名探偵コナン第202話のネタバレ!10人目の乗客(後編)

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第202話「10人目の乗客(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

日野 昌平(ひの しょうへい)
CV:中村秀和
41歳。所轄署刑事。

新開 均(しんかい ひとし)
CV:飛田展男
28歳。影鍬村駐在。

夏目 塔子(なつめ とうこ)
CV:鶴野恭子
25歳。バスガイド。

梶田 守(かじた まもる)
CV:星野充昭
35歳。バス運転手。

矢部 拓郎(やべ たくろう)
CV:石井康嗣
32歳。影鍬村役場の青年団長。

船木 武彦(ふなき たけひこ)
CV:堀部隆一
48歳。影鍬村村長。

奥村 荘吉(おくむら そうきち)
CV:塚田正昭
60歳。影鍬村助役。

駒井 きぬ(こまい きぬ)
CV:速見圭
42歳。駒井荘女将。

手塚 洋一(てづか よういち)
CV:小西克幸
29歳。7年前のバス事故で他界。

森次 幸平(もりつぐ こうへい)
55歳。7年前のバス事故で他界。

村人
CV:長嶝高士、千葉一伸、菅原淳一

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(前編)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は、昔懐かしいボンネットバスに揺られて、影鍬村へハイキングに出かけました。

しかし、途中のバスの中で、殺人事件が起きてしまいました。

被害者は、村人の足であるボンネットバスを観光用にすることに反対するリーダー・奥村荘吉です。

警察が容疑者を賛成派の矢部拓郎としたことから、村人たちの対立は激化しました。

さらに、7年前のバス事故も複雑に絡んでいるようです。

そんな折、観光推進派の船木武彦が神社で襲われ、蘭にも危険が迫っていました──。(前編へ)

あらすじ

新開巡査とともに神社へ駆けつけたコナンは、蘭の無事を知って安堵の胸をなでおろします。

その傍らに倒れていた船木は刃物で心臓を一突きされており、ほぼ即死だったと考えられます。

蘭は、犯人かどうかわからないが、矢部が自分に体当たりしてきたと証言します。
 
 
その後、コナンたちは駒井荘へ戻り、船木が亡くなったこと、そして蘭が襲われたことを小五郎に伝えます。

それを聞いた小五郎は、一歩間違えれば蘭が殺害されていたかもしれないと激怒し、新開巡査に矢部の家へ案内するよう命じました。

しかし、矢部の家はもぬけの殻で、夕刊が郵便受けに入ったままになっています。

小五郎は、矢部が所轄の取り調べから解放された後、すぐに船木を呼び出し殺害、そして逃亡したと推理します。

コナンは、テーブルの上に置かれていた矢部の預金通帳を確認し、2年前から毎月20万円振り込まれていることに気づきました。
 
 
翌日、逃亡した矢部の捜索のため、山狩りが行われることになりました。

村人たちも捜索に協力し、二派の対立もいよいよ頂点に達しようとしていました。

こうした村人の混乱が犯人の狙いなのか。或いは、別の狙いがあるのか。

コナンは、もし矢部が犯人だとすると、預金通帳を持って逃げたはずだと考えます。

そして昨夜、料理を落としたきぬの怯えた表情と慰霊碑の前での嗚咽。それを盗み見ていた塔子のことが引っ掛かっていました。

コナンは、全ての発端が7年前のバス事故にあると推理し、博士に連絡して協力を求めました。

博士は、すぐに過去の新聞記事を調べ、乗員乗客2名死亡、8人重軽傷だったと伝えます。

死亡したのは手塚洋一と森次幸平で、2人は影鍬村に観光に来ていたところ、不幸にも事故に巻き込まれてしまったようです。

コナンは、その2人の遺族の消息を大至急調べて欲しいと博士に頼みました。
 
 
その頃、矢部の捜索に協力していた小五郎は、山中をうろついていた矢部を見事に確保しました。

矢部は、日野刑事によって駐在所へ連行されましたが、船木殺害の容疑を否認します。

昨夜、船木に呼び出されて神社に行ってみると、船木の叫び声が聞こえ、慌てて駆け寄ったところへ蘭が現れたというのです。

そして、このままでは自分が疑われると思い、怖くなって逃げたと証言します。

日野刑事は、矢部の自宅で発見した預金通帳を突きつけ、2年前から毎月振り込まれているお金について追及します。

言い逃れができないと観念した矢部は、反対派のスパイをしていたことを告白しました。

バスの中で亡くなった反対派のリーダーの奥村にお金を貰い、船木の動向や思惑といった情報を流していたというのです。

奥村がそうまでして情報を得たかった理由は、観光開発の計画を潰すためでした。

新たな開発が始まれば、船木が懇意にしている会社に村のお金が流れます。そうなれば当然、奥村や反対派がかかわっている会社は排除されることになるからです。

昨夜、船木に呼び出されたのは、情報を流していたことがバレたためだといいます。
 
 
その頃、駒井荘へ戻ったコナンは、7年前のバス事故のことを詳しく聞かせて欲しいときぬに頼みます。

コナンは、犯人の動機が村の対立によるものではなく、バス事故に関係していると考えていたのです。

きぬからバス事故の真実を聞いたコナンは、その事実が明るみに出るのを恐れた船木が、事態の収拾を100万円払ってまで小五郎に依頼したのだと推理します。

その時、バス事故で亡くなった2人の遺族の消息を調べていた博士から連絡が入りました。

博士との交信を切った後、コナンは慌てた様子できぬに尋ねます。

「女将さん!事故の時と同じ時間のバスは何時に出るの?」

「えっと…、バスならもう出てるわよ!」

その答えを聞き、コナンは焦りの色を浮かべました。

コナンは、きぬに車を出して欲しいと頼み、急いでバスを追いかけます。

(これ以上、あの人に罪を重ねさせたくない…。頼む、間に合ってくれ!)
 
 
その頃、影鍬村を出発したボンネットバスは、峠を越えて下り坂を走行していました。

梶田は、急カーブに備えて速度を調節します。しかし、ブレーキが効かないことに気づき、それを乗客に知らせました。

乗っていた村人たちは当然の如く慌て出します。しかし、その傍らで一人だけ涼しい顔をし、急カーブに差し掛かる時を待っている人物がいました…。

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ネタバレ

ようやくボンネットバスに追いついたコナンは、バスの横に車を並べて欲しいときぬに頼みます。

そして、コナンはうまくバスに飛び移り、今回の連続殺人事件の真相を話します。
 
 
現在、バスに乗っている村人は、7年前の事故の時にもバスに乗っていた者たちです。

その他に、殺害された船木、犯人として逮捕された矢部を合わせて、全部で10人が乗っていました。

事故のことを詳しく話してくれた駒井荘の女将は、当時バスガイドでした。

事故の発端は、観光に来ていた手塚洋一が、バスガイドのきぬに絡んだことでした。

きぬは、必死に助けを求めましたが、村人たちは自分に被害が及ぶことを恐れて見て見ぬフリ。

そこで、同じく観光に来ていた森次幸平が立ち上がり、手塚を止めに入りました。

しかし、森次は激怒した手塚に殴り飛ばされ、ハンドルを握っていた梶田に乗りかかってしまいました。

そして、前を見ることができなくなった梶田は運転操作を誤り、バスは崖から転落してしまったのです。

この事故で亡くなったのは、きぬに絡んだ手塚と、きぬを助けようとした森次の2名。奇跡的に助かったのは、きぬと梶田を含めて村の人間8名です。

結局、村人たちの口は閉ざされてしまいました。事故の原因は亡くなった2人が喧嘩で暴れたことにして、一人の勇気ある人を見殺しにした罪悪感を胸の底に押し隠したのです。
 
 
今回の連続殺人の犯人は、亡くなったその勇気のある人・森次幸平の遺族で、動機は復讐です。

犯人は、バスガイドの夏目塔子。

塔子は、父の死の原因を探るため、影鍬村に住みついて調べ続け、遂に真相を掴みました。

皮肉なことに、復讐相手の矢部は村内の対立から連続殺人の容疑者として逮捕されてしまいました。

塔子は、他の復讐相手たちがみんな同じバスに乗り合わせることを知り、ブレーキに細工をして殺害しようと考えたのです。

「降りなさい、コナンくん!次のカーブで少しスピードが落ちるから、うまくすれば怪我だけで済むわ!」

「じゃあ認めるんだね?自分の犯行を」

塔子は、混雑に紛れて奥村のペットボトルに毒薬を注入したこと、そして闇に紛れて船木を刺したことを認めました。

全ては7年前の事故の時、バスに乗っていた全員に復讐するために…。

「父は人一倍正義感が強かった。だから絡まれた人を助けるのは当たり前の自然な行動だったのよ。でもあの時、誰か一人でも父に加勢してくれていたら…」

コナンは、最初に殺害した奥村は7年前の事故の時、バスに乗っていなかったと伝えます。

事故の日、奥村は風邪で熱を出し、家で休んでいました。そのため、新聞には奥村の名前が載っていませんでした。

つまり、奥村は塔子の父の死とは関係なかった人物ということです。

これまで冷静に話をしていた塔子は、罪のない人を殺害してしまったことを知り、初めて動揺を見せました。

「駒井荘の女将さんは許してあげたんだよね?」

「そう、あの人は…」

きぬは毎晩、事故現場に建立された慰霊碑の前で涙を流し、何度も何度も謝罪していました。

そのことを知っていた塔子には、きぬを手に掛けることなどできなかったのです。

「女将さんだけでなく、あの事故に遭った人たちはみんな、人に言えない十字架を背負って生きて来たんだと思うよ」

バスに乗っていた村人たちは頭を下げ、自分たちに勇気がなかったばかりに申し訳ないと塔子に謝罪しました。

塔子は涙を流し、なんとしてでもバスを止めて欲しいと梶田に頼みます。

そこでコナンは、伸縮サスペンダーを道路脇の岩にかけ、それとバスを繋いで停車させようとします。

しかし、10トンのバスに通用するはずもなく、いよいよ急カーブに差し掛かりました。

誰もが諦めかけた時、伸縮サスペンダーが思いがけない効果を発揮し、バスは崖に落ちる一歩手前で止まりました。
 
 
 
その後、警察が駆けつけ、塔子は連行されていきました。

「コナンくん、君って一体…」

「ただのお節介な探偵さ」

「ありがとう、小さな探偵さん」

きぬからコナンがブレーキの効かないバスに乗っていると知らされた小五郎は、コナンを見つけるなり拳で頭を殴りつけます。

「心配かけさせやがって!!」

こうして、事件は見事に解決したのでした。

エピローグ

事件が解決したあとも、ボンネットバスは走っていました。

人々の様々な思いを乗せ、のんびりと緑の中を…。

まとめ

■ BACK:
第201話「10人目の乗客(前編)」
■ NEXT:
第203話「黒いイカロスの翼(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第202話「10人目の乗客(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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