大阪3つのK事件(コナン238話~239話)のネタバレ!犯人やトリックも
こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第238話~239話「大阪"3つのK"事件」の犯人やトリックなどのネタバレを紹介しています。
平次と和葉とともに大阪でのオープニングパーティーに参加したコナン、小五郎、蘭。しかし、そこでもまた事件に巻き込まれてしまいました。
今回の事件は、アメリカ人新聞記者のエド・マッケイが銃殺されるというものでした。関係者はオープンするレストランのオーナー・リカルド、マイク、レイの3人でした。
この3人の中に犯人がいる、いないで意見が食い違うコナンと平次。そして『ある人』の犯行を疑う平次に激怒したコナンは、単身で調査に乗り出しました。──が、その先でコナンが突き止めたのは、一番認めたくなかった真実でした…。
犯人は誰なのか。そしてどんなトリックを使ってエドを殺害したのでしょうか。コナンの推理をもとにネタばらししていこうと思います!
ネタバレ
レイ、マイク、リカルドが帰り支度を始めた時、平次は『帰る前に会って欲しい人がいる』とレイに頼みました。
レイは言われた通り、事件発生時に自分がいた部屋へと足を運びました。そこで待っていたのは、レイの大ファンであるコナンでした。
犯人はこの人!
犯人はレイ・カーティスです。
動機は、ウソの記事で妻を自殺に追い込んだエドに復讐するためでした。
トリック
今回の事件は、レイたち3人のオーナーによるパフォーマンスショーの最中に銃声が聞こえ、ホテルの客室でエドが殺害されるというものでしたね。もっと具体的に言うと、1階の客室にいたレイが部屋の灯りを点けた3秒後に銃声が鳴り響き、2階の客室でエドが殺害されていました。
つまり銃声がした時、レイには現場の下の階にいたというアリバイがあるということです。さらにレイは左膝の関節に持病があり、3秒で階段を駆け上がって現場へたどり着くことは不可能とされていましたね。では、一体どのようにして犯行を成し遂げたのでしょうか?
実際に施された仕掛け
まず、客室の入り口のドアをロックされるまで全開にし、クローゼットの引き戸を外してモップを取り出します。
その引き戸を部屋の灯りのスイッチがONになる位置に合わせて立てかけ、引き戸とスイッチの間にモップの柄の端を挟んで引き戸を浮かせておけば準備完了です。
あとは用意していたサッカーボールを階段の上から蹴り出せば、ボールが当たってモップは倒れ、支えを失った引き戸がスイッチをONにするという寸法です。
そしてあらかじめ窓のカーテンを開けておけば、外から見ていたコナンたちにはまるでレイがその部屋の灯りを点けたように見えるというわけです。
この仕掛けを利用すれば上の階にいながら下の階の灯りをつけることができ、ほぼ同時に上の階にいたエドを殺害することが可能となります。そしてレイは事件発生時、下の階にいたというアリバイが成立します。
レイの犯行
パフォーマンスの際、レイが点ける予定だった部屋の灯りはKの文字の下2段の5つ。仕掛けをしたのは2番目につけるはずの1階右端の部屋です。
1番目の部屋の灯りをつけた後、2番目の部屋に行って仕掛けを施し、隠しておいた拳銃とサッカーボールを持って階段を上がり、2段目の3、4、5番目の部屋の灯りを点けました。
そしてホテルの外で様子を見ていた蘭に2番目の部屋の灯りが点いていないことに気づかせ、これからそこへ向かうとトランシーバーで伝え、サッカーボールを階段口から蹴り、1階下の2番目の部屋の灯りを点け、エドを待たせていた部屋に行って殺害しました。
あとは階段を駆け下りて2番目の部屋の窓から銃声に驚いたフリをして顔を出せば、ずっとその部屋にいたように見せかけました。
証拠
今回の事件の証拠は、硝煙反応、ニードル、ダイイングメッセージの3つです。
硝煙反応
レイは上着を脱いでズボンとシャツを裏返しに着て拳銃を発砲しました。そして上着を羽織って窓から顔を出し、みんなが駆けつける間にズボンとシャツを着直しました。
警察が硝煙反応を調べる場所は、上着の袖口とその周辺です。犯行時に上着を着ておらずシャツも裏返しだったため、レイの衣服から硝煙反応は検出されませんでした。
しかし、今回凶器に使われた拳銃はスミス&ウェッソンのリボルバーです。硝煙は、拳銃がオートマチックだと薬莢が飛び出す際に一緒に出る程度ですが、リボルバーの場合は銃身を中心に放射状に飛び散ります。
いくら服を裏返しに着て誤魔化したとしても靴についた硝煙までは隠すことができず、警察がレイの靴を調べれば硝煙反応が検出されるはずです。
ニードル
レイはトリックにサッカーボールを使用していましたが、コナンたちが駆けつけた時、ボールなんてどこにもありませんでした。
先ほど前述したように、レイはみんなが駆けつけるのを待つ間に服を着直していましたね。それと同時に、持っていたニードルでボールの空気を抜いてシャツの中に隠すこともしていました。
その証拠に、レイが出た直後のトイレのごみ箱の中でコナンがニードルを発見しています。
ダイイングメッセージ
そしてもう一つ、エドが残したダイイングメッセージがありましたね。
エドの右手の指の形は寿司を食べる時の仕草。そして左手で握ったベルトはバンドのことです。
お寿司屋さんには符牒(ふちょう)という店員同士で通じる暗号があり、その一つに8を意味するバンドという符牒があります。
つまり、背番号8のレイが犯人だというダイイングメッセージだったというわけです。
サブストーリー
コナンは悲痛な思いでレイに真実を突き付けました。そして、自首して欲しいと切に願いました。しかしレイは、自分が捕まるとファンや家族がとても悲しむため捕まるわけにはいかないと主張します。
そこでコナンは、キック力増強シューズを使ってレイにボールを蹴り飛ばしました。ヨーロッパの鉄の砦と恐れられた名ゴールキーパーなら当然片手でセーブできるはず。──が、レイは凄まじい勢いのボールを顔面で受け止めました。
コナンは、初めからレイがボールを止めることができないことを察していました。なぜなら、レイの体は違法薬物によってボロボロになっていたからです。
エドの書いたウソの記事によって妻が自殺に追い込まれ、その悲しみから逃れるためにレイは薬物に手を出してしまったのです。
しかし、たとえどんなにつらく悲しいことがあったとしても、麻薬と殺人は絶対にやってはいけないことです。コナンは、『みっともねェレッドカードだよ』とレイに伝えました。
この言葉に心を打たれたレイは、全ての罪を認めて大阪府警に出頭し、背番号8の名ゴールキーパーはゴールマウスからその姿を消したのでした。
エピローグ
翌日。平次の家では、縁側に腰を下ろしてぼんやりと外を眺めるコナンの姿がありました。
どうにも元気がないコナンを心配する小五郎、蘭、和葉。その中でも蘭は、コナンが新一みたいだったらどうしよう、と悩んでいました。
新一は、大好きだったものに変なケチがつくととことん嫌いになってしまう子供っぽいところがあり、もしコナンも新一のような性格だったら今回の事件で大好きなサッカーを嫌いになってしまうのではないか、と蘭は不安に感じていたのです。
そこに平次が現れ、ボーっとしているコナンの頭にサッカーボールをぶつけました。そして平次はわざと下手くそなリフティングを見せ、コナンの興味をボールへと向けさせます。
平次の思惑通り、コナンは『下手くそ』と呟き、慣れた様子で足を使ってボールを持ち上げ、軽い動きでリフティングを始めました。
まるで兄弟のような2人を見て、小五郎は『蘭の取り越し苦労だったみてェだな』と目尻を下げ、蘭と和葉もほっと胸を撫でおろしたのでした。
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こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第238話~239話「大阪"3つのK"事件」の犯人やトリックなどのネタバレをご紹介させていただきました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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