名探偵コナン第142話のネタバレ!結婚前夜の密室事件(後編)

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第142話「結婚前夜の密室事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

服部 平次
CV:堀川りょう
西の高校生探偵。大阪府警本部長である父親譲りの推理力で数々の難事件を解決している。コナンの正体を知っている。

遠山 和葉
CV:宮村優子
平次とは同級生で幼馴染。平次の言葉にいつもヤキモキさせられている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

重松 明男(しげまつ あきお)
CV:堀部隆一
51歳。森園家の執事。

桜庭 祐司(さくらば ゆうじ)
CV:林田尚親
23歳。森園家の使用人。

片桐 楓(かたぎり かえで)
CV:黒崎彩子
22歳。森園菊人の婚約者。

森園 幹雄(もりぞの みきお)
CV:大山高男
57歳。森園家の当主。

森園 百合江(もりぞの ゆりえ)
CV:福島桂子
28歳。森園家の長女。

森園 菊人(もりぞの きくひと)
CV:高田祐司
26歳。森園家の長男。

トメさん
CV:中嶋聡彦
鑑識課員。

刑事
CV:千葉一伸

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(前編)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は、知り合いの結婚式に参列する平次と和葉を連れての東京見物の途中、結婚式を行う森園家の執事・重松明男と出会いました。

そこでコナンたちは、重松に誘われて森園邸にやってきたのですが……。

その夜、重松が何者かに密室で殺害されてしまいました。

和葉は、容疑者の中の2人の共通点を発見したのですが──。(前編へ)

あらすじ

容疑者は、犯行時刻に屋敷にいた幹雄、百合江、菊人、楓、桜庭の5人に絞られました。

それぞれの証言は以下の通りです。

主人の幹雄は、自室で話をする約束だった重松を待っていた。

娘の百合江は、1人で風呂に入っていた。

息子の菊人は、自室で雑誌を読みながら音楽を聴いていた。

使用人の桜庭は、ネコを探すために屋敷内を回っていた。

菊人の婚約者の楓は、家から迎えが来るまで部屋で仮眠をとっていた。
 
 
 
鑑識課員のトメさんは、窓の鍵のつまみの裏に僅かな血痕が付着していることに気づきました。

平次が確認すると、それは血のついた手袋でつまんだような跡でした。となると、犯人は犯行後に窓を開け閉めしたことになります。

コナンは、窓ガラスに小さな穴があいていることに気づきました。さらにベランダを調べるため、コナンは窓から外へ出ました。

その時、突然菊人に声を掛けられ、驚いたコナンはバランスを崩し、ベランダから転落しそうになります。

間一髪、コナンは手すりに掴まりました。コナンの近くにいるのは菊人のみですが、その菊人がベランダに出ることを躊躇しています。

そうしている間に、コナンの手が手すりから離れてしまいました。しかしその手は、駆けつけた桜庭によって掴まれ、事なきを得ました。

下の階で一部始終を見ていた平次は、菊人の胸ぐらを掴んで何故助けなかったのか問い詰めます。

それを止めに入った百合江は、菊人が幼少の頃から極度の高所恐怖症だと打ち明けました。
 
 
 
その後、コナンと平次は、木の上に引っかかっていた血まみれのシャツと手袋、そして包丁を発見しました。

シャツを巻いていた紐の先には、セロハンテープが付着しています。
 
 
現場になかった凶器、遺体を引きずった血の跡、消された隣の部屋の灯り、遺体の部屋にいたネコ、そして丁寧に紐で縛られていた凶器などの証拠品。

以上のことから、コナンたちは密室の仕掛け、そして犯人の正体を見破りました。
 
 
その後、目暮警部を含め、関係者全員を現場の部屋に集めました。そこで平次は推理を話し始めました。
 
まず犯人は、あらかじめ用意していた紐の先に輪を作り、輪をセロハンテープでとめておきました。

その輪を窓の鍵のつまみに引っ掛けて、もう片方の先端を窓ガラスの穴に通します。

そしてベランダへ出て鍵をかけずに窓を閉め、紐をゆっくり引っ張ると、外から鍵をかけることができます。

さらに紐を強く引っ張るとテープから紐が外れ、それを窓の外から引き抜けば、密室殺人の出来上がりという訳です。

その後、犯人はベランダから下へ逃げました。

そのはなれわざを行うには、足の悪い幹雄には不可能。女性の楓や百合江にも不可能。高所恐怖症の菊人にも不可能。

となると、残るは木に登ったネコを平気で捕まえれるくらい身が軽い桜庭だけです。

しかし楓は、『桜庭が現場へ駆けつける随分前から、ずっと自分と一緒にいた』と必死に訴えかけます。

楓は、桜庭との関係を知られたくなかったため、これまで証言できずにいたのです。

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ネタバレ

目暮警部は、桜庭が犯人だと断定しました。そして高木刑事によって、桜庭は連行されて行きました。

残された楓は涙し、幹雄と百合江はまだ信じられないといった様子を見せます。何しろ桜庭は、重松のことを父親のように慕っていたのですから……。
 
 
平次は、『まだ凶器が見つかっていない』と大きな声で話します。

そして目暮警部は、『今日のところは引き上げる』と言い、部下を連れて帰って行きました。
 
 
 
さらに夜も更けた頃、屋敷内は粛然としていました。

そんな暗闇の中、何者かが木の上に引っかかったままになっていた証拠品を手に持ち、桜庭の部屋を訪れました。

そして桜庭の荷物の中に凶器を忍ばせようとしたその時、部屋の灯りが点き、コナンと平次が現れました。

重松を殺害し、桜庭に罪を着せようとした犯人は、森園家長男・菊人でした。
 
 
先ほど平次は、『部屋を密室にした後、犯人がベランダから逃げた』と推理しましたが、それはフェイクでした。

その証拠に、窓の鍵に手袋で触った血の跡が残っていましたが、ベランダにはそれが残されていませんでした。

指紋をつけないように手袋をしていた犯人が、ベランダから降りる時にわざわざ手袋を外すはずがありません。
 
菊人は、あらかじめ窓に穴をあけ、テープつきの紐を用意し、重松を呼び出して殺害しました。この時に返り血を浴びたのは、前もって盗んでおいた桜庭のシャツです。

遺体を隣の部屋へ運んだ菊人は、そのシャツに凶器や手袋を包み、窓から外へ投げ捨てました。

そしてガラスを割ってコナンたちを部屋へおびき寄せ、カーテンの裏に隠れました。

扉を破って部屋に入ったコナンたちの目は、血の跡に釣られて隣の部屋に移り、遺体に釘付けになります。

その隙に菊人はカーテンから出て、いかにも悲鳴を聞いて飛んできましたという顔をして他の人たちと合流しました。

ネコを部屋に連れてきたのは、桜庭のアリバイをあやふやにするためでした。ネコがいなければ、幹雄は桜庭にネコ探しを命じるはずだからです。
 
 
菊人が犯人だという証拠は、凶器と証拠品が一纏めにされていたことでした。

普通、証拠品をわざわざ一緒にして捨てる犯人はいません。

高所恐怖症でベランダに出られない菊人は、凶器を重りにして窓からまとめて投げるしかなかったのです。

そして決定的な証拠は、桜庭の荷物の中に隠そうしていた凶器と証拠品を今現在、菊人が手に持っているということです。
 
 
動機は、縁談を取りやめなければ、会社の不正を父親にバラす、と重松に強請られたためでした。

結婚をやめても、一生強請られると考えた菊人は、重松を殺害することにしました。

そして楓を横取りした桜庭に罪を着せようとしたのです。

しかし楓は、最初から桜庭に会うために森園邸に通っていたのです。それを重松が『菊人に会うためだ』と勘違いしてしまったのです。

縁談を持ち掛けた後で気づいた重松は、菊人を想って言い出せなくなってしまいました。

重松には、強請る気など微塵もありませんでした。なんとか菊人に結婚をやめてもらい、楓と桜庭に一緒になって欲しい、ただそれだけだったのです……。

エピローグ

後日。コナン、小五郎、蘭は、大阪へ帰る和葉を連れて東京駅を訪れました。

そこで桜庭に会いに行っていた平次と合流し、蘭は平次の横に和葉を並べます。

すると平次と和葉の服は同じ縦縞で、所謂ペアルック。

恥じらう和葉は『蘭に無理矢理着せられた』と言い訳しますが、平次は嬉しそうに笑い──、

「なんやこうしてると、兄妹みたいでおもろいやん」

と……。

がっかりする和葉を尻目に、コナンは『兄妹というより、漫才コンビだな』と心の中で呟いたのでした。

まとめ

■ BACK:
第141話「結婚前夜の密室事件(前編)」
■ NEXT:
第143話「疑惑の天体観測」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第142話「結婚前夜の密室事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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