名探偵コナン第897話のネタバレ!白い手の女(後編)

シーズン23

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第897話「白い手の女(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

若狭 留美
CV:平野文
1年B組の副担任の先生。

脇田 兼則
CV:千葉繁
いろは寿司の板前。

黒田 兵衛
CV:岸野幸正
警視庁捜査一課管理官。

伴野 貞悟(ばんの ていご)
CV:興津和幸
32歳。プロゴルファー。

飯山 来美(いいやま くるみ)
29歳。モデル。

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(前編)のストーリー

学芸会の準備中、若狭先生のミスで虎の屏風をダメにしてしまい、コナンたち少年探偵団は若狭の自宅マンションまで屏風を描き直す手伝いにやってきました。

屏風の絵を描き終え食事をしていると、隣の部屋から大音量の音楽が聞こえてきました。

なかなか鳴り止まない音楽に元太が注意をしに隣の部屋まで行くと、リビングで倒れている男女の姿が…。

眠り込んでいた男性はプロゴルファーの伴野貞悟。その隣で撲殺されていたのは伴野の彼女でモデルの飯山来美でした。

伴野の右頬には赤い文字で『愛してる』と書かれていて、現場に落ちていたインスタント写真には女性のものらしい白い手がその文字を書き込んでいる様子が写っていました。

伴野は、その白い手の女性が来美殺害の犯人だと主張します。

しかし、コナンは伴野が犯人で間違いないと確信していました──。(前編へ)

あらすじ

目暮警部の指示で、コナンたちは一度若狭の部屋へ戻ることになりました。

そこでコナンは、伴野が犯人だとみんなに伝えます。しかし光彦は、あんなに綺麗な文字を自分で自分の顔に書けるとは思わないと指摘します。

その時、コナンは座布団の下でコンビニのレシートを発見。その日付は今朝になっていて、皿やグラス、マグカップがそれぞれ5つずつ購入されています。

レシートをポケットにしまったコナンは、今朝めずらしく遅刻した理由を若狭に尋ねます。

若狭は、今朝家を出る時に冷蔵庫が空っぽだと気づき、慌ててコンビニに買いに行ったため遅刻したと打ち明けました。

 

その後、聞き込みをしていた高木刑事は、ツバの広い帽子にサングラスをかけた女性を見たという目撃証言がマンションの住人から得られたことを目暮警部に報告します。

さらに、エレベーターの防犯カメラにも、女が何度も昇り降りを繰り返す様子が映っていました。

来美を殺害した凶器は、伴野のゴルフバックに入っていた5番アイアンだと判明。

そして被害者のバッグからは、例のインスタント写真を写したと思われるカメラと、伴野の頬に文字を書いた水性ペンが発見されました。

しかし、どれにも犯人らしき指紋は残っていませんでした。

目暮警部と高木刑事は、伴野の熱狂的なファンの犯行として捜査を進めることにしました。

 

その頃、若狭の部屋でコナンは、伴野に会って異様な点に2つ気づいたことを光彦たちに伝えます。

しかし、コナンは伴野がどうやって自分の顔に文字を書いたのか頭を悩ませていました。

そこで哀は、スマホの画面を鏡にして、自分の顔に文字が書けるか試してみることにしました。

結果は失敗に終わり、それどころか油性ペンを使ったせいで文字が消せなくなってしまいました。

哀の頬についたナルトを見て、コナンと光彦は大爆笑。
 

「コ、コナンくん…、そんなに笑ったら…、灰原さんが可哀想ですよ…」

「だってよォ…」

 
光彦と歩美は、疲れて虎の絵の上で眠っていた元太を起こしました。

すると、ムクリと起き上がった元太の頬には絵の具が付着しています。

光彦は、今度は元太を見て大爆笑。
 

「元太くん、虎さんみたいだよ」

「寝汗で虎の絵の絵の具が溶けて頬っぺたについちゃったんですね」

 
哀は、物凄い剣幕で元太に近づき、ハンカチで元太の頬をこすり始めました。
 

「痛ェ、痛ェ!お前の頬っぺのナルトは消さねェのかよ?」

「間違って油性ペンで書いちゃったのよ!!」

 
このやり取りを見ていたコナンはハッとし、伴野が使ったトリックを見破りました。

 

その後、高木刑事は伴野に届いたファンレターを全てチェックしましたが、赤い文字に該当する筆跡の人物は見当たりませんでした。

伴野は、次のゴルフツアーのことを話し合いたいと言い、事務所へ行ってもいいかと目暮警部に尋ねます。

目暮警部は、彼女が殺害されたというのにツアーの相談に行こうとする伴野に唖然とします。

伴野は、ツバの広い帽子を被ったサングラスの女を早く見つけてくれと目暮警部に伝え、部屋を出て行こうとします。

そこにコナンたちが現れ、その女性は見つかるはずがないと発言します。
 

「コナンくん?見つかるわけないって、どういう意味だね?」

「だってあの女の人、伴野さんなんだから!」

 
コナンは、元太の右手を目暮警部に嗅がせ、ファンデーションの匂いを確認させます。

元太は、伴野の部屋の音楽が鳴り止まないため様子を見に来て遺体を発見しました。

恐らく、元太の手にファンデーションがついたのは伴野の部屋のドアを叩いた時です。

もともとドアにファンデーションがついていたのは、コナンたちが目撃した女の人がドアを叩いていたからです。

しかし、いくら女性だからといっても手にファンデーションを塗る人はいません。

だとすると、コナンたちが目撃した怪しい女性は、ファンデーションで肌を白くして女のフリをした色黒の男だった可能性が考えられます。
 

「でも、なんでその女装した男が俺になるんだよ!色黒なだけじゃねェか!」

「だって、お兄さん最初に会った時、2つもおかしなところがあったじゃない?」

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ネタバレ

普通、『顔に何かついてる』と指摘されたら、思わず触って確かめてしまうものです。

しかし、伴野は敢えてそれをしませんでした。なぜなら、触ってしまうと水性ペンの文字が崩れる恐れがあるからです。

そして、伴野はスマホの画面に映った裏返しの文字を見てすぐ、『来美の字じゃない』と言いました。

普段見慣れている字でも、裏返したら誰の字かわからなくなるのが普通です。

 

伴野はインスタント写真を見せ、自分の右手は頭の後ろにあるため、手前の白い女の手は自分のものじゃないと訴えます。

そこで元太と光彦は床に転がり、倒れていた時の伴野と来美の状態を再現します。

枠を作ってその中に2人の顔を収めると、光彦の左手が元太の右手に見えます。

肌の色は、濃い目のファンデーションを来美の左手に塗れば色黒にすることができます。

そして袖口は、同じ色のTシャツの袖を切り、それを来美の左手にはめればいいだけです。

 

一番の問題である頬の文字は、自分で書いたのではなくハンコのように押して写したのです。

来美を撲殺し、自分の顔に何もついていない写真を撮った後、クリアファイルに『愛してる』の文字を油性ペンで書きました。

それを裏返しにして今度は水性ペンでその字をなぞり、それを自分の頬に押し当てました。

すると、水性ペンの文字は頬に写り、自分の頬に文字が書かれたように見せることができます。

あとは、自分の右手をファンデーションで色白にし、マニキュアを塗ってシュシュをつけ、水性ペンを持って自撮りすれば、問題のトリック写真が作れるというわけです。

 

来美の殺害を思い立った伴野は、女装して自分の部屋の周りをうろつき、自分をつけ狙う怪しい女がいるとマンションの住人に印象付けました。

そして、約束通りにやってきた来美をゴルフクラブで撲殺し、先ほどのトリックを使って写真を撮った後、ステレオから大音量の曲を流して隣の若狭が来るように仕向けて遺体を発見させました。
 

「つまり、最初に私が指摘した空想彼女っていう推理は、ズバリ的中してたってことかしら?」

「哀ちゃん、カッコいい~!」

(頬っぺにナルトがついてなきゃなァ…)

 
証拠は、たった今伴野が持ち出そうとしていたバッグの中に、トリックに使ったクリアファイル、ファンデーション、シュシュ、来美の左手につけた袖口が入っていることです。
 

言い逃れができなくなった伴野は、来美殺害の罪を認めました。
 

「何もかもリセットして、真っ白な気持ちで海外ツアーにチャレンジしたかったのに!別れるなら1億よこせなんて言うから…」

「でも、どうせ海外ツアーはうまくいかなかったと思うよ。ゴルフクラブを凶器にした時点で、ゴルフの神様から見放されていたと思うからさ!」

 
このコナンの発言で激怒した伴野は、コナンたちに襲い掛かります。

若狭は咄嗟に子供たちを突き飛ばし、軽い身のこなしで伴野の足を払って彼の頭に肘を叩きつけました。
 

「いたたたた…。この人に突き飛ばされて、転んじゃって…」

 
若狭が肘を擦りながらコナンたちに説明していると、伴野が倒れた拍子に開いてしまった玄関のドアからマスコミが写真を撮り始めました。

目暮警部は警察の発表があるまで待つように記者たちに伝えますが、元太はあっさり伴野が犯人だと答えます。

若狭は、見事に犯人を取り押さえた者として記者たちに囲まれてしまいました。
 

コナンと哀は、その様子を遠くで見ていました。

「ったく、ドジなんだか強運なんだか…」

この時、コナンは険しい表情で若狭をジッと見つめていました…。

エピローグ

翌日。『お手柄 小学校教師 若狭留美先生!ゲス・ゴルファーを撃退!』という記事がネットニュースや新聞で発表されました。

その記事を呼んだ警視庁捜査一課管理官・黒田兵衛は、意味深に若狭の名前を呟きました。

そして、いろは寿司の板前・脇田兼則は、若狭と子供たちの写真を眺め、頓智が利いてると低い声で漏らしました。

まとめ

■ BACK:
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■ NEXT:
第898話「ケーキが溶けた!」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第897話「白い手の女(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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