名探偵コナン第49話のネタバレ！外交官殺人事件（後編）

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

名探偵コナン第４９話｜事件ファイル概要

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名探偵コナン第４９話｜登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・工藤　新一
CV：山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

・毛利　小五郎
CV：神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・毛利　蘭
CV：山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・服部　平次
CV：堀川りょう
西の高校生探偵。大阪府警本部長である父親譲りの推理力で数々の難事件を解決している。

・目暮　十三
CV：茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある･･。

・小嶋　元太
CV：高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

・円谷　光彦
CV：大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

・吉田　歩美
CV：岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

・辻村　勲（つじむら　いさお）
CV：亀井三郎
５４歳。外交官。

・辻村　公江（つじむら　きみえ）
CV：有田麻里
５０歳。勲の妻。

・辻村　貴善（つじむら　たかよし）
CV：山田佳伸
２７歳。勲の一人息子。司法修習生。

・桂木　幸子（かつらぎ　ゆきこ）
CV：松原ひろの
２４歳。貴善の恋人。東都医大在学中。

・辻村　利光（つじむら　としみつ）
CV：丸山詠二
７８歳。勲の父。元大学教授。

・小池　文雄（こいけ　ふみお）
CV：田原アルノ
４８歳。辻村家の執事。

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名探偵コナン第４９話｜（前編）のストーリー

突然、毛利探偵事務所に押しかけてきた関西の高校生探偵、服部平次。

どうやら平次は、東の高校生探偵の新一と推理勝負がしたいようだ。

そんな時、小五郎に外交官の辻村勲の妻、公江から、息子の恋人の素行調査の依頼が舞い込んだ。

辻村邸へ出かけたコナンたちは、書斎で勲が毒殺された現場に出くわした。

しかも、密室殺人だった。

平次は、次々と証拠を見つけてトリックを解き明かしていく。

コナンはというと、風邪が悪化したこと、そして平次が持ってきた白乾児（パイカル）を飲んだせいで、熱を出して倒れてしまった。

しかし、その熱の出方は様子が変だった･･。（前編へ）

名探偵コナン第４９話｜あらすじ

見事、密室の謎を解き明かした平次。

目暮「犯人は誰なんだね？服部くん･･」

被害者を殺害した後、このトリックを使い終えるのは少なくとも５、６分はかかる。

犯行時刻は３時３０分から４時までの３０分間。

４時に帰宅し、小五郎たちとずっと一緒にいた公江に犯行は不可能。

同じく３時から４時頃まで玄関先で近所の人と話し込んでいて、公江を出迎えた池田も犯人ではない。

小五郎たちが訪れる直前に家へ来て、池田が公江を出迎えている間に２階へ上がった貴善と幸子は引っかかるが、その間長く見積もっても１、２分程度で犯行は不可能だ。

となると犯行が可能なのは、２時過ぎにやってきて書斎の隣の居間でテレビを見ていたという利光だけとなる。

平次「証拠は、俺がさっき和室で見つけた針つきのテグスや」

そのテグスは、新素材でできている細くて強い特殊な釣り糸だ。

平次「釣りをやってるアンタが知らんとは言わせへんで」

公江と小五郎たちが書斎へ向かう途中、階段のところで利光に遭遇した。

つまり、利光は犯行後に和室へ行ったのだ。

平次「その和室のゴミ箱の中にこのテグスがあったんが動かん証拠っちゅうわけや」


その時、蘭がコナンを捜しに書斎を訪れた。

蘭「すいません、コナンくんここに来ませんでしたか？」

平次は、蘭に構うこともせず、利光を問い詰める。

平次「どうや、違うんか？じいさんよォ」

利光「そうじゃ･･。ワシじゃ･･。息子の勲を殺したのは、このワシじゃ･･」

その時、「いや、そいつは違うな」という声が聞こえてきた。

みんなが書斎の入口に目を向けると、そこにはドアにもたれ掛かるようにして新一が立っていた。

新一「そいつは違うぜ」

小五郎「あ･･！」

目暮「工藤･･」

平次（こいつが工藤。工藤新一）

蘭（新一･･？ほんとに、ほんとに新一？）

新一の姿を目にした蘭は、瞳にためていた涙がこぼれ落ちた。

蘭「どこ行ってたのよ！いなくなったと思ったらいきなり現れて！私、心配してたんだから･･」

新一「バーロー。泣いてんじゃねェよ」

平次「その子の言う通りや。今頃出てきて違うやと？俺の推理が間違うてるとでも言うんか」


新一は、ゆっくりと書斎の中へ足を進め、平次の隣に立つ。

その時、蘭は新一が異常な量の汗をかいていることに気づいた。

平次「俺の推理のどこが違うっちゅうんや、工藤」

新一「お前が今言ったトリックは机上の空論。１００％不可能だと言ってんだよ」

目暮「おいおい工藤くん。言葉を挟むようだが彼が推理した密室トリックは完璧だよ！さっき、ワシのズボンで実験もやったんだ」

目暮警部は、先ほど行った実験の内容を説明する。

まず、針つきのテグスの針がついていない方の先をセロハンテープでキーホルダーに固定し、針のついている方をズボンのポケットの内側から通す。

そして、テグスの両端を持って部屋の外へ出て鍵をかけ、針のついた方のテグスを引っ張る。

すると鍵は自動的にポケットに収まり、さらに強く引っ張ればテグスがテープから外れ、あとはそれを巻き取れば証拠もなくなり、密室ができるという訳だ。

新一「本当に鍵が入っているんですか？目暮警部」

目暮「え？」

鍵は、被害者のズボンの二重ポケットの中から発見されていた。

平次「もちろんや。嘘やと思うんやったら、よう見とけよ！」

平次が目暮警部のズボンのポケットを確認すると、鍵は二重ポケットの中には入っていなかった。

平次「そんな･･、アホな。確かに俺は二重ポケットの中にテグスを通したはずや」

新一「鍵を入れた時、目暮警部が座っていたからだよ」

座っていたため、ポケットが折れ曲がって鍵の通り道を狭め、奥にある二重ポケットに届く前にテグスがテープから外れてしまったのだ。

平次「ほんでも万が一、いや１０回に１回ぐらいは偶然･･」

新一「何回やっても同じこと。思い出してみろ、鍵が被害者の二重ポケットの中に入っていた時の鍵の向きを」

鍵を発見した時、狭い二重ポケットの中に鍵とキーホルダーが一緒に入っていた。

新一「万が一、二重ポケットの中に入っていたとしても、キーホルダーだけのはず」

狭い二重ポケットの中にキーホルダーと鍵がくの字に折れ曲がって入る訳がない。

それがきちんと入っていたということは、犯人があらかじめ被害者のズボンの二重ポケットに鍵を入れたということだ。

平次「ほな、なんなんや。俺が和室で見つけたこの針つきのテグスは」

新一「それも犯人の仕掛けた罠だ」

犯人は、利光に罪をきせようとしていたのだ。

新一「俺も同じものを５、６組見つけたよ。この家の中の至る所でな」

つまり犯人は、犯行時刻に利光がどこにいてもいいように、和室以外にも仕掛けていたのだ。

平次「けど、あのじいさんは自分で犯行を認めたんやで」

新一「あれは老人が犯人の仕掛けた罠にわざと乗っただけだ。どういう理由があるかは知らねェけどな」


書斎には、犯人が作った本当のトリックの仕掛けが残っている。

被害者を発見した時、部屋にはオペラがかかっていて、被害者の前には本が積まれていた。

オペラは、毒針を刺した時に被害者が出すかもしれない呻き声を歌声で消すため。

積み上げた本は、その時に苦痛に歪むかもしれない被害者の顔を隠すため。

平次「そんなアホな。誰の目と耳を誤魔化す必要があるっちゅうんや」

新一「それは服部、お前だよ。服部だけじゃない。服部と一緒にこの書斎に入った蘭や毛利探偵にも気づかれてはいけなかった」

つまり犯人は、書斎に入った時、真っ先に被害者に近づいた人物。

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名探偵コナン第４９話｜ネタバレ

新一「そう。犯人は奥さん、あなただ！」

新一は公江を指差した。


公江は、あらかじめ勲を薬か何かで眠らせておいた。

そして、公江は被害者を起こすフリをして毒針を刺した。

その睡眠薬が強力で、毒針の毒が猛毒なら、被害者は刺された直後にそのまま眠ったように死んでしまう。

公江がオペラと本を仕掛けたのは万が一のためだ。

目暮「しかし、その睡眠薬があとで死体から検出されたら、このトリックは･･」

平次「いいや、わからへん。部屋に入る前から死んどったと思い込んでる俺らは、毒針を刺す時に被害者が抵抗せんように眠らせたと思うくらいや」

つまりこれは、密室にわざわざ探偵を招き、目の前で犯行に及ぶ者はいないだろうという盲点をついた心理的密室殺人。

平次「証拠を見してもらおうか。それにあの時、奥さんに毒針を出す素振りなんてなかったで」

新一「そう。奥さんは部屋に入る時、誰にも気づかれず自然に毒針を出した。鍵と一緒にな」

公江が持っていた鍵のキーホルダーは、被害者が持っていたものと同じデザイン。

当然、公江のものも２つに分かれるはずだ。

新一「さぁ、見せてください。あなたの持っている鍵を、キーホルダーの中身を」

目暮「奥さん、ちょっと拝見しますよ」

目暮警部がキーホルダーの中を確認すると、細い溝ができていた。

それは、毒針が仕込んであった溝。

部屋に入った直後に素早く取り出せるようにキーホルダーを細工しておいたのだ。

つまり、その溝付きのキーホルダーこそ公江が犯人だという決定的な証拠だ。


目暮「しかし、なぜだね。なぜ奥さんはご主人を･･」

新一「俺の勘が正しければ、その動機は恐らくこの写真にある」

新一は、棚の上に飾られていた写真立てを目暮警部に渡す。

目暮「これは、奥さんがまだ若い頃の」

新一「よく見てください、警部。誰かに似ていませんか？」

蘭「あ！幸子さんにそっくりだわ！」

公江「似てて当然ですわ。私は幸子の母親なんですから」

幸子「そ、そんな･･」

公江「幸子は、前の夫との間にできた娘。２０年前、今の夫、辻村勲に汚職の罪を着せられ、社会から抹殺された外交官、山城健二の娘ですわ」


山城は、１５年前に獄死した。

勲の狙いは、当時同じ外交官でライバル関係にあった山城を蹴落とすため。

そして、山城の妻だった公江を手に入れるため。

そうとも知らずに、夫が捕まり、娘の幸子を夫の親戚にとられて精神的にどん底だった公江は、勲の口車に乗って一緒になってしまった。

公江がそのことを知ったのは、貴善が恋人である幸子の写真を持ってきた時だった。

公江は、まさかと思い勲を問い詰めると、堰を切ったように山城に汚職の罪を着せたことを喋り始めた。

そして、汚職事件に利光が関わっていたことも。

利光「すまん、公江さん･･。あの時、ワシはどうかしてたんじゃ」

目暮「なるほど。昔の罪を悔いていたあなたは、奥さんの張った罠にハマったフリをして犯人として罪を被ろうとしたわけですな」

公江「今更善人ぶってもダメですわ、お父様。あの人は無実の罪を着せられたままこの世を去ったんですからね」

公江は手錠をかけられ、連行されていく。

公江「貴善さん、今の私にこんなこと言う資格はないけれど･･、幸子をよろしくね･･」

幸子は、顔を両手で押さえ、泣き声を上げた。

平次「そうか。あの人が娘にきつく当たってたんは、親子やと気づかれんようにするためっちゅうわけか」



その時、突然新一が咳き込み、その苦しさから蹲ってしまった。

蘭「新一！大丈夫？新一･･」

新一「ちょっと、風邪気味なだけだ･･」

平次「けど、なんでお前あんなに事件のこと詳しく知ってたんや。やっぱり近くで覗いてたんと･･」

新一「バーロー。あのメガネのボウズに電話で聞いたんだよ。大阪から変な探偵が来てるからすぐ来てくれって。だから手掛けてた事件片付けて、電車に乗って･･」

蘭「嘘！この人言ってたよ。電話で元気かって聞かないのはおかしいって！本当は近くにいたんでしょ？きっと近くにいて心配する私を見て笑ってたんだわ」

新一「おい、蘭･･」

蘭「どうしてそんなことするのよ。私がこんなに･･、こんなに･･」

みるみるうちに蘭の瞳に涙がたまっていく。

新一「ナメんなよ。俺は探偵だぜ？蘭のことぐらい、声聞けばわかるさ」

再び新一が咳き込み、それが尋常じゃないと判断した蘭は医者を呼びに走って行った。

平次「なんや、俺の推理は最初から外れとったんかいな。今回は何から何まで俺の負けや。さすがやな、工藤。お前の推理の方が一枚上やった」

新一「バーロー。推理に勝ったも負けたも、上も下もねェよ。だってよ、真実はいつもたった一つしかねェんだからな」

平次「そらそうや。どうやら俺は勝負にこだわり過ぎて冷静やなかった」

新一は、体の異常な熱と胸の苦しさから意識を手放しそうになる。

新一（やべェ･･。また心臓が･･、熱い･･、骨が溶けてるみてェだ）

新一は、平次から逃げるようにフラフラと廊下へ出た。

そこへ、蘭が医者を連れて現れた。

蘭「新一？ダメじゃない、勝手に動いちゃ。病人なんだから！」

新一（まずい･･、今コナンに戻ったら、俺の正体が･･）

新一は、倒れるように階段の下へ転げ落ちた。

駆けつけた蘭が階段の下を見ると、そこには新一の上着だけが残されている。

蘭「ちょっと、上着だけじゃない！新一？」

新一は、トイレに駆け込み、痛む胸を強く抑える。

新一（頼む、まだ戻らないでくれ･･。せめて蘭に、俺の本当の口で、本当の声で･･、せめてもう一言、蘭に･･）

蘭は、新一の叫び声を聞き、トイレのドアを開けた。

するとそこには、大きなシャツに身を包んだコナンの姿があった。

蘭「コナンくん･･。どこ行ってたの？捜したのよ！それにそのシャツ･･」

コナン「汗かいたからあの部屋の服借りたんだよ･･」

蘭「ねぇ、新一見なかった？」

コナン「新一兄ちゃんなら、新しい事件思い出したって言って、さっき着替えて玄関から出てったよ」

蘭「え？あんにゃろー！」

コナン「それに新一兄ちゃん言ってたよ。この事件に新一兄ちゃんが関わったこと、誰にも言わないでくれ･･って」

コナンは、そのまま意識を失ってしまった。

蘭「ちょっと･･、コナンくん！！」

名探偵コナン第４９話｜エピローグ

それから３日間、コナンは寝込むこととなった。

その間に平次は大阪へ帰り、コナンが倒れる前に蘭に頼んだおかげで、あの事件を報じた新聞には工藤新一の名前は出なかった。

これで新一に毒薬を飲ませた黒ずくめの男たちにも新一が生きていることを知られずに済む。

コナン（でもなんで俺、元の高校生の体に戻ったんだろ･･。待てよ、確かあの時･･）

平次がやってきて、白乾児を飲まされて･･、

コナン（あれだ！間違いない、あの酒を飲んで俺は元に戻ったんだ）

コナンは、事務所にこっそり忍び込み、小五郎の机の上に置いてあった白乾児を手に取る。

そして、それを飲もうとした時･･

蘭「コラ！何飲んでんのよ、コナンくん」

蘭は、コナンの手からグラスを取り、匂いを嗅ぐ。

蘭「やっぱり！お酒なんか飲んで、ダメでしょ！ほら、早く着替えて！」

コナン「え？」

蘭「お友達が来てるわよ」

蘭は、事務所の入口を指差す。

すると、そこには･･、

歩美「コナンく～ん！」

元太「コナン！」

光彦「コナンくん！」

コナン（またお前らかァ･･）



その後、着替えを済ませたコナンは、元太たちと図書館へ行くことになった。

歩美「心配しちゃったよ、コナンくん風邪で３日間休んじゃうんだもん」

元太「いいよなー、学校サボれて。俺も風邪ひこうかな」

光彦「元太くんは絶対風邪なんかひきませんよ」

元太「なんでだよ？」

光彦「だってほら、言うでしょ？バカは風邪をひかな･･、いてっ！」

元太は、勢いよく光彦の頭を殴りつけた。

歩美「でも良かったね。元通り元気になって！」

コナン（あーあ。元通りになっちまったぜ･･）

コナン「で？なんでみんなで図書館行かなきゃいけねェんだ？」

歩美「だって、休んでて宿題の読書感想文出してないのコナンくんだけよ。だからみんなで手伝ってあげようと思って！」

コナン（歩美ちゃんはともかく、元太と光彦は歩美ちゃんにくっついてきただけだな･･。でもまぁ付き合ってやるか。俺があの酒を飲んで高校生に戻ったら、コイツらとこうやって一緒にいるのも最後になるかもしれねェしな･･）

アニメ名探偵コナンを動画で見る方法

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アニメ名探偵コナンは、2024年10月18日時点で、第1話から第1053話まで配信されています。

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まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。