名探偵コナン第265話のネタバレと感想!法廷の対決 妃VS小五郎(後編)

シーズン7

(前編)に続いて今回の舞台も法廷となります。さてさて、小五郎VS英理の行方はどうなるのでしょうか?

Next Conan’s HINTは「マッチ」でしたが、小料理屋・美枡のマッチ箱には「MIMASU」と書かれており、逆さまから読んでみるとなんとなく事件の真相が見えてきますね!

それでは、アニメ「名探偵コナン」第265話「法廷の対決 妃VS小五郎(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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法廷の対決 妃VS小五郎(前編)のおさらい

蘭の母親で敏腕弁護士である英理は、検察のマドンナと呼ばれる検事・九条玲子(くじょう れいこ)が担当する宇佐美真治(うさみ しんじ)被告の弁護を引き受けました。

さっそく調査を行ったところ、殺人罪で起訴された宇佐美のアリバイのカギを小五郎が握っていることが判明しました。

ところが公判当日、九条検事によって小五郎は検察側の証人として法廷に呼び出されてしまったのですが──。

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名探偵コナン第265話のあらすじ

アリバイは工作だった

法廷に登場した小五郎は九条検事の質問に対して以下のように答えました。

事件の日の夜、杯戸町にある美枡(みます)という小料理屋で日本酒を2合飲み、カウンターで居眠りをしていた。

目を覚ましたのは店の女将・亀田昌子(かめだ まさこ)に「携帯に電話がかかってきている」と起こされた時で、この時、携帯の時計は9時25分と表示されていた。

携帯の受信状態が悪かったので店の外に出ようとしたところ、入れ替わるようにして宇佐美真治(うさみ しんじ)が入ってきた。

被害者・平澤剛(ひらさわ つよし)の死亡推定時刻は9時30分から10時の間とされていて、小五郎の証言通り、9時25分に宇佐美が店に来たのならアリバイ成立となります。

しかし、これでは検察側の証人として呼ばれた小五郎が宇佐美のアリバイを立証したも同然で、英理は九条検事が何を考えているのかわからず困惑した表情を見せます。

すると九条検事は、小五郎の携帯は預けたコートの内ポケットに入っていたため、小五郎が眠っている間に昌子が携帯の時刻表示を操作した可能性が高いと指摘し、昌子を新たな証人として申請しました。

つまり、九条検事は携帯が小五郎の手元になかったため宇佐美のアリバイは成立せず、昌子が宇佐美のアリバイ工作を手伝ったと主張しているのです。

やられたわね。アリバイに浮かれて最後のツメを怠った私のミスだわ。

と、自分の失敗を認める英理は焦りを浮かべていました。実は、英理は宇佐美と昌子の夫婦仲が良くないと思い込んでいたため、昌子がアリバイ工作をするなど考えもしなかったのです。

このあと証人として呼び出された昌子は、小五郎の携帯の時刻表示を30分ズラし、宇佐美のアリバイ工作をしたことを告白しました。

となると、宇佐美が店に来た時間は9時55分頃で、犯行現場と店は歩いて10分程度の距離なので、宇佐美には十分犯行の時間があったことになります。

捜査報告書とマッチ

翌日、小五郎は高木刑事との電話のあとに出かけて行きました。

コナンは机の上に置いてあった「平澤事件捜査報告書」を確認してあることに気づき、事務所を飛び出して小五郎を追いかけました。

こうして2人がやってきたのは宇佐美の自宅マンションです。

テレビ台には家族写真が飾られていて、宇佐美も昌子も柾樹もみんな笑顔で仲睦まじい様子が伝わってきます。

コナンは写真立ての横で美枡のマッチを発見し、箱の裏に書かれた「MIMASU」というローマ字を見て事件を解決する手掛かりを見出しました。

このあとコナンは妃法律事務所を訪ね、英理に小五郎をもう一度証人として法廷に呼んで欲しいと頼みました。

この前は失敗しちゃったから挽回のチャンスが欲しいんだって。

そう説明したコナンが宇佐美の部屋で見つけた美枡のマッチを渡すと、英理は箱に書かれた「MIMASU」を逆さまに見てあることに気づきました。

さらに、コナンは捜査報告書にある被害者の胃の内容物の欄を確認して欲しいと伝えたのですが──。

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名探偵コナン第265話のネタバレ

眠っている間に・・

それから数日後、東京地裁の法廷の証言台には小五郎の姿がありました。前回とは異なって、今回は弁護側の証人として呼び出されたのです。

小五郎は事件の日の夜、7時30分頃に美枡に行き、8時30分頃に居眠りを始めたと証言します。つまり、8時30分から電話で起こされた9時55分までずっと眠っていたということです。

そこで英理は「小五郎が眠っている間に宇佐美が平澤を連れて美枡にやってきた」と主張します。

その根拠となったのは、平澤の解剖報告書の胃の内容物の欄にイイダコと書かれていたことです。

美枡では名物料理としてイイダコのおでんが常時置かれており、現場周辺の飲食店に確かめたところ、美枡以外にイイダコを取り扱っている店はありませんでした。

以上のことから、事件の日の夜、平澤が美枡に来たのは確かだということがわかりました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

事件の真相と夫婦の仲

前述したように、小五郎が眠っている間に宇佐美と平澤は美枡を訪れていました。となると、被害者である平澤は宇佐美以外にもう1人、殺害の動機を持つ人物に出会っていたことになります。

英理が昌子の犯行を疑うと、小五郎は昌子がそんなことをするはずがないと反論します。

そこでコナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

そもそも今回の事件を解くカギは宇佐美と昌子の仲が本当はどういう関係にあるのかという点にありました。

愛する息子・柾樹が事故死して以来、2人は離婚するほど険悪な仲になってしまいました。それも全て平澤のせいです。

そして事件の日の夜、宇佐美は2人の仲を引き裂いた平澤に出会い口論となりました。その口論の末、店を追い出されることになったのが8時30分です。

そのまま宇佐美は平澤を連れて昌子のいる美枡に向かいました。店に着いたのは8時45分過ぎです。

一方、昌子は平澤を目の前にして忘れかけていた憎しみの炎がよみがえってきました。そこで宇佐美を先に帰し、平澤を建設現場に呼び出して殺害しました。

昌子は急いで美枡に戻り、眠っている小五郎を利用してアリバイ工作を実行しました。

つまり、検察側が見破ったアリバイは宇佐美のためのものではなく本当は昌子のためのものだったのです。

現場に宇佐美の車のカギが落ちていましたが、これは昌子を庇うために宇佐美が自分で遺体の傍に置いたものです。

宇佐美は1人で店を出たものの、昌子のことが心配になって戻り、そこで昌子が平澤を殺害する現場に遭遇してしまいました。

このまま昌子が罪を問われるよりも酔った自分が罪を被った方がいい。もしかしたら息子を殺した平澤のように重い罪は免れるかもしれない。そう考えた宇佐美は自分が犯人になることにしたのです。

宇佐美と昌子は仲が悪く、すでに夫婦仲が破情しているように見えましたが、実は宇佐美は今でも昌子のことを愛しています。そして、昌子も心の底では宇佐美のことを大切に想っています。

その証拠に、美枡をローマ字にして反対から読むと「USAMIM」となり、亡くなった息子・柾樹の名前であり、離婚する前、幸せだったころの昌子自身の名前になります。

そして、宇佐美もマッチを見て昌子の本当の気持ちがわかったからこそ、わざわざ自分に疑いがかかる真似をして昌子を助けようとしたのです。

小五郎(コナン)の推理によって事件の真相が明らかになり、昌子は平澤を殺害した罪を認めました。

動機は、家族の幸せをめちゃくちゃにしておきながら、自分たちの顔さえ覚えていない平澤のことが許せなかったからでした。

宇佐美は最後まで昌子を庇って自分の犯行だと主張しましたが、小五郎の言葉にハッとし、真実を受け入れたのでした。

本当に奥さんを愛しているのならきちんと罪を償った後、もう一度出直す手助けになってこそ本当の愛じゃないでしょうか。

エピローグ

こうして事件は解決し、九条検事は「完敗です」と英理に降参の意を示してその場をあとにしました。

英理は照れ臭そうに小五郎に感謝の気持ちを伝え、このあと食事でもどうかと誘いました。

──が、肝心の小五郎は美女をナンパ中・・。

どうやらお忙しそうだからお食事はまた今度にしましょう。

英理は眉を吊り上げてそう言い放つと、栗山を連れて裁判所を出て行ったのでした。

名探偵コナン第265話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第265話
事件ファイル名 法廷の対決 妃VS小五郎(後編)
放送日 2002年1月21日(月)
OPテーマ Winter Bells(倉木麻衣)
EDテーマ 青い青いこの地球に(上原あずみ)
BACK 第264話「法廷の対決 妃VS小五郎(前編)」
NEXT 第266話「バレンタインの真実 (事件編)」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
妃 英理
CV:高島雅羅
小五郎の別居中の妻。蘭の母
九条 玲子
CV:松本梨香
33歳。検事
栗山 緑
CV:百々麻子
英理の秘書
宇佐美 真治
CV:中田譲治
40歳。容疑者
亀田 昌子
CV:さとうあい
38歳。宇佐美の元妻
宇佐美 柾樹 5歳。宇佐美の息子。3年前に他界
平澤 剛
CV:相沢正輝
28歳。会社員。被害者
九条検事の部下
CV:千葉一伸
裁判長
CV:中博史

名探偵コナン第265話の感想

女将さんが犯人だったとは驚きです!!何かしら関与はしてるんだろうな~と疑っていましたが、殺人を実行した張本人だったとは思いもしませんでした。

コナンくんが言った通り、宇佐美夫婦にはきちんと罪を償ったあとでもう一度本当の愛をつかんでほしいと思います。

一方、毛利夫婦は相変わらず不仲ですね~。本当は想い合ってるのに、どうしてこうなってしまうのか。

それに、英理さんだって勇気を出して食事に誘ったはずなのに。小五郎のバカヤロー!と叫びたくなるオチでした。

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第265話「法廷の対決 妃VS小五郎(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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