名探偵コナン第186話のネタバレ!殺された名探偵(後編)

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第186話「殺された名探偵(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

横溝 参悟
CV:大塚明夫
静岡県警捜査一課の警部。小五郎のことを尊敬している。人に話しかける時に顔を近づけすぎる癖がある。

明石 勇作(あかし ゆうさく)
CV:藤城裕士
60歳。山荘の主人。

砂岡 和義(すなおか かずよし)
CV:辻谷耕史
30歳。俳優。

谷川 乃絵(たにがわ のえ)
CV:佐々木優子
27歳。砂岡のマネージャー。所属事務所社長。

長塚 克明(ながつか かつあき)
CV:嶋崎伸夫
40歳。プロデューサー。

田原 利明(たはら としあき)
CV:谷口節
35歳。シナリオライター。

刑事
CV:長嶝高士、千葉一伸

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(前編)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は一泊旅行で出かけた伊豆の山荘で、テレビの人気番組『アーバンハンター』の名探偵役・砂岡和義と、その制作スタッフたちと知り合いました。

砂岡たちは親睦会と称して山荘を訪れたようですが、番組の裏側には険悪な人間関係がありました。そして一発の銃声とともに、砂岡は何者かに殺害されてしまいました。

犯人は、谷を隔てた岩場よりライフルで狙撃した後、ロープで谷川へ下り、ボートで逃走したと考えられました。

山荘から向こう岸まで片道30分。山荘内の人物に犯行は不可能です。しかしコナンは、乃絵、長塚、田原の中に犯人がいると考えるのですが──。(前編へ)

あらすじ

※事件の流れ
夕食の後、砂岡が乃絵とともにガーデンレストランを去ったのは7時50分頃。

そのあとすぐに田原が酒を取りにキッチンへ向かい、8時ちょうどに長塚がテレビ局からの電話でフロントに向かった。

その直後、小五郎の携帯に砂岡から電話が入り、一方的に切れると同時に銃声が聞こえた。

そしてシャワーを浴びていた乃絵がベランダに出てきて、砂岡の部屋の窓に弾丸の跡を発見。

小五郎たちはフロントの明石を呼び、マスターキーで砂岡の部屋の鍵を開けて8時5分に遺体を発見。

つまり、砂岡が殺害されたのは8時から8時5分の間です。
 
 
 
横溝警部は、乃絵、長塚、田原の事情聴取を行いました。

※長塚の証言
午前中、田原の部屋でシナリオの打ち合わせをしていた。昼から砂岡と森へ猟に出かけ、午後6時半過ぎに山荘へ戻ってすぐにみんなと食事をした。

※田原の証言
長塚と打ち合わせの後、夕方まで部屋に籠って仕事をしていた。

※乃絵の証言
午前中に砂岡から部屋に呼ばれ、移籍の話をされたので口論となった。午後はアーチェリー場へ行き、午後6時過ぎに戻ってみんなと合流した。
 
 
 
その後、刑事がライフルの鑑識結果を報告しに来ました。ライフルの出所は山荘の傍にある狩猟管理事務所で、ロープもそこの物でした。

そして弾丸に妙な細工がしてあることが判明しました。弾の先端を尖らせ、その後ろ側には穴が開けられていました。穴の中には螺旋状に溝が刻まれ、まるでネジのようになっています。

コナンは砂岡の部屋を調べ、犯人が使用したトリックを見破りました。そしてそのトリックを使うことができた " あの人 " こそが犯人です。

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を始めました。

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ネタバレ

事件は外部からやってきた狙撃犯による単純な犯行に見えました。しかし犯人は何故ライフルを置いて行ったのか。谷川へ捨てるなり山中に隠すなりできたはずです。

そして、ライフルも犯人が谷川に下りた際に使用したとされるロープも何故か雨に濡れていました。

にわか雨が降ったのは夕方。ライフルが放置された8時過ぎに濡れるのはあまりにも不自然です。

つまりライフルとロープは犯人による偽装工作。夕方、雨が降るよりも前に放置されていたのです。

犯人がわざわざ偽装工作をした理由は、犯行現場が谷の向こうだと思わせることで自分のアリバイを成立させるためでした。

犯人は、シナリオライターの田原利明です。
 
 
田原は人気のないフロントからマスターキーを取り、3階の砂岡の部屋に侵入しました。そしてベッドマットを窓に立てかけたのです。

その後、山荘を出て狩猟管理事務所からライフルとロープを盗み出し、向こう岸まで行って砂岡の部屋の窓にライフルの弾丸を撃ち込みました。

そしてライフルをその場に置いてロープを木に結び、谷川へ逃げたように見せかけました。

砂岡の部屋に再び忍び込み、窓に立てかけておいたベッドマットから撃ち込まれた弾丸を回収しました。そしてベッドマットを元通りに戻し、窓ガラスの破片を回収してカーテンで窓の穴を隠しました。

自室に戻った田原は、回収した弾丸の尻に穴を開け、工具を使ってネジ穴を刻み、先端を鑢で尖らせました。そして前もって用意してきたボーガンの矢をネジ穴に連結させれば、ライフルマークが一致する新しい凶器の出来上がりです。

田原はこの準備をした後、ガーデンレストランで食事をし、砂岡が部屋へ戻ると何らかの口実を設けて砂岡の部屋へ入り、砂岡の額を正面から射たのです。

そして砂岡を殺害した後、遺体を窓から狙われたように移動してカーテンを開け、回収しておいたガラス片をばらまき、砂岡の額から矢の部分だけを抜き取り、速やかに立ち去りました。
 
 
証拠は、窓ガラスの破片とともに落ちていたココナッツファイバーです。これはベッドマットのクッション材で、弾丸を取り出す時にこぼれたものでした。

小五郎の携帯に砂岡から電話が入ったのは、田原によるものでした。田原は『アーバンハンター』の砂岡のセリフを前もって録音しておき、それを電話で小五郎に聞かせたのです。

そして田原の部屋からボーガンが発見されました。矢の先端にはネジ山があり、血痕が付着しています。

決定的な証拠となったのは田原の靴でした。遺体の周辺には小五郎と警察しか近づいていません。しかし田原の靴の底には割れた窓ガラスの破片が挟まっていたのです。

田原は作業を急ぐあまり、ガラス片を踏んでしまったことに気づけなかったのです。
 
 
動機は、自分のシナリオをバカにされたことでした。

砂岡は、『アーバンハンター』の不評を全て田原のせいにしていたのです。

そこで田原は犠牲者として砂岡を選び、プロデューサーや名探偵、警察関係者にも解けない完全犯罪を計画したのでした……。

エピローグ

翌日、車に乗り込んだ小五郎の元へ長塚が駆けつけました。そこで長塚は、小五郎に次回作の主役を務めて欲しいと頼みます。

小五郎は『名探偵小五郎』というタイトルに釣られ、ふたつ返事で承諾しそうになります。しかし蘭がクラクションを鳴らし、コナンが勢いよくアクセルを踏んだことで返事はできず、車は猛スピードで山荘から離れていくのでした……。

まとめ

■ BACK:
第185話「殺された名探偵(前編)」
■ NEXT:
第187話「闇に響く謎の銃声」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第186話「殺された名探偵(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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