名探偵コナン第900話のネタバレ!密室の謎解きショウ

シーズン23

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第900話「密室の謎解きショウ」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


Sponsored Link

登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

東 東一郎(あずま とういちろう)
CV:江川央生
44歳。不動産会社社長。

河西 治彦(かさい はるひこ)
CV:井上剛
32歳。不動産会社社長秘書。

山南 弁吉(やまなみ べんきち)
CV:宇垣秀成
52歳。会社員。

北尾 充(きたお みつる)
CV:矢部雅史
26歳。自動車修理工。

弔 加奈(とむらい かな)
CV:甲斐田裕子
30歳。ウエイトレス。

末松 末子(すえまつ すえこ)
CV:加藤英美里
21歳。不動産会社事務員。

宇津保 隆(うつぼ たかし)
33歳。凶悪犯。2カ月前に病死。

Sponsored Link

あらすじ

小五郎は、不動産会社社長・東東一郎からの依頼を受け、コナンを連れて廃研究所を訪れました。

 

事の始まりは昨日。

秘書の河西治彦とともに探偵事務所へやってきた東は、殺害予告の電話があったことを打ち明けました。

河西は、東を逆恨みしている人物が犯人だと考え、3人の名前が書かれた容疑者リストを小五郎に渡しました。

そして翌日の今日、小五郎はさっそく調査に乗り出し、容疑者3人に話を聞くことにしました。

 

まず最初に訪ねたのは、会社員の山南弁吉です。

山南は、自宅の土地を売れと東に迫られていました。

先日、反対していた妻が事故で亡くなり、山南はいよいよ手放す決意をしたといいます。

しかし頭の片隅では、『妻が東に消されたのかもしれない』と疑っていました。

 

次に訪ねたのは、自動車修理工の北尾充です。

北尾は、父親が遺してくれた土地を東に奪われたと告白。

父親が売った可能性も考えられますが、そのお金も一緒に消えてしまったようです。

 

最後に訪ねたのは、ウエイトレスの弔加奈です。

先日、加奈の父親は、先祖代々の土地を東に騙し取られ、自ら命を絶っていました。

そのことについて加奈は、『人殺しには必ず天罰が下る』という考えを持っているようです。

 

こうして小五郎は、3人とも東に恨みを持っていることを確認しました。

ところが、このあと東は目出し帽を被って包丁を持った人物に襲われ、片腕を切られてしまいました。

それはちょうど河西を買い物に行かせた時で、犯人はまるで東が一人になるのを待っていたかのように襲い掛かってきたといいます。

小五郎とコナンは、さっそく東が襲われた駐車場を訪れましたが、防犯カメラは調整中で、犯行の瞬間は確認できませんでした。

 

その後、小五郎は東の会社を訪ね、事務員の末松末子から話を聞くことにしました。

すると、河西は東の片腕として随分な違法行為を重ねてきたことが判明。

しかし事情が変わり、河西の最愛の妹が一流銀行への就職が内定したというのです。

これまで重ねてきた悪事が露見すれば、妹の就職内定も当然取り消しになります。

となると、それを恐れた河西が裏の顔を知る東を葬ろうとした可能性が浮上してきます。

そして、駐車場近くのコンビニの防犯カメラに、目出し帽を手に持った河西が映っていました。

 

小五郎は、犯人がわかったと東に伝え、廃研究所に関係者を集めてもらい現在に至ります。

集まったのは、東、河西、末子、山南、北尾、加奈の計6人です。

そこで小五郎は、河西が犯人だと指摘します。

しかし、小五郎の推理には間違いがあるため、コナンはいつものように小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機を使って推理を話し始めました。

東を襲ったのは河西で間違いありません。しかし、その裏にはそれを命令した人物がいます。

もし初めから河西が東の殺害を目論んでいたのなら、わざわざ予告などせずこっそり暗殺するはずです。

つまり、殺害予告をしたのは河西ではないということです。

それなのに河西が東を殺害しようとしたということは、当人の意思ではなく何者かに命じられてと考える他ありません。

そして、河西の勧めで小五郎に調査依頼したことを踏まえると、命じられたのはそのあとです。

恐らく昨夜、重ねてきた悪事を告発する、とでも言って脅されたのです。

そうなれば、河西の妹までもが巻き添えになってしまいます。

河西は、可愛い妹を守るために東を殺害することにしたのです。

 

犯人は、山南弁吉です。

 

小五郎が話を聞きに行った時、山南が持っていた高級ボールペンは河西のものでした。

恐らく、昨夜脅した時に河西が落としたものを拾ったのです。

自分の手を汚さないため山南は河西を操り、敢えて殺害予告をしました。

予告することで自分たちに疑惑の目を向けさせておき、その隙に河西に東を殺害させるつもりだったのです。

 

言い逃れができなくなった山南は、腰に巻いていたダイナマイトの束を見せ、それにライターで火をつけようとします。

焦ったコナンが戸惑いを見せると、その場にいた全員が一斉に笑い出しました。

東は、何もかも嘘っぱちだと打ち明けます。

そして末子は、『ビックリカメラ大成功!日売TV』というプラカードを持ってきました。

出鱈目な探偵依頼で犯人にたどり着かせて、その犯人が自爆しようとしたら名探偵がどんな仰天顔を見せるか、というドッキリ企画だったのです。

つまり、東たちは全員仕掛け人だったということです。

 

こうしてドッキリ企画は終わりを迎え、それぞれ撤収作業に取り掛かりました。

その時、末子は廃研究所の扉が開かないことに気づきました。

さらに山南は、ダイナマイトが外せないと言って困惑します。

みんなが動揺し始めた直後、加奈は拳銃を取り出し、銃口を小五郎に向けました。

「ここからが本当の本番の始まりなのよ!」

Sponsored Link

ネタバレ

加奈は、ビックリカメラの収録自体がそもそも嘘っぱちで、小五郎を処刑するために全て仕組んだことだと打ち明けました。

キック力増強シューズはメンテナンスのため博士に預けていて、コナンは他に手立てはないかと頭を抱えます。

東たちは、助けを求めて小五郎の周りに集まってきました。

そこでコナンは、再び小五郎の声を使って加奈の動機を探ることにしました。

 

今回、拳銃や爆弾を用意しているということは、闇討ちすることも爆弾を事務所に投げ込むこともできたはずです。

しかしそれをせず、わざわざ台本を書いてまで眠りの小五郎に謎解きをさせようとしました。

つまり加奈は、ただの毛利小五郎ではなく、眠りの小五郎に恨みがあるということです。

そして、加奈が2カ月もかけて準備をしていたことから、コナンは宇津保隆の事件が関係していると睨みます。

 

半年前、宇津保は巧妙なトリックを使い、自殺に見せかけて人を殺害しました。

それを小五郎が『眠りの小五郎』として暴き、宇津保は殺人罪で収監されました。

その宇津保が2カ月前、急病を患って服役中の刑務所で亡くなりました。

 

「お前が私から宇津保を永遠に奪ったのよ!」

 

加奈は、躊躇うことなく引き金を引こうとします。

コナンは物陰から飛び出し、小五郎の前に両手を広げて立ちはだかりました。

 

「おじさんを撃たないで!お願い、撃たないで!」

「どきなさい!邪魔するとアンタも撃つわよ」

 

加奈は、そこをどかなければ山南が腰に巻いているダイナマイトを爆破させるとコナンに脅しをかけます。

そこでコナンは、復讐するのがバカらしくなるくらい加奈を笑わせようと東たちに提案します。

やる気になった東たちは、さっそく芝居を始めようとします。

しかし、加奈は天井に向けて銃を発砲。くだらない芝居に付き合うほど暇じゃないというのです。

 

「おじさんが死んじゃったらボク困るんだ…。学校にも行かせてもらえないし、ごはんだって食べられなくなっちゃう…。お願い、おじさんを殺さないで…」

 

コナンのこの発言を聞いた東たちは、撃ったら後悔する、今ならまだ間に合う、と加奈の説得を始めました。

 

「おじさんを…、殺さないでください!お願いです、おじさんを!お願いします…」

 

コナンは地面に頭をつけ、小五郎を助けて欲しいと何度も頼みました。

しかし、加奈は泣き落としなど通用しないと言い、再び拳銃を構えました。

コナンが逃げるようにその場を離れた後、すぐに雨水の入ったペットボトルを抱えて戻り、それを加奈に投げつけました。

加奈が怯んだ隙にコナンは拳銃と起爆装置を回収。

 

「思い通りにはさせないよ、絶対!」

「このガキィ!」

 

加奈がコナンに襲い掛かろうとした時、東たちは全員で加奈に圧し掛かり、彼女の動きを制しました。

その直後、大欠伸をしながら小五郎が目を覚ましました。

 

「うるせェな。一体何の騒ぎだ?」

 

加奈は、コナンが先ほどした悪あがきも、無茶ぶりのお笑いも、泣き落としも、全てペットボトルに水をためるための時間稼ぎだと気づいていました。

恐らく加奈は、誰かに犯行を止めて欲しかったのかもしれません。

エピローグ

その後、加奈は警察に連行され、山南のダイナマイトは無事に取り外されました。

 

そして、『ビックリカメラ大成功!』のプラカードを手にした小五郎は、

「あ?ビックリカメラ?撮影でもあったのか?」

(ははは、説明すると長ェぞ~)

まとめ

■ BACK:
第899話「真犯人の叫び声」
■ NEXT:
第901話「妃弁護士SOS(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第900話「密室の謎解きショウ」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう