アイドル達の秘密(名探偵コナン249話~250話)のネタバレ!誤解が生んだ悲しい事件

シーズン6

こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第249話~250話「アイドル達の秘密」の犯人や動機などのネタバレを紹介しています。

事件の概要をざっくりまとめると、

沖野ヨーコから招待状を受け取った小五郎は、コナンと蘭を連れて以前ヨーコが所属していたアイドルグループ・アースレディースの一員だった草野薫の婚約パーティに出かけました。

ところが、入浴中だった薫が何者かに首を切られるという事件が発生!

この日、薫の自宅に集まっていたのは元アース・レディースのメンバーである岳野ユキ、星野輝美、ヨーコの3人と、薫の婚約者の剣崎修、そして薫のマネージャーの間熊篤です。

当初は内部犯によるものと疑われていましたが、最近薫がストーカー被害に遭っていたことが判明し、目暮警部たち警察は外部犯の線で捜査を進めることに。

そんな中、間熊と薫のツーショット写真を見つけたコナンは、この婚約パーティに隠された本当の意味と、誤解が生んだ悲しい事件の真相を突き止めました。

それでは、コナンの推理をもとに第249話~250話のネタバレを詳しくまとめていきたいと思います!

関連記事
Sponsored Link

ネタバレ

犯人はこの人!

みんなが集まるリビングでは、”今回の婚約パーティの本当の意味”について、剣崎の口から語られようとしていました。

そんな中、何食わぬ顔でリビングを抜け出していく人物がいました。コナンが跡を追ってキッチンにやってくると、そこにはコップの水を一気に飲み干し、シンクに手をついて項垂れるユキの姿がありました。

犯人は、マルチタレントの岳野ユキです!

コナンが風呂場で薫の首を切り裂いたのはアナタだと告げると、ユキは興味深そうにコナンの推理に耳を傾けました。

犯人の策略

ユキは、あらかじめ玄関のドアの外に置手紙を残したり、盗聴器入りのぬいぐるみを送ったりして、”薫がストーカー被害に遭っていた”と皆に思い込ませました。

そして犯行後、ストーカーの仕業に見せかけるために返り血をわざと廊下に垂らし、雨がっぱを玄関の外に放り出しました。

こうしてユキの思惑通り、警察はストーカーによる犯行の線で捜査を進めることとなり、さらに凶器が室内や関係者の所持品から見つからないことで、みんなの目を外部犯に向けさせることに成功しました。

──が、やはりコナンの目を欺くことはできませんでしたね~。次の項目では、凶器や決定的な証拠について紹介していきます!

Sponsored Link

凶器は何?

そもそも、ユキが薫の首を切り裂いた凶器は何なのでしょうか?普通に考えると、ナイフ、あるいは包丁などの鋭利な刃物だと思いますよね。

しかし、今回ユキが犯行に使ったのは、つけ爪の下に隠された本物の爪でした。歯の次に硬いとされる爪なら、鋭く研げば人の首を切り裂くことは容易です。

犯行前はつけ爪を被せて隠しておき、凶器に使った血まみれの爪を犯行後に切って再びつけ爪を被せれば、本物の爪を長く伸ばしていたとは誰も疑う余地がありません。

そして、ペンやハサミが入った引き出しだけが荒らされていたのは、ユキが爪を切るためのアイテムを探していたからです。

ところが、目当ての爪切りは見つからず、警察が真っ先に調べるであろうハサミを使うわけにもいきません。だからユキは、爪よりも硬い歯を使って爪を細かく食いちぎり、排水溝に流したのです。

決定的な証拠

凶器の爪は排水溝に流されてしまいましたが、ユキがその行動をとったという決定的な証拠は残っていました。

血まみれの爪を食いちぎった際、ユキの唇には薫の血が付着しました。そのことに気づかず色紙にキスマークをつけたため、色紙に残された真っ赤な口紅の跡は一部が黒ずんでしまっています。

警察がその黒ずみを調べて薫の血液と合致すれば、ユキが犯人だという言い逃れのできない決定的な証拠となります。

犯行の動機

以前、ミステリードラマ・探偵左文字で剣崎と共演していたユキは、その頃からずっと剣崎のことが好きでした。

結局、ドラマの役も剣崎も薫にとられてしまいましたが、ユキは純粋に友人の幸せを喜び、『おめでとう』と薫に伝えました。

ところが、薫の口から出たのは『話題作りのために剣崎と婚約した』という信じ難い言葉でした。その瞬間、ユキの中には嫉妬心が芽生え、それが次第に殺意へと変わって行きました。

そしてストーカーの仕業に見せかけて薫を殺害する計画を立て、この日、犯行に及んだのでした。

Sponsored Link

犯人は最初から死ぬつもりだった!?

コナンの推理を聞いて罪を認めたユキ。しかし、彼女の様子はおかしく、暑いわけでもないのに多量の汗をかき、力を失ったようにその場に崩れ落ちてしまいました。

コナンはすぐに状況を理解し、自分が駆けつける前にユキが何かを飲んだと察しました。

意識を朦朧とさせながらも、ユキは『薫が無事で良かった』と呟きました。いくら薫が憎いと感じても、やはり大切な仲間だということには変わりありません。だからユキは薫の首を深く切ることができなかったのです。

コナンは倒れ込んだユキの顔色と脈を確認し、血糖降下剤を飲んだと確信しました。これは糖尿病患者が飲む薬ですが、健康な人が飲むと血糖値が大幅に下がって死に至る強力な薬です。そんな薬を用意していたとなると、ユキは最初から死ぬつもりだったと考えられます。

コナンは慌てて冷蔵庫の中からスティックシュガーを取り出し、それをユキの口に流し込みました。

(死なせてたまるか!こんな悲しい誤解をさせたままで、死なせるかよ!!)

婚約パーティの本当の意味

それから二日後、病院の一室で目を覚ましたユキは、不安気な表情でジッとこちらを見つめている薫の姿を見て驚きました。

薫の首には包帯が巻かれており、ユキは自分の犯した事の重大さを痛感しました。しかし、薫は自分を襲った犯人に気づいていながらも、ユキを責めようとはしませんでした。

実は今回の婚約パーティは、薫が剣崎に協力してもらってでっち上げた真っ赤なウソでした。工藤有希子がしたように20歳での電撃結婚を夢見ていた薫は、偽りの婚約をして4年間交際を続けてきた間熊の気持ちを確かめようとしたのです。

結果、間熊からプロポーズを受けて薫の夢は叶ったのですが、同時に首にケガを負うことにもなりました。被害に遭ってユキが剣崎に好意を持っていることを知った薫は、ユキを深く傷つけたことを反省し、そのバツを受けたとしてユキの行いを許したのです。

そして、アース・レディースの解散は薫と輝美の喧嘩が原因とされていましたが、これ以上続けていたら4人ともダメになってしまうと判断した薫と輝美が、ユキとヨーコに気づかれないように二人で芝居をして解散するように仕向けたのでした。

関連記事

エピローグ

数日後、とあるスタジオでは将棋ドラマの撮影が行われようとしていました。

女流棋士役の輝美はこっそりポケットから手帳を取り出し、そこに貼り付けてある工藤新一の写真をジッと眺めて気合いを入れると、見事な演技力で撮影を進めて行きました。

「まだ気づいてないのね?あなたは28手前に打ったその銀ですでに負けを見ているのよ。そう、これが真実。最高の勝利の一手は、いつもたった一つしかないものなの」

このオンエアを見た小五郎と蘭は、まるで探偵のような女流棋士のセリフに違和感を抱いたのでした。

(輝美さんは新一のファンだったというオチです)

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第249話~250話「アイドル達の秘密」の犯人や動機などのネタバレを紹介させていただきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう