名探偵コナン第145話のネタバレ!上野発北斗星3号(後編)

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第145話「上野発北斗星3号(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

工藤 優作
CV:田中秀幸
新一の父。世界的に有名な推理小説家。現在、妻の有希子とアメリカに住んでいる。

工藤 有希子
CV:島本須美
新一の母。人気女優だったが、結婚と同時に引退した。

出雲 啓太郎(いずも けいたろう)
56歳。宝石店オーナー。列車内で殺害された。

浅間 安治(あさま やすじ)
39歳。乗客。遺体となってトンネルで発見された。

加越 利則(かえつ としのり)
CV:谷口節
38歳。宝石店店長。

出雲 梓(いずも あずさ)
CV:藤木聖子
49歳。出雲啓太郎の妻。

石鎚 晃重(いしづち あきしげ)
CV:藤本譲
67歳。古糸市市長。

青葉 徹(あおば とおる)
CV:永野広一
32歳。乗客。

西村警部
CV:花田光

田村刑事
CV:長嶝高士

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(前編)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は、寝台特急『北斗星3号』に乗り、北海道へ向かっていました。

青函トンネルを通過中、宝石店オーナーの出雲啓太郎が、頭を撃ち抜かれて亡くなりました。犯人は、個室の窓ガラスを割って車外へ逃走。

その後、トンネル内で犯人と思われる男・浅間安治の遺体が発見されました。

コナンは、宝石強盗事件と今回の殺人事件が、父親の優作が書いた未発表の小説と同じ筋書だということに気づきました。

そして乗客の明智文代の不可解な言動から、彼女の正体を突き止めようとしたのですが──。(前編へ)

あらすじ

明智文代の正体は、新一の母・工藤有希子でした。

ロスにいた有希子は、『宝石強盗犯、奇妙な言葉を残して何も盗らずに逃走する』という日本の記事を読み、この列車に乗ったと打ち明けます。

プロの強盗犯のお粗末な犯行。そして犯人が現場で口走った『話が違う』という謎の言葉も、全て10年前に優作が書いた推理小説の冒頭にそっくりだったのです。

有希子の話によると、小説を書いた張本人の優作は、ひとつ前の『北斗星1号』で札幌に行っているようです。

コナンは、小説で使われたトリックを有希子に尋ねます。しかし有希子は、忘れてしまったと答えます。

実は10年前、優作の原稿を預かった編集部の者が銀行強盗に巻き込まれ、カバンごと強盗犯に盗まれていました。

その強盗は三人組で、そのボスの名前は『浅間安治』。先ほどトンネル内で遺体で発見された男です。

コナンは、小説を奪った強盗団のボスが、なぜその小説通りに殺されなければならないのか疑問を抱きます。

そこへ蘭が現れ、これから小五郎が推理ショーを始めることを知らされました。
 
 
 
小五郎は、浅間が出雲を殺した動機を以下のように推理しました。

浅間が出雲の宝石店を襲った時に口走った『話が違う』という一言。これが浅間と出雲による狂言強盗だったとしたら、全て辻褄が合います。

出雲はわざと宝石を盗らせ、その宝石を再び自分の元に戻してもらう代わりに、宝石にかけてあった多額の保険金を山分けするという話を浅間に持ち掛けていました。

しかし出雲は、最初から宝石を盗らせる気などありませんでした。なぜなら、強盗犯を見事捕まえることによって、次の市長選での自分の人気を上げようという罠だったのです。

その結果、不運にも浅間に逃げられ、仕返しを恐れていた出雲の元に浅間からの電話が入りました。

「俺が指定する北斗星に乗れ。そこで再び警察抜きで取引をしようじゃないか」

こうして呼び出された出雲は浅間に撃たれ、列車の窓から逃げようとした浅間は落ちて死んでしまったという訳です。
 
 
 
小五郎の推理を聞いたコナンは、10年前の強盗犯の三人組について刑事に尋ねます。

すると、ボスの浅間と死んだ女性の名前は割り出せたが、残りの一人が不明のままだということが判明しました。

コナンは、加越、梓、石鎚、青葉の4人の中に強盗団の残りの一人が紛れ込んでいる可能性があると睨みます。

浅間の遺体を窓から捨てたのが出雲を殺害しに行く前だったとしたら、『あの道具』を使えばみんなを錯覚させることができます。

容疑者が持っていたのは以下。

梓は、クレー射撃用のショットガン。

加越は、ルアーフィッシング用の釣り道具。

青葉は、剣道の防具と竹刀。

石鎚は、ゴルフ道具一式。
 
 
 
その後、浅間がトンネル内に落ちた時間は、午前4時10分前後だと割り出され、目撃者の証言による犯人が部屋へ逃げ込んだ時間とほぼ一致しました。

となると、犯人は短時間で窓から遺体を落とし、部屋から姿を消したということになります。

しかし人間にそんな芸当ができるはずもなく、コナンは頭を抱えるのですが──。
  
 
刑事は、割られた窓ガラスの破片が見つからないこと、そして遺体のズボンの後ろのベルトの穴にビニールテープの切れ端がついていたことを打ち明けます。

それを聞いたコナンは、犯人が使ったトリック、そして犯人の正体を見破りました。

北斗星の構造と青函トンネルを利用し、出雲を殺害して浅間を犯人に仕立て上げた人物は一体誰なのか──。

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ネタバレ

犯人の正体を見破ったコナンですが、未だ証拠が掴めずにいました。そこでコナンは、有希子に協力を求めます。

有希子は『浅間の部屋の前で、奇妙な長い何かを見た』と容疑者たちの前で証言します。

刑事から何を見たのか追及されますが、有希子は思い出したら話すと答えました。
 
 
 
その後、札幌駅に到着し、コナンと有希子は列車から降りました。コナンが蘭と話している間に、有希子は反対側のホームへ移動して行きます。

蘭と別れたコナンは、慌てて有希子の姿を捜します。そして対面のホームで有希子の姿を見つけた時、有希子の背後に人影が……。

コナンは、危険を知らせようと声を上げます。しかし、運悪く列車が通過し、コナンの声が届くことはありませんでした。

そうしている間に、犯人は有希子をホームに突き落とそうとします。

──が、現れた優作によって犯人の手は掴まれ、阻止されました。

先ほど西村警部から事情を聞いた優作は、有希子の身の危険を察して駆けつけたのです。

優作はたった今、有希子をホームから突き落とそうとした犯人に推理を聞かせます。

列車内で出雲を殺害し、強盗犯の浅間をその犯人に見せかけて殺害したのは、加越利則です。

列車内で目撃された浅間は、変装した加越でした。

もともと浅間は、逃亡中の強盗犯。顔を隠している人物に成りすますことほど容易なことはありません。

あらかじめ浅間を部屋で撲殺した加越は、遺体のズボンの後ろのベルトの穴に釣り糸を通し、ガラスを割った窓から外にぶら下げました。

その糸の両端を自室まで引っ張って行き、片方をどこかに結わえ付け、もう片方をリールに取り付けて固定すれば準備は完了です。

あとはロビーカーで出雲を射殺した後、浅間の部屋へ行き、窓に向かって発砲。そしてコナンたちに威嚇射撃し、コナンたちが怯んだ隙に階段の隙に身を隠しました。

そしてリールにつけていない方の釣り糸を切って素早く巻き取れば、浅間の遺体は列車の外にずり落ちます。

こうすれば、犯人が部屋に逃げ込んだ時間と遺体がトンネル内に落ちた時間が一致し、まんまと浅間を犯人に仕立て上げることができるという訳です。
 
小五郎は、部屋に駆けつける直前に部屋のドアが閉まるのを見たと証言していました。

これには、ドアの内側に別の釣り糸を結び付けたビニールテープを貼り、その糸をドアの鍵状の金具に引っ掛け、切る方の糸に結んでおくというトリックが使用されていました。

こうすれば、糸を切った時に遺体の重みでドアにつけていた糸が引かれ、テープが剥がれてドアが自動的に閉まるという訳です。

その証拠に、遺体を吊っていたベルトの穴にビニールテープがついていました。
 
そして何より決定的な証拠は、加越のバッグの中に変装に使った衣類やサングラスが入っていたことでした。
 
 
 
動機は、薬物で死んだ強盗団仲間の女性の復讐のためでした。

ターゲットは、その薬物を裏で捌いていた出雲と、その女性に薬の味を覚えさせた浅間でした。

そして昔、偶然にも手に入れた小説があまりにも自分の境遇に似ていることに気づき、その小説通りに殺人を実行することを決意したのでした。
 
 
その小説の作者だと打ち明けた優作は、自首を勧めます。優作のファンだった加越は非常に驚き、優作の言葉に深く頷いたのでした。

エピローグ

後日。コナンは、ロスへ帰る優作と有希子を見送るため、新千歳空港を訪れました。

コナンは、優作が考えたトリックを全て解き明かしたことを伝えます。

しかし優作は、小説では変装道具も全て消えるトリックだったと明かし、それを聞いたコナンは不貞腐れます。

そして、加越が犯人だという確証を得るため、優作は有希子が突き飛ばされる寸前まで黙って見ていたことを打ち明けます。

もちろん有希子は不満気に頬を膨らめますが、優作は──、

「トリックの舞台は青函トンネル。黙って静観してたという訳さ!」

と、寒いギャグを言い、大笑いしたのでした。

(寒いわね…)

(あァ…、北海道だからな……)

まとめ

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第146話「本庁の刑事恋物語(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第145話「上野発北斗星3号(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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