名探偵コナン第1132話のネタバレと感想！谷光彦の探偵ノート3

シーズン29少年探偵団

殿様役オーディションを見にきていた光彦、元太、歩美は、二人のおじいさんが兄弟喧嘩する現場に遭遇。

光彦は弟に話を聞き、状況が「赤毛組合」と似ていたことから、弟の自宅を調べることに。

そして調査を進めるうちに、兄弟が詐欺のターゲットとして狙われていることに気づきました。

今回のお話は少年探偵団の頭脳派・光彦くんが大活躍するそうですが、一体どんな事件がまっているのでしょうか。楽しみですね！

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1132話「円谷光彦の探偵ノート3」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第1132話のあらすじ

オーディションと赤毛組合

この日、米花町公民館では「北米花祭り　殿様役オーディション」が行われていました。

会場を訪れていた元太、光彦、歩美は、オーディション参加者の結田槙夫（ゆいだ　まきお）と結田香蔵（ゆいだ　こうぞう）が言い争いをしている現場に遭遇。

口論する槙夫も香蔵もその周りもみんなちょんまげ爺さんでギャグ回な予感。喧嘩する前にちょんまげとった方が・・( ´艸｀)

槙夫が怒りながら去ったあと、光彦はその場に残った香蔵に話を聞くことにしました。

二人は兄弟で、この日は別々に殿様役オーディションを受けにきました。オーディションの結果は香蔵の合格。部屋に入った瞬間、即決だったそうです。

光彦

それは妙ですね・・

光彦は香蔵の話を聞き、シャーロックホームズの聖典「赤毛組合」に状況が似ていることに気づきました。

「赤毛組合」

ある日、店を営む男が、赤毛の人だけが入れる「赤毛組合」と呼ばれる組織があると耳にしました。そこに所属できると割のいい仕事がもらえるらしく、店の経営がうまくいっていなかった赤毛の店主はそこを訪ねてみることに。すると、即合格。しかし、その組合の目的は、店主を留守にさせることでした。実はその店の近くには銀行があり、地下金庫と店の地下をつなげるトンネルを窃盗団が掘っていたのです。

コナンじゃなくて光彦がホームズ語るの珍しい(◎_◎;)そもそもコナンが登場してない・・

光彦は香蔵の自宅を調べることを提案し、元太と歩美を連れて香蔵の家にやってきました。

しかし、赤毛組合のように窃盗団がトンネルを掘っている様子はありませんでした。

取引は詐欺？

その後、光彦たちはお茶をご馳走になりながら、香蔵の話を聞くことに。

槙夫と香蔵は父親から譲り受けた同じ壺をひとつずつ持っているのですが、最近になってその壺をセットで買い取りたいという手紙が香蔵のもとに届きました。

なかなかの額が提示されていたので二人は乗り気でしたが、どちらが窓口になるかで揉めているそうです。

二人は昔から顔を合わせると喧嘩になるほど仲が悪く、今日同じオーディションを受けに来ていたのは、この壺の取引を心配した槙夫が香蔵を見張るためだったそうです。

買い取りたいと名乗り出た人物はおそらく、「月刊骨董品」に掲載された香蔵のインタビュー記事を読んで壺のことを知り、手紙を出したと思われますが、光彦はその手紙を見て妙なことに気づきました。

伊尾木田真由と書かれた差出人の住所は京都なのに、なぜか消印が東京になっています。

光彦は詐欺なのでは？とその取引に疑いの念を抱きました。

槙夫のマンションへ

一方、光彦たちを捜していたコナンと哀は、槙夫を尾行する怪しい男を発見しました。

やっとコナンくん登場！今日はポロシャツ姿でとってもかわいいです。相棒の哀ちゃんも一緒で嬉しい(/・ω・)/

画像引用：江戸川コナン公式X

槙夫がマンションのエントランスを通ると、怪しい男は工事中の裏通路を通ってどこかへ走り去っていきました。

コナンと哀が話していると、光彦たちがやってきました。

彼らから事情を聞いたコナンはみんなで槙夫の自宅を訪ねることに。

歩美

あのね、おじいちゃん。お父さんからもらった壺って、誰かに見せたことある？

槙夫

うーん、いや、ないと思うが・・

槙夫は壺を誰にも見せたことはないと言いますが、手紙には「壺をセットで買い取る」と書いてありました。

雑誌には壺がひとつしか写っていなかったのに、差出人はなぜ壺が二つあることを知っていたのでしょうか。

壺の話を出した途端、コナンたちは香蔵の使いっ走りと思われ、槙夫にすげない態度で追い返されてしまいました。

連続窃盗事件

コナンたちは隣に住んでいる木村阿美（きむらあみ）を訪ね、槙夫について質問します。

画像引用：江戸川コナン公式X

槙夫とはベランダでたまに顔を合わせることがあり、今日は病院に行く、旅行に行くなど、当たり障りのない会話をするそうです。

木村はコナンたちの対応をする間ずっとスマホを触っていて、近所で起きた窃盗事件の記事を読んでいました。

この時、歩美は木村の手にペンだこがあることと、上着のポケットに手袋が入っていることに気づきました。

歩美ちゃんの観察力が成長してる( ´∀｀ )

その後、木村の家を出たコナンたちは、さきほど木村が見ていたネットニュースに目を通しました。

それは、買い取り店が連続窃盗事件の被害に遭ったというもので、犯人たちは骨董品やブランド価値を見極め、短時間で高価なものだけを持ち去るという巧妙な手口でした。

この窃盗団は三日前に一斉検挙されていますが、リーダーだけが未だ捕まっていないようです。

コナンは先ほどからずっとマンションの前に停まっている一台の車に近づき、窓をノックしました。

すると、窓から高木刑事と千葉刑事が顔を出し、哀は槙夫を尾行していた男の正体が警察だったことに気づきました。

画像引用：江戸川コナン公式X

高木刑事たち警察は槙夫が窃盗団のリーダーだと疑っており、外出の多い槙夫が逃亡をはかろうとするのを阻止すべく張り込みをしているようでした。

狙われた壺

光彦は窃盗団が捕まったすぐあとに届いた手紙のことを思い出し、香蔵の家が次のターゲットなのではないかと心配します。

画像引用：江戸川コナン公式X

元太

弟からも物を盗むなんて、ひでぇヤツだな！

哀

背に腹は代えられないってわけ？

光彦は急ぎ香蔵の家へ向かい、逃走資金が必要になった槙夫がすぐにでも壺を盗みにくる可能性があることを伝えます。

すると、香蔵はつい先ほど伊尾木田から二通目の手紙が届いたことを報告し、その手紙を光彦に見せました。

手紙には、取引に応じる場合は今夜京都まで来て欲しいと書かれており、電車の切符も同封されていました。

光彦の助言もあり、香蔵は京都へ行くのはやめて自宅で用心することに決めました。

ここから先はネタバレになるので、アニメを見ていない方はご注意ください。

名探偵コナン第1132話のネタバレ

手紙の差出人

その夜、香蔵の自宅周辺には高木刑事らを含めた警察が複数人待機し、コナンたちも物陰に隠れて様子をうかがっていました。

そんな中、コナンは手紙の差出人欄に書かれた「伊尾木田真由」がアナグラムになっていて、本当の送り主が槙夫であることに気づきました。

いおきだまゆ
　　↓
ゆいだまきお

しかし、槙夫はどうしてわざわざ京都の住所を書いたのでしょうか。消印が東京になっていたら、すぐにバレるはずです。

槙夫が犯人！？

一方、コナンたちと別行動をしていた光彦は、香蔵が警察の目を盗んで裏口から飛び出すところを目撃し、急ぎ足でどこかへ向かう彼のあとを追いかけていました。

こうして槙夫のマンションにやってきた光彦と香蔵は、槙夫がドアを開けて外に出て、再び部屋の中に戻って行く姿を目撃しました。

光彦

残念ながら今、部屋から槙夫さんが出てきたのが動かぬ証拠です・・

もし槙夫が犯人でなければ、京都行きの電車に乗るために今ごろ駅に向かっているはずです。それなのに部屋にいたということは、やはり槙夫が犯人だったのでしょうか。

犯人は槙夫じゃないと信じていた光彦と香蔵は落胆しました。

言葉の中に隠された暗号

その後、千葉刑事と合流した光彦と香蔵は、これから香蔵の自宅に壺を盗みに行くであろう槙夫がマンションのエントランスに姿を現すのを待っていました。

──が、なかなか出てこないため、香蔵が電話で説得を試みることに。

電話に出た槙夫は香蔵の声を聞くなり、

弟か。金が必要だったんだ。ツケで暮らしていて。打つ手はなしだな。こっちには来るな。逆に私が出て行く。

と言い、電話を切ってしまいました。

この時、光彦は槙夫が香蔵のことを「弟か」と呼んだのを不審に感じました。

昼間話した時は「香蔵」と呼んでいたのに、今はまるで隣にいる誰かに関係性を説明するような物言いです。

香蔵は「ツケ」が囲碁の用語で「敵と隣り合う」という意味を持つことを教え、部屋の中で何者かに監視されているのではないかと疑います。

それを聞いた光彦は、槙夫が「打つ手がない」ほど窮地に陥っていると察し、その何者かに悟られないように「逆に私が出て行く」といって何かを伝えようとしたに違いないと考えました。

そして、マンションの構造、夜は営業していない蕎麦屋、裏通りの工事、これらのことから槙夫が犯人の逃走経路を伝えようとしていたと読み解き、マンションの裏側へ向かいます。

千葉刑事は玄関先に香蔵を残し、槙夫を助けるため、部屋へ突入しました。

すると、そこには槙夫が横たわっており、傍らには割れた陶器が散乱していました。

槙夫は陶器で殴られたようですが、意識はしっかりしてました。

香蔵が心配して駆けつけると、槙夫は「香蔵ならわかってくれると思ったよ」と呟きました。

槙夫は犯人をベランダから入れてしまい、逃げる時間かせぎを手伝うといって香蔵の電話に出て、そのあと殴られたことを打ち明けました。

香蔵

遅くなって悪かった！

槙夫

また顔が見られて良かったよ

犯人はこの人！

その頃、マンションの裏側で待機していた光彦は犯人と対峙していました。

窃盗団のリーダーであり、槙夫を襲った犯人は、木村阿美でした。

槙夫から京都旅行で今夜家を出る話を聞いた木村は、その留守の間に壺を盗むことにしました。

夜になり、木村はベランダの仕切り壁を破って槙夫の部屋へ行きました。

この時、京都に向かうために家を出たはずの槙夫と鉢合わせてしまいました。

実は槙夫は家を出ようとしてドアを開けましたが、カメラを忘れたことに気づいて部屋に戻ってきていたのです。

槙夫が香蔵との電話を終わらせた後、木村は槙夫を陶器で殴って気絶させ、ベランダから非常梯子で三階へ降り、空き部屋の非常梯子を使って二階へ降りて蕎麦屋の前の廊下へ出ました。

蕎麦屋は夜営業していないため、誰にも見られることはありません。

そして裏通りが工事中で、警察の見張りが表のエントランス側のみになっていたため、マンションの裏側を通って外に逃げ出しました。

そこで、それらの逃走経路をすべて推理していた光彦と鉢合わせたのです。

証拠

光彦は木村が窃盗団のリーダーだという証拠をつきつけます。

・普段から指紋を残さないように手袋を使っている。

・品の価値を見極めるために使うルーペを、ペンダントとしていつも肌身離さず身に着けている。

・指のタコはペンでできたものではなくルーペをかまえる時にできたもので、タコができるほどルーペを使っていたのは明らか。

木村はそこまで見抜いた光彦を賞賛するも、「子どもになにができるの？」と鼻で笑います。

すぐにコナン、元太、歩美、哀、高木刑事が到着しますが、木村は光彦の腕をつかんで人質にし、逃走しようとします。

哀

あなた、こどもをナメたら痛い目みるわよ

哀がそう言った直後、コナンがキック力増強シューズで蹴ったサッカーボールが木村の腹部に激突。

木村はその場に倒れ、連続窃盗と傷害の容疑で高木刑事と千葉刑事に逮捕されました。

その後、光彦は槙夫の元気な姿を目にし、ほっと安堵の胸を撫でおろしました。

そして香蔵とハイタッチし、槙夫に手を差し出しました。槙夫は照れながらも光彦の手をとり、笑顔で握手しました。

槙夫がわざわざアナグラムを使って香蔵に手紙を出し、京都に向かうよう仕向けたのは、普通に誘っても来てくれないと思っていたからだったとか。不仲ではなく実はお互いに思い合っていたんだから、はじめから素直に言えたら良かったですね～( ´∀｀ )

エピローグ

数日後、少年探偵団のもとに香蔵から手紙が送られてきました。

そこには槙夫と香蔵の楽し気な京都旅行の写真が同封されていました。

光彦

今回は僕の早とちりで始まった事件でしたが、兄弟愛に助けられ、無事に解決することができました！

こうして光彦は槙夫と香蔵の写真を大切に手帳に挟み、次の事件を探しに行くのでした。

名探偵コナン第1132話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第1132話
事件ファイル名	円谷光彦の探偵ノート3
放送日	2024年8月17日（土）
OPテーマ	Unraveling Love ～少しの勇気～（倉木麻衣）
EDテーマ	夢で逢いましょう（SARD UNDERGROUND）
BACK	第1131話「トリプルコラボの浮気疑惑（後編）」
NEXT	第1133話「ベストハズバンド」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
小嶋　元太 CV：高木渉	少年探偵団の一員。食いしん坊
円谷　光彦 CV：大谷育江	少年探偵団の一員。真面目で頭脳派
吉田　歩美 CV：岩居由希子	少年探偵団の一員。ムードメーカー
灰原　哀 CV：林原めぐみ	元黒の組織の一員。毒薬を飲んで幼児化
高木　渉 CV：高木渉	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
千葉　和伸 CV：千葉一伸	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
窃盗犯 CV：村上裕哉
結田　槙夫 CV：大川透	78歳
結田　香蔵 CV：二又一成	75歳
木村　阿美 CV：神田朱未	34歳