名探偵コナン第276話のネタバレ!警察手帳紛失事件

シーズン7少年探偵団

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第276話「警察手帳紛失事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

半崎 次郎(はんざき じろう)
CV:星野充昭
30歳。演歌歌手。

杉山 精一(すぎやま せいいち)
CV:稲葉実
52歳。半崎のマネージャー。

主婦
CV:宮下富三子

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あらすじ

何かを必死に探し回る高木刑事を目撃した歩美は、コナンたちに知らせて現場の公園に急行します。

事件の証拠品でも探しているのだろうか、と考えるコナンですが、それなら手袋をしているはずで、今の高木刑事は素手。

草木を掻き分け茂みの中を探してみたり、或いはゴミ箱の中まで覗いてみたり、一体どんな大切な物を探しているのでしょうか。

しばらく高木刑事を観察した後、光彦と元太は困った時はお互い様、と言って協力を申し出ました。

 

「見つからないと、大変だよね?」

「そりゃそうだよ。警察官にとって命の次に大切なものなんだから!」

 

歩美の問いに当惑の色を見せる高木刑事。なんと、彼が落としたのは警察手帳だったのです。

昨日、帰宅途中にこの公園の前を通りかかると男性2人が喧嘩をしていました。やむを得ず警察手帳を見せて仲裁に入ったのですが、その後、警察手帳がなくなっていることに気づいたといいます。

高木刑事は、自分が喧嘩を止めに入る前、マネージャーの杉山が売れない演歌歌手の半崎という男に金を返せと迫っていたことを思い出しました。

コナンは、喧嘩していた男性2人のどちらかが拾った可能性があると考え、彼らがどんな靴を履いていたのか高木刑事に尋ねます。

すると、半崎はサンダルを履いていたことが判明。つまり、近くに住んでいる可能性が高いということです。

しかし、半崎が拾っていない可能性もあるため、コナンたちは半崎を捜す組と公園で手帳を探す組の二手に別れることにしました。

 

こうして元太と歩美を公園に残し、コナン、光彦、高木刑事は半崎捜しに出かけました。

コナンたちが商店街で聞き込みをしている間、歩美は哀が買ってきたポテトを食べながら必死に茂みの中を捜索する元太を眺めていました。

 

しばらくして、聞き込みを終えたコナンたちが公園に戻ってきました。が、やはり名前と人相だけでは見つけることはできませんでした。

その時、コナンたちの目の前に捜し人の半崎が現れました。

 

「あー!!あなた、昨日の!!」

「いやァ、昨日はご迷惑をおかけしました」

(ははは。通りかかるんならもっと早く通りかかれよ…)

 

しかし、半崎は何も拾っていないと証言。

高木刑事が頭を抱える様を見て、半崎は自分も一緒に探させて欲しいと申し出ました。

この日、半崎は杉山と昼食の約束をしていましたが、アパートで待っていたのに杉山は現れなかったというのです。

何度電話してみても繋がらなかったらしく、半崎は参っちゃいますよね、と笑いながらあちこち探し始めました。

 

「あの、待ってても来ないんなら、あなたの方から訪ねて行けばいいんじゃないですか?」

「だって、マネージャーの家までは車をとばしても一時間半もかかるんですよ?面倒臭くて」

 

その時、歩美は半崎のズボンの裾にシャンプーの液が付着していることに気づきました。

半崎は、先ほど風呂掃除をしている際にうっかりシャンプーの容器を踏んずけてしまったと苦々しく笑いました。

 

午後1時。

高木刑事に聞いて時間を確認した半崎は、公園の前にあるステーキ店で昼食をご馳走させて欲しいと申し出ました。

高木刑事はそれを断り、手帳探しを再開します。

すると半崎は、『2時間¥2000!食べ放題』と大きな看板が設けられたそのステーキ店に大喜びで駆け込んでいきました。

この時、コナンは半崎が何か企んでいる、と睨んでいました。

この近くに住んでいる半崎なら公園に時計があることは知っているはずです。それなのに、わざわざ高木刑事に時間を尋ねていました。

すると光彦は、半崎が杉山を殺害した可能性があると発言。自分が売れないのはマネージャーのせいだと恨んでいた半崎には十分な動機があります。

そして風呂掃除の際にシャンプーの容器を踏んでしまったと言っていましたが、風呂掃除をするならズボンの裾を捲るのが普通です。もし捲っていたとしたら、半崎のように裾に液が付着したりしないはずです。

そして、わざわざ公園に来て高木刑事に声をかけたのは、自分のアリバイを現職警官である高木刑事に証明してもらうためです。

 

「高木刑事、可哀想。警察手帳なくしちゃうし、殺人犯のアリバイ工作にも利用されちゃうなんて…」

「なあ、光彦。風呂掃除をする時はズボンの裾を捲るのが常識だって言ったよな?毛利のおっちゃんは面倒臭がって時々捲んねェぞ」

「そういえば、博士も」

 

つまり、本当に風呂掃除をしていた可能性もあるということです。

そして、高木刑事はたまたま警察手帳をなくして公園へ探しに来たのです。コナンは、大切なアリバイの証明をそんな偶然に頼るとは思えない、と光彦の推理を否定します。

その時、高木刑事が利用されてしまうと思い込んでいる歩美は、コナンの話も聞かずにステーキ店へと走って行ってしまいました。恐らく、半崎に物申すつもりなのです。

コナンたちは慌てて追いかけ、なんとか歩美を店の入り口で取り押さえました。

しかし、窓から店内の様子を窺うと、半崎はあまりに不自然な行動をとっています。時計をチラチラ見て時間を気にしながらも、料理には一切手をつけていないのです。

(何故だ。あの男、やはり何か企んでいるのか?)

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ネタバレ

コナンは、先ほど半崎がしつこく高木刑事と一緒にいたがっていたことを思い出しました。

 

「そういうことか!光彦の推理、半分は当たってたようだぜ?」

「は、半分って!」

 

やはり半崎は、杉山を殺害しようとしているのです。そして客になることでアリバイを作るため、この店に入ったのです。

さらに、高木刑事が警察手帳を探しに公園に来たのは偶然ではありませんでした。恐らく半崎は昨日、高木刑事の手帳を拾ったのです。

殺害時刻は午後2時から2時半頃。つまり、殺人計画は現在も着々と進行中ということです。恐らく、半崎のアパートの風呂場で。

コナンたちは、手分けして半崎のアパートを探すことにしました。

コナンたちが走り去る様子を見て、高木刑事は深く息を吐き出しました。

 

「少年探偵団にも見放されたか。とほほ……」

 

歩美、元太、哀は、商店街で聞き込みを始めました。

近所の主婦は、昨日半崎がコンクリートブロックを持って帰っていたが、住所まではわからないと証言。

一方、コナンと光彦は、氷屋の主人から半崎の住所を教えてもらうことに成功。先ほど半崎が大きな氷を買いに来たというのです。

DBバッジで元太たちに知らせた光彦は、コナンとともに半崎のアパートへ急行します。

元太たちは公園へ戻り、高木刑事に半崎が手帳を拾っていたことを伝えます。そしてコナンたちと合流すべく、高木刑事を連れてアパートへ向かいます。

 

高木刑事が半崎のアパートに到着すると、ちょうどコナンたちが大家から借りた鍵を使って中へ入ろうとしているところでした。

手帳を探して家中を駆け回った高木刑事は、浴室で拘束されている杉山を発見。そこには、氷とブロックで仕掛けが施されています。

その時、氷が溶けてブロックが杉山の頭の上に降ってきました。高木刑事は杉山を抱え起こし、間一髪のところで救出することに成功。

 

「昨日に続いてまた助けてもらいましたね。高木さんには」

「どうして僕の名を?昨日は名乗らなかったはずですけど」

 

杉山は、昨日拾った警察手帳を高木刑事に渡しました。それを手にした高木刑事は、涙を浮かべて大喜びしました。

半崎は手帳を拾ったのではなく、杉山が手帳を拾うところを見ただけだったのです。

 

その後、コナンたちはステーキ店へ戻り、窓越しの半崎に意味深な笑みを見せました。

そして、店内には高木刑事と杉山が──。

 

「どうしてここに?」

「聞きたいのは俺の方だよ!お前には才能がある。そう信じたからこそずっと一緒にやってきたんじゃないか!どうして最後まで俺を信じてくれなかったんだ、半崎」

 

こうして高木刑事は、殺人未遂の容疑で半崎を連行して行きました。

エピローグ

その後、目暮警部は殺人事件を未然に食い止めた高木刑事を賛称します。

 

「ところで、頭痛はもういいのかね?39度の高熱はどうした?腹がキリキリ痛いのは?フラついて足を挫いたのは?吐き気がして動けないんじゃなかったのかね?」

 

高木刑事は、警察手帳を探すために仮病を使って仕事を休んでいたのです。そんな彼が元気に犯人を捕まえていると知ればもちろん──、

 

「バカもん!警察官が仮病を使うとは何事だ!!今すぐ署に出頭しろォ」

「は、はいっ!あ、待ってください、目暮警部~!!」

 

高木刑事は、目暮警部が乗り込んだ警察車両を慌てて追いかけて行きました。

(ははは。結局は怒られちゃったのね…)

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第276話「警察手帳紛失事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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