名探偵コナン第436話のネタバレと感想！探偵団に注目取材（後編）

シーズン11少年探偵団

今回は（後編）ということで、コナンくんたち少年探偵団が見事に事件を解決しちゃいますよ～！ヒントはNext Conan’s HINTの「踏切の音」です。

そして、コナンくんの大人顔負けの推理を目の当たりにして驚く小林先生のその後が気になりますね！さて、コナンくんはどのように対応するのでしょうか？

それでは、アニメ「名探偵コナン」第436話「探偵団に注目取材（後編）」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

探偵団に注目取材（前編）のおさらい

人気フリーライターの杉森政人（すぎもりまさと）が少年探偵団の活躍ぶりを取材したいと帝丹小学校にやってきました。

後日、コナンたち少年探偵団は担任の小林先生と一緒に杉森のアパートを訪ねたのですが、そこには何者かに頭を殴られて殺害された杉森の遺体がありました。

現場検証をした結果、留守電に残された4件のメッセージが怪しいと推理されたのですが──。

名探偵コナン第435話のネタバレと感想！探偵団に注目取材（前編）

名探偵コナン第436話のあらすじ

4件のメッセージ

録音機材の用意が整い、目暮警部と高木刑事によって留守電のメッセージが再生されました。

1件目はフリーターの蓮田晴華（あいだはるか）で、時間は午前11時25分。背後では昼11時から始まる日売テレビの番組「目一杯テレビ」の音声が流れていました。

2件目はガソリンスタンド店員の桧垣敏則（ひがきとしのり）で、時間は午前11時27分。背後では「間もなく奥穂駅」という電車の車内放送が流れていました。

3件目は興栄館編集者の稲葉敦史（いなばあつし）で、時間は午前11時29分。背後では編集部特有の音声や編集長の声が聞こえていました。

そして4件目は小林先生で、時間は午前11時30分でした。

2人のアリバイが確定

小林先生は、昨日の3時間目の授業が終わった11時22分に取材を受けることを電話で伝えたあと、聞きたいことがあって再び11時30分にかけ直したが留守電になっていたと証言しました。

この証言から、目暮警部は11時22分から30分までの間に杉森が殺害された可能性が高いと考えますが、高木刑事は22分から1件目のメッセージが入っていた25分までの3分間の犯行だと指摘しました。

このあと、高木刑事が留守電にメッセージを入れた3人に連絡すると、蓮田は自宅から電話をかけたと証言し、桧垣は東都環状線の電車の中から連絡したと証言。そして、稲葉は興栄館の編集部から連絡したと編集長の林が証言しました。

高木刑事が容疑者3人とやり取りを行っている間、繰り返し留守電のメッセージを聞いていた元太、光彦、歩美は、桧垣の留守電から聞こえる車掌のアナウンスがおかしいことに気づきました。

すぐに駅に確認すると、アナウンスをしていた車掌が花粉症で、いつもなら「お降りの際、足元にご注意下さい」と言うところを「足元にご注意」としか言えなかったことが判明しました。

そして、目暮警部の奥さんに確認したところ、蓮田の留守電から聞こえた「目一杯テレビ」の花粉情報は、11時25分頃に始まっていたことが判明しました。

以上のことから、高木刑事は3人にアリバイがあると判断しますが、コナンはアリバイが確定した人物は2人だけだと考えていました。

名探偵コナン第436話のネタバレ

このあと、高木刑事は容疑者3人を呼んで話を聞くことを提案しますが、コナンは呼び出すのは1人だけでいいと伝え、元太たちと協力して推理を披露することにしました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

アリバイがない人物

犯人は杉森を殺害したあと、部屋の電話をわざわざ留守電に切り替え、アリバイ作りのメッセージを入れています。

3人の中で誰が怪しくて誰が怪しくないかは、3人のメッセージと高木刑事が3人にかけた電話の内容で知ることができます。

午前11時25分、蓮田のメッセージの背後ではテレビの花粉情報の音が流れていました。

午前11時27分、桧垣のメッセージには東都環状線の妙な車内放送が入っていました。それをアナウンスした車掌は花粉症で、くしゃみを耐えていたことが原因となって妙なアナウンスになってしまい、環状線を一周する昼過ぎに交代したと言っていました。

午前11時29分、稲葉のメッセージには稲葉に日時を聞かれて「4月22日午前11時28分だよ」と答える編集長の声が入っていて、高木刑事の電話で編集長は花粉症だと言っていました。

桧垣が前もって録音しておいたアナウンスを流しながら電話をしていた可能性も考えられますが、車掌は昨日から急に花粉症になったと証言しており、11時過ぎに電車に乗った車掌のアナウンスを録音できるのも11時過ぎからで、30分以上かかる奥穂駅近くの車内放送を入れるのは不可能です。

蓮田が杉森の部屋のテレビを利用して自宅から電話をかけたように偽装した可能性も考えられますが、杉森のアパートの近くにある踏切は毎日午前11時24分頃から2分ほど遮断機が下りることになっており、その踏切の音が留守電に入っていないため、自宅から電話をかけたという蓮田の証言にウソはないと考えられます。

以上から、アリバイがないのは稲葉だけということが判明しました。

犯人はこの人！

犯人は興栄館の編集者・稲葉敦史です。

決定的な証拠は、稲葉のバイクのハンドルから被害者である杉森の血痕が発見されたことでした。

そして犯行の動機は、3年もかけて二人で追っていたある大物政治家の汚職疑惑を、高いギャラを提示した別の雑誌で勝手に杉森が発表してしまったことでした。

アリバイ工作

杉森が殺害された＆留守電に4件のメッセージが入っていたのは4月22日で、遺体発見＆事件の捜査が行われたのは翌日の4月23日です。

編集長は花粉症だと言っていて、普通、花粉症の時はあまり外に出掛けないようにするものです。それなのに編集長は東都ドームのナイターに行く気満々のようでした。

さらに、先ほど高木刑事が興栄館に電話をかけた時、編集長は「今日（23日）は東都ドームじゃないから心配だ」と言っていたのに、昨日の留守電では「大丈夫、今日（22日）は東都ドームだから」と言っていました。

この言葉が天気を気にしてのものだとすると、屋根のある東都ドームなら雨天でも大丈夫、屋根のある東都ドームではないから雨天だと心配、という意味に捉えることができますが、昨日（22日）は一日中晴れていたため天気を心配するのはあまりにも不自然ですよね。

コナンは1年前の4月22日が雨天で花粉もあまり飛んでいなかったことを知り、稲葉が1年前に録音した編集長の声を利用して留守電にメッセージを残し、アリバイ工作をしたと推理したのでした。

サブストーリー

コナンは自分の印象を目立たなくするため、元太、光彦、歩美にセリフを分担させて事件を解決へと導いたのですが、元太たちは慣れない仕事をして疲れ果ててしまったようです。

すっかり暗くなった夜道を歩いていると、これまで少年探偵団をジッと観察しているだけだった小林先生が突然「まるで江戸川乱歩の明智小五郎シリーズに登場する探偵団みたい」と発言し、

先生もあなたたちの探偵団に入れて欲しいの！ダメかな！？

と、目をキラキラ輝かせました。

小林先生がコナンの推理を怪しんでいる様子も見られず、コナンはほっと安堵の胸を撫でおろしたのでした。

エピローグ

後日、またもや少年探偵団に取材の依頼がやってきました。

小林先生は探偵団顧問としてはしゃいでいますが、元太、光彦、歩美はもうウンザリといった様子で拒否しました。

がっくり肩を落とした小林先生は依頼主でありインタビュアーの沖野ヨーコに少年探偵団が乗り気でないことを伝えると、先生同様にヨーコもがっくり肩を落としたのでした。

名探偵コナン第436話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第436話
事件ファイル名	探偵団に注目取材（後編）
放送日	2006年4月24日（月）
OPテーマ	衝動（B’z）
EDテーマ	悲しいほど貴方が好き（ZARD）
BACK	第435話「探偵団に注目取材（前編）」
NEXT	第437話「上戸彩と新一 4年前の約束」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
小嶋　元太 CV：高木渉	少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷　光彦 CV：折笠愛	少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田　歩美 CV：岩居由希子	少年探偵団の一員。ムードメーカー
灰原　哀 CV：林原めぐみ	元黒の組織の一員。毒薬を飲んで幼児化
小林　澄子 CV：加藤優子	帝丹小学校1年B組の担任の先生
沖野　ヨーコ CV：長沢美樹	小五郎が熱烈に応援しているアイドル歌手
目暮　十三 CV：茶風林	警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木　渉 CV：高木渉	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
杉森　政人	32歳。フリーライター
蓮田　晴華 CV：伊倉一恵	29歳。フリーター
桧垣　敏則 CV：星野貴紀	33歳。ガソリンスタンド店員
稲葉　敦史 CV：拡森信吾	32歳。興栄館の編集者
林 CV：秋元羊介	興栄館の編集長
興栄館の編集者 CV：小上裕通
車掌 CV：中村大樹
留守電の音声 CV：池本小百合
テレビの音声 CV：島村香織