名探偵コナン第278話のネタバレと感想！英語教師VS西の名探偵（後編）

シーズン7

英語を話せるのに下手なフリをする平次と、日本が上手なのにわざと片言で話すジョディ。

この2人の対決の勝敗の行方が気になりますね！

そして、犯人はどのようにして被害者に窓から身を投げさせるように仕向けたのでしょうか。

それでは、アニメ「名探偵コナン」第278話「英語教師VS西の名探偵（後編）」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

英語教師VS西の名探偵（前編）のおさらい

画像引用：名探偵コナン公式サイト

蘭の高校の英語教師・ジョディが黒の組織の一員ではないかと疑いを持った平次は、コナンを連れてジョディのマンションにやってきました。

ところが、3人で食事に出ようとエントランスを出た時、ジョディの隣室の住人・高井が落下してきました。

21階の高井の部屋が密室状態だったことから、目暮警部と高木刑事は自殺と考えます。

しかし、寝室の窓のカーテンレールは歪んでいて、高井が落ちそうになって思わずカーテンを掴んだために歪んだと推理するコナンと平次は他殺と確信したのですが──。

名探偵コナン第277話のネタバレと感想！英語教師VS西の名探偵（前編）

名探偵コナン第278話のあらすじ

証拠は携帯電話？

今回の密室殺人の謎を解くカギは窓ガラスの外側についた傷と考える平次ですが、どうして傷がついたのかはわかりません。

そこにやってきた千葉刑事は、高井が転落する直前に恋人の下田千加（しもだちか）が撮影した写真の現像が終わったと報告し、それを目暮警部に渡しました。

さっそくみんなで写真を確認してみたところ、ほとんどが何の変哲もないマンションの外観でした。

しかし、中には高井が写っている写真もあり、カーテンを右手で握り、左手で携帯電話を部屋に向かって投げていたことがわかりました。

高井が転落する前に携帯電話が落ちてきたことを踏まえると、窓ガラスの傷は携帯電話がぶつかった跡と考えることができます。

──が、問題はなぜ携帯電話を部屋の中に投げる必要があったのかです。

携帯に何か手掛かりを残してそれを証拠として部屋に置いておきたかったからとも考えられますが、落ちてきた携帯の画面には怪しい文字など何も映っていませんでした。

容疑者の行動に怪しい点がない

次にコナンと平次が考えたのは、どのようにして被害者に窓から身を投げさせるように仕向けたのかです。

マンションのエントランス付近で写真を撮影していた千加ができたのはカメラのフラッシュを見せることだけでした。

同僚の仲町通也（なかまちみちや）は転落する1分前に高井の携帯にメールを送っていますが、そのメールの内容に問題はありませんでした。

そして同じく同僚の川上昇（かわかみのぼる）も転落の直前まで高井と電話をしていましたが、「死ね」と言われて高井が窓から飛び降りるとは思えません。

激昂する和葉の言葉がヒントに

コナンと平次があれこれ考えを巡らせていると、平次の携帯に和葉から着信が入りました。

いま何時やと思ってんの、どあほー！！

平次は和葉と出かける約束をしていたのですが、その約束をすっかり忘れていたため、すっぽかされた和葉が怒りの電話を寄越したのです。

電波が悪く和葉の声が聞き取りにくいため、平次は窓際に行って通話を続けます。

そして、東京にいるためすぐに行くことができないと伝えると、和葉は「今日の夜7時、梅田のビッグマンの前で待っとけ言うてたやん！私の手帳にもそうメモってあるし」と激昂します。

この時、コナンと平次は「手帳にメモ」という和葉の言葉で、密室殺人のトリックと携帯に残された証拠が何なのかを突き止めました。

平次は無言で和葉の電話を切ると、コナンに目配せしてもう一度寝室を調べることに。激おこの和葉ちゃんが想像できますね（笑）

画像引用：名探偵コナン公式サイト

この時、ジョディはメガネを光らせてこっそり2人の写真を撮影していました。

名探偵コナン第278話のネタバレ

事件の再現

コナンと平次は目暮警部に実験をしようと提案し、酔っ払った高井の役をジョディに演じさせて事件を再現することにしました。

オーケー♪その代わり、私のとてもとても大好きなお酒、見つけてきてくれますか？

というジョディの要望でシェリー酒が用意されました。

しばらくして、酒を飲んで酔っ払ったジョディが高井のベッドで眠りに落ち、平次は枕元に高木刑事の携帯を置いて寝室を出ました。

そして仲町が高井の携帯にメールを送ったように、平次も高木刑事の携帯にメールを送ります。

ジョディが着信音で目を覚ましてメールを確認すると、画面には「あんた何者や」の文字が。ストレートに聞きすぎ（笑）

ジョディは意味深な笑みを浮かべ、廊下にいる平次にメールを読んだと声を掛けました。

続いて、千加がしたようにマンションの下でカメラのフラッシュを光らせ、川上がしたように高木刑事の携帯に電話をかけます。

ジョディと電話が繋がったことを確認した平次は「メールの答えを聞かせてくれ」と伝えます。

すると、ジョディは「あなたこそ何者ですか？」と反対に質問を繰り出しました。

平次が「普通の高校生」と答えたあとで声が聞き取りにくいと言うと、ジョディは暗い室内の中、窓際に移動してベランダに出ようとしました。

その直後、助けを求めるジョディの叫び声が響き渡り、目暮警部が慌てて室内に入ると、窓から転落しそうになったジョディの体を高木刑事が支えていました。

ジョディが落ちそうになった原因はベッドの斜め前の窓がベランダに面している窓だと思い込んでいたからです。

実は先ほど、平次は電波の通りが良くなるようにジョディが携帯を持ってベランダに出るのを予想してベッドの位置を変えていました。

つまり、犯人は寝室のベッドの位置を変えるという極めて簡単なトリックを使って高井に窓から身を投げさせたというわけです。

犯人はこの人！

犯人は被害者が転落する直前まで電話で話していた川上昇です。

川上はリビングで高井たちと酒を飲んでいる時、トイレに行くと言って席を立ち、寝室に忍び込んでベッドを移動させました。

そして酔い潰れて眠ってしまった高井をベッドに運んで携帯を枕元に置き、千加たちと一緒にマンションを出ました。

千加に送ってもらったあと、高井に電話をかけて「声が聞こえにくい」と言い、高井が窓から飛び降りるように仕向けました。

証拠は高井の携帯に「じゃあな高井。あの世で平屋君に謝るんだな」という川上の音声データが残されていたことでした。

高井は窓から落ちそうになってカーテンを掴んだ時、携帯のメモボタンを押して川上の殺意を証明する言葉を録音していたのです。

英語教師VS西の名探偵

こうして事件が解決し、ジョディと二人きりになった平次は再びメールの答えを聞かせて欲しいと伝えます。

それでもジョディがとぼけたフリをするので、平次は「相手を油断させるためにわざと変な日本語を話している」と指摘し、コナンを連れてその場をあとにしました。

マンションを出たところで、平次はジョディのカメラからフィルムを抜き取ったことをコナンに報告し、人の写真をこそこそ撮ったり風呂に入っていたフリをした彼女はやはり怪しいと主張します。

実はコナンも同じことを考えていて、風呂に入っていたと言いながら自分たちに見られたくない何かを隠していた可能性が高いと推理しました。

このあと、平次は和葉との待ち合わせ場所に向かい、一人になったコナンはジョディの他にも疑わしい2人の人物の顔を思い出し、胸騒ぎを覚えたのでした。

エピローグ

その夜。

服部平次。おもしろいボウヤ。工藤新一と同じ private eye（探偵）。

と呟くジョディは、洗面台の鏡を外し、その裏に貼り付けてあった工藤新一の写真を眺めて意味深な笑みを浮かべたのでした。

名探偵コナン第278話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第278話
事件ファイル名	英語教師VS西の名探偵（後編）
放送日	2002年5月20日（月）
OPテーマ	I can’t stop my love for you（愛内里菜）
EDテーマ	夢みたあとで（GARNET CROW）
BACK	第277話「英語教師VS西の名探偵（前編）」
NEXT	第279話「迷宮のフーリガン（前編）」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
服部　平次 CV：堀川りょう	西の高校生探偵。コナンの正体を知っている
遠山　和葉 CV：宮村優子	平次の幼馴染
ジョディ・サンテミリオン CV：一城みゆ希	帝丹高校の英語教師
目暮　十三 CV：茶風林	警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木　渉 CV：高木渉	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
千葉　和伸 CV：千葉一伸	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
川上　昇 CV：竹村拓	33歳。会社員
下田　千加 CV：山像かおり	30歳。会社員
仲町　通也 CV：桜井敏治	28歳。会社員
高井	会社員。被害者
平屋　純代	30歳。会社員。先月自殺を図った