名探偵コナン第35話のネタバレ!山荘包帯男殺人事件

シーズン1

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第35話「山荘包帯男殺人事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

鈴木 綾子(すずき あやこ)
CV:元井須美子
24歳。園子の姉。大学院生。

池田 知佳子(いけだ ちかこ)
CV:唐沢潤
24歳。脚本家。

太田 勝(おおた まさる)
CV:井上倫宏
24歳。外車ブローカー。

高橋 良一(たかはし りょういち)
CV:加藤満
25歳。食品会社勤務。

角谷 弘樹(すみや ひろき)
CV:後藤哲夫
25歳。映画雑誌編集者。

(前編)のストーリー

紅葉狩りで鈴木家の山荘に集まったのは、コナン、蘭、園子、園子の姉で大学院生の鈴木綾子、外車ブローカーの太田勝、映画雑誌編集者の角谷弘樹、食品会社勤務の高橋良一、脚本家の池田知佳子の計8人だった。

事件は、森で迷った蘭が不気味な包帯男に命を狙われたのが始まりだった。

吊り橋が落とされ、山荘が陸の孤島となったその夜、知佳子が包帯男に連れ去られ殺害された。

そして、蘭は再び命を狙われた・・。(前編へ)

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あらすじ

蘭が再び包帯男に襲われたと聞き、全員コナンたちの部屋へ集まった。

蘭は、包帯男から自分を守るため捻挫してしまったコナンの手当をする。

角谷「でも、なんでヤツがここに?

太田「ちゃんと鍵はかけてたんだろ?

高橋は、窓ガラスが切られていることに気づいた。

角谷は、包帯男が窓ガラスを切って鍵を開け、中へ侵入したと考える。

しかし、コナンと蘭の部屋は2階。

一体、包帯男はどうやって2階まで登ってきたのか・・。

コナンは、外が土砂降りの雨だったにも関わらず、室内に泥の跡がないことに違和感を抱く。



その後、みんなで食堂に集まり、朝まで待つこととなった。

コナンは、知佳子が連れ去られた時に首につけていたチョーカーが綾子のポケットに入っていることに気づいた。

綾子は、コナンたちが包帯男を追いかけて行った直後に、チョーカーが玄関に落ちていたと話す。

コナン(おかしい。あの後、奴は知佳子さんを抱えて森の中に姿を消したんだから、チョーカーが落ちているとしたら森の中。なのにどうして玄関なんかに・・)

園子「どうして襲われた時、空手でやっつけちゃわなかったのよ?蘭らしくもない

蘭「だって、私お化けとか怪物って苦手なんだもん・・

太田「心配しなくても大丈夫だぜ。こっちは6人、ヤツは一人だ

コナン「6人じゃなくて7人だよ!

太田「ガキは数に入らねェんだよ!

蘭「そんなことないですよ。私が襲われた時、必死に守ってくれたんだもん

園子は、襲われた時に包帯男のことで気づいたことがなかったのか尋ねる。

コナンは、包帯男にしがみついた時に体型を確認したことを打ち明ける。

顔は包帯を巻いていてわからなかったが、そんなに痩せているわけでもなく、太っているわけでもなかった。



コナンは、角谷のビデオカメラで知佳子が連れ去られた時の映像を確認する。

やはりその時、知佳子は首にチョーカーをつけていた。

つまり、包帯男に抱えられて窓を通過したはずの知佳子の体は、なぜか別荘の中を通ったことになる。

綾子、太田、角谷、高橋の中の誰かなら、別荘内を通って森まで知佳子の遺体を運ぶことができる。

しかし、知佳子が連れ去られた時、全員リビングにいた・・。


コナン「ねぇ!殺された知佳子さんに最後に会ったのって綾子さんだったよね?その時、彼女に何か変わったことなかった?

綾子「そういえばあの時知佳子、ドアに挟まっていた手紙のようなものを読んでいたわ。その後見る見る顔色が変わって

コナン(そうか。彼女はその手紙で外へ呼び出されたんだ。だから彼女のスリッパはこっそり出て行ける裏口に)

コナンは、手紙を置くことができたのは内部の人間だと考え、犯人が綾子、太田、角谷、高橋の中にいると確信した。

しかし、なぜ蘭は2度も命を狙われたのか。

コナンは、別荘に到着した時、蘭が間違えて太田、角谷、高橋の部屋を覗いてしまったことを思い出した。

その時に蘭が犯人の手掛かりにつながる何かを目撃していたとすると、襲われる理由として考えられる。

コナンは、3人の部屋で何を見たのか蘭に尋ねる。

蘭「そういえば、あの時からずっと何か頭に引っかかってることがあるのよね。大したことじゃなかったと思うんだけど、思い出せないのよ・・

コナン「思い出して!蘭ねえちゃん!!

その時、雷の音が響き渡り、室内の照明が落ちた。

綾子は、蝋燭を取りにキッチンへ行くと言い、コナンと蘭も一緒に行くことにした。


キッチンで蝋燭に火を灯し、食堂へ戻ろうとしていたその時、蘭は背後に気配を感じて何かを蹴り飛ばした。

その拍子に、蘭におんぶされていたコナンは床に転がり、それと同時に柄が折れた斧が床に突き刺さった。

やはり、包帯男は蘭を狙っているようだ。

その直後、照明が戻ったと同時に、別荘内に園子の悲鳴が響き渡った。


食堂へ戻ると、2階の窓が壊されていて、内側にはガラスの破片が散らばっていた。

角谷「包帯男は外からこの窓を破って入ってきたってわけだな・・

コナンは、窓の鍵が片方開いていることに気づき、角谷の推理を否定する。

もし仮に包帯男が窓を破って侵入してきたのなら、鍵はロックされたままのはずだ。

恐らく、包帯男は内側から鍵を開けて一旦ベランダに出て窓を閉じ、いかにも外部から侵入したかのように窓をぶち壊したのだ。

コナンは、ベランダの手すりに細い切れ目が入っていることに気づいた。

コナン(そうか、わかったぞ!あれはトリックだったんだ!)



みんなの前で窓の外を包帯男が知佳子を抱えて走り去ったこと、誰にも気づかれずに森に遺体を運んだこと、そして蘭が狙われる理由。

すべての謎が解けたコナンは、探偵役として蘭を眠らせることにした。

コナンが蘭に向けて腕時計型麻酔銃を放った瞬間、蘭は移動してしまい、麻酔針は園子に当たってしまった・・。

コナン(くそォ!こうなりゃ園子でやるしかねェ!)

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謎解き

【謎解き①】
ベランダの手すりに、2本のピアノ線の跡がついていた。

【謎解き②】
知佳子のチョーカーが玄関に落ちていた。

【謎解き③】
蘭は、間違えて高橋の部屋へ入ってしまった。

ネタバレ

コナンは、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使い、推理を話し始めた。

蘭が部屋で包帯男に襲われた時、なぜか室内には泥の跡がなかった。

包帯男が雨の降っている外から侵入したとすると、その痕跡が残っているはずだ。

それが残っていない理由は、包帯男が別荘の中にいたということだ。

侵入口は、蘭の部屋の隣にある知佳子の部屋だった。

知佳子の部屋からベランダに出て蘭の部屋へ入り、蘭を襲った。

しかし、蘭に大声を出され、慌てて元の知佳子の部屋へ逃げ戻った。

そして、そこで素早く服を着替え、何食わぬ顔で蘭の部屋へみんなと一緒に集まった。

つまり、知佳子を殺害し、蘭を襲った殺人鬼は、今回集まったメンバーの中にいるということだ。

太田「園子ちゃん、よく考えてくれよ。包帯男が窓の外を走り去った時、俺たちは全員別荘の中にいたんだぜ

包帯男の人形とピアノ線を使えば、別荘の中にいてもそれを見せることは可能だ。

人形に知佳子の遺体を固定し、人形の頭部に2本のピアノ線を取り付け、そのピアノ線の片方だけを中央のベランダの手すりに通し、ピアノ線の両端は問題の窓の上の手すりにそれぞれ括り付け、手すりに通した方のピアノ線を切る。

そして、窓の外を通過させた後、素早く包帯男の人形と知佳子を回収した。

そんな芸当ができたのは、あの時屋根の修理でベランダにいた高橋良一しかいない。

高橋「ははは、冗談だろ?園子ちゃん・・

【謎解き①】
証拠は、ベランダの手すりについた2本のピアノ線の跡だ。

そんな大がかりな仕掛けが作れるのは、大学時代に映画研究会で大道具を担当していた高橋くらいだ。

高橋「勘弁してよ。じゃあ、僕は引き上げた死体をどうしたっていうの?あの後、僕はみんなと一緒にヤツを追って森へ行き、知佳子のバラバラの死体を見つけたんだよ

【謎解き②】
遺体を運んだという証拠は、綾子が玄関で見つけた知佳子のチョーカーだ。

連れ去られた時、知佳子は首にチョーカーをつけていた。

みんなが出て行った後、それが玄関にあったということは、知佳子の遺体を抱えて玄関を通った人物がいるということだ。

高橋「だから、僕はあの時手ぶらだったって。それに死体を誰にも気づかれずに運べるわけが・・

園子「死体ならね。でもそれが、首だけなら持ち運ぶことはできるはずよ

みんなが窓の外で見たのは、マントに包まれた知佳子の首だけだ。

発見された知佳子の遺体はバラバラに惨殺されていた。

高橋「なんで僕が知佳子を殺さなきゃいけないんだよ!それに蘭ちゃんまで・・。それに・・、それに・・

園子「それに?どうして言わないの?証拠があるじゃないの。包帯男とあなたとでは、体型が全然違うということが

綾子「そうよ、高橋くん。包帯男は太ってないわ!

角谷「高橋、お前どうしてそれを・・

高橋は、体型のことを聞き返されるのが怖くて言い出せなかったのだ。

園子「あなた本当に太っているんですか?ってね

高橋は、太ってなどいないのだ。

そのため、お腹に知佳子の首を入れて運ぶことができた。

まず、高橋は知佳子を森に呼び出してバラバラに惨殺し、詰め物の代わりに知佳子の首をお腹に入れて別荘へ持ち帰った。

そして、ベランダで先ほどのトリックを行った後、畳んだ人形と首を再びお腹に入れ、みんなとともに森へ向かった。

そこで知佳子を探すフリをして、首を森の中へ置いた。

つまり、自分の体型をみんなに錯覚させ、それに乗じて遺体を自由に移動させるという巧妙かつ大胆なトリックだ。

このトリックを使えば、みんなの目には包帯男が知佳子を連れ去り、森で惨殺したかのように映り、全ては包帯男の犯行に見せかけることができる。

しかし、完ぺきだったはずの高橋の犯行は、蘭が起こしたハプニングによって狂い始めた。

【謎解き③】
蘭は、間違えて高橋の部屋へ入った時に、高橋の本当の体型を見てしまったのだ。

その時のことを蘭は気にも留めていなかったが、もし思い出されたらせっかく組み立てた殺人計画が水の泡になってしまう。

高橋は、口封じのために森で蘭を襲ったのだ。

しかし、結果は失敗。

そして、その騒ぎで本当に殺さなければならない知佳子が下山してしまうことを恐れた高橋は、電話線を切断し、吊り橋を落として別荘に閉じ込めた。


知佳子を呼び出した方法は、高橋が知佳子の部屋のドアに挟んだ手紙だ。

恐らく内容は、2年前に自殺した敦子という大学時代の映画研究会の仲間に関してのものだ。

高橋「そうさ、みんな敦子のためにやったことさ

高橋は、知佳子を殺害し、蘭を襲った罪を認めた。

高橋「映研の部室でこっそり僕に自分の書いた物語を見せ、将来小説家になりたいって瞳を輝かせていた敦子が突然、部室で首を吊るなんて・・。だがその原因は、今上映中の知佳子脚本の青の大国を見てハッキリわかったよ

綾子「青の大国って、まさか・・

高橋「そうだよ。知佳子の出世作、青の大国のストーリーは敦子が見せてくれた空色の国と全く同じだったんだ!

太田「まさか知佳子、パクったのかよ

その作品で、知佳子は在学中に新人脚本賞を受賞し、今や人気脚本家となった。

高橋「知佳子が賞を取った日、つまり敦子が死ぬ前日、敦子は電話で僕にこう言ったんだ。"もう誰も・・、もう誰も信じられない・・"ってな!だから僕は、青の大国の秘密をバラされたくなければ森に来いと、手紙で知佳子を誘い出し、首をちょん切ってやったのさ!敦子の夢を踏みにじったあいつの首をな!

高橋は、お腹に隠していた包帯男の人形を落とし、ナイフを取り出した。

そして、高橋はナイフを自分の喉元へ向け、自殺を図ろうとする。

高橋「僕はあの世で敦子と暮らすんだ。仇をとった正義の使者として

園子「ざけんなよ、テメェ!死にたきゃ勝手に死にやがれ、バーロー!

蘭「そ、園子・・?

園子「確かにお前は敦子さんのために罪を犯してしまったかもしれねェよ。だがな、その後お前が蘭を襲ったのは彼女のためでもなんでもねェ。お前は怖かったんだ。犯罪者になってしまう自分が怖くて、蘭を襲ったんだ!今のお前は正義の使者なんかじゃない。ただの醜い、血に飢えた殺人鬼なんだよォ!

高橋は、手にしていたナイフを落とし、その場に膝つき項垂れた。



友の裏切りが友の死を呼び、友の心を鬼と変えた悲劇。

別荘は、ようやく冷たい惨劇の夜から解放されようとしている。

だが気をつけろ。

油断するとヤツがまた、人の心の中から顔を出す。

復讐という名の殺人鬼が・・

エピローグ

それから数日後。

下校中のコナン、蘭、園子は・・。

蘭「良かったじゃない、お姉さん元気になって

園子「ほんと良かったよ。姉貴はあの事件の後、1週間も寝込んじゃってたから

蘭「でも、あの事件が解決したのは、みんな園子の名推理のおかげだよね!

園子「え?

蘭「かっこよかったわよ!園子の探偵ぶり

コナン(げ・・、まずい。話題を変えさせないと)

園子「まぁね~♪

コナン(え?)

園子「私にかかれば、あんな事件ちょろいちょろい♪もう新一くんや蘭のお父さんなんて目じゃないわ。これからは名探偵鈴木園子の時代よ

コナン(やっぱコイツを探偵役にしたのは失敗だったな・・)

まとめ

■ BACK:
第34話「山荘包帯男殺人事件(前編)」
■ NEXT:
第36話「月曜夜7時30分殺人事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第35話「山荘包帯男殺人事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

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