名探偵コナン第1137話のネタバレと感想！行列店、味変の秘密

シーズン29少年探偵団

人気ラーメン店・尾方軒のラーメンの味が変わったようで、コナンたちはその真相を確かめるためにラーメンを食べに行くことにしました。

その結果、光彦はやはり味が違うと感じ、コナンは店の大将の様子がおかしいと感じました。

よくよく話を聞いてみると、大将が事件に巻き込まれた可能性があることがわかり、少年探偵団は調査を行うことにしたのですが──。

今回はどんな事件が待っているのでしょうか。楽しみですね！

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1137話「行列店、味変の秘密」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第1137話のあらすじ

ラーメンの味が変わった？

コナンと灰原は、光彦、元太、歩美から ”大事件” といって公園に呼び出されました。

画像引用：江戸川コナン公式X

切迫した状況の中、光彦たちが話したのは、米花町屈指のラーメン屋・尾方軒（おがたけん）の味が変わってしまったらしい、という内容でした。

少年探偵団でその秘密を突き止めよう、と意気込む光彦たちに巻き込まれ、コナンと灰原も尾方軒にラーメンを食べに行くことになりました。

コナン

俺たちって、俺たちも・・？

灰原

いつものことでしょ

探偵団にふりまわされてやる気がでないコナン君と哀ちゃん、可愛くて癒されます。今日は平和回の予感。

尾方軒は、32年前に大将の尾方将司（おがたまさし）が始めたお店で、現在は一人息子の尾方幸作（おがたこうさく）と二人で切り盛りしています。

大将の作るラーメンがすごく美味しいと評判のお店で、いつも行列ができているのですが、この日はなぜか閑散としています。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

味が変わったという問題のラーメンを食べたところ、灰原は美味しいと評価しますが、光彦たちにとっては「いつもと違う」らしい・・。

哀ちゃんは初めて食べたそうですが、光彦たちは食べ慣れてる様子。コナン君にとっては「ガキの頃からあるラーメン」らしい( ´艸｀)

コナンは、客の対応をすべて幸作がしていて、将司が客にずっと背中を向けた状態で、絶対に振り返ろうとしないことを不審に感じました。

それを聞いた光彦たちは、お互いに口が悪い将司と幸作がよく喧嘩をしていたことを思い出し、喧嘩の最中に幸作が将司に何かをしてしまい、別人に代役をやらせているのではないかと考えました。

そして、偽物かどうか確認するために、厨房に侵入したのですが、そこに立っていたのは将司本人でした。

勝手に厨房に入ったことを咎められた光彦たちは、謝罪して席に戻ろうとします。

──が、コナンは将司をジッと観察し、偽物だと指摘しました。

その理由は、

・着ている調理服のサイズが合っていない。

・大将は衛生面を気にして指輪をしていなかったのに、今は身に着けている。

コナン君の洞察力がすごすぎて、唖然とするしかないおじさんがちょっと可哀想。というか、偽物だったんかい( ´艸｀)

幸作は、隠し通すことはできないと観念し、コナンたちに本当のことを話すことに。

四日前、将司が突然家を出て行ってしまい、幸作は一人で店を開けることになりました。

しかし、店には ”将司の作るラーメンでなければ” という客ばかりだったので、将司の兄・尾方健司（おがたけんじ）に将司のフリをして厨房に立ってもらい、将司がいなくなったことを隠すことにしました。

仕込みや調理は全て幸作が行っていましたが、店に足を運ぶ客が減ったことから、将司と同じ味が出せなかったのは確かです。

つまり、光彦たちが感じた ”いつもと違う” は、本当だったということです。

少年探偵団、調査開始

画像引用：江戸川コナン公式X

光彦たちは少年探偵団だと名乗り出て、将司を見つけ出すことを約束し、幸作の自宅にやってきました。

将司は「自分の命より店が大事」というタイプで、わけもなく店をあけるのは初めてのことだといいます。

将司が残した書置きには、「チョイと旅に出る　心配するな　すぐ戻る」とあり、手書きのメニューと比べて筆跡が同じなので、将司が書いたものに間違いなさそうです。

しかし、文字は小刻みに震えていて、誰かに脅されて書いたのか、あるいは誰かが筆跡を真似して書いたのか、とも考えられます。

歩美は、テレビ台の隙間で「真夜中のシグナル」という音楽CDを発見。それは昔、幸作がバンドをやっていた時に出したCDらしい・・。

その後、コナンたちはキッチンを調べたのですが、将司の専用の中華鍋が不自然にもコンロの上に置きっぱなしになっています。

さらに、壁にかけられたカレンダーをめくってみると、壁に穴が開いており、その穴の周りには血を拭った跡のような黒いシミができていました。

画像引用：江戸川コナン公式X

コナンは、将司が誰かとトラブルになった可能性があると考え、幸作に尋ねます。しかし、幸作には心当たりがない様子。

そこで今度は質問を変え、将司のフリをした健司のことを執拗に見てくる人はいなかったか尋ねました。

将司に何かした犯人なら、その将司が店にいることに驚き、どういうことか確かめようとするはずです。

幸作はハッとし、将司がいなくなった直後から急に店に来るようになり、挙動不審で、手に包帯をしている男がいたことを打ち明けました。

その男は番場栄一（ばんばえいいち）といって、近所でラーメン店「一番」を営んでおり、尾方軒の評判を落とすために「でかいネズミが出る」や「幽霊がでる」など悪い噂を流したことがあったそうです。

それを聞いたコナンはあることを思いつき、作戦をたててみんなで実行することにしました。

灰原

なにか思いついたみたいね

コナン

あぁ。目には目を、さ

目には目を

その後、開店時間になり、番場が店にやってきました。

番場は自分に背中を向けたまま振り返ろうとしない大将に、「ラーメンひとつ」と声をかけます。

その直後、店のシャッターが下りて照明が消え、店内は真っ暗になりました。

すると、どこからともなく「チューチュー」と鳴き声がしはじめ、今度は将司の幽霊が「俺に何をした」と言って現れました。

番場は、目に涙を浮かべて「ヤバいところを見ただけだ」と叫び、逃げ惑いました。

コナンの作戦は、光彦たちをネズミ役に、健司を幽霊役にし、番場をおどかすことだったのです。

コナン

やっぱり苦手なんだ？ネズミと幽霊。だから悪い噂を流す時にもそれを使った

ねずみとお化けが怖い以前に、店に入った途端にシャッター閉まって電気消されたら誰だって怖いと思う( ´艸｀)

店の明かりが点くと、番場は自分が囲まれていることに気づき、観念して見たことをすべて話しました。

・四日前、ヤバい連中が将司を車に押し込むところを目撃。

・そのヤバい連中の中に将司の一番弟子・黒崎龍矢（くろさきたつや）がいた。

・怖くなってその場から逃げた際に転んで腕にケガをした。

・関わり合いになりたくないので今まで黙っていた。

将司は、料理の腕が確かな黒崎を一番弟子とし、目をかけていましたが、四年前に突然クビにしたそうです。

その後、黒崎は一度も店に顔を出さず、ヤバそうな連中とつるんでいるところを目撃されていました。

幸作は「クビにされたことを恨んで親父に何かした」と考えます。しかし、もし本当にそうだったとしたら、なぜ四年も経った今なのでしょうか。

ここから先はネタバレになるので、アニメを見ていない方はご注意ください。

名探偵コナン第1137話のネタバレ

怪しい男たち

光彦は、黒崎の写真を見て、指名手配写真に載っていた人物と同じ顔だと主張します。

光彦君の記憶力には感服いたします。しかし、指名手配犯の名前が「悪井一男」っておもしろすぎ( ´艸｀)

その時、灰原はシャッターの外に人の気配を感じ、「そこにいるのは誰？」と声をかけました。

すると、走り去る様子が窺えたので、急いでシャッターをあけると、男二人が車に乗り込もうとしていました。

番場がその男たちを見て「あいつらだ！」と声をあげると、男たちは車を急発進させ、逃げるように去って行きました。

それを追いかけることにした幸作は店の車に乗ってエンジンをかけますが、コナンまで乗り込んできたことに動揺します。

幸作

おい、なにしてる！

コナン

幸作さんこそ何してるの？早く追いかけなきゃ

コナンにそう言われ、幸作は渋々車を発進させました。

自分のせい

走行中、幸作は自分のせいでこうなってしまったことを告白しました。

幸作は昔から店を手伝っていたが、音楽で生きていくつもりだったので、将司は後継者を黒崎にと考えていたはず。だが、幸作が音楽をやめたばかりに、将司は黒崎をクビにした。

取り返しのつかないことになってしまったと自分を責める幸作に、コナンは大丈夫だと伝えます。

コナンは、殺害だけが目的ならその場で行っているはずで、連れ去ったのなら生かされている可能性が十分にあり、取り返しのつかないことになる前に絶対に防がなければならないと考えていたのです。

男たちの正体

しばらく走った後、追跡の対象車が「本日貸切」と看板が出された店の前でとまりました。

駐車場に車を停め、幸作が店の中に入ると、そこにはガラの悪い連中が勢ぞろいしていました。

身を縮めた幸作のもとに黒崎がやってきて、久しぶりの再会を喜びます。

幸作は将司の行方を尋ねますが、黒崎も他の者も知らないの一点張り。

そこでコナンは「大将はここにいる」と声をあげ、その証拠をみせることにしました。

・男たちの中に白髪の人はいないのに、床に白い髪の毛が落ちている。

・干してあるタオルに「尾方軒」と書かれている。

幸作は黒崎に食って掛かりますが、コナンはそれを制し、将司が自らの意思でここに来たのだと伝え、推理を話し始めました。

店の傘立てには日傘がたくさん置いてあり、棚の上には日焼け止めスプレーや帽子、フェイスカバーがまたまたたくさん並んでいます。

コナン

そこまで日焼けを気にするってことは、みんな俳優さんなんじゃないかな

それを聞いた光彦は、黒崎の手配写真がドラマで見たものだったことを思い出しました。

本当のこと

コナンは、尾方軒に黒崎のサイン色紙が飾ってあったことを知らせ、恨んでいる人物にサインを書くわけがないと説明した上で、将司と黒崎の関係が今も良好だと話しました。

実は、四年前に将司が黒崎をクビにしたのは、夢だった俳優の道を進ませてあげるためだったのです。

そして今回、将司が家を出て行ったのは、黒崎たち俳優が御用達の湯治場で、腱鞘炎の治療をするためでした。

キッチンにあった将司の中華鍋は、コナンでも片手で持てるほど軽いものでした。そこでコナンは、将司が腱鞘炎なのではないか、と目をつけました。書置きの字が震えていたのも、腱鞘炎のせいです。

コナンの推理が終わると、ぜんぶボウヤの言う通りだと将司が姿を見せました。

そして、幸作が口火を切ったことで、またしても親子の口論が始まってしまいました。

幸作は、ひとりで店をあけるのが大変だったということ以上に、将司のことが心配でした。だから、本当のことを言って欲しかった。

将司は、幸作が本心では音楽をやりたいのに、店を継ぐと言い出すと思ったので、本当のことが言えなかった。

互いに互いを思っているのに、すれ違ってしまったんですね。

将司は、幸作が今でもトランペットを吹いていることを知っていました。しかし、幸作がトランペットの練習をしていたのは音楽に戻るためではなく、かつて屋台の中華そば屋が吹いて歩いたチャルメラをトランペットで再現し、それを動画にしてSNSで店の宣伝をするためだったのです。

幸作

うち、若い客少ないだろ？こいつで新規開拓しようと思ってよ

光彦

再生回数一桁ですけどね・・

将司は、幸作が本心で店を継ぎたいと思っていることを知り、大いに喜びました。──が、それも束の間、まだまだオレは現役だと拳を上げ、自力で自分の味を見つけろと叱咤激励したのでした。

元太

じゃあ、鰻重ラーメンってのはどうだ？

元太君は本当に鰻重をラーメンに入れたいと思っているのでしょうか(;^_^A

エピローグ

数日後。ラーメン店・尾方軒にはずらりと行列ができており、店の厨房には肩を並べてラーメンをつくる親子の姿がありました。

客の目当ては、店の復活と同時にメニューに現れた ”ひつまぶし風鰻重ラーメン” なんだとか。

画像引用：江戸川コナン公式X

いやいや、元太君が提案したけどさ、本当にウナギぶちこんじゃうんだ？(;’∀’)

コナン

（まあ食ってみっか・・）

名探偵コナン第1137話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第1137話
事件ファイル名	行列店、味変の秘密
放送日	2024年10月5日（土）
OPテーマ	Unraveling Love ～少しの勇気～（倉木麻衣）
EDテーマ	夢で逢いましょう（SARD UNDERGROUND）
BACK	第1136話「大岡紅葉の甘い罠（後編）」
NEXT	第1138話「動く交番」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
小嶋　元太 CV：高木渉	少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷　光彦 CV：大谷育江	少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田　歩美 CV：岩居由希子	少年探偵団の一員。ムードメーカー
灰原　哀 CV：林原めぐみ	元黒の組織の一員。毒薬を飲んで幼児化
尾方　将司 CV：掛川裕彦	63歳。ラーメン店「尾方軒」の店主
尾方　幸作 CV：佐藤拓也	29歳。将司の息子
尾方　健司 CV：川津泰彦	66歳。将司の兄
黒崎　龍矢 CV：間宮康弘	31歳。将司の元弟子
番場　栄一 CV：遠近孝一	47歳。ラーメン店「一番」の店主
男性 CV：三瓶雄樹