名探偵コナン第353話のネタバレ!フィッシング大会の悲劇(後編)

シーズン9

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第353話「フィッシング大会の悲劇(後編)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第353話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第353話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第353話
■ 事件ファイル名:
フィッシング大会の悲劇(後編)
■ 放送日:
2004年3月1日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 君と約束した優しいあの場所まで(三枝夕夏 IN db)
EDテーマ 眠る君の横顔に微笑みを(三枝夕夏 IN db)
■ BACK:
第352話「フィッシング大会の悲劇(前編)」
■ NEXT:
⇒ 第354話「小さな依頼者(前編)」

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名探偵コナン第353話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

横溝 重悟
神奈川県警捜査一課の警部。兄で静岡県警警部の横溝参悟と顔や声はそっくりだが、口調と性格は真逆。

水井 純一(みずい じゅんいち)
27歳。大会運営委員。

鮎川 沙織(あゆかわ さおり)
27歳。大会参加者。

鱒渕 拓也(ますぶち たくや)
29歳。大会参加者。

船木 敏彦(ふなき としひこ)
35歳。フリーライター。

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名探偵コナン第353話|あらすじ

園子に誘われて奥谷湖で行われるバス釣り大会へやってきた蘭とコナンたち少年探偵団。そこで優勝候補の鮎川沙織と鱒渕拓也、そしてフリーライターの船木敏彦と知り合った。
一日目の競技が終わった夜、船木と鱒渕が何事か言い争っていたことが気になったコナン。
翌日の午前中、コナンたちが釣っていた場所のすぐ側で、船木が頭を強く打って亡くなっているのが見つかった。

突然、あの場所は呪われているのかな、と大会運営委員の水井が口にした。半年前、同じ場所で亡くなった人がいるという。その時は周りに人がいなかったため、事故として処理された。その亡くなった人は蟹江といい、鮎川や鱒渕と親しかったようだ。そこでコナンは「蟹江健介」と書かれた魚拓を思い出した。
鮎川と「鱒渕と親しいのなら、やっぱり優勝候補にあがるような人だったんですね」と蘭が話す。蟹江は鱒渕と同じく鮎川の父の教え子だった、もう亡くなられたが鮎川の父は日本にスポーツフィッシングを広めた人物で、クラブを主催しバス釣りを教えていた、と水井が教えてくれた。

半年前に同じ場所で亡くなった人がいる、これは偶然じゃない。恐らく犯人は、二人のうちのどちらかだ・・。

横溝は鱒渕に10時から10時半の間どこにいたか尋ねた。その時間、国道側の鉄橋の下にいた、と答える鱒渕。
船木が殺害されていたのは、鉄橋から100メートルほど上流の草むらだ。その草むらへ行くには鱒渕の後ろを通らなければならないが、船木が通ったことに気が付かなかったか、と問われ、釣りに夢中で気が付かなかった、と返した。
鱒渕が鉄橋の下から移動しなかったことを証明できる人物はいない。

悲鳴は聞こえなかった、ぶつけた岩もない、と頭を抱える横溝。
そこで参加者の中でボートを持ってきた者、レンタルボートを借りた者、全員のアリバイを確認したが、遺体発見現場の近くへ行った者はいない、と横溝に報告があった。そうなると湖の左岸で単独行動をとっていたこの中に犯人がいることになるな、と参加者の名簿を見る横溝。
そして旅館で聞き込みをしていた刑事が戻り、昨夜船木と鱒渕が風呂場で言い争っていたことを報告した。

横溝は競技に戻った鱒渕の元を訪れた。その隣にいた子供たちに向かって「こらガキども!何聞いてるんだ!」と怒鳴った。俺たち釣りしてるんだよ、と元太。優勝候補の鱒渕さんが釣る所ならきっと大物が釣れると思いまして、と光彦。まったく、口の減らないガキどもだ、と横溝は言い、鱒渕へ話し始めた。
風呂場で言い争っていたのは、船木が変なことを言ったため、つい大きな声を出してしまった。変なこととは、僕が鮎川を好きなんだろう、だったら俺が中をとりもってやる、なんて船木が言うからついカッとしてしまった、と鱒渕は話す。そして船木は自分が言えば鮎川は絶対に断らない、とも言っていたと話した。

船木の言葉を鮎川は絶対に断らない、それを聞いたコナンは昨夜のロビーでの鮎川と船木のやり取りを思い出す。確かに鮎川は嫌そうにしながらも、船木に付き合っていた。

コナンは船木が倒れていた事件現場へやってきた。半年前にもここで人が亡くなった。
警察が調べて見つからなかったのだから、ここへ来ても手掛かりはない、と言う光彦。光彦の言う通り、ここには凶器もなく船木の悲鳴も聞いていない。
コナンはトロッコ列車が走っていくのを目にした。
トロッコ列車、石油のにおい、船木のベストの汚れ。そこでコナンは閃いた。

船木はここで殺害されたんじゃない、線路沿いのどこかに船木が殺害された場所があるはずだ、とコナンは元太、光彦、歩美を連れトロッコ列車の線路を歩き始めた。

しばらく歩いたが、何も見つからず文句を言い出す元太と光彦。しかし間もなく久谷橋の鉄橋の下に着く、というところで船木のカメラを発見した。

橋の警備員に10時から10時30分の間、この橋の上に来た人はいないかコナンは尋ねた。カメラマンの人が9時50分頃ダムの方から来て階段を下りて行った。その後警察の車が通って騒ぎになるまで一人も通らなかったようだ。しかし朝7時30分頃、鮎川が階段を下りていき、10分くらい経ってからまた戻ってきたらしい。

元太と光彦は、鮎川が九谷すじをさかのぼっていく姿を目撃している。そこから歩いてきて橋の反対側にいる船木に石をぶつけるには、一度橋を渡らなければならない。しかし警備員は誰も通らなかったと言っている。しかしここで殺害されたとなると、遺体はなぜあそこに・・、どうやって運んだんだ。湖に落ちて自然と流れあそこの岸に、そこで気がつき岸に這い上がり息絶えた。しかし船木の体は濡れていなかったしボートも使っていなかった。やはりあそこに遺体があったのはどう考えても不自然だ。しかし殺害現場はこの橋に間違いない。

ボートを返さないと延長料金をとられてしまう、と光彦が言ったため、コナンはボート屋までボートに乗っていくことにした。そこでコナンは、光彦と元太が九谷すじがほんすじとぶつかる辺りで釣りをしている時に拾ったものを見つけた。その木の板に糸で結び付けられているハンカチが鮎川のものだと歩美が気づいた。

そうか、わかったぞ」とコナン。

大会二日目が終わりを迎え、チャンピオンは鱒渕だった。鱒渕は、いいポイントに入れてラッキーだった、次の大会も頑張る、と感想を述べた。2位の鮎川は、二連覇を狙っていたが
鱒渕に負け残念だ、来年は必ずあの大きなカップを持って帰りたい、と話した。

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名探偵コナン第353話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第353話|謎解き

【謎解き①】
船木の左胸ポケットに油と煤がついていた。

【謎解き②】
鮎川は自分のハンカチを使い、怪我をした歩美の手当てをした。

【謎解き③】
ボートに乗っていた元太と光彦は釣り糸でハンカチが結び付けられている板を拾った。

名探偵コナン第353話|ネタバレ

コナンは腕時計型麻酔銃で園子を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使い、鮎川を引き留め推理を話し始めた。

鮎川さんにはまだ話してもらいたいことがあるわ。船木さんを殺害した理由よ。私が委員長代理を務めるこの大会で、どうしてこんな事件を起こしたのか、さあ話して下さい

鮎川は事件があった時、湖の反対の九谷すじにいた、と声を上げる鱒渕。しかしそれは問題ではない。船木が殺害されたのは、発見された場所ではないからだ。

そこでコナンは九谷橋の下で見つけたカメラを横溝に渡す。そしてカメラに入っていたフィルムをプリントした写真も渡した。

写真の中にトロッコ列車が映っているものがある。その写真を撮った場所は、久谷橋の橋脚が崖に接しているところにある、ほんのわずかな平らな場所だと思われる。
鉄道マニアの話によると、その場所はトロッコ列車が一番きれいに撮れることで有名だそうだ。
鮎川は、昨夜船木に誘われお酒を飲んだ。その時レールマニアに載せるトロッコ列車の写真を撮る場所を聞かれ、その場所を教えた。

【謎解き①】は、トロッコ列車を引っ張るディーゼル機関車の排ガスだ。船木は久谷橋の下から発見された場所までトロッコ列車の屋根に乗っていったのだ。

トロッコ列車のシャッターチャンスを狙っていた船木を目掛け石が当たり頭部に命中。船木はその反動でトロッコ列車の屋根に落ちた。そのまま屋根に乗せられ鉄橋を渡り、急カーブで屋根から振り落とされ、遺体が発見された場所へ放り出された。

奥谷湖駅を10時50分に出る列車がある。鮎川はその列車の屋根に落ちるようタイミングを計って船木を殺害した。

橋の上から石を落としたのなら、橋の警備員が見ているはずだ、と横溝が指摘する。

確かに警備員は10時から10時30分までの間、誰も橋を渡らなったと証言した。しかし、鮎川が殺害したのは間違いない。これは綿密に計算された犯行だ。

朝の7時30分頃、鮎川は橋の袂の階段を下りて行ったと警備員が教えてくれた。

そこでコナンは、ボートに乗っていた元太と光彦が久谷すじとほんすじの合流地点で拾った【謎解き③】を横溝に渡した。

7時30分にその場所に行った鮎川は、船木が立つ位置の真上に板を置いた。半分は空中に突き出して、落ちるか落ちないかギリギリのバランスを保って。そしてその板の上に石を置いた。

10時7分、橋の反対側の台座に現れた鮎川は、トロッコ列車の写真を撮っている船木の頭上に向かって、竿を振った。【謎解き③】のハンカチにルアーの針がひっかかり、鮎川が竿を立てて糸を引いたことにより、板が引っ張られ上に乗っていた石が落下。そして船木の頭に命中した。

ただの想像だ、それが事実だという証拠はあるのか、と問う鱒渕。

園子は、鮎川が久谷すじに行ったと聞いておかしいと思わなかったか、逆に鱒渕に尋ねた。久谷すじは決していい釣りのポイントではない。優勝を狙う鮎川がなぜそんな場所へ行ったのか。そして、板に結び付けられているハンカチは鮎川の物だ。

そんなありふれたハンカチ、誰だって持っているでしょう、と鱒渕は言う。

しかしそのハンカチを調べればルミノール反応が出るはずだ。【謎解き②】で、わずかに歩美の血液がそのハンカチについたはずだ。もちろん今は血痕なんてどこにもない。しかし血液が一度乾くと、そのあとでどんなにきれいに洗ってもルミノール反応は出る。
ハンカチを洗ったのは、歩美の傷を拭いてからどれくらい経っていたか、そしてなぜ船木を殺害したのか園子は問い詰めた。

半年前から船木にゆすられていた、と鮎川は静かに口を開いた。

半年前、蟹江という人物が船木が亡くなった場所と同じ場所で遺体となって発見された。船木のゆすりの材料は、その事件に関係ありそうだ、と園子は話す。

鮎川と蟹江は久谷すじに沿って歩いていた。結婚を迫る蟹江ともみ合ううちに、蟹江がトロッコ列車に転落。蟹江を殺すつもりはなかった。しかしその様子を船木は見ていた。そして鮎川を脅迫した。

これまでにも3回、全部で700万円船木にお金を渡した。そして半月ほど前、鮎川がパシフィックスポーツとアドバイザー契約が決まった。そこで船木は1000万円要求してきた。その時、トロッコ列車の写真を撮りたいと言っていたため、教えれば必ずあの橋の下で写真を撮るだろうと思った。タイミングさえうまくいけば、遺体は列車に乗って運ばれ、蟹江と同じ場所で発見される。
このままでは一生船木にゆすられ続ける、そう思ったら目の前が真っ暗になって・・、と鮎川は罪を認めた。
そして園子に、大切な大会を汚してしまってごめんなさい、と謝罪した。しかし園子は「私より、あなたたちにとってこそ大切な大会じゃなかったの?」と。

鮎川は「お父さん・・、ごめんなさい」と呟くと、横溝に警察署へ連行されていった。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・事件ファイル概要
・あらすじ
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