名探偵コナン第80話のネタバレ!放浪画家殺人事件

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第80話「放浪画家殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第80話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第80話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

早瀬 君江(はやせ きみえ)
CV:藤井加代子
37歳。

早瀬 達夫(はやせ たつお)
CV:秋本羊介
47歳。

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名探偵コナン第80話|あらすじ

事件解決のお礼として、依頼人から画展のチケットを貰った小五郎は、コナンと蘭を連れて米花美術館を訪れた。
蘭は綺麗な絵だと感想を述べるが、小五郎とコナンはパッとしない様子。
その時、タバコを咥えた男が柵の中へ入り、一つの絵に近づいていく。
そして男は、額縁を掴んで絵を顔に引き寄せ、まじまじと見ている。
その男の様子に気づいた係員が注意すると、男は「すまん」と一言謝ると、ふらふらと美術館を出て行った。

後日。
コナン、光彦、元太、歩美は、空き地で野球を始めた。
サッカーじゃないのかと不満気なコナンは、元太の打った球を捕り損ねてしまう。
その球は、絵を描いていた画家のキャンバスに当たってしまった。
コナンは「大丈夫ですか?ごめんなさい」と声をかける。
その画家は、先日美術館でコナンが見た男だった。

コナンは、落ちているスケッチブックを拾う。
中を開くと、同じ絵ばかりが描かれている。
コナン「どうして同じ絵ばかり描いてるの?
しかし、画家はわからないと答えるだけだった。
そして、自分の名前も思い出せないと話し、痛み出した頭を抱え苦しんでいる。

画家を急いで病院に運んだコナンたちは、画家は記憶喪失になっており、頭の痛みは少しずつ記憶が戻ってきているためだと医師から説明を受けた。

病院を出たコナンは、画家のスケッチブックを持ってきてしまったことに気づいた。
画家にスケッチブックを返すため、コナンたちは病院へ戻ろうとする。
しかし、先ほどの医師がナース二人と慌てた様子で病院から出てきた。
コナンは、医師に何かあったのかと尋ねると、記憶喪失の画家がいなくなってしまったというのだ。
画家が服や荷物を全部持って出て行ったということは、もしかすると記憶が戻ったのかもしれないと考えるコナン。
しかし、それならどうして姿を消さなければならないのか。

翌日。
コナン、光彦、元太、歩美は、再び空き地で野球を始めた。
サッカーではないことにやはり不満気なコナン。
光彦の打球を追いかける元太は、何かにつまづいて転んでしまった。
その様子を見ていたコナンたちが元太を心配して駆けつける。
すると、そこには昨日の画家が倒れており、紐のようなもので首を絞められ亡くなっていた。

目暮率いる警察が到着し、捜査が始まった。
死因は絞殺。
そして殺害されたのは昨日の夕方ごろ。
所持品は、何も持っていないようだ。

そこへ小五郎がコナンの元へ走ってきた。
小五郎「こらコナン!お前何やってんだ!また警部殿に迷惑かけてるなァ?
目暮は、コナンたちが事件の第一発見者だと小五郎に説明する。

コナンは、画家が持っていたはずの絵の道具がないことを指摘する。
昨日は、キャンバス、イーゼル、絵の具箱、そしてリュックを持っていたはずだ。
それも盗まれたのだろうと判断する小五郎だが、コナンはわざわざ荷物になるようなものは盗まないだろうと考える。

コナンは画家の片方の靴紐だけ縦結びになっていることに気づいた。
それは、恐らく自分で結んだものではない。
そして、靴の中にある銀杏の葉も妙だ。
この空き地には、銀杏の木などない。

被害者の倒れている位置からして、どこかで殺されて夜のうちに橋の上から捨てられたに違いない。

物盗りによる犯行だとしても、まずは被害者の身元を調べなければならないという目暮。
そこで、コナンたちは画家のスケッチブックに描かれた家の絵を頼りに、調べてみることにした。
デパートの屋上から双眼鏡を使って探すコナンたち。
すると、歩美が絵に描かれている通りの家を発見した。

コナンたちは、発見した家へやってきた。
外には銀杏の木があり、表札には「早瀬」と書かれている。
そして、外には清掃会社の車が停めてある。
清掃会社の従業員は、出たばかりの新車の掃除をしている。
しかし、汚れてもいないのに掃除を依頼されたことに疑問を抱いているようだ。

すると、元太が家のチャイムを鳴らしてしまった。
玄関の扉を開けた早瀬君江は、ドアを拭きながら「まだ汚れてるわ。もう一度うちの中も・・」と言い、チャイムを押したのは清掃会社の従業員だと勘違いしたようだ。
コナンたちに気づいた君江は、コナンたちを家の中へ入れジュースをご馳走してくれた。
そして、「おいしいクッキーがあるのよ」とお菓子をとりに行った。
コナンは、君江の後ろ姿を見て、エプロンの結び目が縦結びになっていることに気づいた。
リビングとキャンバスの絵を見比べると、ソファーも変わっており、テレビもない。
最近模様替えをしたという君江は、前に使っていたものは全て処分したと話す。
そして、一昨日画廊から届いたばかりの新作の絵を飾ったという。
証拠を全て処分されてしまったことで、立証は難しいと考えるコナン。

その時、歩美が額縁に入れられた早瀬達夫の写真を見つけた。
達夫は、亡くなった画家にそっくりだった。

コナンは、今朝遺体で見つかった人物にそっくりだと君江に話す。
しかし、君江は人違いだと言い切る。
夫の達夫は、一年前に死んでいるはずだというのだ。

その晩。
探偵事務所に帰ってきたコナンは、失踪について小五郎と話していた。
普通失踪だと7年で死亡が認められるが、災害や遭難のように明らかに死んだと思われる危難失踪は1年で死亡が認められる。
小五郎は、一年前に大手銀行の早瀬という役員が雪崩に巻き込まれて行方不明になるという事件があったことを思い出した。
当時、早瀬には巨額の横領の噂があり、強制捜査の寸前だったため記憶に残っていたようだ。
そのため、早瀬が行方不明になったことは狂言だと考えられたそうだ。
しかし、結局危難失踪が認められたという。

コナンは、小五郎にした話と同じ話を目暮にし、君江に画家の遺体を確認してもらった。
だが君江は、霊安室で「夫ではない」と言い切った。
達夫に肉親はおらず天涯孤独で、遺体を確認できる人物は君江の他にはいないようだ。
画家の指紋と照合するため、達夫の遺品を確認しようとする目暮。
しかし、達夫の遺品は全て処分されていた。

コナン(あの被害者が早瀬達夫さんであることは間違いない。何か、何か立証する方法はないか・・

翌日。
コナン、光彦、元太、歩美は、再び君江の家を訪れた。
君江がクッキーを用意している隙に、コナンは家の中を調べる。
すると、壁に飾られている絵の下にある棚には、何かで焦げた跡がついている。
そして、窓の外には銀杏の葉が溜まっていた。

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名探偵コナン第80話|謎解き

【謎解き①】
遺体の片方の靴紐だけ縦結びになっていることに気づいた。

【謎解き②】
遺体の靴の中には銀杏の葉が入っていた。

【謎解き③】
美術館で目撃した画家は、額縁を掴んで絵を見ていた。

名探偵コナン第80話|ネタバレ

コナンは、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、目暮に真相がわかったと伝えた。
そして、今度は目暮の声を使い、小五郎を呼び出した。

君江の家に集まった小五郎、コナン、蘭、目暮、高木。
そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

一年前。
達夫は冬山へ絵を描きに行って雪崩に巻き込まれた。
運よく助かったが、記憶喪失になってしまった。
そして、放浪画家となってあちこちを歩いていた。
無意識のうちに自宅の絵を描きながら・・。

そうしているうちに一年が経過した。
危難失踪が認められ、達夫は正式に死亡したことになった。
つまり、君江は達夫の遺産を相続した。
そのため、今更達夫に戻ってこられては困るのだ。

相続したものの中には、恐らく行方のわからなかった横領の金もあったのだろう。
金を独り占めするため、昨日記憶が戻って家へ帰ってきた達夫を殺害した。

君江「夫は一年前に山で死にました。それとも生きていたという証拠でもあるのかしら?

君江が達夫の遺品を全て処分してしまったため、証拠は何も残っていない。
当然、残っていたと思われる髪の毛や指紋も綺麗にされている。
わざわざ清掃会社にまで依頼して掃除をしていたのだから。

しかし、被害者には君江との繋がりが残されていた。
それは、靴の中にあった銀杏の葉だ【謎解き②】。
銀杏の木は、遺体発見現場にはなかった。

もう一つ、被害者の靴紐の結び目が、なぜか片方だけ縦結びになっていた【謎解き①】。
君江のエプロンと同じように。

君江は達夫を殺害した後、靴を履かせるときに紐が解けているのに気が付いた。
つまらぬ疑いをもたれたくないと思い、几帳面にも結んで履かせたのだ。

君江「紐を縦結びにするだけで犯人とは笑わせるわね。これ以上の侮辱は許さないわ!法的手段に訴えてもね

小五郎は、壁に掛けられている絵の前に立つよう、蘭に指示した。

達夫はヘビースモーカーで、君江は大のタバコ嫌いだった。

記憶を回復し、病院を抜け出した達夫は、タバコを口に咥えながらこの家の絵の前へ立った。
当然、タバコ嫌いの君江は窓を開けた。
その時に銀杏の葉が幾つか家の中へ舞い込んだのだろう。
それが、この家にいた間に達夫の足についたのだ。

達夫がタバコを吸っていたと考えられる理由は、絵の下に置かれた棚の焦げ跡だ。
この家には灰皿がなかったので、達夫はそこでタバコの火を消したのだ。

君江「まさか、その焼け跡が証拠だなんて笑わせてくれるんじゃないでしょうねぇ?

達夫は近眼だった。
米花美術館で達夫を見かけた時、達夫は絵に近づいて額縁を掴んでいた【謎解き③】。
小五郎の指示で、蘭が同じように絵を掴もうとした。

小五郎「ストップ!

絵に触れることを止めた蘭は、「わかった、指紋ね!」と閃いた。

君江は、清掃会社に頼んでまで家の中を掃除していた。
しかし、清掃会社のようなプロは、むき出しの絵を拭くなんてことはしないはずだ。

目暮「だが、絵を掴んで見るのが早瀬氏の癖なら、奥さんは知ってるだろう

達夫の絵を掴んで見る癖は、記憶喪失になってからのものだ。
記憶喪失前の達夫は、近眼のため眼鏡をかけている。
ところが、雪崩で眼鏡を紛失。
以後の達夫は、物がよく見えないため、絵に近づいて見るようになったのだ。
さらに、よく見ようと絵を掴む癖がついた。

達夫がこの家に戻ってきて絵を見た時、君江はタバコの煙を換気するため窓を開け、達夫に背を向けていたので達夫の癖に気づかなかったのだろう。

小五郎「奥さん、2日前に買い入れた絵に被害者の指紋が何故ついているのか説明できますか?

目暮は、鑑識を呼んで指紋の照合をするように高木に指示した。

しかし、君江は「全て探偵さんの推理通りよ」と罪を認めた。

君江は、達夫に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませ、紐で首を絞めて殺害したことを話した。
ようやく危難失踪が認められ、達夫が横領した金も手に入ったのに、最近まで生きていたことがわかってしまえばお金も取り上げられるかもしれない。
横領犯の身内だと白い目で見られ苦しめられた分、これからはそのお金で自分の人生を取り戻したかった。

小五郎「時間はたっぷりありますよ。鉄格子のなかにね・・

名探偵コナン第80話|エピローグ

眠りから覚めた小五郎。

蘭「さっすがお父さん!失踪事件の謎まで解決しちゃうんだから~。私も依頼しちゃおうかなぁ

小五郎「あん?誰か失踪したのか?

コナン(げ・・、ヤな予感!

蘭「あいつよあいつ!こっちから探さないといつまで経っても帰ってこないんだもん、新一のやつ

コナン(やっぱり・・?

小五郎「断る!あいつが戻ってきたら俺の名声が脅かされる。いつまでも失踪していればよろしい~

と言って、大笑いする小五郎。

コナン(一応、わかってんじゃん

まとめ

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第79話「銀行強盗殺人事件」
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第81話「人気アーティスト誘拐事件(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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