名探偵コナン第632話のネタバレ!時の番人の刃(前編)

シーズン16

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第632話「時の番人の刃(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある…。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

保科 瑠華子(ほしな るかこ)
CV:上村典子
50歳。保科家当主。

軽辺 定悟(かるべ ていご)
CV:長克巳
45歳。建築家。

周防 知秋(すおう ちあき)
CV:佐藤智恵
39歳。内装デザイナー。

古垣 倫作(ふるがき りんさく)
CV:平野稔
64歳。時計職人。

青梅 岳道(おうめ がくみち)
CV:志村知幸
42歳。保科家執事。

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あらすじ

毛利探偵事務所に保科家の執事・青梅岳道が訪れた。青梅は、2年前から保科家当主・保科瑠華子の誕生日が近づくと脅迫文が送られてくることを小五郎に相談する。

差出人不明の脅迫文には、『我は時の番人。時の流れを冒涜する愚かな女よ。その罰として、お前がこの世に生を受けたその時刻に、姿なき剣でお前の時間を止めてやろう』と書かれていた。

去年も一昨年も瑠華子は無事だった。しかし瑠華子が脅迫文のことを客に話したことで、年々誕生パーティーに来る客が減っているという。そこで青梅は、脅迫文の送り主を突き止めて欲しいと小五郎に依頼する。

小五郎は送り主を突き止めること、そして瑠華子の50回目の誕生会でボディーガードをすることを約束した。コナンは、脅迫文の意味について考える。

「その奥様って、すっごく時間にルーズな人なの?」

「いや、その、全く逆でして……」

それほど言い難いことなのか、青梅は俯いてしまった。

────

そして瑠華子の誕生日。雨の中、コナン、小五郎、蘭は約束の2時半過ぎに館へ到着した。玄関で出迎えた瑠華子は、2分17秒遅刻だと指摘する。さらに瑠華子は、書斎の時計が1秒近く遅れていたと青梅に伝える。

瑠華子はかなり時間に厳しい人物で、まるで神様のように時間を支配していた。

そこへ建築家の軽辺定悟、内装デザイナーの周防知秋、時計職人の古垣倫作がやってきた。3人は館の設計を担当した者で、今夜の誕生会に招待された客だった。

古垣は挨拶もそこそこに、自分が作った大時計の調整にとりかかった。以前は古垣の古い友人が調整していたが、4年前に事故で亡くなってしまったという。その友人は知秋の兄だった。

館の中にはたくさんの時計が飾られている。それらはどれも瑠華子が購入したもので、瑠華子は大の時計好きだった。

そして3時ちょうどになり、館中の時計が一斉に鳴り出した。その賑やかな様子に感動する小五郎と蘭。しかし瑠華子は、時計がひとつ0.5秒遅れていると激怒する。

瑠華子は、知秋の兄でなければ時計の調整はできないと漏らす。彼が亡くなった穴埋めに時計技師を3人も雇ったが、遅れる時計がいくつも出てくるという。しかし古垣が作った大時計だけは遅れたことがないようだ。

その後、コナンたちは大時計の機械室を見学する。大時計は裏庭側にも文字盤があり、コナンと蘭はさっそく文字盤の扉を開けて裏庭を覗く。すると裏庭の井戸の前で古垣が手を合わせていた。

知秋は、兄が井戸に落ちて亡くなったことを打ち明ける。文字盤の修理中に風に煽られ、転落してしまったのだ。瑠華子は、危ないので来週にも業者が井戸を埋める予定だと話す。

亡くなった知秋の兄と幼馴染だった軽辺もあとでお参りするという。知秋は、兄の命日が今日なので、館へ来る前に墓参りを済ませてきたと伝える。彼が亡くなったのは、4年前の瑠華子の誕生日だった。

────

間もなく6時を迎えようとする頃、大勢の招待客たちが大広間に集まった。突如灯りが消え、青梅がバースデーケーキを運んできた。里佳子は、自分の金の懐中時計で時間を確認し、6時ちょうどに蝋燭の火を吹き消した。

客たちは、拍手とともに歓喜の声を上げる。しかし瑠華子は、6時に時計が鳴らないことに激怒する。その直後、瑠華子が悲鳴を上げた。そして勢いよく窓が開く音がする。

急いで灯りを点けると、血まみれの瑠華子が床に倒れていた。瑠華子は胸部を刺されたようで、すでに亡くなっていた……。

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ネタバレ

その後、目暮警部たち警察が到着し、事件の捜査が始まった。小五郎は、事件のあらましを目暮警部に報告する。

バースデーケーキの蝋燭の火を吹き消し、部屋が真っ暗になった直後、何者かが瑠華子の胸を凶器で一突きにし、再び灯りが点く数秒間で凶器を持ったまま裏庭に面した窓から逃走した。

被害者が刺されて床に飛び散った血痕は、一部分だけ途切れている。小五郎は、刺した刃物を抜いた時にそこに立っていた犯人が大量の返り血を浴びた証拠だと推理する。しかし大広間に居合わせた客の中には、返り血を浴びた者はいない。

窓枠やバルコニーの手すりに擦れたような血の跡が残っていることから、犯人は窓から逃げたと考えられる。しかしバルコニーの下には足跡などついていなかった。

小五郎は、2年前から瑠華子に送られてきていた脅迫文のことを目暮警部に報告する。そして蘭が4年前に亡くなった知秋の兄のことを伝えると、古垣は亡くなったのではなく瑠華子に殺されたのだと訂正する。

4年前の瑠華子の誕生日はひどい嵐だった。命綱をつけて大時計の文字盤の修復をしていた知秋の兄は、風に煽られて大時計の下にある井戸に転落してしまった。

ただの事故だと処理されたが、もし瑠華子が誕生パーティーを時間通りに始めず、知秋の兄を探していたとしたら助かったかもしれない。彼の遺体が見つかったのは翌朝で、死因は溺死だった。

蘭は、瑠華子を恨んでいる知秋の兄が幽霊として現れ、瑠華子を殺害したと考える。しかしコナンは、瑠華子のネックレスに蛍光塗料が塗ってあることを指摘する。

蛍光塗料は暗闇で光るため、瑠華子の居場所を特定しやすい。仮に犯人が幽霊だったとしたら、蛍光塗料など塗る必要などないのだ。となると、犯人は逃げたフリをして大広間に残っている可能性が高い。

犯人が外に出ていないとなると、被害者の胸を突き刺したアイスピックのような長くて尖った凶器を隠し持っているはずだ。目暮警部は、客たちの事情聴取と身体検査を行うことにした。

しかし古垣と知秋は、返り血の問題が解けないと身体検査を受ける気になれないと訴える。それを聞いた客たちも口を揃えて文句を言い始める。その時、軽辺が警察に協力するように呼びかけた。この軽辺の発言によって、事情聴取と身体検査が始まった。

軽辺の手や袖口には血が付着している。軽辺は、倒れている瑠華子に駆け寄った時についたものだと証言。そして犯行時に布が近づいてくるような音を聞いたという。

兄が亡くなったことで瑠華子を恨んでいたのではないかと疑われた知秋は、瑠華子を恨んでいないと否定する。そして犯人は瑠華子を刺したあと、かなり素早い動きで自分の左脇をすり抜けて行ったと証言する。その時に擦れた血の跡が血秋の左腕についていた。

古垣の右肩には少し血がついていた。古垣は、瑠華子が自分の右側で刺されたため、その時についたものだと証言する。そして犯人はかなり太っていたと話す。瑠華子が悲鳴を上げる直前、弾力のあるやわらかい体に押されたというのだ。

時の番人と名乗る犯人は、一体誰なのか……。

まとめ

■ BACK:
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第633話「時の番人の刃(後編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第632話「時の番人の刃(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

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