、駐車場で車のトランクを閉める巽の姿を目撃した。
その後、食事を済ませたコナンたちは探偵事務所へ戻った。
すると、事務所の前にパトカーが停まっていた・・。
パトカーから降りてきた警官は、目暮警部の指示だと伝え、小五郎たちを連れて巽の自宅へ向かう。
巽の自宅で待っていた目暮警部は、小五郎を浴室へ案内する。
そこには、体を拘束された和美が浴槽に押し込まれていた。
発見された時には既に亡くなっていたという和美の死因は、絞殺による窒息死だった。
コナンは、浴槽の縁にホッチキスの針が落ちていることに気づいた。
小五郎「こらァ~!何やってんだ、お前は!」
小五郎は、浴室でこそこそしているコナンの襟元をつまみ上げる。
目暮「まぁまぁ毛利くん。今回ばかりは君たち全員の証言が必要なんだから」
コナン「証言・・?」
死亡推定時刻は午後2時から3時で、小五郎たちがちょうどホテルにいた時間だった。
つまり、コナンたちは巽のアリバイの証人として呼ばれたというわけだ。
事務所で巽が姿を消したのは、トイレへ入った一度だけだ。
それも、ほんの1分ほどだった。
そして、その時に和美から電話が入ったのだ。
巽は、電話を録音したテープがホテルに残っていることを報告する。
目暮「一応、そのテープお借りできますか?」
巽「はい。構いませんが・・」
小五郎「いずれにしても、2時から3時まで私と一緒にいた巽先生のアリバイは完璧です」
翌日。
有名弁護士の妻が殺害されたという事件は、新聞で大きく取り上げられていた。
蘭「捜査の焦点、被害者の交友関係?」
小五郎「不倫関係ってことだ」
現場の状況から物取りの線はなく、小五郎たちの証言で巽の容疑も消えた。
となると、絞られてくるのは不倫関係だ。
しかし、コナンにとって今回の事件は、多くの疑問を残していた。
そもそも、なぜ犯人はバスタブに遺体を詰め込む必要があったのか。
浴槽の縁に落ちていたホッチキスの針は何なのか。
そして、小五郎をのらりくらりと1時間も引き留めた巽がなぜ時間を気にしていたのか。
自分以外に電話をとらせたのは偶然なのか。
車のトランクに何を積んでいたのか。
コナンは、推理の出発点がホテルだと考えた。
ホテルへやってきたコナンは、洗濯物用のエレベーターを発見する。
エレベーターが行きつく先は、地下の駐車場だった。
そこでは、クリーニングの業者が洗濯物にタグをホッチキスでとめていた。
ホテル内へ戻ったコナンは、オルゴールの音を耳にした。
その音は、客室のベッドサイドのテーブルに備え付けられた目覚ましのベルだった。
コナンは、和美との電話中に同じオルゴールの音が聞こえたことを思い出した。
コナン(とうとう見つけたぞ!巽弁護士が犯人だという決定的な証拠を!)
名探偵コナン第30話|謎解き
【謎解き①】
現場の浴槽の縁にホッチキスの針が落ちていた。
【謎解き②】
和美との電話中にオルゴールが鳴っていた。
名探偵コナン第30話|ネタバレ
探偵事務所へ戻ったコナンは、蘭とともに巽の自宅へ向かう。
小五郎は一足先に巽の自宅を訪れ、和美の通夜に参列していた。
通夜の席では、設計技師の広瀬俊三が巽に掴みかかっていた。
広瀬「貴様が和美を殺したんだ!」
それを止めに入った目暮警部は、広瀬に何者かと尋ねる。
広瀬は、和美の不倫相手だったことを打ち明けた。
広瀬「でも僕は殺しちゃいない。なんで殺さなくちゃならないんだ。もうすぐこの男と離婚して、僕と結婚するつもりの女性を・・」
巽「ほぉ。それは初耳だ」
広瀬「とぼけるな!知っていたくせに!」
広瀬は、和美を殺害した犯人が巽だと疑う。
しかし、巽は完璧なアリバイがあると主張する。
巽「広瀬くんだったね?君はどうなんだね?アリバイだよ」
広瀬「そ、それは・・」
目暮「どこにいたんだね?」
広瀬「僕は・・、ハメられたんだ!和美の手紙で呼び出されて・・」
広瀬は、和美からの手紙だというメモを目暮警部に渡す。
「2時半、自宅でお待ちしてます。和美」
広瀬は、呼び鈴を押したが誰も出てこなかったので帰ったと証言する。
目暮警部は、広瀬を容疑者と判断し、連行しようとする。
コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を始めた。
犯人は広瀬でなく巽だ。
今回の事件には、盲点を突いた見事なトリックが使われていたのだ。
遺体を発見した巽の自宅こそが殺人現場と考えられていた。
しかし、遺体発見現場=殺害現場とは限らない。
犯行は、ホテルで行われたのだ。
目暮「何を言っとるんだ、毛利くん!コナンくんが受けた例の電話、自動録音された女性の声は声紋分析の結果、被害者である和美さんのものに間違いないんだぞ」
もちろん、電話をかけてきたのは和美本人だ。
あの時、和美は巽の事務所の隣に借りた客室から電話をかけていた。
あの日、巽はいつも依頼人用にとってある隣の客室に和美を待たせていた。
そして、あらかじめ決めておいた時間に携帯電話でホテルに電話をさせた。
もちろん、繋がった電話は自分以外の者にとらせた。
誰だって、まさか電話の相手が隣の部屋にいるとは思わない。
小五郎との依頼の件が終わった直後、巽は隣の部屋へ行き、和美を殺害。
遺体をランドリーボックスへ入れて、部屋の近くにある洗濯物用のエレベーターを使って地下へ下ろした。
その時間は、ホテルの従業員も休憩中で、エアポケットのように人影も途絶えていた。
ところが、遺体を入れた袋にクリーニングのタグをとめるホッチキスの針が付着した。
【謎解き①】
それが自宅の浴槽に落ちていたホッチキスの針だ。
目暮「しかし、死体をなぜ風呂に?」
車のトランクと自宅のバスタブのサイズが同じだと気づいたのが計画の始まりだった。
死後硬直を起こした遺体を自宅に転がすわけにはいかず、浴槽に押し込んだのだ。
そして、事前に偽の手紙で呼び出しておいた広瀬を犯人に仕立て上げ、小五郎をアリバイの証言者にして容疑を逃れた。
巽「はっはっは!ガッカリしたよ。とんだヘボ探偵だ!私が犯人だという証拠はどこにあるのかね?」
コナンは、目暮警部にカセットデッキとホテルの自動録音のテープを用意してもらった。
【謎解き②】
そのテープを再生してみると、コナンと和美の声の他にオルゴールの音が聞こえてくる。
このオルゴールは、ホテルの目覚ましベルの代わりのものだ。
つまり、和美は目覚ましをセットして、解除しないまま電話をしてしまったのだ。
巽「残念だが、こんなオルゴールはどこにでもある。証拠にはなりませんな」
小五郎「警部殿、死体発見現場にオルゴールは?」
目暮「いや、そんなものはなかった」
巽「犯行後、なんらかの理由で犯人が持ち去ったという可能性だってある」
小五郎「あり得ませんな」
コナンは、目暮警部にテープを渡す。
そのテープには、巽の事務所の隣にある客室のオルゴールが録音されている。
再生すると、オルゴールのメロディーの1音が抜けていた。
隣の客室のオルゴールは、ドラムの表面にあるピンか、固定された振動板のどちらかが欠けていたのだ。
つまり、世界にたった1つしかないオルゴールということだ。
小五郎「では、もう一度電話のテープを聞いてみましょうか」
巽「時間の無駄ですよ・・」
巽は、和美を殺害した罪を認めた。
巽「全く、弁護士が自分の女房に強請られるとはな・・」
目暮「強請られた?奥さんに?」
巽「2億出せと言われていた。私がどうやって今の地位と名声を得たか。腕もある。だが立場上、企業秘密、情報やらを知る機会が多くてね。私から要求しなくとも、顧問料にプラスアルファが上乗せされた。厳密に言えば、違法の金もあった。それを和美に知られたんです・・」
そして巽は、和美が広瀬と手を組んでいることを知り、殺害計画を立てた。
小五郎「だが、そんな電話させなきゃ良かった。自動録音のテープにしても、警察に提出する前に聞き直すべきだった。完全犯罪のためのトリックが、逆に有罪を立証してしまったんです」
巽「賭けたのさ、私自身にね。どんな優秀な弁護士でも、判決の瞬間は賭けなんだ。これまで私は、一度もその賭けに負けたことはなかった・・」
小五郎「弁護士としては優秀でも、犯罪者としてはアマチュアだった。そういうことですよ、先生」
名探偵コナン第30話|エピローグ
その後、巽は警察に連行されていった。
小五郎は、朝日を浴びながら欠伸する。
目暮「さすがだな、毛利くん。一度ハメられ利用されたのに。またよろしく頼むぞ」
小五郎「あぁ、いや、こちらこそ・・」
目暮警部が去った後、小五郎は頭を抱える。
小五郎「ハメられた?誰が誰に?・・まァいっかー!」
コナン(全く・・。これでますますおっちゃんの評判が上がっちまうぜ。あーあ・・)
アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
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アニメ名探偵コナンは、2024年10月4日時点で、第1話から第1052話まで配信されています。
Huluで視聴する ※本作品の配信情報は2024年10月4日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはHuluの公式サイトをご確認ください。まとめ
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。
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コメント一覧
この犯人は7か月前に放送された赤い霊柩車シリーズ華やかな誤算の犯人と同じ失敗をしている。原作者の氏がへっぽこ警部の名前として使われているがコナンの原作者たちはリスペクトを忘れていないようだ。