名探偵コナン第228話のネタバレ！殺意の陶芸教室（前編）

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第２２８話「殺意の陶芸教室（前編）」：
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

contents

1. 名探偵コナン第２２８話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ
2. 名探偵コナン第２２８話｜謎解き＆ネタバレ
- 2.1. 名探偵コナン第２２８話｜謎解き
- 2.2. 名探偵コナン第２２８話｜ネタバレ
3. アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
4. まとめ

名探偵コナン第２２８話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ

名探偵コナン第２２８話｜事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数：
第２２８話
■ 事件ファイル名：
殺意の陶芸教室（前編）
■ 放送日：
２００１年３月１２日
■ 放送曜日：
月曜日
■ 主題歌：
OPテーマ　恋はスリル、ショック、サスペンス（愛内里菜）
EDテーマ　スタート・イン・マイ・ライフ（倉木麻衣）
■ BACK：
⇒ 第２２７話「バトルゲームの罠（後編）」
■ NEXT：
⇒ 第２２９話「殺意の陶芸教室（後編）」

名探偵コナン第２２８話｜登場人物

・江戸川　コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利　蘭
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・鈴木　園子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

・目暮　十三
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある･･･

・高木　渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・美濃　宗之（みの　むねゆき）
６２歳。陶芸家。陶芸教室の講師。２年前、娘を交通事故で亡くしている。

・笠間　菊代（かさま　きくよ）
２９歳。宗之の助手。

・美濃　素夫（みの　もとお）
３１歳。会社員。宗之の婿養子。

名探偵コナン第２２８話｜あらすじ

学校の帰り道、園子は「京極真」と書かれた湯呑を蘭に見せる。その湯呑は園子が通っている陶芸教室で作ったものだ。京極に贈るにしては、サイズが少し小さくない？と尋ねる蘭に、真さんのはこっち、と園子はバッグから「園子」と書かれた大きな湯呑を取り出し、じゃじゃーんと見せた。
遠い異国の空の下、あたしのことを思い出させるのはたまにかかってくるそっけない電話だけ･･。そこで園子様お手製の湯呑の出番ってわけ！湯呑は毎日使うものだから、これならあたしのこと忘れないと思わない？と誇らしげに園子は話す。
真が優しいのをいいことに、変な女に付け込まれていないか心配だ。例えば、最愛の夫に先立たれた未亡人に、ちょっと優しい言葉をかけたばかりにずーっと付きまとわれたりとか･･と妄想を語り出す園子。それを聞いた蘭は、もしそれが新一だったら･･と想像してしまう。
そして、私も陶芸教室に参加したい、と言い出した蘭。コナンは頭に「？」を浮かべる。

三週間後、蘭と園子は美濃陶芸教室へやってきた。
そこで蘭は、講師の美濃宗之に筋がいいと褒められた。しかしせっかくの湯呑が文字のせいで台無しだ、と言われ文字の意味を尋ねられる。特に意味はない、と隠す蘭に宗之は、まあ頑張りなさい、と言い去っていった。蘭の隠した文字が気になる園子。見せなさいよ、と蘭の湯呑を覗き込むが蘭は頬を染め隠す。
その時、誰かこの子知ってる？と宗之の助手の笠間菊代がコナンを抱えてみんなに見せた。どうしてここに？と蘭はコナンに尋ねる。小五郎のおじさんに頼まれて様子を見に･･とコナンは言い訳する。園子は、新一くんに頼まれて、蘭が浮気してないか確かめにきたのね、いくらおこずかいもらったの？１００円？２００円？とコナンに詰め寄る。
そこで笠間がコナンに陶芸をしてみないかと誘い、宗之が直々に手本を見せてくれることになった。
以前、陶芸家の菊右衛門の弟子たちに陶芸のコツを教わっていたこともあり、覚えが早いと褒められたコナン。人間国宝の大先生と知り合いなんてすごいわね、と言う笠間。うちの父がちょっと呼ばれただけで、と謙遜する蘭。そこで偶然起こった殺人事件を蘭のお父さんが見事解決しちゃったのよね、と園子が続けて話す。解決って、まさか･･と呟く宗之に、父は眠りの毛利小五郎だと説明する蘭。宗之は、苦虫をかみ潰したようような表情を浮かべた。

そこで宗之の婿養子の美濃素夫が帰ってきた。素夫は宗之に挨拶を済ませると、陶芸教室の手伝いをするため着替えてくると言い去っていった。

物置で着替える素夫と、その着替えを手伝う笠間。
素夫は万が一の時のために、宗之の指示で生命保険に入らされたらしい。昔は将来を嘱望された陶芸家のＨＯＰＥだったが、娘が事故死してからガラッと変わり、今ではただの土いじりが好きな飲んだくれだ、と宗之のことを話す素夫。最愛の亡き妻とその父に随分冷たいのね、と言う笠間。
宗之が陶芸品で稼いだお金をふんだくるだけふんだくって別れるつもりだったが、あんなに早く逝っちまいやがって、と言う素夫に、どうせ宗之もそんなに長くないでしょ、と笠間が笑いながら話す。宗之の死後、陶芸教室をたたんで二人で店でも開くか、蔵に眠っている宗之の昔の作品を売ればまとまった金になるだろうしな、と素夫は続けた。
それよりその生命保険の受取人は誰にしたの？と問う笠間。俺の女は今も昔もお前一人だから、もちろんお前にしといたよ、と答える素夫。
廊下でその一部始終を聞いていた宗之は扉を開け中に入る。そして笠間に、窯を見てくるから生徒たちを頼む、と言った。笠間は言われた通り、教室へ向かって行った。
宗之は椅子にかけてあったネクタイを手に取り、着替えを続ける素夫に、新しいネクタイだね、と声をかける。昨夜の僕の誕生日に笠間がくれたもので、ベージュなんて僕には似合わないと言ったんですけどね、と素夫は話す。宗之はネクタイを両手で持ち、着替えをしている素夫の背後に忍び寄った･･。

その頃教室では、蘭の作った湯呑を見ようと園子が蘭の手から湯呑を奪おうとしていた。蘭の手から湯呑がすり抜け･･、「ガシャーン」と音がする。しかし蘭がギリギリで受け止めたため、蘭の湯呑は割れずに済んだ。じゃあ今の音は？と心配するコナンと他の生徒たち。
そこで様子を見に行くことにしたコナンと蘭。蘭が出て行った後、園子はこっそり蘭の湯呑を覗こうとする。しかし、勢い良く戻ってきた蘭に「覗いたら絶交だからね！」と釘を刺され諦めることにした。

コナンと蘭が物置へ駆けつけると、そこには割れた皿の破片を片付ける宗之の姿があった。手を滑らせ皿を割ってしまったようだ。すまないけど、君たちで片付けておいてくれるかい
、と言い宗之は教室へ戻って行った。
その後片付けを終えた蘭とコナンは教室へ戻り湯呑づくりを再開させた。
コナンの隣で湯呑を作っていた宗之が指に怪我をしてしまった。先ほど割ってしまった皿の破片が服についており、それが土に混ざったため指を切ってしまったようだ。そこで笠間は物置の戸棚の右上にあるという救急箱をとりに行った。

笠間は、救急箱を持ち教室へ戻ると、宗之の指を手当した。ところで素夫の姿が見えんが･･と宗之が言葉を発したため、みんなで素夫を捜すことになった。

調べていない部屋は物置だけとなり、宗之、笠間、蘭、園子、コナンは物置に入る。そこで戸棚の右下から陶芸教室のエプロンがはみ出していることに蘭が気づく。戸棚の扉を開けようとする笠間だが、わしが開ける、と宗之が両手で扉を開けた。すると戸棚の中から既に亡くなっている素夫が倒れ出てきた。素夫に呼びかける笠間と宗之。蘭は救急車と警察を呼びに行った。
コナンは素夫のネクタイについているネクタイピンの位置がおかしいことに気づいた。

名探偵コナン第２２８話｜謎解き＆ネタバレ

名探偵コナン第２２８話｜謎解き

【謎解き①】
素夫のネクタイについていたネクタイピンの位置が異様なほど下の方についており、穴が拡がっていた。

名探偵コナン第２２８話｜ネタバレ

目暮率いる警察が到着し、捜査が開始された。

絞殺されたのは、美濃素夫。素夫は２年前に他界した宗之の娘の夫で、ここは素夫の自宅だと宗之が説明した。

素夫は午後５時頃帰宅し、いつものようにエプロンに着替えて陶芸教室を手伝うと言っていた。しかし、しばらく経っても姿を見せないので、みんなで手分けして捜していた。そして捜していないのは物置だけになり、戸棚を宗之が開けると中から素夫が･･と笠間は泣き出した。
しかしかくれんぼじゃあるまいし、よく見つけたな、と言う目暮。素夫がしているエプロンの端が戸棚の右下から出ていたため気づいた、と園子は話す。そのエプロンがいつから出ていたか尋ねる高木。蘭が皿の破片を片付けた時には、エプロンは出ていなかった。偶然宗之が戸棚の前で皿を落として割ってしまい、その音を聞き駆けつけた蘭が片付けた。落としたのは素夫がエプロンをつけ、物置から出て行った後だと宗之は話す。
陶芸教室のエプロンは戸棚に入れてあるので、素夫はいつもこの物置でエプロンをつけていた。その証拠に戸棚の中に素夫の上着がかかっている。
戸棚の中には何着かつなぎもかかっているが、と尋ねる目暮。そのつなぎも生徒用のもので、大きな壺などを作る時はエプロンだけでは服を覆いきれないため、つなぎを使っているようだ。

笠間を捜していたら、偶然この物置に笠間と素夫がいたと話す宗之。
物置で被害者と何を、と目暮は笠間に尋ね、笠間は、素夫の着替えを手伝っており、そこで宗之がやってきて窯を見てくるから生徒たちを頼む、と言われたため教室に戻ったと話した。
その後ここで宗之と被害者は二人きりだったというわけか、と目暮は話す。
素夫が物置から出て行ったのは、自分が皿を落とす前で、その時素夫を殺害して戸棚に入れたのなら、皿の破片を片付けた蘭が戸棚の下からエプロンが出ていることに気づくはずだ、と宗之は言う。
それに対し目暮は、蘭が出て行った後で、被害者を確認した時にエプロンが出てしまったのかもしれない、と話す。
しかし蘭が片付けている最中に宗之は窯の方へ行き、片付け終わって教室に戻った時、宗之も既に教室へ戻っていた。その後もずっとコナンの隣で作業していた、と蘭が証言した。
その後宗之は素夫の遺体を見つけるまで、ずっと自分たちと一緒だったため、遺体を戸棚に入れる暇なんてなかった、と園子が話す。

つまり犯人は、蘭が皿の破片を片付けた後、物置に被害者を呼び出し殺害したか、もしくはどこかで殺害した被害者の遺体を密かに物置に運び、戸棚に隠したか、と目暮は話す。

そこで、もしかしたら笠間が犯人を見ているかもしれない、と宗之が言い出した。作業中に指を切ってしまい、笠間に物置から救急箱をとってきてもらった。素夫を捜し始める少し前だったため、ひょっとすると･･と宗之は言う。
その救急箱はいつもどこに、と目暮は問う。笠間は戸棚の中の右上の棚だと答える。えっ！戸棚を開けたんですか？と驚く高木。開けたが本当に中には誰もいなかった、と答える笠間。

首に残った跡から見て、凶器は被害者の首に結び付けられていたネクタイだとわかった。しかし犯人はなぜ首にネクタイを結び付けたのか、と疑問を浮かべる目暮。
せっかく笠間が素夫に贈った誕生日プレゼントだったのに･･と呟く宗之。しかし笠間は、私が贈ったプレゼントではない、と否定する。しかし素夫は笠間からの贈り物だと言っていたが、と宗之は言う。そこで目暮はどういうことか説明するよう笠間に問う。
いつの間にかバッグの中にバースデーカードと一緒に入っていた、と素夫は言っており、素夫は私が照れてとぼけているだけだと思い込んでたようだ、と笠間が話す。

そこで再び宗之が口を開いた。「金は人の心を鬼にする。誕生日がきたばかりだというのに、鬼に喰われるかもしれない」と素夫がぶつぶつ言っていた、実は刑事さん･･、と宗之は笠間を横目で見ながら目暮と高木に何かヒソヒソと話し出した。

鑑識がボールペンのインクを切らせてしまったようで、宗之にボールペンを貸してほしい、と頼んできた。宗之は、たぶん教室の方にあると思うからとってこよう、と言い物置を出て行った。

宗之は引き出しの中からはさみを取り出し、にやりと笑う。
「それはさみだよ！鑑識のおじさんに頼まれたのって、ボールペンだったよね？」と突然コナンが現れたため、驚く宗之。そして、そうだったな、とボールペンを探し始める。
コナンは「もうすぐ完成する僕の湯呑を見て」と作品を宗之に見せる。亡くなったおじさんみたいな中途半端って嫌いだから、ちゃんと仕上げなくちゃ、と話すコナン。中途半端？と首を傾げる宗之。素夫の捲ったシャツの袖は左右の長さが違っていた。まるでエプロンをつけてお手伝いの支度をしている最中に犯人に襲われたみたいだ、とコナンは話す。もしかしたら犯人ともみ合っているうちに、片方の袖がひっぱられて･･と言う宗之だがコナンは、じゃあ犯人はネクタイも引っ張ったんだね、と続ける。ネクタイピンは異様なほど下の方についており、ひっぱられて穴も大きくなっていたのだ。
きっと素夫はネクタイピンを下の方につけるのが好きで、袖の長さが違うのも彼の好みかもしれない、と宗之が言う。でも先生は左右一緒が好きなんだよね？だって戸棚の中から素夫が倒れてきた時、宗之は左側に立っていたのに、わざわざ右側に回って声をかけた。本当は素夫の袖の長さを左右一緒にしようと思っていたんでしょ？とコナン。それに、エプロンは戸棚の右側から出ていたから、右側の扉だけ開ければいいのに、左右両方開けていた。
左右一緒じゃないとしっくりこない、と宗之は話す。
いい線いってると思わない？と再び湯呑を見せるコナン。これはなかなか･･だが何か大変な隠し事をしているか、重大な決意を決めかねているか、心に迷いがあるようだ、土は嘘をつかないからな、と言う宗之。人のことをとやかく詮索する前に、まずは自分が抱える問題を解決した方が、と宗之が言いかけた時、コナンは「でもさぁ･･これ、先生が作ってた湯呑だよ」と言う。先ほど宗之が引き出しの中でボールペンを探している時、コナンは宗之の作品を持ってきたのだ。
これが先生の湯呑となると、先生が何か隠し事をしてるということになる、とコナンは呟く。そして「先生は何を隠してるの？」と笑顔で尋ねた。