名探偵コナン第688話のネタバレ!高木刑事3千万拾う

シーズン18

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第688話「高木刑事3千万拾う」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第688話
    ■ 事件ファイル名:
    高木刑事3千万拾う
    ■ 放送日:
    2013年2月23日
    ■ 放送曜日:
    土曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ TRY AGAIN(倉木麻衣)
    EDテーマ 瞳のメロディ(BOYFRIEND)
    ■ BACK:
    ⇒ 第687話「誰にもとけない氷の罠」
    ■ NEXT:
    第689話「依頼人からのメッセージ」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

笹本 秀子(ささもと ひでこ)
CV:滝沢久美子
47歳。パートタイマー。

平沼 登志之(ひらぬま としゆき)
CV:拡森信吾
45歳。自然食品店経営者。

大場 国太郎(おおば くにたろう)
CV:高桑満
50歳。秀子の上司。

森田(もりた)
CV:外谷勝由
クリーニング店経営者。

神崎(かんざき)
CV:隈本吉成
平沼の友人。

巡査
CV:中田隼人

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あらすじ

午前6時。非番の高木刑事は、レストランで食事を済ませたあと、自宅まで走って帰ることにしました。

ジョギング中の笹本秀子を追い抜いた時、道の真ん中に落ちていたボストンバッグを拾いました。

バッグの中には3千万円の札束が入っていて、高木刑事は秀子とともに交番へ届けます。

その後、秀子と別れた高木刑事は、近所の人たちの聞き込みを始めました。

そこへ話を聞きつけたコナン、元太、光彦、歩美がやってきました。

元太と歩美は、3千万円の持ち主が現れなければ、高木刑事が億万長者になると言って大はしゃぎします。

しかし高木刑事は、拾得物を届けることは警察官の職務であり、お金は自分のものにならないと説明します。

うな重を奢ってもらおうと考えていた元太はガッカリします。その一方で、光彦は落とし主を捜す協力をしたいと申し出ました。

その時、高木刑事の携帯に、落とし主が名乗り出たという連絡が入りました。
 
 
 
コナンたちとともに交番へやってきた高木刑事は、落とし主だと名乗り出た平沼登志之から詳しい話を伺います。

平沼は最近、妻を病気で亡くし、3千万円はその生命保険のお金でした。

昨夜飲んで帰宅した平沼は、今朝目を覚ました時にお金を入れたバッグがないことに気づいたといいます。

となると、落としたのは昨夜ということになり、コナンは朝まで誰もバッグに気づかなかったことを不思議に感じます。
 
 
 
その後、高木刑事とコナンたちは近くの公園へやってきました。

そこで偶然出会った新聞配達員は、『朝5時頃に通った時はバッグなど落ちてなかった』と証言しました。
 
 
コナンは、先ほど平沼の肩にペンキの破片がついていたこと、そして靴に泥がついていたことを思い出し、バッグが落ちていた道の近くにある廃屋を訪れました。

この廃屋の壁にはペンキの破片がこびりついていて、ぬかるんだ地面には足跡が残っています。

コナンは、高木刑事が通る直前に何らかの理由で平沼がバッグを置いたと推理します。

それを聞いた高木刑事は、毎日この道を同じ時間にジョギングしている秀子に拾わせようとした可能性があると考えます。
 
 
 
コナンたちは秀子に話を聞くため、彼女の勤め先のスーパーを訪ねました。

しかし、秀子は平沼のことを知らないと言い、とても嘘をついているようには見えません。

コナンたちがスーパーを出ようとした時、秀子の上司・大場国太郎が高木刑事に声をかけてきました。

大場は、秀子の夫が強盗に殺害されたことを告白します。どうやら犯人が捕まらないまま、先月の30日でちょうど15年が経ち、時効になってしまったようです。

今でこそ明るくなった秀子ですが、当時は笑顔を見せることもなく、いつも俯いていたといいます。

そして大場は先日、秀子に結婚を申し込み、夫の命日に一緒に墓参りをしたと話しました。
 
 
 
再び公園へ戻ったコナンは、秀子の夫が殺害された事件の詳細を教えて欲しいと高木刑事に頼みました。

事件は15年前の夜、雑居ビルの4階にある事務所で発生しました。

犯人は、隣接するビルの隙間をパイプ伝いに4階までよじ登り、ベランダから事務所に侵入。

そして、1人で残業していた秀子の夫を殺害し、現金500万円を盗み去りました。

犯人が履いていたスニーカーのゲソコンが残っていたため、そのスニーカーの購入者リストが作られ、虱潰しに捜査が行われました。

その購入者リストの中には、平沼の名前もありました。
 
 
事件の詳細を聞いたコナンは、平沼が事件の償いのために3千万円を遺族の秀子に渡そうとしたと推理します。

秀子に拾わせ、落とし主として自分が名乗り出なければ、半年後には秀子のものになるのです。
 
 
高木刑事も初めはコナンと同じことを考えていました。しかし、平沼は犯人ではなかったのです。

事件当時、平沼は片足を骨折していました。病院で確認したところ、骨折した足をギプスで固定したのは事件の3日前でした。

骨折した足では4階までよじ登ることは不可能。さらに、ギプスをした足ではスニーカーを履くことはできません。
 
 
コナンは、平沼の知り合いで、当時足を骨折していた人がいなかったか調べて欲しいと高木刑事に頼みました。

その後、高木刑事と別れたコナンたち少年探偵団は、平沼が経営する自然食品店を訪ねました。

しかし、店は1カ月前に閉店していました。そして、病気だった平沼の奥さんが亡くなったのもちょうど1カ月前でした。

コナンたちは、近くのクリーニング店を訪れ、経営者の森田に平沼のことについて尋ねます。

森田は、先月の30日に『しばらく旅に出る』と言って出かけて行った平沼が、その日のうちに帰って来るという不思議なことをしていたと証言します。

さらにその前日、居酒屋で酒を飲んでいた時、『金で償えるものじゃない』と涙ながらに零していたようです。
 
 
 
その後、高木刑事と合流したコナンたちは、蕎麦屋を訪ねました。

そこで食事をしていた神崎という人物に、15年前のことについて尋ねます。

当時、階段を踏み外して右足を骨折した神崎は、自分の保険証を持っていなかったため、友人の平沼の保険証を使って病院にかかっていたのです。

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ネタバレ

その後、高木刑事とコナンたちは、秀子の夫のお墓を訪ねました。そこで高木刑事は、平沼、秀子、大場を呼び出します。

関係者が集まった後、コナンはあらかじめ呼び出しておいた小五郎を麻酔銃で眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めました。
 
 
15年前の強盗殺人事件の犯人は平沼です。

平沼が容疑者から外されたのは、事件が起きる3日前から足を骨折していたためでした。

しかしこの時、平沼は骨折してなどいなかったのです。ギプスは、犯行後に自分で石膏で固めたものです。

そして平沼のカルテやレントゲン写真は、平沼の名前と保険証を使って病院にかかった神崎のものです。
 
 
罪を認めた平沼は、神崎が骨折したことを知って強盗計画を立てたと自供しました。

事件の後、平沼は1人の女性と出会い、生まれ変わったかのように懸命に働きました。

そして女性と結婚し、小さいながらも自分の店を持つことができました。

しかし、自分たちが幸せになればなるほど、かつての過ちが悔やまれ、平沼は何度も自首を考えました。

そんな時、平沼の妻が病に倒れてしまいました。身寄りのない妻は、平沼がいなくなれば見てやれる者が誰もいなくなります。

そして、その妻が1カ月前に亡くなりました。

平沼は、受け取った妻の保険金を、謝罪の意を込めて秀子に渡したかったと話しました。
 
 
実は1週間前、平沼は秀子の夫の墓参りに来ていました。そこで3千万円を秀子に渡し、その足で自首しようとしました。

しかし、大場が秀子の夫の墓に話しかけている内容を聞いてしまい、そうできなくなってしまいました。

「笹本さん。私は秀子さんに結婚を申し込みました。でも、彼女は言いました。自分だけ幸せになっては亡くなったあなたに申し訳ないと。気持ちはわかります。でも今日でもう15年です。どうか、もう被害者の遺族という立場から解放してあげてはいただけませんか」

秀子が事件のことを忘れようとしていると察した平沼は、償いの金を渡すことも、詫びることも、自首することもできなくなってしまいました。

15年も逃げていた犯人が自首すれば、当然マスコミが遺族のところへ殺到します。

平沼は、新しい人生を始めようとしている秀子にこれ以上つらい思いをさせたくなかったのです。
 
 
過去をなかったことにするなどできません。しかし、けりをつけることならできます。

平沼は刑に服すことで、秀子はそれを受け入れることで。

そしてけりをつければ、もう引きずる必要はありません。両者ともに、堂々と再出発ができるのです。
 
 
高木刑事は、強盗殺人の容疑で平沼を連行していきます。

その去り際、平沼は3千万円をもらって欲しいと秀子に頼みました。

しかし秀子は、『再出発する時にお使いください』と言葉を返しました。

その背中はとても小さく、そしてとても寂しそうでした。

エピローグ

その後、元太たちと別れて探偵事務所へ向かっていたコナンは、小五郎をお墓に置いてきてしまったことに気づきました。

「やべ! 忘れてた……」

寒空の下で目を覚ました小五郎は、大きくくしゃみをして辺りをキョロキョロ。

「どこ? ここ……」

(わりィ、おっちゃん……)

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・ネタバレ
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