名探偵コナン第69話のネタバレ!闇の男爵(ナイトバロン)殺人事件(疑惑篇)

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第69話「闇の男爵(ナイトバロン)殺人事件(疑惑篇)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

名探偵コナン第69話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第69話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

横溝 参悟
CV:大塚明夫
静岡県警捜査一課の警部。小五郎のことを尊敬している。人に話しかける時に顔を近づけすぎる癖がある。

今野 史郎(こんの しろう)
CV:速水奨
28歳。銀行員。2002号室。

江原 時男(えばら ときお)
32歳。コンピュータープログラマー。2101号室。

金城 玄一郎(かねしろ げんいちろう)
CV:糸博
74歳。コンピューター会社オーナー。2001号室。

林 静江(はやし しずえ)
CV:水原リン
56歳。金城の使用人。

上条 秀子(かみじょう ひでこ)
CV:榎本智恵子
29歳。コンピューターソフト会社社長。2102号室。

前田 聡(まえだ さとる)
CV:荒川太郎
30歳。城南大学電子工学科助手。1901号室。

佐山 明子(さやま あきこ)
CV:本多知恵子
24歳。高校数学教師。前田の婚約者。

警官
CV:千葉一伸、高木渉

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名探偵コナン第69話|(事件篇)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は、参加できなくなった阿笠博士と博士の友人の親子の代わりに「伊豆ミステリーツアー」に参加した。このツアーというのは、参加者の中に紛れ込んでいる主催者がナイトバロンに扮してツアー中に事件を起こし、その主催者の正体を突き止めた者の宿泊費が無料になり、あるプログラムの入ったフロッピーが手に入るというものである。

参加者たちが互いに牽制し合う中、バルコニーに一人でいたコナンはナイトバロンに突き落とされた。落ちたところはプールだった。これは警告なのか。それともただのゲームなのか。

そして事件は起きた。ナイトバロンの格好をした人物が転落し、銅像に突き刺さって死亡したのだ・・。(事件篇へ)

名探偵コナン第69話|あらすじ

暫くして、静岡県警捜査一課の横溝警部たち警察が到着し、事件の捜査が始まった。コナンたちは、以前「天下一夜祭殺人事件」の時に横溝警部と会っており、互いに面識があった。埼玉県警の刑事だった横溝は、先月から静岡県警へ警部として転勤してきたという。

コナンは転落死したナイトバロンの仮面を外し、その正体を確認する。それはプログラマーの江原時男だった。蘭は江原がミステリーツアーの参加者だと横溝警部に伝える。

「ところで、毛利探偵は今どこにおられるんですか?」

暫く小五郎の姿を見ていない蘭は、横溝警部の問いに答えられずにいた。そこへ上条が現れ、小五郎が2階のパブで眠っていると話す。

小五郎に相談するため、横溝警部は蘭とコナンを連れてパブへ向かう。その時、コナンは上条の瞳から涙が零れ落ちたことに気づいた。

パブに到着した横溝警部は、眠っている小五郎を起こして事のあらましを説明する。小五郎は冷たい水を口に含んだ後、頓狂な声を上げた。

「なにィ? 江原さんがナイトバロンの格好で転落死ィ?」

横溝警部は、江原が転落した時間が午後10時だと報告する。小五郎は自分の腕時計で時間を確認し、長い時間寝てしまったことを悟った。

その後、小五郎は江原の宿泊する2101号室を調べることにした。しかし内側から防犯用のロックがかけられており、やむを得ず器具を用いてドアロックを分断することとなった。

部屋の中の窓は開いた状態で、外から入り込む風によってカーテンが揺れ動いていた。そして床には今夜江原が着ていた衣服が散乱している。その傍らにはルームキーまで放り出されていた。

ベランダから下を眺めた横溝警部は、そこがちょうど銅像の真上ということに気づく。となると、江原はこの部屋から転落したと考えられる。

小五郎は、ベランダの手すりに手袋が挟まっていることに気づき、事故死だと判断する。ナイトバロンに扮した江原は、下の部屋の参加者を驚かせようとベランダから下りたが、誤って転落してしまった。

しかしコナンは、21階のベランダからロープも無しに危険な行動に出るはずがないと話す。それに部屋の鍵は室内にあった。運よく下のベランダに下りることができ、下の部屋から抜け出せたとしても、鍵がなければ自室に戻って来ることはできない。

「うるせェんだよ!」
「いてェ~!」

小五郎は自分の周りをちょろちょろ動き回るコナンの頭を殴りつけた。その拍子に、コナンは持っていた万年筆をベランダから落としてしまった。

その後、小五郎は遺体を確認する。21階から転落して銅像に突き刺さった遺体は、見るも無残な姿だった。

コナンが先ほど落とした万年筆を探していると、続々と参加者たちが現場に集まってきた。参加者たちは、ツアーの主催者が江原だったと結論付ける。そして小五郎が事故死だと伝えたことで、解散となろうとしていた。その時──

「あれー? おかしいよ、このネクタイどうなってんの?」

コナンは江原のネクタイの結び目が妙だと指摘する。そしてビアガーデンでウェイトレスから預かった江原のネクタイを横溝警部に渡す。それらを比較すると、結び目が逆になっていることがわかる。

「あれれー? この人ベルトもへんてこだよ!」

遺体の腰元のベルトは、閉め方が逆さになっているのだ。

以上のことから、小五郎は江原がナイトバロンの衣装を誰かに着せられたと考える。となると、江原は本物のナイトバロンに21階の部屋から突き落とされたということになる。つまり殺人犯ナイトバロンは、まだ参加者たちの中にいるということだ。

その後、ホテルに取り調べ用の部屋を設け、江原が転落した午後10時のアリバイを参加者たちに確認することになった。

城南大学電子工学科助手の前田聡は、展望台でコナンたちと別れた時には10時を回っていたと証言。

会社社長の上条秀子は、2階のパブでずっと小五郎と酒を飲んでいたと証言。しかし小五郎は酔い潰れて眠っていた。

会社オーナーの金城玄一郎は、使用人の林静江とともに江原が転落した屋外レストランにいたと証言。

銀行員の今野史郎は、自室で9時45分から10時過ぎまでパソコン通信で自分宛てのメールを読んでいたと証言。

高校数学教師で前田の婚約者である佐山明子は、10時過ぎに前田が帰ってくるまで一人で部屋でテレビを見ていたと証言。

──と、参加者たちのアリバイは、どれもあやふやなものばかりだった。

コナンは、犯人が2101号室のベランダから江原を突き落とした後、どのようにして部屋を出たのか考えていた。防犯ロックのかかった部屋から、一体どうやって……。今わかっているのは、殺人犯がまだこのホテルにいるということだけだ。

コナン、蘭、佐山は、部屋へ戻ろうとエレベーターに乗り込んだ。この時、佐山は10時頃にモーニングコールを頼むためフロントに電話をしたと明かす。ホテルの電話は使用した時間と部屋番号が全て記録されるのだ。となると、佐山のアリバイは確かなものとなる。

そしてエレベーターは19階に到着し、チンという音とともに扉が開いた。その時、蘭と佐山は短い悲鳴を上げる。コナンたちの前にナイトバロンが現れたのだ……。

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名探偵コナン第69話|ネタバレ

蘭は、コナンと佐山を自分の後ろへ下がらせる。そして身を構えてナイトバロンと対峙する。

暫くして、痺れを切らせた蘭は空手の技を繰り出す。しかしナイトバロンはゆらゆらと揺れ動きながらそれを躱す。そしてナイトバロンは逃げ去って行った。

コナンはすぐさまナイトバロンを追いかけようとするが、ぼんやりと立ち尽くす蘭に気づき足を止める。

「何してんの、蘭ねえちゃん! 逃げちゃうよ!」

しかしコナンが何度呼びかけても蘭は反応を示さなかった。

その後、再び小五郎たちの元へ戻ったコナンたちは、現れたナイトバロンを見す見す逃がしたことで小五郎から責められる形となってしまった。

「バーロー! なんで捕まえなかった!」

その時、気絶した警官が運び込まれてきた。その警官は、遺体を安置していた部屋に倒れていたという。どうやら何者かに殴られたようだ。遺体は無事だったが、ナイトバロンの衣装がなくなっていた。

そして続けざまに血相を変えた警官が駆け込んできた。「ナイトバロンが、プールに…」と。

プールを訪れたコナンたちは、水面に浮かぶナイトバロンの仮面と帽子、かつら、マントを発見する。しかし肝心の中身は見当たらない。

コナンは、犯人がバルコニーから衣装だけをプールに投げ入れたと推理する。犯人はなぜナイトバロンの格好でエレベーター前にいたのか。上の階に用があるなら人目につかない階段を使うはず。それになぜナイトバロンの格好をしていなければならなかったのか。

その後、横溝警部は再び参加者たちを取り調べ室に集め、アリバイを確認する。しかし全員自分の部屋にいたと証言し、それを証明する人物もいなかった。ということは、ナイトバロンがエレベーター前に現れた時のアリバイは、佐山を除く全員にはないことになる。そこで横溝警部は、全員の部屋を調べることにした。

1901号室の前田と佐山の部屋からは特に怪しいものは発見されなかった。横溝警部は佐山が薬品を所持していることに気づいた。佐山は不眠症だと打ち明けた後、睡眠薬をいつもポケットに入れて持ち歩いていると説明した。

2001号室の金城と林の部屋からも特に怪しいものは発見されなかった。コナンはこの部屋の真上が江原の部屋だと気づき、窓の鍵がかかっていたか金城に尋ねる。しかし金城は目が不自由だと言い、代わりに答えるように林に促す。林は出かける時にはいつも確認していると答えた。

2002号室の今野の部屋からも特に怪しいものは発見されなかった。今野は、金城が手塩にかけて育てていた息子がウイルスに殺されたということを打ち明ける。さらに、亡くなった江原は上条の元夫だと告白した。

2102号室の上条の部屋からも特に怪しいものは発見されなかった。上条は、江原が元亭主だということを認めた。それは3年前のことで、江原の正体がハッカーだと判明したため離婚したという。コンピューターを扱う上条としては、ハッカーの存在は許せないものだったのだ。

コナンは、佐山が持っていた薬と同じものが上条のバッグに入っていることに気づいた。

横溝警部と小五郎が参加者たちの部屋を調べている時、同行したコナンは部屋の間取りを確認していた。江原の部屋から脱出可能なのは、金城と林の2001号室ぐらいだ。

その時、江原の部屋の前を通りかかったコナンは、分断されたドアロックにセロハンテープが付着していることに気づいた。

(待てよ…、確かこれって……)

その頃。一人自室に籠っていた蘭は、ナイトバロンに遭遇した時のことを思い返していた。ナイトバロンは蘭の蹴りを無駄な動き一つなく素早く躱していた。容疑者の中でそんなことができる人物など限られている。それに気づいた蘭は瞳から涙が溢れ出す。

「ねぇ開けてよ、蘭ねえちゃん!」

その時、コナンの声が聞こえてくる。蘭がドアへ向かうと、かけた覚えのないドアロックがなぜかかかっている。蘭はドアロックを外してコナンを中へ入れようとする。

「泣いてるの?」
「ち、違うの。欠伸してたら、ちょっと…」

コナンは部屋の中に入らず、すぐに戻ると伝えて再び駆け出した。コナンが乗り込んだエレベーターの中では、先客の鑑識課員2人が話し込んでいた。その内容は、遺体を安置していた部屋で殴られた警官が空手の達人だというものだった。

(おいおい待てよ。まさか、犯人は…)

まとめ

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第70話「闇の男爵(ナイトバロン)殺人事件(解決篇)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第69話「闇の男爵(ナイトバロン)殺人事件(疑惑篇)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

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