名探偵コナン第55話のネタバレ!列車トリック殺人事件

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第55話「列車トリック殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第55話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第55話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

伊達 高志(だて たかし)
CV:井上和彦
医師。

佐藤 泰三(さとう たいぞう)
CV:塩屋翼
医師。

内海(うつみ)
医師。

小林 洋介(こばやし ようすけ)
CV:小野坂昌也
鉄道警察隊主任。

車掌
CV:千葉一伸

駅員
CV:高木渉

販売員
CV:岩居由希子

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名探偵コナン第55話|あらすじ

山間の温泉街、湯の山で温泉旅行を満喫したコナン、小五郎、蘭は、湯の山駅で帰りの電車に乗ろうとしていた。

蘭「お父さん、早く早く~!

小五郎は、目の前に停まっている花の街線の電車に乗ろうとする。

小五郎「どこへ行くんだよ。これに乗るんだろ?

蘭「違うわよ!これは花の街線。私たちが乗るのは上に停まってる湯の山線よ!

蘭は、上のホームに停まっている湯の山線の電車を指差す。

小五郎「どっちに乗ったって同じだろ。どうせ花の街駅で東京行きに乗り換えるんだから

急かす蘭に対し、小五郎は二日酔いで頭痛を訴える。


ようやく湯の山線の電車に乗った小五郎は、勢いよく座席に腰を下ろした。

小五郎「あー、もうダメだ!動きたくない!

小五郎は、乗り換えの花の街駅まで寝ることにした。

しかし、隣の座席に座る男性2人が言い争いを始めてしまった。

その2人は、医師の伊達高志と佐藤泰三だった。

伊達「不愉快だ!これ以上、お前となんか一緒に座っていられるかよ!

伊達は、一方的に話を終わらせると、別の車両へ移動していった。


蘭は、昨夜自分たちが泊まった旅館に、伊達と佐藤も泊まっていたことを思い出した。

佐藤も小五郎たちに気づいたようだ。

蘭「どうかされたんですか?

佐藤「いや、ただの口論です



10時35分、電車は水の川駅に到着した。

ホームの看板には「花の街線は6番線へのりかえです」と書かれている。

小五郎「おい、ここで花の街線に乗り換えた方がいいんじゃねェのか?

蘭「ブー!残念でした。花の街線がここに着いたのは10時半ジャスト、5分も前よ。とっくに出ちゃってるわよ



そして再び電車は走り出し、車掌が乗車券を確認しに来た。

コナンは、3人分の乗車券を車掌に見せ、日付入りのスタンプを押してもらった。



11時5分、電車は終点の花の街駅に到着した。

電車を降りた小五郎たちは、東京行きの電車へ乗り換えようとする。

しかし、東京行きの電車は11時40分出発だという。

小五郎「はァ・・、35分も待ち時間があんのか・・

その時、コナンたちと一緒にいた佐藤の元へ伊達がやってきた。

伊達「さっきはすまなかった。最後尾で景色を眺めてるうちに、カッカしてた頭も冷めたよ

佐藤「そんなことだろうと思ったよ

仲直りした2人の様子を見て、蘭はほっと一息ついた。


伊達は、ホームの売店で飲み物を購入し、それを佐藤に渡す。

コナンは、伊達の財布の中に小銭が溢れそうなくらい入っていることに気づいた。

佐藤は、蘭に挨拶した後、伊達と去って行こうとする。

その時、コナンは伊達の襟元のボタンが取れかかっていることに気づいた。

コナン「ねぇ、おじさん!ボタンとれそうだよ

伊達「あぁ、大丈夫だよ

伊達は、ボタンを指でこするようにして拭っていた。


その直後、駅員たちが慌てた様子でコナンたちの目の前を駆けていく。

どうやら5分前に到着した花の街線の車内で人が亡くなっているようだ。

佐藤と伊達は、一緒に旅行へ来た医師会の仲間かもしれないと考え、駅員たちを追いかける。

小五郎「よし、俺も行くぞ

蘭「お父さん、二日酔いは?

小五郎「とっくに醒めたよ。死体があると聞いちゃあ黙っとられん。名探偵毛利小五郎の血が騒ぐぜ!



小五郎たちが花の街線の車両へ到着すると、座席に座った状態で男性が息絶えていた。

佐藤「内海くんだ!

小五郎「すると、やはり同じ医師会の?

亡くなったのは、佐藤たちと同じ医師会メンバーの内海だった。


小五郎は、鉄道警察隊主任の小林洋介に探偵であることを伝え、調査を始める。

内海の死因は、心不全だった。

しかし、なぜか内海の指の骨は折れている。


コナンは、内海の腕の静脈部分に、注射針の痕がついていると指摘する。

コナン「濃度の高い塩化カリウムとかを静脈注射すると、心不全そっくりの症状で死んじゃったりするんだよね?

佐藤「驚いたな。よく知ってるね、ボク

コナン「えへ。僕、化学とか大好きなんだ!

しかし、肝心の注射器はどこにも見当たらない。

となると、これは事故でも自殺でもなく、他殺ということになる。


小五郎は、被害者の財布が空になっていることから、金目当ての犯行だと考えた。



花の街線は、コナンたちが乗った湯の山線と並行に走っている。

湯の山駅と水の川駅だけが共通の停車駅。

事件の起きた列車は、水の川駅に10時30分に途中停車している。

コナン(問題は犯行時刻だが・・)


車内販売員の女性は、内海が10時50分頃に缶コーヒーを買ったと証言した。

その時、内海に1万円札で支払われたが、千円札を切らしていたため、小銭でお釣りを返したという。

そして、内海の近くの座席に座っていたという派手な格好をした女性は、内海がコーヒーを購入した直後、内海の隣に紺色のブルゾンを着たサングラスの男が座り、すぐに離れて行ったと証言した。


2人の証言から、犯行時刻は10時50分から53分までの間だと判断された。


コナンは、伊達の着ているブルゾンがリバーシブルタイプで、裏が紺色になっていることに気づいた。

コナン(ボタンがとれそうだったのは被害者が掴んだからじゃ・・。それを外そうとして指を折ることになった)

コナンは、伊達がボタンを指で拭ったのは、被害者の指紋を消すためだったと考える。

そして、医者以外の人間には難しい塩化カリウムの静脈注射による殺害。

コナンは、伊達が犯人だと確信した。

しかし、別の列車に乗っていた人間をどうやって殺害することができたのか・・。



小五郎は、ベンチに腰掛け大欠伸をする。

コナン「ねぇ、もうお仕事しないの?

小五郎「当たり前だろ。強盗の手配は済んだ。名探偵の役目は終わったんだ

コナン「でも、これって本当に強盗なの?だって殺された人より、目撃者のおばさんの方がお金持ちって感じだよ。あの人近くに座ってたんでしょ?どうして犯人は女の人じゃなくてわざわざ男の人を狙ったの?

小五郎「いやまぁ、確かにそう言われると・・

蘭「それは変よね


コナンは、佐藤がずっと汗を拭いていることが気になった。

小五郎は、その理由を直接尋ねることにした。

佐藤が言いにくそう口をもごもごさせていると、隣にいた伊達が代わりに口を開いた。

伊達「言ってやれよ、佐藤くん。被害者の内海先生と私が、昨日旅館で大喧嘩をやらかしたってね

喧嘩の原因は、伊達が製薬会社からリベートを受け取っているという根も葉もない中傷だった。

伊達「参ったなぁ。私が彼を殺したとでも?

小林「いやぁ、とんでもない。あなたが被害者とは別の列車に乗っていたことは、毛利さんたちの証言で明らかですから

コナン(確かに、伊達医師にはアリバイがある・・)


コナン「ねぇ、どうして湯の山線に乗ったの?花の街線じゃなくて

佐藤「別にどっちでも良かったんだけどね。伊達先生が切符を買ってきてくれたから

佐藤は、その切符代を伊達が受け取ってくれなかったため、車内で喧嘩になったと打ち明ける。


湯の山線に乗ろうと言い出したのも、喧嘩を仕掛けて後部車両へ移るきっかけを作ったのも伊達だった。



湯の山線から花の街線に乗り換えるとしたら、水の川駅しかない。

しかし、被害者の乗った花の街線が水の川駅に到着したのは10時30分。

伊達の乗った湯の山線の到着はその5分も後で、花の街線はとっくに発車している。


コナンは、水の川駅の構造を思い出す。

湯の山線は1番線。

花の街線は6番線。

3番線、4番線のホームを挟んで跨線橋で結ばれている。

その跨線橋の階段は、伊達が1人で乗っていた後部車両のすぐ横。


その時、ベンチに座っていた蘭が突然立ち上がった。

蘭「いけない!園子に頼まれた温泉のお土産、電車の中に忘れちゃった!

コナン(そうか、わかったぞ!伊達医師が列車を乗り換えたトリックが!)

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名探偵コナン第55話|ネタバレ

コナンは、小五郎を駅員室へ連れて行き、腕時計型麻酔銃で眠らせた。

そして、事件の関係者を呼び集め、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話す。


この事件の真犯人は、伊達高志だ。

蘭「でもお父さん、伊達先生は私たちと一緒に湯の山線に乗ってたのよ?

伊達が湯の山線に乗っていたと確認できたのは、列車が湯の山駅を発車してから5分間だけ。

それから花の街駅で合流するまで、誰も伊達の姿を見ていない。

伊達は、水の川駅で花の街線の列車に乗り換えたのだ。

小林「でも、それは時間的に不可能じゃ・・

伊達「水の川駅の1番線ホームに湯の山線の上り列車が到着した10時35分、6番線の上り花の街線はとっくに発車した後だ。これでどうやって乗り換えるんです?

電話を一本かければ、乗り換えが可能になるのだ。

伊達は、水の川駅の手前で、"花の街線に忘れ物をした。取りに行くから保管しといて欲しい"と、車内から携帯で電話をかけたのだ。


10時35分、水の川駅に到着する前に、車内でリバーシブルのブルゾンを裏返しにして着て、サングラスをかけた。

水の川駅に到着すると、跨線橋を駆け上がり、全力疾走で6番線へ向かった。

発車直後に佐藤と喧嘩し、1人で後部車両に移ったのもそのためだ。

駅員による忘れ物捜索のために、発車を延ばしていた花の街線に間一髪飛び乗った伊達は、指示した座席に座っていた内海を殺害した。


駅員に確認すると、忘れ物の電話と捜索は事実だった。

電話をかけてきた相手は、"命より大事な契約書だから"と、かなり必死の様子だったという。

しかし、捜索した結果、該当する忘れ物はなかった。


伊達「驚いたな。それが一体、なんの証拠に?電話の声が録音されていて、私の声と一致したとでも?冗談じゃない。私はずっと湯の山線に乗っていましたよ

小五郎「では、乗車券を見せてください

10時40分頃、湯の山線では車内検札が行われた。

乗り換えていないのなら、その跡が残っているはずだ。

小林「乗車券を拝見しましょう、伊達さん

伊達「残念だが、失くしてしまったんだ。つまり、ずっと乗っていた証拠もないが、乗り換えた証拠もない

小五郎「伊達先生。確か、随分と小銭をお持ちでしたねェ。財布の中に

犯人は、強盗に見せかけるため、被害者の財布から小銭も含めて全ての現金を抜き取り、自分の財布に移していると考えられる。

伊達「だから?

小五郎「指紋ですよ、指紋

伊達「昨夜は内海くんと一緒だった。タバコ銭のやり取りがあったんで、私の財布の中の金に彼の指紋がついていたとしても、別におかしくはないと思いますよ

小林「その通りですよ、毛利さん・・

小五郎「違いますよ。私が言っているのは被害者の指紋ではありません

内海は殺される直前、車内販売で缶コーヒーを買っていた。

販売員は、1万円札を出されたが、千円札を切らせていたので小銭で返したと言っていた。

小五郎「そう、その車内販売員の指紋です。伊達先生、あなたが乗っていないはずの花の街線の車内販売員の指紋。それがもし、あなたの財布の中の小銭についていたら・・


伊達は、持っていたカバンを落とし、その場に膝をついて項垂れた。

佐藤「それじゃあ、やっぱりあの噂は・・

伊達「あぁ、事実だ。私は確かにリベートを受け取っていた。そこをあいつに見られて強請られたんだ。金を要求された。払わなければ噂だけでは終わらない、証拠の写真を医師会や私の勤務先の病院に配ると・・

伊達は、列車の中で証拠のフィルムを買い取る約束をし、殺害することに決めた。

伊達「完璧な計画だったのに・・。いつもの私のオペのように・・

小五郎「どんな名医だろうと人間です。あってはならないことだが、誤診だってある。そんな人間の犯す犯罪に、完璧なんてありませんよ

名探偵コナン第55話|エピローグ

その後、しばらくして小五郎は目を覚ました。

小五郎「花の街?なんでまだこんなところにいるんだっけ?

コナン「ついでだからさ、温泉にもう一泊していこうよ!花の街温泉

小五郎「もう一泊か、いいな!そうすっか!

蘭「ちょっと、お父さん・・。でもいいわね、もう一泊!

まとめ

■ BACK:
第54話「ゲーム会社殺人事件」
■ NEXT:
第56話「おじゃマンボウ殺人事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第55話「列車トリック殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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