名探偵コナン第945話のネタバレ！いいね。の代償（後編）

シーズン24

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

名探偵コナン第９４５話｜事件ファイル概要

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名探偵コナン第９４５話｜登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・小嶋　元太
CV：高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

・円谷　光彦
CV：大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

・吉田　歩美
CV：岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

・灰原　哀
CV：林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

・高木　渉
CV：高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・千葉　和伸
CV：千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

・出羽　恥一郎（でわ　ちいちろう）
CV：鳥海勝美
３０歳。劇団主宰者。

・神楽　澄人（かぐら　すみと）
CV：下和田ヒロキ
２６歳。劇団員。

・伊部　遥（いべ　はるか）
CV：東山奈央
２４歳。劇団員。

・大坪　菊英（おおつぼ　きくひで）
CV：細井治
３３歳。

・河内山　豪（こうちやま　ごう）
CV：竹本英史
２６歳。神楽の親友。

・劇団員
CV：木田祐、濱口綾乃

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名探偵コナン第９４５話｜（前編）のストーリー

銀行に爆弾を仕掛けたという嘘の電話が入ってパニックが起こり、その巻き添えを食って元太や神楽澄人たちが負傷した。
神楽の親友の河内山豪や伊部遥の話によると、神楽は半月前にも不運な巻き添え被害に遭ったという。
半月の間に二度も同じような目に遭うなんて、とても偶然とは思えない。
前回の被害で見舞金が貰えたことに味をしめ、また見舞金を手に入れようと自分でパニックを起こさせたのでは･･、とコナンたち少年探偵団は神楽を疑い、それを裏付ける証言も出た。
あとは決定的な証拠を、と思った矢先、巻き添え被害者の一人、大坪菊英が殺害された･･。
光彦は、神楽が大坪に爆弾騒動の犯人だと気付かれ、口封じのために殺害したと推理した。（前編へ）

名探偵コナン第９４５話｜あらすじ

コナンたちは直接話を聞くため、神楽のアパートを訪れた。
神楽はちょうど銀行へ出かけるところで、コナンたちは付いていくことにした。
昨日がバイトの振り込み日だったが、爆弾騒動があったためお金を下ろしそびれたという。
大坪が殺害されたことを伝えると、神楽は知らない様子だった。

コナンは、前回の巻き添え被害に遭ったあとで、神楽が「また見舞金がもらえるような巻き添え被害に遭わないかな」と漏らしていたことは事実か神楽に尋ねる。
しかし、神楽はそんな図々しいこと一度も言っていないと否定する。


その後、コナンたちは劇団主宰者の出羽恥一郎が営む喫茶店を訪ね、出羽からもう一度話を聞いてみることにした。
出羽は、巻き添え被害に遭いたいと神楽から直接聞いた訳ではないと話す。
そして、他の劇団員に詳しく話を聞くと、その話の出所は河内山だということが判明した。
河内山は、出羽や他の劇団員と大学時代の芝居仲間のようで、今も交流は続いているという。

出羽は、河内山がデマを流し、神楽をくだらない男と思わせることで遥を自分の方になびかせようとしているのかもしれないと話す。
それを聞いた灰原は、神楽、河内山、遥が単純な仲良し三人組ではないのかもしれないと考える。


その後、コナンたちは遥に話を聞くため会いに行くことにした。
コナンは、神楽と河内山と三角関係なのか遥に尋ねる。
しかし、遥は大笑いし、全くないと答える。

遥は元々、役者としての神楽のファンで、一緒に芝居をしたくて一年前に劇団に入った。
それから神楽に河内山を紹介され、すぐに仲良くなったという。
遥は三人の間に恋愛感情はなく、仲の良い友人だと話す。


遥と別れたあと、コナンたちは大坪が殺害された現場である公園へやってきた。
高木刑事、千葉刑事に捜査の状況を確認すると、爆弾事件の手掛かりは全く見つかっていない様子だ。
銀行に電話が入った前後、問題の公衆電話の電話ボックスを清掃している作業員は目撃されていた。
しかし、清掃会社に確認したところ、その時間に作業はしていなかったと証言したようだ。
そこで、千葉刑事はその人物が電話をかけた犯人だとコナンに伝える。

その時、高木刑事のスマホに目暮警部から連絡が入り、匿名の１１０番通報があったことを知らされる。
昨夜の８時頃、大坪が殺害された現場から慌てて逃げ去る人物を目撃したという通報だった。
通報者は、ネットで紹介されている「運の悪い男」では、と言っていたようだ。
「運の悪い男」とは神楽のことで、元太と光彦はやはり神楽が犯人だと推理する。
コナンは、犯人の企てがまだ終わっていないことに気づき、高木刑事と千葉刑事についてくるように伝え、走り出した。

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名探偵コナン第９４５話｜謎解き

【謎解き①】
河内山がＳＮＳに投稿したコメントは、半月間で二度も同じような目に遭うなんて偶然とは思えない、と強調されていた。

名探偵コナン第９４５話｜ネタバレ

神楽のアパートへやってきたコナンたち。
そこでは、神楽と河内山が乾杯してビールを飲もうとしているところだった。
コナンは、二人のグラスを入れ替え「こうして飲んでみる？」と尋ねる。
河内山は驚き汗を流す。

昨日神楽が巻き添え被害に遭ったのは、たまたまの偶然なんかではない。
犯人によってハメられたのだ。

昨日、２５日は、アルバイトの振り込み日なので、神楽は必ず最寄りの銀行にお金を下ろしに行くはずだ。
友人である河内山は当然そのことを知っており、清掃作業員を装って電話ボックスで神楽がやってくるのを待ち、ちょうど銀行の前を差し掛かるタイミングを見計らって、銀行に爆弾を仕掛けたという嘘の電話を入れた。

神楽「どうして河内山が？」

神楽は、半月前に不発弾爆発の巻き添え被害に遭って見舞金を貰っていた。
神楽がそれに味をしめて、また見舞金を手に入れようと自分でパニックを起こさせ巻き添え被害を装った。
身近な人に伏線工作をし、河内山はそう思わせようとしていたのだ。

さらに、河内山は昨日も工作を重ねた。
河内山がＳＮＳに神楽を「運の悪い男」として投稿したのは、「いいね」を稼ぐためではなく、神楽を犯人に仕立て上げる布石だったのだ。
【謎解き①】
河内山が投稿したコメントは「半月間で二度も同じような目に遭うなんて偶然とは思えない」とやたら強調されている。

神楽「どうして河内山が俺を犯人に仕立て上げようなんて･･」

神楽を犯人に仕立て上げたいだけなら、警察の目を神楽に向けさせる手掛かりを残すはずだ。
しかし、手掛かりは全く残されていなかった。

それはなぜか。
手掛かりを残すと、警察に神楽の身柄を押さえられ、最終ゴールにたどり着けなくなるからだ。

河内山は、昨夜そのゴールを目指すつもりだった。
しかし、大坪菊英の登場により、そうはいかなくなった。

大坪は、面白ネタで「いいね」を稼ぐことを生き甲斐にしており、ネタを拾うため「運の悪い男」である神楽をこっそり尾行していた。
そして、大坪は面白ネタを連発する「狸ポン吉」をライバル視していた。
病院で「狸ポン吉」（河内山）を目の前にした大坪は、河内山を尾行した。
尾行すれば、きっと面白ネタに出くわせると期待して。
しかし、何かの拍子に大坪は気づいてしまった。
銀行に脅迫電話をかけたのが河内山だということに･･。

そのため、河内山は慌てて大坪の口を封じた。
人を殺害して動揺した河内山は昨夜の決行を断念し、今日最終ゴールを目指して匿名の１１０番通報を入れた。
「ネットで運の悪い男と紹介されてるヤツなんじゃないかと･･」とわざと遠回しな言い方にしたのは、すぐに警察に来られては困るからだ。
つまり、河内山の用意した筋書きは、神楽が見舞金目当てに爆弾騒動を起こし、それに気づいた大坪を口封じのために殺害。
そして神楽が毒入りのビールを飲んで自殺したことにし、河内山は駆けつけた警察に神楽があたかも追いつめられて自殺したかのように話すつもりだったのだ。

神楽「自殺に見せかけて、オレを･･？どうして･･」

コナン「恐らく、伊部遥さんのことで･･」

河内山「彼女は関係ない！」

灰原「その反応からして、図星だったようね」

神楽「遥が･･、なんだと？」

河内山は、その場に膝をついた。

コナン「遥さんはこう言ってた。自分たち３人はとても仲がいいけど、それは恋愛感情とは全く別物だって」

神楽「だって、その通り･･」

コナン「でも、河内山さんだけはそうじゃなかったんじゃない？」

神楽「お前、遥のことを･･」

３人で楽しい時間を重ねながらも、河内山は遥を自分一人のものにしたいという想いを募らせていった。
そして、神楽にこの世から消えてもらいたいと。
しかし、単純に殺害すれば警察に徹底的に調べるため、自殺に見せかけようと考えた。
自殺の動機を考えていた時、神楽がちょうど不発弾爆発の巻き添え被害に遭い、この企てを思いついた。
見舞金が貰えたことに味をしめ、今度は脅迫電話でパニックを起こさせたが、事が大きくなりすぎて自責の念に駆られた。
それを自殺の動機にしてやろうと考えていたのだ。
つまり、不発弾爆発の巻き添え被害に遭った時の写真を撮った時から企ては始まっていたのだ。

神楽「半月も、前から･･」

大坪の件は当初の企てにはなかったが、河内山はこれも神楽の仕業にしようと考えた。
人を殺めてしまったことが、自殺の動機の強化になると。

コナン「ボクの言ってることは全て推理で証拠は何もないんだけど」

高木刑事「神楽さんが飲むはずだったグラスから毒物が検出されれば、殺人未遂で我々警察の捜査が始まります」

千葉刑事「そうなれば、芋づる式に全貌が」

神楽は立ち上がり、高木刑事に向き直ると「全てこの子の言った通りです」と自白した。

高木刑事「認めるんですね？大坪菊英さんの殺害も」

河内山「彼は目にしたらしいんです。清掃作業員が電話をかけているのを」

河内山を尾行していた大坪は、河内山がコインロッカーから清掃作業員の制服を取り出すところを目撃した。
大坪は「自分で騒動やらを起こしてネタにする。狸ポン吉とはそういうズルい手でいいねを稼いできたわけだ」と電話の目的を誤解していたようだったが、河内山としては半月かけて進めてきた企てが台無しになると思い、大坪の口を封じたのだ。


その後、高木刑事、千葉刑事は、河内山を連行する。
そこへ、遥がやってきて「どうして河内山さんが警察なんかに･･？」と尋ねる。
河内山は、遥をじっと見つめ、目をそらすとそのままパトカーに乗り込んだ。

名探偵コナン第９４５話｜エピローグ

帰り道。

歩美「仲良しさん３人組だったのに･･」

灰原「ま、大人には色々あるってことじゃない？」

元太「うーん･･」

光彦「どうしたんですか、元太くん。そんなに真面目な顔して」

元太「見舞金っていくら貰えるんだろ？」

光彦「はあ！？」

元太「うな重１００杯はいけるよなぁ？」

灰原「単純って怖いわ～」

コナン「いらねェ知恵ついたかぁ？」

歩美「元太くんサイテー！」

光彦「サイテーです！」

コナン・灰原「…」

歩美と光彦は元太を置いて走り出す。

元太「ちょっと！ねェ、みんなにわけてあげるから！」

光彦「そういうことじゃないんですよ～」

歩美「ついてこないでー！」

元太「肝吸いもつけてあげるから～！」

光彦「なんですか肝吸いってー！」

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。